この木なんの木/関東
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- 関東に根付く個々の木や並木などの噂
※桜に関してはお花見スポット、紅葉については紅葉スポットへどうぞ。
※花木については花の名所にも記載があります。
茨城[編集 | ソースを編集]
波崎の大タブ[編集 | ソースを編集]
- 日本屈指のタブの巨木。
- 枝が大きく伸び、幹は膨らんでこぶが生じている。
- 「火伏せのクス」
- 防火のご利益があるとされ信仰の対象となっている。
- 神善寺境内にある。
- 真言宗のお寺。大タブを取り囲むように小さな空海の石像が多数並ぶ。
- 境内はタブノキが多数あり朱塗りの寺院も相まってちょっと南国風。
- 波崎は茨城県南端でもある。
栃木[編集 | ソースを編集]
日光杉並木[編集 | ソースを編集]
- 日光東照宮への参道沿いの杉並木。
- 総延長35kmはギネスにも載ってる。
- スギの総本数は1万本以上ある。
- 特別史跡と特別天然記念物の両方になってるすごい並木。
- 作ったのは徳川家康ではない。
- 日光東照宮は徳川家康の墓所みたいなもんだから、よく考えたら自然な話。
- 整備したのは松平正綱。
- 徳川家康の埋葬、遺産管理の担当者。
- 1625年から1648年にかけて植えられた。
- つまり古い木の樹齢もそのくらい。
- 毎年100本ほど枯れている。
- 1961年に16500本あったのが2020年には12126本になっている。
- 真ん中は車道。
- 年100本も枯れてるのはこれが原因では?
- じょじょに自動車通行禁止区間を増やしてはいる。
群馬[編集 | ソースを編集]
薄根の大クワ[編集 | ソースを編集]
- 養蚕の神様。
- 「ぐんま絹遺産」なるものにも指定されている。
- 蚕の餌は桑の葉だから。
- 在来種のヤマグワ。栽培されている普通の桑とはちょっと違う種で霜害に強い。
- 昭和の半ばに多くの桑が霜害でやられたときも、薄根の大クワの葉に頼ってどうにか蚕全滅を免れたという。
- 桑としては日本最大の巨樹。
埼玉[編集 | ソースを編集]
九重神社のスダジイ[編集 | ソースを編集]
- 植木の里 安行で一番の巨木。
- 2本の御神木が寄り添う。
- 名前の通り、九重神社にある。
- 安行桜で知られる密蔵院の隣。
- 元は一体。明治の神仏分離で分けられた。
- 参道を登るとスダジイが迫って来る。
- 幹が鳥居に向かって斜め。
- 御朱印も2本のスダジイが描かれる。
- スダじいっていうマスコットもいる。
- 安行桜で知られる密蔵院の隣。
- たぶん神社よりスダジイの方が古いし、安行の植木産業より古いかもしれない。
千葉[編集 | ソースを編集]
清澄の大スギ[編集 | ソースを編集]
- 関東随一の巨樹。
- 昔は隣に同じくらいの杉が生えていた。
- 1954年に台風で倒れる。
- 年輪を数えたら樹齢380年だった。
- 1954年に台風で倒れる。
- 通称「千年杉」
- 隣にあった杉を参考にすると実際は400~500年と思われる。
- 関係者用駐車場の脇みたいなとこに生えてる。
- 生育環境的にどうかと思うが、木の周りはやや広めに囲ってあるからまあいいんだろうか。
- おかげで全体像がよく分かる。
東京[編集 | ソースを編集]
谷中のヒマラヤ杉[編集 | ソースを編集]
- 谷中のシンボルツリー。
- 保全のために谷中ヒマラヤ杉基金というのがある。
- 甘味処『みかど』の軒先ににょっきり生えた大木。
- 今はお店はやってない。
- 元々は鉢植え。
- 放っといたら鉢を突き破り巨大化した。
- 台風で枝が折れたのを機に、2020年にバッサリ剪定。
- 電線より下の枝がなくなってスッキリ。
- 2021年には『みかどパン』も閉店したし往年の姿からはずいぶん様変わりした。
善福寺の逆さイチョウ[編集 | ソースを編集]
- 東京23区最大の巨木。
- 東京区部の巨木は過半がイチョウ。
- 善福寺にある。
- 周囲は寺が多く、墓地の隅に生えている。
- 善福寺には初代アメリカ公使館が置かれた。
- なので初代駐日アメリカ総領事であるハリスもこの木を見上げていた。
- 親鸞の「御杖イチョウ」
- 隣には親鸞像。
府中の大ケヤキ[編集 | ソースを編集]
馬場大門のケヤキ並木[編集 | ソースを編集]
- 日本最古の並木。
- どうやって始まったかは分からない。
- 木の樹齢から西暦1500年以前に遡るのは確か。
- ケヤキ並木だが、他の木もある。
- かつてはスギの方が多かった時代やイヌシデが多かった時代もあった。
- 昭和・平成を通じてケヤキ率が上昇。
- 府中駅の真下を通る。
- 言うまでもなく後からできたのは府中駅。
- 大国魂神社の参道。
- 大國魂神社まで並木が出来たのは1975年。それまでは、100mほど手前で途切れていた。
- 見比べると、フォーリスの前は他と比べて木が細い。
- 大國魂神社まで並木が出来たのは1975年。それまでは、100mほど手前で途切れていた。
- もともと馬市があった。
- そこで売られる馬の良し悪しを見るために馬場が整備され、それに沿って並木も植えられた。
- 昭和初期には近所に東京競馬場ができる。馬と縁がある土地。
志村けんの木[編集 | ソースを編集]
- 志村けんの出身地の東村山市にあるけやきの木。
- 志村が「東村山音頭」などで東村山市の知名度を上げたことに対する感謝として、1976年に東村山駅の東口ロータリーに植樹された。
- 2015年には東村山市の市制施行50周年に合わせ、本人直筆のサインを含めた看板が設置された。
- 2020年に志村が亡くなった際は、この木にも多数の花が献花された。
- 実は1本の木ではなく、駅前にある複数本の木の総称である。
御蔵島の大ジイ[編集 | ソースを編集]
- 日本最大のスダジイ。
- 三宅島で更に巨大なシイが発見され2位になった。
- 板根が発達し、本土のスダジイとは一風変わった雰囲気がある。
- オオタニワタリが着生しており亜熱帯風。
- 平成7年台風12号の被害調査で見つかる。
- この調査で御蔵島がスダジイの巨樹の宝庫だと発覚した。
- オオミズナギドリの巣窟。
- 南郷という廃集落の外れにある。
- 祠など人の手が加わった痕跡があり、地元住民には知られた存在だったと思われる。
- それで南郷の大ジイとも言う。
神奈川[編集 | ソースを編集]
長泉院のセンペルセコイア[編集 | ソースを編集]
- 明治時代に長泉院の住職が植えたセンペルセコイア。
- 樹齢70年程度で高さ40mほどになった。
- 高くなりすぎたので樹冠を止めたそう。
- 樹冠を止めたというのは、たぶん芯止めしたってことなんだろう。
- 日本一の高木も目指せただろうに、ちょっともったいない。
- 止めたつもりになってるが実はまだ伸びてる。
- 高くなりすぎたので樹冠を止めたそう。
鶴岡八幡宮の大銀杏[編集 | ソースを編集]
- 鎌倉時代から既に大銀杏で、源実朝暗殺時に公暁が隠れていたとされる物。
- しかしながら2010年にいきなり倒れてしまう。その時に外は立派でも中がかなりグズグズになっていた事が発覚している。
- この年の1月に東原亜紀が訪れていた事から「デスブログって無機物にも効くんだ…」とネタにされた。
- 木も生き物で有機物だからね。
- この年の1月に東原亜紀が訪れていた事から「デスブログって無機物にも効くんだ…」とネタにされた。
- 現在は倒れた位置の隣に倒れた大銀杏の一部を植えている。なお接ぎ木のように若芽が出ているとか。
- 本来の位置からは別の植物が生えてきたので、植え替えはずらしたところになった。