ざんねんな文字事典
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仮名[編集 | ソースを編集]
- さ
- 韓国語では、日本語のシと同じ「死」を連想させる。そのため嫌っているらしい。
- 2画目と3画目をつなげるものと離すものが存在しているため、どちらの方が正しいのか分からない。
- 実際にはどちらとも正しいらしい。
- 「き」の3画目と4画目も同様。
- へ
- 「屁」を連想させるから、とかいう理由でナンバープレートに用いられていない。
- 「4=死」はわかるとしても、なぜ「屁」がこんなに嫌われることか。
- 今でいうポリコレみたいなものか。
- 江戸時代の町火消しの組にも使われなかった。
- 「4=死」はわかるとしても、なぜ「屁」がこんなに嫌われることか。
- ひらがなの「へ」とカタカナの「ヘ」で全く区別がつかない。
- ゐ・ゑ
- 古文以外に使い道が見当たらないであろう文字。
- 著名人でいえば「よゐこ」くらいしかいないような。
- あとあらゐけいいち。
- キャラクターなら因幡てゐか。
- ペンネームや芸名といった「変名」はまだしも、「本名」で「ゐ・ヰ」「ゑ・ヱ」を用いている人を見たことがない。
- 大正時代以前に生まれた世代になら1人や2人はいそう。
- 字形が「る」と似ていて紛らわしいったらありゃしない。
- 「ゐ」は、「み」にも似ている。
- を
- 送り仮名以外に使い道が見当たらない文字。
- 「お」と「を」の発音の違いに悩まされる。
- あまり見ないかもしれないが、実は事業用自動車のナンバープレートにも使われている。
- ヴ
- 外国の文章を翻訳する時の他にはもっぱら中二的な用途でしか用いられない。
- カタカナの「ヲ」も似たような立場。
- 外国の文章の翻訳の場合、左寄りの人々が使うイメージがある。
- 平仮名の方は機種依存文字。
- 変体仮名
- 義務教育の施行に伴い、学習するひらがなから落ちたもの。
- 高校の書道では習えるらしい(自分は選択していないのでわからないが)。
- なぜかそば屋さんでよく見かけるが、なんて書いてあるか読めない。
- 弁護士の裁判資料には記載しなければならない文字で、書類作成泣かせの文字として知られる。
- そういう意味ではもはや「変態仮名」ともいえる。
- これも戦前期以前生まれであれば名付けることができた。
アルファベット[編集 | ソースを編集]
- I・l
- ラージアイ・スモールエル
- ブラウザとフォントの設定によって、最も横幅が狭いアルファベットになる。
- l(スモールエル=Lの小文字)も同じくらい横幅が狭いアルファベットになる。
- フォントの横幅が極端に狭いせいで、著しい不公平感が否めない。
- PCやスマホのブラウザで用いられるフォントは、だいたいアルファベットによって幅が異なる「プロポーショナルフォント」で占めている。
- たとえば「Chakuwiki」の表示で「i」の前後にスペースがあるように見えれば、それは「等幅フォント」(モノスペース)で見ていることになる。
- 「等幅フォント」でなければ嫌だ、とこだわる人も結構いる。
- ラージアイは、上下両端に短い横棒がくっついて表示されることもあるが、1を表すローマ数字と同形になる。
- スモールエルは、ローマン体では、下端に左右に突き出す横棒が、上端に左側のみに突き出す横棒がくっついて表示される。
- サンセリフ体でも、下端が緩やかに右にカーブして表示されることにより、他の似た文字と区別されることがある。
- l(スモールエル=Lの小文字)も同じくらい横幅が狭いアルファベットになる。
- F
- 何かとネガティブな意味を多く持つ。
- 失敗や不合格、すなわち、Failedの意味。
- A〜Eの5段階評価から漏れたという意味。
- 上記2例に拍車をかけるように現れたのが、河合塾による入試難易度ランキング。
- Fワード=放送禁止用語。
- X
- ×と混同される。
- 英語では固有名詞を除いて頭文字に来る事が少ない。
- イーロン・マスク氏に買収されたTwitterがこれに改名された。
- Z
- 某国のせいで侵略の象徴になってしまった。
漢字[編集 | ソースを編集]
- 令
- 2019年からの新元号に使われた字だが、何か固い感じがする。命令の「令」のためか。
- あと「冷」に繋がるような気もする。
- 「御令嬢」などの言葉があるとはいえ、一般的だとやはり「命令」のほうが強いのは否めない。
- 令が先に付くと「美しい」という意味になるそうだが(なお「令状」は「命令状」の略)。
- 1番下が「ア」と「マ」の2通りの書き方があるが、どちらも正しいらしい。
- 「マ」の方だと「令和」→外国人から「今和」と間違えられそうで心配。
- 玉
- この漢字を下品な意味にとらえる人が多い。
- もとはと言えば数えるために使っていたが、「正」にその役割を奪われてしまった。
- 「正」と同じく5ずつ数える。一→二→三→王→玉。
- なお、これで10を数えると「玉玉」となる。トリビアの泉でもネタにされた。
数字[編集 | ソースを編集]
- 0
- 書き方によっては、O(オー)だったり涙だったり丸に見えたりする。
- 血液型の「O型」は「0」に由来するとか。
- PCとフォントによって、「0(全角ゼロ)」「O(全角ラージオー)」「o(全角スモールオー)」「○(丸)」と間違われやすい。
- 発音も「ゼロ」と「れい」に分かれる。
- 日本語の発音は「れい」なので、NHKのアナウンサーは「れい」と発音する。
- 4
- 忌み数の一つ。死と連想する。
- 死に通じる事から、葬儀業者で自社電話番号を「4444」としている。
- 己の度胸を誇示する手段として、あえて「44-44」にする猛者もいる。
- 立体駐車場や空港のゲートなどでは無いことがある。マンションなどでも、一の位が4となる号室を設置しない場合もある。
- あった場合でも一般の利用者は利用できないことが多い。
- 鉄道車両の形式でも4000系は存在しないことが多い。
- 死に通じる事から、葬儀業者で自社電話番号を「4444」としている。
- ただし日本でプレイするアメリカの野球選手にとっては「42」は縁起がいい数字である。
- それというのもメジャーリーグでは「42」は黒人選手第1号のジャッキー・ロビンソンの背番号であり現在は全てのチームの永久欠番となっているため。
- 13
- 欧米における忌み数の一つ。
- 「4」とは違い理由はいくつかの説がある。
- その為、よくホラー映画などで使われる。(例:「13日の金曜日」)
- 日本でも欧米とは別の理由で忌み数とされることがある。
- ゴルゴ13ファンにとっては、ある意味ラッキーナンバーともいえる。
- 334
- 説明不要。阪神ファンにとっては忌み数。
- 666
- 所謂「獣の数字」。但し「616」とする説もある。
- 様々な陰謀論のネタに使われる。
- 893
- 「やくざ」のごろ合わせ、花札では負け。
- 車のはくをつけるためか、希望ナンバーであえて「・893」にして登録する猛者もいる。
記号[編集 | ソースを編集]
- 半角の円記号(¥)
- 実物を載せると文字化けする恐れがあるのであえてこう表記。
- 数字と同様に半角で入力できて簡単だと思いきや、Google検索やGmailなどではバックスラッシュとして表示されることもしばしばある。
- 元々の経緯的には「ここは各国が自由に決めていいですよー」ってしてたアドレスだったので、グローバル化に伴い日本と海外で衝突してしまったのが原因。
- さらにこのアドレスは制御コードも引っかかるため更にややこしい問題になっている。一部の機器でファイル名の頭文字に「一」とか「ソ」を入れると文字化けするのもこの問題に引っかかるため。
- MS-DOSやWindowsにおけるパス(path)の階層の区切り記号は本来ならバックスラッシュのはずだが、日本語環境のMS-DOS・Windowsのコマンドプロンプトやエクスプローラーでは円記号になってしまうのもこのせい。
- UNIXのように、区切り記号をスラッシュにしておけばこのような混乱は生じなかったはずだが、MS-DOSでは階層型ファイルシステムの導入前からコマンドのオプション開始記号としてスラッシュを使っていたためこうなった。その意味でもざんねんである。
- 社会を動かす、人と人をつなぐ重要な情報のはずなのに、通貨の円であることがわからなくなっては非常に不便である。
- 卍
- 日本では地図記号としてお馴染みだが、外国(特にドイツ)ではナチスの象徴であるハーケンクロイツと似ているため、嫌われがち。
- ゲームなどでも卍マークは修正されることが多い。
- よく間違われがちだが、ハーケンクロイツは(卐)の方。
- 但し由来は同じではある。
- いわば「風評被害」なのだが、どういうわけか向こうに道を空けてあげている。
その他[編集 | ソースを編集]
- α(アルファ)やβ(ベータ)やγ(ガンマ)やμ(ミュー)やΩ(オメガ)などメジャーなものもあるが、ほとんど使われないマイナーなものもある。
- φなど、小文字に2つ種類があるものがあり、区別が難しくなっている。
- キリル文字
- 主にロシア語を記述するのに用いられるが、上のギリシャ文字よりもっとマイナーで、ロシア語を習得しない限り全部覚えている人はそうそういまい。
- 本来と異なる使い道としては…以下のようなのがある。
- 「Д」→「(゚Д゚ #)」のように顔文字の口を表す。
- 「Ӕ」→「ӔON」(または「AEON」で代用)
- 「Ӕ」はキリル文字ではなく、ラテン語にあった合字なのだが…
- 「Я」→「ЯVR」のように「R」を左右逆にしたい時に用いる。
- 読みがラテン文字と一致しない。
- 一部の国では「ソ連・ロシアの支配の象徴」として排斥する向きもある。
- 神代文字
- 漢字伝来以前の日本で使われていたとされる文字だが現在の学界で広く古代文字とみなされているものは存在しない。
- 一応江戸時代より前の文献に記されているものは存在するが14世紀が上限。
- 土器などの遺物から神代文字が見つかった事例も存在しない。
- 現代でも古代における実在を主張している人はいるが古代日本語研究の定説を否定するなどトンデモ臭が強い。
- 右派系の日本万歳全開の歴史本でも取り上げられていない。(西尾幹二『国民の歴史』など)
- そもそもこんなものが古代にあったならなぜ漢字を加工してひらがなやカタカナを作ったのだろうか。
- Chakuwikiでもこれが実際に使用されたことを真に受けた投稿が複数見られる。
- 神代文字の中には見た目がハングルそっくりな物もある。
- 中には「神代文字こそがハングルの起源である」という主張も見られるが、当然主流ではない。
- チュノム
- 10世紀までに成立した文字で長くベトナム語の表記に使われてきたがローマ字に取って代わられ廃止された。
- 全盛期だったとされる王朝時代でも文学以外での出番がほぼ無かった。
- 当時は漢文が正文だったため。
- 漢字をさらに複雑にしたようなものだったので定着しなかったのではないかという説がある。
- さらに正書法ができる前にベトナムがフランスに支配されてしまったため表記の揺れが大きすぎ実用に適さなかった。
- 復活運動もあるらしいが影響力はほぼ無い。
- 実態は「ベトナム語専用の漢字表記」といえる。