ざんねんな海外の放送局事典
アジア[編集 | ソースを編集]
- 大韓放送
- 韓国初のテレビ局だが局舎の火災やクーデターのせいで5年でつぶれた。
- 東洋放送
- テレビ・AM・FMを兼営しソウル市民に人気のある放送局だったが全斗煥政権の言論統廃合によりKBSに吸収された。
- ネットワークの形成もMBC(文化放送)系より遅かった。
- 江原道や済州島では視聴不可だったと思われる。
- 朝鮮中央テレビ
- ・・・といえば、何といってもニュースキャスターのおばさん。
- 日本のニュース番組でもおなじみ。バラエティでは物真似されることも多々ある。
- 林家木久扇はファンレターを出そうとしたが、「拉致されるから」という理由で断念した。
- 「報道」以外の番組開始時間がいい加減。
- アルジャジーラ
- 中東を代表する衛星テレビ局で産油国のカタールを本拠地としているが財政状況は苦しい。
- 原油価格の低下によりカタール政府からの出資額が減ったせいでアメリカ法人が閉鎖された。
- 911の時には報道姿勢が原因でアメリカ政府からテロリストの代弁者呼ばわりされたことがある。
- カタール政府の外交姿勢が原因でサウジアラビアやエジプトなどの政府から閉鎖を求められている。
ヨーロッパ[編集 | ソースを編集]
- 英国放送協会(BBC)
- 公平中立に厳格なイメージがあるが国際放送はイギリス政府のプロパガンダと化している。
- 特にビアフラ紛争の時はひどかったらしい。
- 当時BBCに在籍していた作家のフレデリック・フォーサイスが自著で暴露している。
- マレーシアの某元首相からも「BBCは生まれつきの嘘吐きである」とBBCを批判している。
- 特にビアフラ紛争の時はひどかったらしい。
- 広島と長崎の双方で被爆した男性を「世界一不幸な男」と面白おかしく紹介したことがある。
- 某自動車番組では、スポンサーがいないからとメーカーや車種に対する誹謗中傷をする、警察や自国軍のお世話になる、仕掛けを動かすと卑猥な単語が映る、車を破壊する、出演者が制作チームと喧嘩してクビになる、などなど、ざんねんな伝説は数多い。
- フォークランド紛争の際にイギリス軍の秘密作戦をうっかり流したことがある。
- 幸いにもアルゼンチン側にばれずに作戦は成功した。
- ドイツ民主共和国テレビ放送
- 東ドイツの国営放送だったが多くの地域(ドレスデン周辺を除く)で西の番組が視聴できたため報道を信用してもらえなかった。
- 開局当初は「ドイツテレビジョン放送」だったがもちろん西側には進出できず。
- 統一後にこの名前に戻っても全独展開どころか91年に閉局した。
- NTV(ロシア)
- 93年に現在の名称を使い始めた当初は権力に物おじしない自由な報道姿勢だったが今やプーチンの代弁者に成り下がっている。
- 自由だった頃には当時のエリツィン政権の支持率を低下させたこともある。
- プーチンの大統領就任直後にオーナーが汚職の疑いで逮捕され経営陣も総入れ替えされた。
- 社員の3割が解雇されたり退職したりという事態も発生した。
- なお現在の親会社は巨大国営企業のガスプロム。
- プーチンの拡声器に成り下がってからの報道内容が朝鮮中央テレビなどとあまり大差ない感じ。
- プーチンがスキーをしている映像に「大統領はスキーも素晴らしい腕前で誰も追いつけません」などと見え見えのお世辞を付ける。
- 政府に批判的な人々を「ファシスト」だの「西側の手先」だのと罵倒している。
- カナダにも進出したが2015年11月に何の前触れもなく放送を終了した。
アメリカ[編集 | ソースを編集]
- PBS(公共放送サービス)
- アメリカの公共放送ネットワークだがアメリカ国民にとっての存在感は希薄。
- 一般のアメリカ人には「公的支援で何とか成り立っている弱小局の集まり」としか感じられない。
- 同じ公共放送でも日本のNHKやイギリスのBBCとは天と地ほどの差がある。
- 全米で300局以上が加盟しているがどこも金不足。
- 自力で良質な番組を作れる局は数えるほどしかない。
- かつてはBBCの番組ばかり放送していたため「PBSというのは"Programs of British Station"の略か」と皮肉られた。
- FOXニュース
- アメリカでトップクラスの人気を誇るニュース専門局だが完全に共和党の御用メディアと化している。
- トランプ大統領にも溺愛されている。
- ただし2020年大統領選ではCNNなどの他局と同調しトランプの主張する不正選挙論に対して否定的な論調を放送したため、決別したとも。
- 米国では日本の放送法第4条に相当する制約がないため、偏向するのはここに限らない。一例としてCNNはここと逆方向。
- 日本で例えたらサンデーモーニングっぽい番組(その逆は地上波テレビでは思い浮かばない)が終日流れ続けるのがデフォってこと。
- 「その逆」はあえて言えば『そこまで言って委員会NP』とかだろうか。
- 委員会NPはたかじん時代を含めて右翼番組を自称しているとはいえ、共産党特集回があったり、田嶋先生が準レギュラーだったりとバランスを取る気はある(サンデーモーニングと明らかな差異がある)ことから「思い浮かばない」としました。というか、委員会はバラエティ番組…。
- 「その逆」はあえて言えば『そこまで言って委員会NP』とかだろうか。
- 日本で例えたらサンデーモーニングっぽい番組(その逆は地上波テレビでは思い浮かばない)が終日流れ続けるのがデフォってこと。
- トランプ大統領にも溺愛されている。
- かつて掲げていたスローガンが"Fair and Balanced"(公平公正)という明らかに報道姿勢と矛盾したものだった。
- オバマ政権期には「大統領はインドネシアでイスラム過激派の教育を受けた」といったデマを鵜呑みにしたニュースを流したこともある。
- アメリカでの存在感のわりに日本で視聴できる機会がほぼ皆無。
- DuMont Television Network
- かつてアメリカに存在したABC・CBS・NBCにつぐテレビネットワークだったが競争に負けて1956年に消えた
オセアニア[編集 | ソースを編集]
- オーストラリア放送協会(ABC)
- オーストラリアの公共放送ということで政府に批判的な放送をすると補助金を減らされる。
- 具体的にはイラク戦争への是非など。
- 政府の意に反することもきちんと報じるあたりどこかの国の公共放送よりはまだましな気がする。
- 軍事機密に関する特ダネを報じたことが原因で強制捜査の対象にされたこともある。
- 捕鯨問題に関して日本政府を度を越した表現で皮肉った番組を放送した前歴あり。
- かつては短波放送(日本語も含む)を行っていたがネットの普及により2017年に廃止された。
- BCLで受信しやすいということで日本でも人気のある局だった。
- ワライカワセミの鳴き声を使ったジングルで知られていた。
- BCLで受信しやすいということで日本でも人気のある局だった。
アフリカ[編集 | ソースを編集]
- ミルコリンヌ自由ラジオ・テレビジョン
- 世界放送史上最悪の憎悪扇動を行ったルワンダの放送局。
- 50万から100万もの犠牲者を出した1994年のルワンダ虐殺の元凶の一つ。
- そもそも設立されたのがルワンダ内戦さなかの92年で設立者もフツ(ルワンダで多数派の民族集団)の過激派。
- はっきり言ってしまえば少数派のツチへのヘイトスピーチのために作られた放送局。
- ルワンダの国営放送とは異なり音楽なども巧みに使い青少年への洗脳も行った。
- DJにはベルギー人までいた。
- 当然の結果として内戦終結後は廃局に追い込まれ関係者は国際法廷で裁かれた。
- この局の行いから国際社会が学ぶべきことは大量にあるはずだが今のところあまり注目されていない。
- 日本語版Wikipediaにも未だに記事がない。
- 「敵対する集団を侵略者や害虫呼ばわりする」「同胞でも反対者は敵認定」など現代のネットで見受けられるのと同じような手法を用いておりどこの国にとっても他人事にはなりえないはず。
- フェイクニュースも悪用していた。