ざんねんな漫画作品事典/か行
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か[編集 | ソースを編集]
カイジ[編集 | ソースを編集]
- 説明不要の人気ギャンブル漫画であり、福本伸之の代表作。が、24億脱出編が駄目・・・!
- なぜ駄目かというと、24億脱出編はギャンブル要素が皆無だからだ。
- 話もアレだし、スピンオフである『トネガワ』や『ハンチョウ』の方が面白いと言われるほど。
- 一応言っておくが、希望の船編や絶望の城編は残念ではない。むしろ名作。
- 「困ったときの福本頼み」に甘える出版社にも…。
かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜[編集 | ソースを編集]
- 恋愛漫画では珍しく「いかにして相手に告白させるか」の、戦略要素や駆け引き、漫画としてもナレーションやテンポが良い展開から人気が高い作品なので作品自体は残念ではない。しかし...
- 最初こそ恋愛頭脳戦していたのだが、いつしか恋愛頭脳戦をやらなくなりいつのまにか恋愛コメディと化してしまった
- 結果作者からも「正直『天才たちの恋愛頭脳戦』の看板はそろそろ外すべきではないだろうか」と言われる始末。
- しかも16巻でかぐやから告白することによってかぐやと御行の交際が開始。
- そのため「かぐや様は告らせたい」「天才たちの恋愛頭脳戦〜」のどちらも嘘タイトルになってしまった。
- アニメ化もされているが2期のタイトルの天才たちの恋愛頭脳戦〜の部分に取り消し線が入ってしまった。ちなみに3期になるとついにタイトルから除外され代わりにウルトラロマンティックが入った。
機巧童子ULTIMO[編集 | ソースを編集]
- この作品そのものは何ら問題ではない。
- アメコミの大家スタン・リーが原作を手掛け、作画の武井博之は本作が初の円満終了という記念すべき一作であった(過去作はアニメ化されたシャーマンキングも含めてすべて打ち切りに遭っている)。
- しかし、完結から2年が経った2017年、突如として武井が講談社に移籍。これに伴い、武井作品全ての単行本が集英社から絶版となり、電子書籍も廃刊停止した。
- 2018年のジャンプ創刊50周年イベントにおいてもシャーマンキング関連のイラストは一切描かれないなど、集英社からも過去の人としてすら扱われなくなった。(同様の事例が『マジンガーZ』『はだしのゲン』にも言えるが、これらの作品はジャンプコミックスが早々に絶版になっているので大して騒がれなかった)
- シャーマンキングや仏ゾーンなど、武井単体で手掛けた作品の単行本は講談社から販売され、電子書籍も復刊したのだが…。
- 『ULTIMO』は版権がスタン・リーにもあり、2018年に彼が逝去したのもあって、ほぼ再販が絶望的になっている。
- なお本作と並行連載していた『ユンボル』は休載中に移籍になってしまったため、再開のめども立っていない。
空手バカ一代[編集 | ソースを編集]
(及び派生作品)
- 全国的に極真流空手ブームを巻き起こした傑作劇画であるが、原作者・梶原一騎の多忙による遅筆で、遂に作画のつのだじろうがブチ切れてしまった。
- 話の流れで既に主人公とされた大山倍達の話が完結したため、ホラー漫画を描きたかった(当時のオカルトブームもあって読切が好評だった)つのだは『恐怖新聞』に取り掛かるため作画を降り、主人公交代を果たした第4部からは影丸譲也が担当することになる。
- が、これが大問題であった。あくまで大山の弟子である芦原英幸を主役にしてしまったため、大山本人も含め極真側から否定的な意見が募り始める。
- 後半は殆ど映画の宣伝のために漫画を掲載しているような有様で、初代主人公である大山が数話に1回くらいしか出番が無いというのもザラであった。
- これにより、極真流のスポークスマン(と言っていいのか)である梶原を大山派が嫌うようになり、映画『地上最強のカラテ』のギャラ分配で完全に大喧嘩になってしまう。
- ここまでが『空手バカ一代』のざんねんな点であり、以下は更にそれが引き起こした悲劇である。
- そして『恐怖新聞』は完結(読んだら100日寿命が縮まるので、どう引き延ばしても主人公は1年くらいで死んじゃう)し、大山派閥は「『バカ一』も終わったんだから別の雑誌で大山の物語を書いてみないか」と勧誘。つのだは『週刊少年チャンピオン』で『ゴッドハンド』という別の漫画を書くことになる。
- が、全然ウケず9話で打ち切りになり、梶原一派は「ほれ見ろ」と散々にバカにした(注:これは憶測ではなくつのだ本人の発言である)ため、激怒したつのだは『麗子』というマンガで梶原をボロクソに叩いた暴言をアナグラムにして呪文として掲載した。
- もちろんすぐにバレ、つのだはこってり梶原とその弟に説教を喰らい、詫び状まで書かされる羽目になった。
- 結局大山は梶原が死ぬまで仲たがいしたままであり、彼の死を知って「なんでもっと早く和解しなかったんだ」と後悔したらしい。
- 更に本作完結後の1980年代には、本作が遠因となり大山と芦原の不破(こっちも両者死後どころか現在まで禍根が残っている)も引き起こしている。
き[編集 | ソースを編集]
キャスター[編集 | ソースを編集]
- かつて漫画雑誌『ポップコーン』に連載されていた赤塚不二夫のギャグ漫画。
- ...なのだが、本作では人肉を食べるカニバリズムをテーマにしている。しかも劇画タッチで正直グロい。
???「ぶった切りま~す!」
- ...なのだが、本作では人肉を食べるカニバリズムをテーマにしている。しかも劇画タッチで正直グロい。
- 当然打ち切られ、ポップコーンも廃刊になってしまった。
- なお、赤塚氏はとあるインタビューで「今は表現や言葉にタブーがあるから漫画がつまらなくなった」という趣旨のコメントを残している。
キャンディ・キャンディ[編集 | ソースを編集]
- 単行本としては初めて100万冊が印刷され、アニメ化や舞台化、小説化も行われたが、原作者の水木杏子と作画のいがらしゆみこの間で著作権トラブルが起こってしまい、裁判で決着がついた後も両者が断絶状態になってしまったため原作の再販やテレビアニメの再放送やDVD化などが今でも不可能な状態になっている。
- この著作権トラブル以前にも1978年にやはり著作権が問題になるニセTシャツ事件が起こっている。
- なお水木の執筆した小説(挿絵なし)の版権は水木が有しているので、普通に購入可能。
- 尚、海外では海賊版DVDが出回っている模様。
- そもそもの元凶は、作画のいがらしゆみこがあたかも「自分の原作」であるかのように装い、「水木杏子の原作」であることを否定したためであり、この件に関しては少なくとも講談社やアニメの制作スタッフに非はない。
- もともと水木杏子には絵本作家や翻訳家としての十分な収入があるため、キャンディ・キャンディをコンテンツごとそっくり潰しても別に生計には困らないという事情があり、再販などができなくても何ら構わないというスタンス。原著作者として徹底抗戦に出たことにはそういう背景もある。
- 上記の裁判は「原著作物と二次創作物の法的関係性」について超重要判例を残したものであったため、原著作者にとっては望ましくない形で名を後世に残す作品となってしまった。
金田一少年の事件簿[編集 | ソースを編集]
- ミステリ系の漫画としては名探偵コナンと並ぶ金字塔ではあるが・・・。
- 実は「異人館村殺人事件」では島田荘司の小説のトリックをパクったことが判明している。
- そのためのちにこの事件がドラマ化された際には、記念すべき初代ドラマの第一話であるにも関わらず欠番扱いになっており、アニメ化は殺害方法のグロテスクさもあってか一度も行われていない。
- また文庫版では島田の小説のトリックを使ったことを明記する形で対応している。
- 実は「異人館村殺人事件」では島田荘司の小説のトリックをパクったことが判明している。
- 基本的にこの漫画の犯人の動機は同情できるものが多いのだが、たまにそれが暴走してとんでもないことをしでかしている犯人も存在する。
- 恋人が船の事故で救命ボートにつかまった際に恋人を突き飛ばして死なせた人物を、恋人が持っていたキーホルダーを元に特定しようとするが、結局誰かわからずキーホルダーに書かれていたイニシャルの人物を集めて手当たり次第に皆殺しにしようとする。しかも実際に恋人を突き飛ばした人物は結局は殺害されなかった。(悲恋湖伝説殺人事件)
- その恋人を突き飛ばした人物も自殺を図ろうとするが、美雪の声で阻止されてしまい、犯人の願いが叶わなかった。
- 自分の実の父を自殺に追い込んだ人物とその子供たちを全員殺害しようとして12歳の少女を殺害する。しかもその少女はのちに犯人の実の妹だったことが判明する。(黒死蝶殺人事件)
- 恋人が船の事故で救命ボートにつかまった際に恋人を突き飛ばして死なせた人物を、恋人が持っていたキーホルダーを元に特定しようとするが、結局誰かわからずキーホルダーに書かれていたイニシャルの人物を集めて手当たり次第に皆殺しにしようとする。しかも実際に恋人を突き飛ばした人物は結局は殺害されなかった。(悲恋湖伝説殺人事件)
- 「主人公が男子高校生である学園もの」という側面がたまに仇になっており、事件の当事者(被害者及び犯人)が現役高校生を含む若年層である事件が結構多い。
- このため、主人公の通う高校がこの世の魔境と化している。
- 主人公の高校の関係者が殺されたり犯人になったりするのはもちろん、事件現場になってしまうことも少なくない。
- このため、主人公の通う高校がこの世の魔境と化している。
- スピンオフ作品『犯人たちの事件簿』にて描かれたとおり、実行するには身体・精神・財産のあらゆる面で多大な労力や負担を背負うような犯罪手段も多く、そこまでして人を殺したいのかとツッコミを入れざるを得ないときも。
- 主人公は金田一耕助の孫という設定なのだが、実は金田一耕助のもとの設定は生涯独身で子供もいなかったということになっており、その時点で矛盾が生じている。
- ちなみにこの漫画の原作者によれば、作品の企画の際に主人公の設定を明智小五郎の孫か金田一耕助の孫のどちらにするか悩んでいて(ちなみに明智小五郎は妻がいる設定)、明智小五郎だと怪人二十面相など冒険要素が強くなってしまうので金田一耕助の孫という設定にしたらしい。
- 一応「実は隠し子がいた」とか「結婚していなかったのは事実だが、孤児を引き取って養子として育てていた」などの想像から辻褄を合わせることも不可能では無いが…。
- そもそも原作者の横溝正史氏が金田一耕助のプライベートについてあまり描かなかったので…。
キン肉マンⅡ世[編集 | ソースを編集]
- 青年誌掲載になって吹っ切れたのか、グロ描写・下ネタ・ダーティーさもインフレし不評。
- TVアニメ放映を機に主人公が超人オリンピックで敗北したり(この頃はライバルであるケビンが事実上のもう一人の主役だったのでそこまで非難されることは無かったが)、旧作の人気キャラ「アシュラマン」に息子殺しの大罪を背負わせたりと話が暗くなっていく。
- そして迎えた「究極の超人タッグ編」は「解説やギャグに紙面を割き過ぎて話の展開が冗長」「旧作主人公であるキン肉マンや、ヘタレキャラのイメージが強くなっていたカナディアンマンの改悪」「キン肉マンと心を通わせたネプチューンマンが、味方であるセイウチンを凶暴なヒールに変えてしまう」と問題点が多い。
- ラスボスである世界五大厄も特殊アイテムに頼りまくりでイマイチ強そうに見えず、おまけに片割れが正義超人の女性を×××して生まれた子という、とてもキン肉マンワールドに似つかわしくないブラックすぎる過去を有している。
- 五大厄を倒した後はものすごく駆け足状態になってしまい、まるで打ち切りのようなラストを迎えた(恐らく単行本にする際のページ数の都合)。
- 作者も「『Ⅱ世』はいい所もあったが、問題点もあるので、今後の反面教師となった」と語っている。現在連載中の1世新章は高評価であるが、『Ⅱ世』と矛盾している点もチラホラ見受けられる。一応、『Ⅱ世』につながると思しき伏線は張られているが。ネメシスの発言とか。
- ネメシスが語るキン肉星の悪しき過去とかは、『Ⅱ世』のダークな内容無しでは思いつくまい。
くけこ[編集 | ソースを編集]
クロスハンター[編集 | ソースを編集]
- 内容の9割がドラゴンボールのパクリ。
- コマ割りや戦闘シーンもパクっている。
- 公正中立で知られるWikipediaですら「作中に『ドラゴンボール』などで演出されたシーンをキャラクターだけ変えて全く同じに表現する箇所が多数あり、明らかな盗作が指摘されたために単行本化の計画が中止となった」と書かれてしまっている。
- 作画も下手だし...
- パクるならいっそ作画もパクってほしかった...
- コマ割りや戦闘シーンもパクっている。
- そもそも当初はゲームのシナリオと逸脱した話(敵組織の名前、主人公が剣背負ってるのに素手で殴るetc...)だったのに、途中で忖度したのかゲームのシナリオを再現し始めたせいで余計にグダグダになった。どの道ゲームも歴史的な失敗作だったがな。
- 終盤では主人公の顔がゲームと全然違うことに…。
- ゲームは「様々なモンスターを従えて冒険する話」なのに、漫画は「ただ強い主人公が1人で敵を叩きのめしていく話」なので、コンセプトの段階から全く違う。
- 結局最後までその路線のままだったので、モンスター集めの話は一切本作に出てこない。本末転倒。
- なおこの項目は「ざんねんなコミカライズ作品事典」辺りに送るのが妥当ではないかという読者諸君の意見もあろうが、クロスハンターは漫画の企画と同時並行だったのでここにおいても問題ない。
ゴルゴ13[編集 | ソースを編集]
- 1968年のビッグコミックで連載を開始した、長期連載作品の代表格。
- 1968年の連載開始から1度も休載せずに連載誌続けられるかと思ったら、2020年4月~5月にかけ、やむなく休載することに。
- この休載は当時の世界的大流行(パンデミック)の影響によるものであり、さいとう・たかをとスタッフに落ち度はない。
- 作品全体としては決してざんねんでないが、一部、ざんねんで荒唐無稽なエピソードもちらほら。
- 例:超能力でゴルゴの狙撃を失敗させる(58巻「テレパス」)
- 狙撃された標的の目玉が飛び出す描写がえぐい(90巻「大統領はお元気?」)
- ターゲットをおびき寄せるためにターゲットの恋人の家を訪れて恋人を×××し、さらにその時の音声を録音する。(30巻「氷結海峡」)
- 依頼を遂行したあとでゴルゴを裏切って倒そう、と自信満々になっていた依頼人の側近(29巻「スキャンダルの未払い金」)。
- 依頼を遂行したあと、ゴルゴを倒そうと「動くなっ、ゴルゴ13!!」と銃を手にしたところまではまだよかった(ここで引き金を引いてればゴルゴを倒せたかもしれないのに)。
- が、いらんことをベラベラ喋りまくったことでゴルゴに反撃の隙を与えてしまい、「思いつきだけで行動するのは…愚か者のすることだ…」「それを…得意げに話すのは、もっと愚か者のすることだ」と、あっさり倒される。
- その後、依頼人もゴルゴが手を下す前に自滅する。
- 初期の頃は、21世紀現在では考えられないへまも結構やらかしている。
- 一番のへまといったら、たった1発の不発弾で狙撃に失敗したことだろう(15巻「アクシデンタル」)
- ゴルゴもゴルゴで、もう1発撃つか日を改めさえすればいいのに、それすら諦めたので成功率が100%でなくなった。
- 狙撃後に薬莢を落とし、警察に捜査されてしまう(11巻「ROOM・NO.909」)
- 一番のへまといったら、たった1発の不発弾で狙撃に失敗したことだろう(15巻「アクシデンタル」)
- さいとう・たかをが亡くなって以降もなお、連載を続けてくれるのはいいが、後任の影響からかどことなくギャグ漫画っぽい作画になってしまってしまい、シリアスさが落ちてるのも残念。
コンシェルジュ[編集 | ソースを編集]
- コミックバンチが存在していた頃の非ジャンプ系出身者による名作の一つだが、とある漫画原作者を露骨にモチーフにしたキャラをdisる形での個人攻撃を行って読者から顰蹙を買った。
- 当時は出版社による「お願い」かと思われたが、作画担当の後の作風を鑑みるにと言う訳である。
関連項目[編集 | ソースを編集]
ざんねんな漫画作品事典 |
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