ざんねんな資格事典

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独立項目[編集 | ソースを編集]

運転免許証[編集 | ソースを編集]

普通自動車免許
  1. 本来は「普通自動車を運転するのに値する十分な知識や技能を持った人間」のみに与えられるべきものなのだが…。
  2. 自動車を一般に普及させる目的や(特に地方では)この資格を取得していることを採用条件として課している企業が非常に多いため、実際には教習所で真面目に授業を受けていれば誰でも取れるレベルになっている。
    • そのため本来ならば運転免許を取るべきではない人間でも簡単に取れてしまうため、毎年交通事故が絶えない…。
    • 持っていないと怪しい目で見られてしまう。
    • 普通免許が取得できたところで、車にかける予算がないため、維持費の安い原付1種のみで済ませる人も多い。
  3. 改正が行われるごとに新しく免許を取る人にとっては運転できる車の重量が減ってきてしまっている。
    • 例えば以前であれば普通免許があれば8t未満の車両までは運転できたのだが、2007年に「中型免許」という区分ができたことで運転できる車の重量は5t未満となり、さらに2017年に「準中型免許」ができたことでそれが3.5t未満になってしまった。
  4. 今では高卒の学歴と同様に「皆が持っていて当たり前」と見做されているため、一応国家資格ではあるが持っていても全く自慢はできない資格である。
    • 例えるならば英検3級みたいなもの。
      • とはいえ英検3級は高校生以上で履歴書に書く人はまずいないが、普通免許は東大卒だろうがお医者さんだろうが持っていればほぼ全員が履歴書に書くはずなので、その点ではマシか。
    • 「俺は国家資格を持っているんだぜ?」という自慢に対して「何を持っているの?」と聞いたら普通免許だけだったというオチはよくあるネタである。
      • でも国家資格なのは事実です。
  5. 中卒や底辺高校卒の人たちでも取れる資格なのに、何故か学科試験に落ちてしまう東大生が少なくない。
    • 深く考えすぎてかえって問題文が難しく感じたり、そもそも舐めて全く勉強せずに受ける東大生が一定数存在するため。
小型特殊自動車免許
  1. 最も使い道に乏しい運転免許と言われている…。
    • 原付免許は一応、年齢制限のために普通免許を取れない高校生が通学やアルバイトで使用するという目的があるが、小型特殊免許は農家とか工場・倉庫・卸売市場・鉄道駅などで働いている人にしか需要がないというのが現状である…。
      • しかも普通自動車免許や二輪免許(原動機付自転車を除く)を持っていれば自動的に小型特殊自動車も運転できるようになるため、あえて普通免許を取らずに小型特殊だけを取るというのは高齢者でも無い限りあまり聞かない事例である…。
    • ちなみにこの免許をわざわざ取りに行く人は大方はフルビットと呼ばれる日本の運転免許で定められている車種をすべて取得することを目的とする人が多い。
  2. 高速自動車国道を通行できないのは原付免許と同じだが、自動車専用道路は(一部を除いて)最低速度が無いため通行できる。
    • …が、実際には危険なので全くオススメできない。
大型特殊自動車免許
  1. これを持っていれば大特を公道で運転させることができるが、実際にクレーン車やショベルカー、ブルドーザーなどで作業する場合は個別の技能講習・特別教育を受けなければならない。
大型特殊2種免許
  1. ある意味小型特殊自動車免許以上に使い道に乏しい免許。
    • その理由は免許を取っても、今の日本ではこの免許が必要な車種が存在しないため。
  2. 取得難易度も高く、教習所で免許を取ることはできず免許センターに行って一発試験を受ける必要がある。
牽引2種免許
  1. 現状この免許が必要なのは、東京都日の出町のつるつる温泉と武蔵五日市駅を結ぶ「青春号」しかない。
    • この車の車種は「トレーラーバス」であり、戦後の一時期には多くみられたのだが、時代の流れとともに淘汰されてしまった。
  2. この車種も教習所で取れず、免許センターに行って一発試験を受けないといけない。
原動機付自転車免許
  1. 実地試験がないのでなめてかかる人が多いので落ちる人が多い。
  2. 結局バイクに乗るなら自動2輪免許をとったほうがいい。
  3. 一応普通免許が取れない高校生のうちであればこれを取るのもかわいいとは思うが…。
    • フィクションでなら原付での通学も容認される場合もあるが、現実だとどこの高校も(以下の「特例」を除き)通学以前に免許の取得すら禁止している。
      • バスが極端に少ない田舎とか、バスが通れない山道での通学時のみといった条件に限り、「特例中の特例」という形、なおかつ「通学時のみ」でしか運転を許可していない。
  4. 50cc超~125ccの排気量=原付2種だと別に免許を取得し直さなければならないので、めんどくさいことこの上ない。
    • 一部の諸外国では「普通自動車」相当の免許で、「原付2種」相当のバイクも運転可能な制度もあるようだが、日本だとこれが進むはずもない。
中型自動車免許
  1. 普通と大型の差が大きいということで中型が設けられたが、普通免許で乗れない車が多く出てドライバー不足になったため準中型免許が新設された
軽自動車限定免許
  1. 1952年から1968年に存在した軽自動車用の運転免許。
  2. しかし当時の軽自動車の基準である排気量360㏄以下の車しか乗れないので660ccの軽自動車に乗ると違反になる。
大型自動二輪免許AT限定
  1. 今でこそ改正はされているが、かつては排気量が650ccまでのものしか乗れないという制限があった。
    • この免許が制定された当時のATの大型バイクはスズキのスカイウェイブぐらいしかなく、その排気量が650㏄ほどだったため。
    • しかしその後バイクメーカーが次々にそれらの排気量を超えたAT限定でも乗れるクラッチがないタイプの大型バイクを発売し、時代に合わなくなってしまった。
  2. 自動二輪免許そのものが小型限定を除けばMTで取得する人が多いこともあってか、この免許を取得しようと思う人は圧倒的に少ない。
    • そもそも大型自動二輪自体がバイクを趣味で乗りこなそうと思っている人が多く、それらの人にとってAT限定では物足りないことが多い。
フォークリフト運転者
  1. 世間では「簡単に取れる割に稼げる資格」の一つとして名前を挙げられることが多いが、基本的には講習会に行けば誰でも取れてしまうような資格なので実務経験が少ないとあまり歓迎されない。
  2. 時々、時給が2000円を超える待遇の良い会社もあるようだが、そういうところは精密機器や車のフロントガラスの運搬などの責任重大な仕事であることが多く、安易に飛び付くと痛い目に遭う。
    • そういう会社は対象物を破損させると自腹で弁償せざるを得ない場合が多いからね…。
    • さらにスピードも要求されるため難易度も高い。
  3. 近年は女性の取得者も増えているが、現場は依然として男社会である。
小型船舶操縦士
  1. 漁師がボートを運転するために必要な国家資格だが、これとは別に海上特殊無線技士まで取らないとそこまで強い資格とは言えない。
  2. どちらかと言えば仕事よりも趣味の資格というイメージが強い気がする。
  3. ボートレース(競艇)選手になるためには2級小型船舶免許が必要だが、実は小型船舶免許を持っていなくても競艇場で船を操作することは可能という矛盾が生じている。
    • どういうことかというと、競艇選手を養成するやまと学校に入学するためには2級小型船舶免許の取得が必須だが、競艇場は海や河川、湖沼と異なり外部と接触していないため船を操作することが可能らしい。
      • ちなみに同様の論理で自宅の庭に大きなプールがあるような大金持ちの家庭でも無免許で船を操作することができる。
  4. 昔は海技士の資格を持っていた人は小型船舶操縦士の資格を自動的に取れたが、今はできなくなっている。
    • ただし海技士(航海または機関)の資格保有者は小型船舶操縦士試験の科目免除がある。
      • 海技士(通信または電子通信)だと小型船舶の科目免除が使えない。
動力車操縦者
  1. 鉄道車両(電車、新幹線路面電車SLなど)の運転免許である。
  2. 実技試験が非常に難しいので独学で取る人はほぼいない。
    • 多くの人は鉄道会社に就職してから取っている。
  3. 磁気誘導式の第二種免許は使い道が非常に限定的である。
    • 運転できるのは自動運転の区間のみ。しかも「何らかの理由で自動運転が出来なくなった」という特殊な条件で、しかも最寄りの駅や車庫までしか操縦できない。
  4. トイレが近い人は仮にこの資格を取ったとしても運転士を目指すべきでは無いと言われる。
    • 特に新幹線など通過駅が多くスピードが出る列車ならなおさら。
海技士
  1. 大型船舶で船員として働くために必要な資格。
    • ただし事務職員や船医など海技士の資格が不要な職種もある。
  2. 長期間陸上から離れるという特性上、非常に責任重大な仕事である。
    • ミスをすると海難事故や水没事故によって多数の人命や財産を失ってしまうことになる。決して甘い考えで海技士になってはいけない。
航空従事者
  1. 飛行機を操縦したり、あるいは飛行機の整備や点検を行うために必要な資格。
  2. 航空事故は甚大な被害が出るので、やはり責任は重大でありミスは許されない。
  3. 航空整備士は自動車整備士と同様に肉体労働でメチャクチャ激務らしい。

スポーツ系[編集 | ソースを編集]

  1. 国家資格は教員免許(体育)と公営競技の選手資格くらいか。
  2. どの資格も取るのが大変だが、それを活かして食っていけるかどうかはまた別の話。
騎手免許
  1. この資格を取るためにはJRA競馬学校(千葉)か地方競馬教養センター(栃木)に入学しなければならないが、その条件がかなり厳しい。
    • 中央競馬は前者、地方競馬は後者。
    • 入学時点で20歳以下という年齢制限がある。また、視力が良好かつ体重が軽くないと入れない。
      • 年齢にもよるが、体重が44kgを超えると絶望的。
      • その性質上、最終学歴は中卒が好まれる。高卒だとかなり厳しい。大卒はそもそも年齢制限を喰らうので物理的に不可能。
    • ちなみに公営競技のため、国家資格扱いになる。管轄は農林水産省。
  2. 競馬学校、教養センター共に高卒資格は取れない。
  3. 学歴不問な代わりに厳しい実力主義社会であり、実力が無い者に対してはきわめて厳しい世界。
  4. 競輪や競艇と比べても体力的にしんどいらしく、40歳を過ぎる前に引退する騎手が多い。
競輪選手
  1. 日本のプロスポーツで最多の競技人口を誇るが、近年の不景気や若者のギャンブル離れの影響で年収は下降傾向である。
    • 公営競技なので国家資格扱い。経済産業省が管轄している。
  2. オートレース選手(オートレーサー)も経産省の認定資格である。
    • こちらは自動車の運転免許証(原付でも可)を事前に取得していなければ養成所に入れない。
競艇選手
  1. これになるためには事前に2級小型船舶操縦士の資格を取ってやまと学校と呼ばれるボートレーサー養成所に入学しなければならない。
    • …が、実は法律上は競艇場では小型船舶の資格が無くても操縦ができる。
    • ちなみに福岡柳川市にある。やまと学校と言われるのはこの養成所がある場所が昔は大和町という地名だったため。
  2. やまと学校は超スパルタ教育で有名である。
    • 刑務所より遥かに厳しいという噂もあるらしい。
    • 携帯電話やスマホ、パソコン、漫画・小説など訓練と関係の無い私物の持ち込みは一切禁止である。
      • だが公衆電話は週に1度しか使えない。
    • 全寮制であり、自由に外出できる機会は年4回しか無い。(身内の不幸による忌引きなどやむを得ない場合を除く)
  3. 現在はやまと学校の訓練費用が無償化されているが、その分退学者が急増したと言われている。
  4. 他の公営競技と同様に景気やその人の実力によって年収が大きく左右される。
  5. 船舶に関する国家資格なので国土交通省が管轄している。
柔道の段位
  1. 公務員(警察官、消防士自衛隊など)や警備会社などへの就職に有利と言われるが、正直初段や二段程度は中学校や高校で柔道部に所属していれば誰でも取れてしまうようなものなので、せめて三段以上を取らなければ大きなアドバンテージにはならない。
  2. 履歴書の「免許・資格欄」には書けない。
    • 代わりに「趣味・特技欄」に書く。
  3. 初段以上を持っていなくても柔道整復師にはなれる。
    • が、柔道整復師の養成機関である大学や専門学校を卒業するために初段相当の実力を持っている必要がある。
  4. 八段になると取得者が激減しレア度が一気に高まるが、これを取得している頃には既にお爺ちゃんになっていることが多く、実戦では二段や三段の若者に勝てない場合が多い。
    • あくまで名誉階級扱いである。
    • 例えば谷亮子氏は現在六段を持っているが、実際には四段だった頃の方が強かった。
剣道の段位
  1. あくまで武器ありきの武道であるため、柔道や相撲、空手、合気道などと異なり肉弾戦の喧嘩ではあまり役に立たなかったりする。
  2. 柔道に比べて初段以上を取りやすいため、やや評価されにくいという意見もある。
  3. 剣道八段は司法試験並みかそれ以上に難しいと言われるが、その割に評価される場面が少なくあくまで名誉称号だったりする。
力士
  1. 日本の国技なのに未だに国家資格になっていない。
    • それどころか近年はハワイモンゴル東欧など外国出身者の方が強い。
      • 貴乃花光司が引退してから約14年間、稀勢の里寛が昇進するまで日本人の横綱がいなかった。
      • たとえ外国人であっても、日本語を正しく使えないといけない。野球サッカーなどの他のスポーツとの大きな違い。
  2. 平均寿命が一般の方々に比べて短い。
    • 稽古が厳しいことと食事の量が尋常じゃなく多いことが原因。
  3. 新弟子検査(身体検査)の合格条件は厳しいが、これに合格しただけではまだ力士養成員(取的)のまま。
    • 一般企業とは比較にならないほど厳しい上下関係が叩き込まれる。
      • ちゃんこ(料理)を作るのも親方や関取の身の回りの世話をするのも全て力士養成員の仕事。
        • しかも料理は親方や関取が食べ終わってからじゃないと食べられない。残っているのはと汁と野菜だけとか普通。
      • 関取と異なり一人部屋が与えられず、共同での生活が義務となっている。
    • 結婚することも禁止されている。
    • 養成員は雀の涙ほどの奨励金しか貰えず、給料が支払われない。
      • ただし健康保険や厚生年金などの社会保険は流石にある。
  4. そして力士全体の約9割を養成員が占めるため、一人前の力士(関取)は全体の1割しかいないという厳しい世界である。
  5. 横綱は最高峰の番付であり降格することは無いが、常に圧倒的な強さと横綱の名に恥じない品格が要求される。
    • そのため横綱になってすぐ引退する人もいる。
  6. 他の職種と異なり学歴が低いほど出世しやすい。
  7. 品格を維持するために車の運転が禁止されているらしい。(交通事故などの不祥事を起こしてはいけないから)

その他資格・検定試験[編集 | ソースを編集]

気象予報士
  1. 難関国家資格の一つだが、これを持っていても活かせる場面が非常に少ない…。
    • テレビ局や気象予報会社に勤めているとかでない限り無理に取得しなくても良い資格だったりする。勿論、趣味で気象予報士国家試験の勉強すること自体はとても素晴らしいことだとは思うけど。
  2. 天気予報の番組などで女性アナウンサーが解説しているが、実は「気象庁の予報を伝える」だけならこの資格は不要である。つまり、この資格が無くても解説自体は出来る。
    • 気象予報士の独占業務は独自予報であり、しかも気象庁長官に認められた気象予報会社に勤務している気象予報士に限られる。したがって、単にこの資格を持っているだけでは独自予報を行うことはできない。
  3. 資格取得者のうち、気象と少しでも関係のある仕事をしている人は3割程度しかいないらしい…。
    • 1994年に作られた比較的新しい資格だが、気象予報の市場規模は気象予報士の資格が作られてから殆ど伸びていない。
      • しかも気象庁から無料で気象情報が発表されるため必要性が低く、就職先がなかなか見つからないのも痛い…。
      • ITパスポートやFPのような簡単な国家資格ならともかく、気象予報士は取るための労力が大きいのに仕事が少ないという意味でコスパが悪い資格の代表格として名前が挙げられやすい。
運行管理者
  1. 「運輸(運送)業界の衛生管理者」とも言われる国家資格だが、設置義務を守らない事業者も決して少なくなく、問題視されている。
  2. 基本的に管理職という立場である以上、運転手を兼任することはできない。
    • 最近は少し緩くなって運行管理者が大型トラックやバスの運転手になることも可能になったが、その場合は別の人が点呼しなければならない。
潜水士
  1. 長時間海や河川、湖などに潜って作業をするために必要な国家資格。
  2. あくまで業務用の資格なので、趣味でスキューバダイビングを楽しむ人はこの資格は不要。
    • 代わりにダイバースクールに通ってCカードをもらう必要がある。
      • ちなみにCカードの方が取得難易度は高いらしい。
  3. 比較的簡単に取れて就職にも強いと言われるが、業務内容は危険極まりない。
    • 水中は機動力も落ちるので体力を著しく消耗する。
  4. 国家試験で問われるのはあくまで高気圧障害の危険性などの知識のみであり実技科目が無いため、潜水作業の技能を客観的に測定するのには向いていない。
駐車監視員
  1. 駐車や駐輪が禁止されている場所で違法に停められている車両が無いかどうかを警察官の代わりに確認するために必要な国家資格。
    • 放置車両の確認や確認標章(ステッカー)の取り付けが主な仕事である。違反車両のナンバープレートや写真を控えて警察署長に報告する。
    • 交通警察の負担を減らすために作られた資格と言っても良い。
    • 身分としては準公務員という扱いになるが、所属するのは警察から業務を委託された民間企業(警備会社が多い)となる。
  2. どうしても駅前に違反駐車が多いので、仕事は都会に集中しがち。
    • 土日や祝日にも仕事があることが多い。その代わり、平日の何処かが休みになる場合が多いが。
  3. 違反確認台数のノルマが厳しいらしい。
  4. 警察官に準ずる仕事なので民間人からは何かと嫌われがち。
防火管理者・防災管理者
  1. 一定規模以上の建物において火災などの自然災害の被害を軽減するために責任者として置かれる資格。
    • 防災管理者は防火管理者の上位互換であり、地震や津波、台風、バイオテロなどにも対応できるようになる。
  2. しかし資格自体は講習を受けていれば誰でも取れるようなものであるため、これを取ったからと言って就職や転職に有利になることはほぼ無い。
  3. もっとも、一応必置資格(国家資格)ではあるため、防災士よりはナンボかマシ。
消費生活アドバイザー
  1. 消費者と企業の間のトラブルを解決するために、仲裁役として作られた資格。
    • クレーマーと化した消費者に代わって、適切なアドバイスを企業に対して行うことが期待されている。
    • 一部の企業でも企業内のクレーム対応の専門家として重宝されている。簡単に言ってしまえば「お客様相談窓口」である。
    • 日本産業協会が認定する民間資格だが公共性が高く、これを取ると国家資格の消費生活相談員も取得できる。
  2. しかし資格を取る難易度が高い割には求人は非常に少なく、しかも多くは派遣社員や契約社員で給料が安い。
    • クレーム対応が忙しい生命保険会社では比較的求人が多いらしい。
  3. メリットが少ない割に取得コストは高く、5年毎に更新費用もかかる。
    • 一方、消費生活相談員は受験料や登録料が安い。更新も不要。
相続アドバイザー
  1. そもそも相続に関することは相続税に関する税務相談は税理士、相続人間の意見が対立する場合は弁護士が本来行われるべきでありとうぜんこれらは資格がないと犯罪である。
特許管理士
  1. 民間団体「特許管理士会」が認定している民間資格。
  2. しかし特許出願等の書類の作成などができるのは弁理士のみであると規定されている。つまり無意味である。
    • ホームページによると特許に関して助言を行ったり、他人の特許と同じのをないのかを探すのがメイン…。
診療報酬請求事務能力認定試験
  1. 数ある医療事務の資格の中でも唯一マシと言われている資格。
    • 合格率も30%程度しかなく生半可な勉強だと太刀打ちできない。
  2. 厚生労働省が後援しているが、あくまで「後援」なので民間資格である。
    • 昔は厚生労働省「認定」だったので公的資格(準国家資格)と言っても間違いでは無かったのだが…。
  3. 比較的マシな資格ではあるがそれでも病院事務の採用試験では実務経験が豊富な人が優遇されやすいため、この資格だけを持っていても就職・転職活動でメチャクチャ強いとは言い難い…。
ドローン操縦資格(2022年以前)
  1. 2016年頃からドローンスクールが現れ、その中には免許(ライセンス)のような説明をしたり、受講しなければ飛行許可が取れないなど悪質な運営をしているケースが目立つ。
  2. ただの民間資格にも関わらず意味不明な更新料を徴収している。
  3. 2022年にドローン操縦の免許制度を導入する見込みになるため、マッサージ師のように大問題になることが懸念されている。
  4. そもそもの元凶は、首相官邸にドローンが落下した事件が発端で、同事件を機に「ドローンが兵器や盗撮に転用される」という理由で導入されることになり、無許可での市街地の飛行も禁止するようになった。
  5. 結局のところ、測量士補や陸上特殊無線技士などと言った国家資格を取った方が役に立つ。
防災士
  1. 近年自然災害が頻発している中で、人々の防災に関する意識を高めてもらう目的で作られた資格とされているが…、所詮民間資格なのでこれを持っていたところで災害現場で何か特別なことができるようになるわけではない。
    • せいぜい地域のボランティア活動くらい…。
    • ちなみに防災に関する国家資格として防火管理者や防災管理者ってのが別に存在する。
  2. それでも自治体がこの資格の取得を推奨しているのは、そもそも認定団体の日本防災士機構が総務省の天下り先だからである。
    • 自治体によっては補助金が支給される場合もある。また、自治体が主催する講習会であれば安い料金で受講できる。
敷金診断士
  1. アパートやマンションなどの退去時の敷金や保証金の返還に関するトラブルを解決する専門家のための資格と言われているが、ただの民間資格なので特別な業務ができるわけでは無い。
    • 入居者と大家さんが揉めたとしても、敷金診断士ができるのは大家さんへの提案のみ。それも大家さんに却下されたら終わり。
    • そもそも入居者からお金をもらって代理で交渉できるのは弁護士のみであり、敷金診断士が勝手に代理交渉すると法律違反になる。
    • 同じ不動産系資格なら国家資格である宅建士や管理業務主任者の方がマシ。
販売士
  1. 日商簿記検定と同じ日本商工会議所の認定資格だが、一部のスーパーマーケットや百貨店、家電量販店などで資格手当が支給されるくらいしか取るメリットが無い。
品質管理検定
  1. 主に製造業界や流通業界でゴリ押しされている資格。
    • 別名QC検定
  2. しかしあくまで国家資格では無いので、一部の工場や小売店などで一時的な報奨金がもらえるくらいしか取るメリットが無い。
  3. あまりメジャーとは言えない検定試験だが、高校レベルの数学や統計学の知識が無いと解けない問題も多いので難易度は意外と高い。
ビジネス著作権検定
  1. 株式会社サーティファイが主催する、著作権に関する知識を認定する検定試験。
    • 初級と上級がある。
  2. しかし上級に合格すると知的財産管理技能検定2級(一応国家資格だが独占業務なし)の受験資格が得られるくらいしかメリットが無い。
    • また上級合格者が1年以上の実務経験を有する場合、知財検定1級の受験資格が得られるが、2級だろうと1級だろうと知財検定には独占業務は無い。
    • 国家資格では無いので弁理士のように特別な仕事ができるようになるわけでは無い。
介護事務管理士
  1. 介護施設において介護報酬の計算や請求業務(レセプト)、窓口対応などをする能力を証明する民間資格とされている。
    • 医療事務の介護バージョンと思ってもらって良い。
  2. しかし人手不足が深刻な業界なので、事務職として採用されても結局は介護の現場に回されてしまう。
    • 排泄介助の仕事もある。世の中そんなに甘くない。
  3. そもそも介護事務をやるのに絶対必要な資格は存在しない。
    • しかも病院と異なり事務作業がそんなに頻繁にあるわけでは無いので、医療事務よりもメリットが少ない。
      • あと介護事務は正社員が非常に少なく、多くの人はコンビニやスーパーマーケットのレジ打ちより給料が少ないらしい…。
  4. 結局のところ、本気で福祉の道を目指すのであれば介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)、ケアマネジャー、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、看護師、登録販売者などの公的資格や国家資格を取った方が良い。
くるまマイスター検定
  1. 一般社団法人日本マイスター検定協会が主催する、自動車の知識を認定する検定試験。
    • 合格しても運転免許証や整備士のように特別なことができるようになるわけでは無い。
  2. 所詮趣味の検定なのに1級は合格者が1人も出なかったことがある。
整理収納アドバイザー
  1. 部屋の片付けや掃除が苦手な人が知識を身に付けるためにこの資格を取るのは良いが、この資格を活かして家事のお手伝いさんとしてお金を稼ぐのは難しい。
日本化粧品検定
  1. 日常生活や趣味で化粧品の知識を身に付けたいという人にとっては持っていて損は無い民間資格。
  2. しかしこれを取っても化粧品のお店や百貨店の美容部員への就職に有利になる可能性は低い。
    • そもそも資格そのものよりもコミュニケーション能力や容姿の方が重要である。
  3. 結局、就職活動を有利に進めたいのであれば国家資格を取った方が良い。
    • ドラッグストアであれば登録販売者が、化粧品メーカーであれば薬剤師免許と学歴が欲しいところである。

複数資格の総称またはジャンル[編集 | ソースを編集]

国家技能検定
  1. 労働者が持っている知識やスキルを客観的に評価する国家試験だが…。
    • 沢山の部門が存在する。多くは工業(技術)系や食品系の職種だが、FPや金融窓口サービス、知的財産管理などの商業系の職種も一部存在する。
  2. これに合格したからと言って何か特別な仕事ができるようになるわけでは無い。
  3. そもそも認定団体である中央職業能力開発協会(JAVADA)の役員名簿を見ると厚生労働省の役人だった人が多い。つまりお察しください。
文部科学省後援の検定試験全般
  1. かつては文部科学省認定の技能審査とされており準国家資格という位置付けだったが…。
  2. 対象となっていた検定試験を実施していた財団法人や社団法人が文科省の天下り先になっていることが以前から問題視されていたため、2005年に技能審査が廃止されてしまった。
  3. 今はあくまで文部科学省後援なので、大学受験で使える英検や数学検定、税理士試験の受験資格にもなっている全経簿記上級など一部を除いて、取得しても公的なメリットがあまり無いただの民間試験になっている。
全国工業高等学校長協会主催の検定試験
  1. 工業高校生が学校で受けさせられる検定。
    • 情報技術、計算技術、CAD、リスニング英語、グラフィック・デザイン、パソコン利用技術、基礎製図、機械製図といったジャンルがある。
  2. これらの資格を取得するメリットとしては、ジュニアマイスター顕彰制度で加点してもらえる…、くらい。
    • 新卒であれば就職で多少有利になったり、大学入試(推薦・AO)で優遇されることもあるので必ずしも無益ではないが…。
    • 社会人が取ってもあまり意味は無い。例えば情報系なら国家資格のITパスポートとか基本情報技術者などを取った方がマシ。
全国商業高等学校協会主催の検定試験
  1. こちらは商業高校生が学校で受けさせられる検定。
    • 簿記実務、珠算・電卓、情報処理、ビジネス文書、商業経済、英語、会計実務、ビジネスコミュニケーションといったジャンルがある。
  2. 上の全工協主催の検定と同様に、新卒以外はあまり使えない資格。
    • 一応大学入試でも使えなくもないが、優遇措置があるのは殆どがFランクである…。
      • 国公立大学や有名私立大学を目指すのであれば社会人向けの日商簿記(2級以上)や情報処理技術者試験の方がマシ。
  3. どの分野も全体的に社会人向けの資格試験に比べて難易度が低い。
    • 百歩譲って英語は普通科よりも授業時間数が少ないので仕方ないが、主力分野である簿記ですら全商1級は日商2級より簡単だったりする。
      • 情報処理検定1級も基本情報技術者より簡単。
    • そもそも商業高校や工業高校などは普通科に比べて偏差値が低いところが多く、「本気で職業について勉強したい」という生徒はむしろ少数派である。そのため勉強に身が入らない生徒が多い。
  4. 簿記実務検定は日商や全経簿記能力検定と異なり税理士試験の受験資格になっていない。
医療事務の資格全般
  1. そもそも国家資格の類は一つも存在せず、日商簿記やTOEICに匹敵するような有名な資格も存在しない。したがって残念ながら価値は低い…。
    • 個人経営の小さな病院ならともかく、大学病院や総合病院で働きたいなら学歴とかコミュニケーション能力、あと(特に女性は)容姿を磨いた方がよっぽど有益。
  2. 門外漢の人間から見たら、そっち系のジャンルの専門学校とか通信講座を肥えさせるためのものと思われている。
調剤薬局事務の資格全般
  1. 簡単に言ってしまうと、医療事務の薬局バージョンである。
    • 主な業務は受付、会計、薬歴簿作成、処方箋入力、調剤報酬明細書(レセプト)の作成などである。
  2. こちらも就職に有利と宣伝されることが多いが、ブランド力の低い民間資格であるため、国家資格の薬剤師や登録販売者のように資格手当が支給されることは殆ど無い。
    • そもそも調剤薬局事務の仕事自体が全くの無資格者でも出来てしまうので…。
ビジネス系の検定試験全般
  1. 国家資格や英語検定のような専門的知識は必要なく、合格に必要な勉強量も多くないため、評価される場面は少ない。
    • 新人であれば社員教育の一環としてこの手の資格を(会社の命令で)取らされることも少なくないが、ある程度年数が経った社会人がこの手の資格を取っても失笑される可能性が高い。
      • ただし後述するように有名な検定であれば評価はこの限りではないが…。
  2. そもそもこの手の検定はマイナーなものが多く、日商簿記や秘書検定、ビジネス実務法務検定以外は一般にはほとんど知られていない。
民間資格全般
  1. 民間の株式会社や社団法人、財団法人などが独自に認定している資格制度だが…。
    • 商工会議所の検定試験も。(昔は公的資格と言われていたが、国による技能審査が廃止されてしまったため)
  2. 国家資格や公的資格に比べると認定基準が非常に甘く、根拠となる法令も存在しないため一部のブランド資格を除いて社会的評価が低いものばかりである…。
    • 卒業すれば一応は大卒資格が手に入るFランク大学と比べても価値が低いものばかり…。
    • 一応、独占業務がある証券外務員や公共事業の入札で評価される建設業経理士などの例外も一部存在するが…。
  3. 日商簿記のようにブランド化に成功したものやTOEICやMOSなどのように世界的に有名なものを除き、取得して得られる公的なメリット(就職試験や大学受験などでの優遇、国家試験の科目免除、資格手当・昇進条件など)は少ない。
    • このような一部のブランド資格であれば並の国家資格より社会的に広く通用するものもある。
  4. 趣味や自己啓発の資格として人気があるならまだマシな方で、そもそも資格自体が認定団体の金儲けの道具でしかなく受験者の知識の向上のことを全く考えていないケースも少なくない。
    • 特に受験料やテキストが高額な検定試験は要注意。所謂、資格商法である。
      • ただし取得コストが安い資格であれば資格商法とまでは言えない。趣味程度であれば許容範囲である。お好きにどうぞ。
  5. 級別に分かれた検定試験の場合、3級以下なら仮に合格していたとしても履歴書には書かない方がマシという考え方もある。
    • ただし日商簿記などの例外もある。
    • マイナーな検定なら1級でも正直微妙…。

関連項目[編集 | ソースを編集]

資格試験検定試験
資格試験 技術系 | 医療・福祉・衛生系 | 食品系 | 法学・経済・不動産系 | 交通系

電験 | 危険物取扱者 | 衛生管理者 | 宅建 | FP検定 | 司法試験 | 税理士試験
キャリコン | 管理栄養士 | 公認会計士 | 運転免許証(種類別)
証券外務員 | アクチュアリー | AFP・CFP

情報処理技術者試験(IPA) ITパスポート | セキュマネ | 基本(分野別|出題内容) | 応用 | 高度
簿記検定 日商簿記(社会的評価)
パソコン検定(パソコン検定/公的試験) MOS | オラクルマスター | Cisco
英語検定 実用英検 | TOEIC
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関連項目 ベタの法則(オススメと言われる資格の法則) | 取る意味がない資格の法則

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