ざんねんな資格事典/医療・衛生・食品系
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医療・衛生系[編集 | ソースを編集]
- 医師免許
- 他の難関国家試験と異なり合格率が異常に高いので、事情を知らない人からは「ものすごく簡単な試験」であると誤解されがち。
- 特に私立の医科大学を卒業した医者の場合、「金で免許を買った」と変な目で見られることも少なくない。
- でもそういう目で見ている人ってぶっちゃけただの嫉妬にしか思えないのだが…。
- 特に私立の医科大学を卒業した医者の場合、「金で免許を買った」と変な目で見られることも少なくない。
- しばしば勝ち組の資格の代表格に名前を挙げられるが、実は勤務医は一般的なサラリーマンの2〜3倍程度しか稼ぐことが出来ず、医者になるために必要な勉強量の割にはコスパはあまり良くは無い。
- 一方自分で病院を構えて開業するのにも莫大なコストがかかる。親が既に開業医とか身近に超裕福な人間がいて開業資金を貸してくれるなどの特殊な条件が無ければ厳しい。
- 診療科別に見ると産婦人科と小児科は特に激務であるため、資格取得に必要な勉強量の割には給料が安いとすら言われてしまうほど。
- 一応勤務医は労働基準法の対象になっているらしいが…、認められないケースが多いというのが実状である。
- どんなに頭が良くてもこれだけで歯科医師にはなれない。
- この資格を取れる人はある程度裕福な家庭に生まれた子供にほぼ限定される。
- 学費の安い国公立の医学科ですら、中学受験をさせてもらったり大手予備校に通わせてもらえるおうちの御子息や御息女が殆どである。
- 貧困家庭の子供が人生一発逆転を狙おうとすると成功率は天文学的な確率になる。学費の安い塾に通ってそこが大手予備校並みに良質な授業をしてくれるみたいな超例外的なレアケースくらい。
- そもそも地方の公立高校だとその県のトップ校ですら高校の授業だけでは医学科受験に対応できない可能性も…。
- 貧困家庭の子供が人生一発逆転を狙おうとすると成功率は天文学的な確率になる。学費の安い塾に通ってそこが大手予備校並みに良質な授業をしてくれるみたいな超例外的なレアケースくらい。
- 私立医は言うまでも無い。
- したがって取得コストを極限まで抑えるのが非常に難しい。予備試験ルートがある司法試験や一発試験がある運転免許との大きな違いである。
- 学費の安い国公立の医学科ですら、中学受験をさせてもらったり大手予備校に通わせてもらえるおうちの御子息や御息女が殆どである。
- この資格を持っている親はどうしても子供にもこれを取らせたがる人が多い。
- 親が開業医の場合は特に。
- 歯科医師免許
- 大学歯学部のレベルが低いので見下されがち。
- しかしそれでも脱落者が多いのは医師免許と同じ。(特に私立歯学部)
- 近年は資格保有者の人数が飽和気味なのでこれを持っていても高給取りになれる保証は無い。
- 薬剤師免許
- 医者ほど頭良くなくても歯科医師ほど手先が器用でなくても取れて、看護師ほど激務ではないイメージがあるためこの資格を目指す者が多いが…。
- 私立薬科大学は医学科、歯学部に次いで学費が高額で、一部を除いて入試難易度があまり高くないため、脱落者(中退者)が多い。
- 特にFランの薬は一度も留年せずに卒業できる学生が半分もいない場合すらある。
- かといって国公立薬学部は学費は安いが、入試は下位の国公立医学科並みに難しい。
- 日本だとどうしても勉強量の割に社会的地位が低いイメージ。
- ちなみにアメリカでは薬剤師の地位はもっと高いそうです。
- 「ヤクザ医師」だと思われているらしい。
- Fラン大どころか専門学校でも資格が取れてしまうので、どうしても下に見られがち…。
- それでも専門学校は脱落者が多いが、そもそもFラン大にすらある入学試験(学力検査)が存在しないのだから基本的な勉強習慣が身に付いていない者が多いから当然である。
- (特に女性の場合)手に職の代表格と言われるが、激務な割に給料も高いとは言えないため、離職率は低くは無い。
- そしてやはり学歴社会であり、幹部になれるのは殆どが国公立大学とか有名私大出身の看護師。Fラン大卒や専門卒だと待遇はあまり良くない。
- 取得にかかるコストが意外と高い。流石に医師とか薬剤師ほどじゃないけど。
- 私立の看護学校だと年間の学費が理工系並みに高くなる。
- 一応「卒業後にそこに就職すること」を条件に学費を補助してくれる病院も存在するが、そういう病院はだいたいブラックだったりする。
- 公立なら学費を抑えられるが、その分入試難易度が高くなる。公立の専門学校でも下手なFラン大より難しかったりする。
- 私立の看護学校だと年間の学費が理工系並みに高くなる。
- 3K(キツい、汚い、危険)と言われる職業の一つ。
- それどころか9K(3K+給料が安い、休暇が取りにくい、規則が厳しい、結婚が難しい、薬漬け、化粧がのらない)と言われているらしい…。
- 副業として水商売をやっている人が少なくないらしい。
- アダルトゲームやアダルトアニメ、AVだとヒロインがこの職業だと言う設定になっている作品が少なくない。
- 准看護師
- 廃止を主張している正看護師の団体である日本看護協会と日本医師会側が対立している。
- 臨床検査技師
- 一部の薬学部でもこの資格が取れるが、薬剤師の方が待遇が良い上にダブルライセンスを目指すとなると勉強量がものすごく多くなってしまうので目指す人は少ない。
- 多くの薬学部では臨床検査技師課程は卒業要件に含まれない。また、私立大学では追加料金が発生することも。
- 理学部などでも取れるところがある。
- 大学どころか専門学校でもとれてしまう資格だが、多くの臨床検査の専門学校は中退率が高いのでネットでは「臨床検査技師は就職難」などと僻みのコメントが書かれがち。
- 一応設置義務がある資格だがその条件が「各事業場毎に50人に一人以上の割合」と結構緩いため、余程のことが無い限り「衛生管理者の資格保有者が今すぐ欲しい!」という非常事態にならないため、持っていてもそれほど強い資格であるとは言い難い…。
- 宅建士や電験のような専門性の高い資格でも無く、少し勉強すればとれてしまうような資格であるため希少価値は低い。
- それほど専門性が高い資格では無いにもかかわらず、受験資格は意外と厳しい。
- 特に転職を繰り返しているような人だと今まで働いてきた全ての職場に「実務経験の証明書を下さい!」と頭を下げなければならないことも…。(実務経験の期間を合算するため)
- それでも短期大学・高等専門学校卒業以上の学歴があれば実務経験1年以上で受けられるようになるのでまだ良いが、高卒や専門学校卒だと3年以上必要なのでハードルはまあまあ高い。
- 特に転職を繰り返しているような人だと今まで働いてきた全ての職場に「実務経験の証明書を下さい!」と頭を下げなければならないことも…。(実務経験の期間を合算するため)
- 日本の労働者の安全を守るためにこの資格が作られたが、残念ながら未だに日本からブラック企業が無くならない。
- しかも労働災害も毎年発生している…。
- 船員の健康管理を行うためにはこの資格だけでは不十分である。
- 「船舶に乗り組む衛生管理者」という別の資格があるからね。
- 人気が高い資格であるがその割に試験会場が非常に少なく、受験を申し込もうとしたら2ヶ月先まで満員だったという状況がしばしば見られる。
- 一応、本来会場になっていない都道府県でも年1回程度、出張試験があるが…。
- 華やかなイメージがあり女の子に人気の職業ランキングで上位に入っているが…。
- この資格を取るためには必ず専門学校に通わなければならないため、あまり裕福でない家庭の子供には結構ハードルが高い。
- 整備士や調理師と異なり通学が必須条件になっている。
- 実は儲かるのは美容室のオーナーだけ。それ以外は給料が安く、本当にその道が好きな人以外はあまり残らなくなってしまっている…。
- 理容師との違いを説明できない人が多い。
- 西村博之(ひろゆき)氏に「やめとけ」と言われた職業の一つ。
- 供給過剰な職業であるため通学必須な割に収入が少ない。
- 大卒サラリーマンより安いどころか高卒サラリーマンと大差無い。そのためお世辞にもコスパが良い資格とは言い難い…。
- 理容師
- 美容師の下位互換だと思われてしまっている。
- 一応カミソリを取り扱う仕事(坊主、髭剃り、顔剃り)は理容師にしかできない独占業務なのだが…。
- 逆にカラーやパーマ、ヘアメイク、ネイル、着付けなどは美容師にしかできない仕事。したがって美容師資格を取った方が仕事の幅は広がる。
- 一応カミソリを取り扱う仕事(坊主、髭剃り、顔剃り)は理容師にしかできない独占業務なのだが…。
- 美容師に比べて国家試験の志願者が少ない。
- 救急救命士
- 国家資格なので就職に強いイメージがあるが、実際には消防士として採用されなければこの資格だけを持っていてもあまり意味が無い。
- 一応病院に就職するという手もあるが、基本的に看護師の補助業務や病院の緊急車両の運転手くらいしか仕事が無い。
- 助産師
- 助産婦から名前が変わったが、今でも女性しかなれない。
- 性別によって取得に制限がかかる数少ない国家資格である。
- そもそも多くの妊産婦は男性の助産師を求めていないので、やむを得ない措置なのかもしれない。
- たまに標準医療から外れて自然派にはまってしまう助産師がいる。
- 2009年にはホメオパシーにはまっていた助産師がビタミンK2シロップを担当した赤ちゃんに与えず、赤ちゃんを死亡させたこともあった。
- 登録販売者
- 薬剤師免許と異なり学歴関係なく(ちゃんと勉強すれば)誰でも取れる資格だが、薬剤師に比べてもらえる給料は少ない。
- あらゆる資格を紹介するサイトでは、これを国家資格として扱っているところと、そうでないところ(都道府県認定の公的資格)に分かれている。
- あん摩マッサージ指圧師
- マッサージ系では数少ない国家資格だが、給料が安く離職率が高い。
- 一般企業の大卒の初任給より安いらしい…。
- なお他のマッサージ系国家資格(はり師、きゅう師、柔道整復師)も同様である。
- 今のところこの資格を目指せる大学は視覚障碍者向けの筑波技術大学のみ。それ以外は全て専門学校である。
- 歯科衛生士
- こちらは国家資格である分、歯科助手資格よりはかなりマシだが、やはり総合病院と個人経営の歯科医院で待遇に大きな差がある。
- 女性であれば就職に強い資格であると言えるが、男性はこの資格を取ってもあまり意味が無い。
- 健康運動指導士
- かつては厚生労働省が認定していた公的資格(準国家資格)だったが、現在は完全な民間資格に格下げされている。
- ちなみに認定団体は財団法人健康・体力づくり事業財団です。
- 元公的資格だったこともあって、この資格を取得するためには養成講習会を受けなければならない。
- この資格に限ったことではないが、スポーツ系の民間資格は維持費が高いものが多い。
- 資格取得者の主な就職先はスポーツクラブが多いが、お世辞にも給料が高いとは言い難い…。
- 病院やリハビリ施設、介護施設、保健所などに就職する手もあるが、理学療法士や栄養士などの国家資格と異なり資格手当は出ないケースが多い…。
- あん摩マッサージ指圧師以外のマッサージ系資格
- 「整体」や「カイロプラクティック」の資格が取れる学校はあるがあくまでも国家資格はあん摩マッサージ指圧師だけである。
- しかしこれはあん摩・マッサージ・指圧に対しての業務独占資格でありそれ以外は放置されているのが現状である。
- むしろ国家資格ではないので誇大広告になりがちであるから質が悪い。
- 看護助手認定実務者試験
- 看護助手のための民間資格と言われている。
- 看護助手というのは表向きには「看護師の補助業務をする人」「現場で看護師をサポートする人」という位置付けらしい。
- かつては看護助手実務能力認定試験と呼ばれていた。
- しかしこれを取っても看護師の雑用しか回ってこない。
- 例えば入院患者のオムツ交換、入浴介助、食事の世話、シーツ交換、消毒作業などである。本業の看護師がやりたがらない仕事を任させる。
- 看護師に比べてできる業務が圧倒的に少ないので、こうした仕事が回ってきやすい。
- 例えば入院患者のオムツ交換、入浴介助、食事の世話、シーツ交換、消毒作業などである。本業の看護師がやりたがらない仕事を任させる。
- そもそも看護助手の資格を取ったところで特別な業務ができるようになるわけでは無い。
- はっきり言って現場では無資格者と同じ扱いである。
- なお看護助手の資格には他にもメディカルケアワーカーもあるが、評価は看護助手認定実務者と同じ。
- 結局のところ、資格としての重みのある看護師や准看護師を取った方が良い。
- 歯科助手資格
- 歯科医院に勤務して歯科医師のサポートをするための民間資格。
- しかしこれを取っても器具の洗浄などの雑用しかできない。
- 患者さんの口に手を入れられるのは歯科医師と歯科衛生士だけなので…。
- 給料も歯科衛生士よりだいぶ少ない。
- 歯科衛生士は国家資格というだけあって、歯科助手よりは重みがあると言えるだろう。
- そもそも歯科助手自体は無資格の高卒者でもできる仕事なので、わざわざ高い金を払って専門学校に行ってまで取るような資格でも無い。
心理・福祉系[編集 | ソースを編集]
- 現代の日本は超高齢社会なので福祉系の資格は需要があるが、高収入が期待できる資格が殆ど無い…。
- 待遇の改善が課題となっている。
- 臨床心理士
- 取得するまでにかかる時間に比べて割に合わない。
- 取得するには最低でも大学院に行く必要があるのだが、資格を取った後になることが多いカウンセラーなどの仕事は給料が安い。
- 以前はこの臨床心理士を民間資格から国家資格に昇格させようとする動きがあったのだが、厚生労働省は公認心理師という国家資格を新たに設けて対応したため特に病院などでは臨床心理士では採用試験を受けられないところも出てきた。
- なお学校や企業などであればまだ臨床心理士でもOKなことが多い。
- もっとも心理関係の資格は公民含めて乱立気味でそのなかで国家資格であるというのはましともいえる。
- 介護福祉士
- 2012年度より国家試験義務化される予定が2022年になってさらに5年先送りされている。
- 社会福祉士
- なかなかの難関国家資格であり社会福祉の専門家と言われるが、正直これを取っただけではいきなり病院や介護施設などでソーシャルワーカーとして活躍することは出来ず、叩き上げとして介護の現場で経験を積んでおかなければならない。
- つまり、夜勤や排泄介助なども当たり前のように発生する。それが嫌ならはっきり言ってこの資格を取るべきでは無い。
- そもそも介護の現場もマトモに知らないような者に相談業務が務まるのだろうか…。
- その分野に全く無知な人からは「介護福祉士と何が違うの?」とか聞かれたりする。
- 正直、公務員以外の社会福祉士は待遇はあまり良くなかったりする。
- 逆に言えば公務員の福祉職はオススメ。行政職みたいに有名大学の出身者が殺到するわけでもないので勝ち組になれる可能性が一気に高くなる。
- 手話通訳士
- 耳が不自由な方々に対して手話による通訳を行う能力があることを証明する準国家資格(公的資格)。
- しかしこの資格を活かせる場面は多くの場合ボランティア活動であり、取得難易度が高い割には金にならないのがざんねんである。
- そもそも業務独占資格では無いので、この資格が無くても手話の仕事はできる。
- 介護職員初任者研修
- 「介護業界の運転免許」と言われるほど重要な資格であり社会的にも必要性が高い資格なのだが、給料はお世辞にも高いとは言えない。
- 昔はホームヘルパー(訪問介護員)2級と呼ばれていた。
- 産業カウンセラー
- 主にブラック企業で働いている社員が抱えている悩みを聞いてあげて解決に導く心理系の資格とされているが…。
- かつては労働省が認定していた技能審査だったが、2001年に除外されてしまった。したがって、現在は完全な民間資格である。
- カウンセリングの資格としては歴史が長く本格的な心理学や実技も学べるため内容自体は決して悪いものでは無いのだが、取得するまでの費用や取得後の維持費が高すぎる…。
- かつては国家資格に準する資格とされていたためか取得するためには養成講座を受けなければならない。しかも受講料は結構高額…。
- 一応かつての公的資格ではあったため他の心理系の民間資格よりはまだマシな評価を下される場合が多いが、それでも専門のカウンセラーを目指す場合はこの資格だけでは不十分で、せめて国家資格の公認心理師や臨床心理士を取らなければアドバンテージにはならない。
- メンタルヘルス・マネジメント検定
- 自分自身と部下の心の病(うつ病など)に関して正しい知識を身に付けるための民間資格。
- 大阪商工会議所が認定している。
- しかし臨床心理士や公認心理師などの国家資格と異なり、対応方法など解決する技術までは身に付かない。
- カウンセラーのための資格では無く、あくまで教養レベルの資格である。
- もっとも、心理系の民間資格には胡散臭いものも多いので、その中ではかなり良心的であり比較的マシな資格ではある。
動物系[編集 | ソースを編集]
- 取るための労力は医師免許並みだがその割に生涯賃金が低く、本当に動物が好きな人以外にはオススメできない資格。
- 或いは収入自体は多くても労働時間も長いというケースが少なくない。
- 公務員として働く行政獣医師は比較的待遇が良いが、動物病院はあまり良いとは言えない。
- 行政獣医師には食品衛生や公衆衛生に関わる職種(と畜検査員など)や感染症対策に関わる職種(狂犬病予防員など)、動物愛護に関わる職種などがある。
- 空港の検疫所なども就職先として想定され得る。
- 行政獣医師には食品衛生や公衆衛生に関わる職種(と畜検査員など)や感染症対策に関わる職種(狂犬病予防員など)、動物愛護に関わる職種などがある。
- JKC公認トリマー
- 数あるペットトリマー(動物の美容師)の資格の中で最も知名度・人気が高い。
- 人間の美容師と異なり国家資格では無い。
- 就職先としては動物病院やペットショップなどが想定されるが、独立開業しない限りお世辞にも待遇は良いとは言い難い。
- 「手に職を身に付けたい」という理由で安易に手を出すと後悔します…。
- 相手が犬や猫などなので、人間以上に体力や気力が重要視される。
- 離職率も高い。
- 認定動物看護師
- 数ある動物看護師の資格の中で最も信頼度が高い。
- 動物病院では引く手あまたと言われる資格だが残念ながら待遇が悪いところが多い。
- ボーナスはおろか福利厚生すら無いような動物病院が少なくない。
- 逆に待遇が良い動物病院は夜間救急などもあるので激務。
- 将来的に国家資格の愛玩動物看護師が出来ると存在感が薄くなってしまう可能性が高い。
食品系[編集 | ソースを編集]
- 国家資格であればそれなりに社会的評価の高いものも多いが、民間資格は資格商法と言われても仕方ないような資格が多い気がする…。
- 調理師免許
- 実はこの資格が絶対必要な場面というのは「調理師免許を持った人しか採用しない」とか「調理系の専門学校などを卒業した人しか採用しない」みたいな条件の飲食店に応募するときくらいである。
- 飲食店を開業するために必要なのはこの資格ではなく食品衛生責任者。ただし調理師免許や栄養士の資格などを持っていれば講習を受けなくても自動的に食品衛生責任者にもなれるというメリットはある。
- ただこの資格を持っていれば「私は調理や食品衛生に関して最低限の知識は持っています」(≒ド素人ではありません)という証明書にはなるだろう。その意味では大部分の民間資格よりはだいぶマシ。
- 栄養士と異なり高卒どころか中卒でも取れてしまう資格であり、独占業務や設置義務もほぼ無いため、栄養士に比べてアドバンテージは小さい。
- ちなみにこの資格を業務独占資格にしない理由は「もし仮に調理師免許が業務独占資格だった場合、世の中のお母さんやお父さんは家で料理ができなくなるから」ってのもある。
- 主な就職先が飲食店であるため、どうしてもブラックと言われても仕方ないような企業に就職する人も少なくない。
- 長時間の立ち仕事なのでキツい。好きな人じゃないとやっていけない。
- 求人自体は多いのだが、裏を返せばそれだけ人手不足で大変な業界であるとも言える。
- 水や洗剤を大量に使うので手が荒れる人が多い。
- もはや職業病と言っても良い。
- 製菓衛生師
- お菓子職人(パティシエ、パティシエール)のための資格。
- ざんねんな理由は調理師免許と同じ。
- ちなみにパン製造技能士も同様の理由です。
- ふぐ調理師
- ふぐを扱う際に必要な資格だといわれているが、都道府県ごとに交付するので県境をまたぐと無効になってしまう。
- 韓国のように国家資格にできないかという意見はあるが実現に至っていない。
- そもそも各都道府県毎に認定基準がバラバラなので、考え方によっては恐ろしい…。
- 厳格な試験を課しているところから講習の受講だけで取れるところまで様々。
- 就職に強いと言われるが、資格取得者の多くがパートや派遣社員として働いているため、平均年収は高いとは言えない。
- 給食センターなどで公務員として働くなら高い給料をもらえたりするが、それ以外はあまり…。
- 養成施設に女子大学や女子大学が多いため、完全な女社会である。
- 2年制の専門学校でも栄養士の資格は取れるが、管理栄養士は4年制の学校に行かなければならない。
- また、栄養教諭になるためには(二種の場合)短期大学に行く必要がある。(一種は4大卒)
- 大きな病院や公務員だと管理栄養士しか採用しないところも多い。
- そのため「栄養士は管理栄養士へのステップアップとして以外にはあまり使えない」と言われてしまうことも…。流石に言い過ぎな気もするが。
- 船舶料理士
- 船員の食事の調理や管理を行う人に必要な国家資格だが、マイナーな資格のため年によっては認定試験が行われない場合がある。
- 食生活アドバイザー
- これを取ることで自分の料理や食生活を見直すきっかけにはなるかもしれないが…。
- あくまで家庭・趣味レベルの民間資格にとどまる。結局、学校で食育指導をやりたいなら国家資格の栄養士や管理栄養士を取った方が良い。
- そもそもプロとして食育指導を行うためには生物学や化学の専門的な知識が必要であり、数日程度の勉強で合格できてしまうような民間検定程度ではまだまだアマチュアである。
- 野菜ソムリエ
- 野菜や果物の美味しさや健康への効果を身につけるために取る資格と言われているが…。
- 国家資格じゃないのでこれを取ったからと言って食品業界への就職に有利になることはほぼ無い。あくまで趣味の検定なのに、取得コストが高すぎる…。
- そもそも講座を受けなければ試験を受けられないので、独学での資格取得は不可能。
- 栄養士のような特別な資格ではなく趣味レベルの資格に過ぎないのだが、何故かこの資格の取得を目指している人に対して補助金などを支給してサポートしている市町村が存在する。
- 「芸能人が売名のために取る資格」というイメージがどうしても強い。
- 介護食士
- 公益社団法人全国調理職業訓練協会が認定している資格。
- お年寄りが食べるものを作るために必要な知識や技能を認定する資格とされている。
- しかし所詮民間資格なので公的なメリットがほぼ無い。
- 「将来的に国家資格になる」という噂もあるが、未だ実現には至っていない。
- 介護や栄養学の知識が殆ど無い人でも72時間の講習を受ければ誰でも取れるが、コストが高過ぎる。
- 結局のところ、現場で高い評価を得たいのであれば別の資格(看護師、理学療法士、介護職員初任者研修、介護福祉士、栄養士、ケアマネジャーなど)を取った方が良い。
- フードコーディネーター
- 表向きは食品の開発や販売などに精通するスペシャリストみたいな資格と言われている。
- しかし業務独占資格どころか名称独占資格ですら無いので持っていても特別なことができるようになるわけでは無い。
- それどころか商標登録もされていないので称号としての信頼度も低い。
- 3級、2級、1級があるが飛び級で取ることはできない。必ず3級から順番に取る必要がある。
- しかも検定の受験料は結構高い。そして2級以上の認定を受けるためにはこの資格を認定しているNPO法人の名簿に登録しなければならない。
- 食育アドバイザー
- 日本能力開発推進協会(JADP)が認定する、正しい食生活の知識を持ったスペシャリストの資格とされている。
- しかし所詮マイナーな民間資格なので、栄養士や保育士のような国家資格ほどの重みは無いし特別な仕事ができるようになるわけでも無い。
- そもそも3ヶ月程度の通信講座で取れる資格なので、栄養学の薄っぺらい知識しか身に付かない。
- しかも受講料も高額である。
関連項目[編集 | ソースを編集]
資格試験・検定試験 | |
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資格試験 | 技術系 | 医療・福祉・衛生系 | 食品系 | 法学・経済・不動産系 | 交通系 電験 | 危険物取扱者 | 衛生管理者 | 宅建 | FP検定 | 司法試験 | 税理士試験 |
情報処理技術者試験(IPA) | ITパスポート | セキュマネ | 基本(分野別|出題内容) | 応用 | 高度 |
簿記検定 | 日商簿記(社会的評価) |
パソコン検定(パソコン検定/公的試験) | MOS | オラクルマスター | Cisco |
英語検定 | 実用英検 | TOEIC |
偽モノの特徴 | 偽情報処理技術者試験 | 偽日商簿記 |
もしwiki | もし情報処理技術者試験が○○だったら もし日商簿記検定が○○だったら もし運転免許証が○○だったら |
ざんねんなモノ事典 | IT系|技術系|法律・会計・金融系|医療・衛生・食品系|語学・教育・教養系 |
関連項目 | ベタの法則(オススメと言われる資格の法則) | 取る意味がない資格の法則 |