ざんねんな資格事典/語学・教育・教養系

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語学系[編集 | ソースを編集]

  1. 国家資格と呼べるのは全国通訳案内士と教員免許くらいである。
    • そのため多くの資格はそれを持っているだけでは大して役に立たず、実力の方が重要視される。
  2. 簿記検定IT系の資格に比べると高校時代の基礎学力に大きく左右されがちであり、上位級になると学歴が低い人は苦戦すること間違い無し。
  3. 英語以外はマイナーな資格ばかり…。
実用英語技能検定
  1. かつては文部科学省のお墨付きがあり日本の英語検定の名門と呼ばれていたが…。
  2. TOEICの台頭によって相対的に地位が下がってしまい、大学院入試や就職活動ではあまり使えない試験に成り下がってしまった…。
    • しかしそれでも高校入試や大学受験の段階までなら役に立つ場面は多い。
    • 一応、公務員採用試験や教員採用試験では英検2級以上の合格者を優遇するケースもある。
  3. TOEICと異なり級ごとの受験となるため、同じ級の合格者でもギリギリで合格した人と満点近い点数で合格した人の実力の差が激しいとしばしば批判される。
    • ただし2級のみ、通常の合格とは別に高得点で合格した者は2級Aと認定され、海外留学や日本の大学受験で有利になる場合も。
  4. 履歴書に書いて恥を書かないのは最低でも2級以上。準2級以下なら書かない方がマシとしばしば言われる。
    • 外資系企業や国際部門などを狙うのであれば2級でも正直微妙。
  5. 1級は超難関級の国家資格並みに価値が高いと言われるが、正直これを取ったところで一般的なネイティブの大学生程度の評価にしかならないというのが実情である…。
    • ただ1級は教養力を測る試験でもあるので、これを持っていればネイティブの高卒よりは教養があることの証明にはなりそう。
  6. 本人確認がザルと言われており数年に1回不正受験で捕まる人が後を絶たない。
  7. かつては英検マンというPRキャラクターがいたが、いつの間にか姿を消していた…。
  8. 近年は受験料の値上げが著しく、今では3級ですら8000円近くかかる。1級に至っては1万円を大きく超える…。
TOEIC
  1. じゃあTOEICが万能かと聞かれると全然そんなことは無い。
  2. 作文問題や面接課題が無く、マークシート方式の読解と聞き取りだけの簡易化された試験なので、これで高得点を取れても実際の英会話はてんでダメという人が少なくない。
  3. 「TOEICで高得点を取れば大手企業の総合職の採用試験でも有利!」という風潮があるが、そもそもその辺を狙う人たちは東大卒などのTOEICで高得点を取れて当たり前という非常に優秀な人たちばかりなので、学歴があまり高くないFランク大学の学生がTOEICのハイスコアだけをとってもあまり意味は無い。
  4. 過去にイギリスで試験の不正があったらしく、実はイギリスではTOEICとTOEFLだとビザが下りないので注意。英語圏の国にダメ出しされた英語圏の試験って何…。
    • ちなみにTOEICとTOEFLはアメリカの教育試験サービス(ETS)が実施しています。
    • その不正というのは試験官が問題の答えを堂々と読み上げるというもの。
  5. 既に他の専門スキルや高いコミュニケーション能力を持っている人がTOEICの高得点を取得すれば強力な武器になり得るが、特にこれといったスキルを何も持っていない人がTOEICだけを勉強してもあまり意味が無い。
  6. 高評価を得たいなら最低でも730点(英検準1級相当)以上取らなければあまり自慢にはならない。
    • さらに470点(英検2級相当)未満であれば履歴書には書かない方がマシとすら言われている。
  7. 日本韓国以外の国ではあまりメジャーな試験では無い。
    • よく「日本人のTOEICの平均点は世界的に見ても低い」と言われるが、そもそも日韓2カ国で世界全体の受験者の3分の2を占めている試験だから(韓国以外の)海外と比較するのはあまり意味が無い。
      • ただ、それでも平均点が韓国人より低いのは事実。
IELTS
  1. イギリスでは一般的な英語検定。
  2. イギリス本国のみならずオーストラリア、ニュージーランド、カナダへのビザ化取得の必要条件になっている。
  3. しかし日本で受験する場合の本人確認書類は日本国旅券のみしか認められていない。
    • さらに指紋登録や顔写真撮影に荷物チェックなどがある。
      • 本人確認が出入国管理並みに厳しい。
    • TOEICやTOEFLと異なり運転免許証や学生証が使えない。
  4. しかもビザ申請は2年以内の試験結果でしかおりない。
国際連合公用語英語検定試験
  1. 国連英検という名前だが、国際連合本体ではなく日本の公益財団法人が実施している。
    • ただし日本国際連合協会は国連協会世界連盟のメンバーではある。
  2. 国連職員や公務員の一部の職種(外務省職員、警察の国際犯罪捜査官など)を目指すのであればそれなりに効果があるが、それ以外での知名度がイマイチ低く、民間企業への就職を狙うならあまり使えない資格である。
ビジネス英語検定
  1. 簿記で有名な日本商工会議所が認定するマイナーな英語検定。
    • 海外取引やビジネス文書に関する知識が問われるが、有名な実用英検やTOEICと違って一般の人にはあまり知られていない。
      • ただビジネス英語に特化しているだけあって難易度は意外と高め。
  2. 貿易会社や海外取引を行っている商社、外資系企業以外ではあまり評価されない。
韓国語能力検定
  1. 韓国語に関する検定の代表格だが、他の検定と異なり級数が大きくなるほど難しくなる。
    • 1級が一番簡単で、6級が最難関である。
    • ちなみにハングル能力検定はこれとは逆に1級が最難関で5級が最も簡単。
児童英語教師
  1. 一つの資格では無く、小学校英語指導者資格(J-SHINE)や児童英語インストラクター資格などがある。
  2. しかしどの資格も子供向けの英会話教室を開くくらいしか使い道が無い。
  3. 結局のところ、幼稚園や小学校などで働きたいのであればほぼ役に立たない資格である。
    • 教員免許やTOEIC(730点以上)、英検(2級以上)、保育士などの方が遥かに有益。
    • あと学歴か。(できれば国公立大学や有名私立大学の外国語学部を卒業しておいた方が良い)
日本語教師
  1. 外国人に日本語を教える先生のための資格とされているが…。
    • ちなみに一つの資格では無く、医療事務などと同様にいくつかの種類が存在する。最も有名なのは日本語教育能力検定試験
    • ようやくしっかりとした資格化に向けて動き出したというところである。
  2. 教員免許のような国家資格では無い。にも関わらず、通信講座や専門学校などが過剰に宣伝しまくっている。
  3. 多くは中国東南アジア中南米と言った発展途上国の出身者を相手にするため、給料が安い。
    • コンビニのアルバイト店員より安いらしい…。
  4. これを持っているからと言ってアメリカイギリスオーストラリアなどで働けるなんて夢は見ない方が良い。
    • そもそも英語ができた方が遥かに有益だし、これらの先進国は学歴が無いとビザを取得するのが非常に難しいので…。
日本語能力試験
  1. 将来日本で働くまたは留学する予定の外国人に対して日本語の能力を問う検定。
  2. 最上級のN1は我々日本人でも真面目に勉強しないと高得点を取るのは難しいらしい。

教育系[編集 | ソースを編集]

教員免許
  1. これを持っていれば公立の小中学校・高校で働けるが、そもそも教師自体が公務員の中でも飛び抜けてブラックと言われているので、本当に正義感の強い人間以外にはオススメし難い職業である。
    • 単に授業だけを教えていれば良いわけでは無く、学校(特に公立の小・中学校や、教育困難校と言われる高校)がセーフティネットのような役割に変わり様々な問題を抱えた生徒の面倒を見なければならなくなったという複雑な事情があるため。
      • ちなみにこうなってしまったのはほとんどが日本の政治家の責任である。
    • おそらくブラック度で言えば自衛隊警察官消防士あたりとタメを張れるレベルだと思う…。
  2. これを持っていても学習塾・予備校への就職・転職にはさほど有利にならなかったりする。
    • 大手予備校だと資格よりも豊富な実務経験の方が優先されるし、小さな塾だと「教員免許を持っている人に資格手当などを与えなければならないから」という理由でかえって不利になってしまうことも…。
  3. 地理歴史・公民科(社会科)の免許は教育学部のみならずFラン大の経営学部や文学部みたいなところでも取れてしまう。
    • しかしその割に募集枠が数学や英語などといった主要教科に比べて小さいため、採用試験は非常に狭き門となっている。
    • ちなみに高校の職業教科工業商業以外)、宗教、外国語(勿論、英語以外ね)はもっと枠が小さい。
  4. 実はこの資格を持っていなくても大学教授にはなれる。天文学的な確率だが。
    • 例えば建築学者の安藤忠雄氏は高卒、海洋生物学者の宮澤正之氏(さかなクン)は専門学校卒である。
    • ちなみに専門学校の講師も教員免許は不要です。
  5. この資格を持っている人は、都道府県によっては左巻きの人間が多いと言われている。
    • 特に日教組の加入率が高い都道府県がそう思われがち。
  6. これを持っていれば就職最強、では無い。これとは別に採用試験に合格しなければいつまで経っても講師扱い…。
    • 教員免許自体はFランク大学であっても教職課程を取って教育実習や介護体験を経験すれば誰でも取れてしまう程度の資格であるため。
    • 一応教員採用試験自体には学歴フィルターは存在しないらしい。が、Fラン大生だとどうしても対策が甘くてなかなか受からないということはあるかも…。
  7. 自分の子供を過干渉したり、過放任したりしがち。
    • 子供のペースを考えずに、勉強しろ勉強しろとうるさくなりがち。
      • なおこれは他の公務員や医療系の職業の親でもあり得ることです…。
    • 子供が学校等で問題を起こしても、親は教員なので、おかしな人ではないはずだとみなされ、スルーされがち。
  8. 近年は資格取得に必要な単位数が増えており、教員を目指す大学生の負担が増えている。
    • 近年ではICT教育もあるらしい…。
    • しかも大学・学部によっては卒業要件に教職課程が含まれておらず、オプション扱いになっていることも…。
      • これで追加料金が取られたりする。(特に私立大学に多い)
  9. 小・中学校の場合、資格を取るためには介護等の体験が必要になる。
  10. 業務独占資格なのに士業のような独立開業が出来ない。
    • 結局、自治体(国公立)や学校法人(私立)に雇われなければ意味が無い。
    • そもそもどうやって独立開業するんだという話である。教師一人の力では何もできないし。
  11. 腹黒い人ほど出世しやすいらしい。
    • 子供のことをちゃんと考えているかどうかは二の次。
保育士
  1. 最近はこの資格だけで働ける場所が少なくなってきた。
    • 幼稚園教諭免許状とのダブルライセンスが前提の職場が多くなった。こちらは保育士資格と違って専門学校で取ることはできず、4年制大学または短期大学に通う必要がある。
      • ちなみに幼稚園教諭免許状は業務独占資格だが、保育士はあくまで名称独占資格に留まる。
学芸員
  1. 博物館・美術館で専門職員として働くために必要な国家資格。
  2. しかし既に飽和状態であり、この資格を持っていても資格を活かせる場所で働いていない人が多い。
司書
  1. こちらは図書館で専門職員として働くために必要な国家資格。
  2. しかしやはり飽和状態なのは学芸員と同じ。
放課後児童支援員
  1. 2015年に新設された都道府県認定の公的資格。
    • 学童保育施設(放課後児童クラブ)では最低1人以上の放課後児童支援員の配置が必須になった。
      • 他にも児童養護施設や乳児院なども就職先として想定されている。
  2. しかし殆どが非常勤のパートであり、正社員として採用される人は少ない。
    • 基本的に正社員として採用されるのは既に幼稚園教諭免許状、小学校の教員免許、保育士、社会福祉士などの資格を持っている人に限定される。
    • 公営の施設に就職したい場合は公務員採用試験に合格しなければならない。しかも狭き門である。
  3. 待遇が悪い施設も少なくないらしい。
    • こういう施設は職員だけでなくそこで生活する子供たちにとっても良い環境ではないことが多い。
児童指導員
  1. 児童養護施設などで親代わりで子供の面倒を見るための任用資格。
    • あくまで任用資格なので、他の国家資格(教員免許、社会福祉士、精神保健福祉士、保育士など)を持っていなくても取れる。
      • 高卒でも2年以上の実務経験で取れます。
  2. 社会的に絶対必要な仕事なのに給料は安い。昇給も少ない。
チャイルドマインダー
  1. 小学生以下の子供に(幼稚園や保育園に比べて小規模な)家庭的な保育サービスを行う職業の一種とされているが…。
  2. 国家資格では無いので公的なメリットはほぼ無い。
    • 通常の保育園は2人以上の保育士が必要だが、預かる子供の人数が5人以下であればこの設置義務は無くなる。これを認可外保育園という。
      • そもそもチャイルドマインダーはただの民間資格なので、国に認められた保育園どころか認可外保育園にすら設置義務は無い。したがってこの資格が無くても認可外保育園を開業することが可能。
  3. 講座を受ければ誰でも取れてしまう資格なので、正規の専門学校や短期大学などに通わなければ取れない保育士資格や幼稚園教諭免許状に比べて資格の価値は遥かに低い…。
    • 保育士や幼稚園教諭免許状などは信用度の高い国家資格なのでそれなりの専門知識が身に付いている証明になるが、チャイルドマインダーはただの民間検定なのでお世辞にも保育のプロとは言い難い。
  4. そもそもこの資格を持っているだけの素人が近所の子供の面倒を見るなど無責任にも程がある。
    • 感染症や食中毒、熱中症、怪我などのリスクも十分にあるし、万が一死亡事故が発生したらどう責任を取るつもりなのだろうか…。
不登校訪問専門員
  1. 一般社団法人ひきこもり支援相談士協議会が認定する、不登校になった子供やその家族を支援するために作られた資格。
    • 当事者やその家族の相談相手になって支援を行うことが期待されていた。
    • 資格を取得するためには指定の通信講座を受ける必要がある。また、1年毎に更新が必要である。
    • この団体はひきこもり支援相談士という別の資格も認定している。
  2. しかし実際には不登校の子供のことなどどうでも良くて、主催団体の金儲けの道具であると言われている。
    • 受講料、登録料、更新料は決して安くは無い。
  3. 国家資格や公益性がある資格では無いので、これを取っても働ける場所はきわめて少ない。あっても簡単な事務作業や補助作業、送迎バスの運転手くらいである。
    • 児童相談所で働くためには大卒程度の公務員採用試験に合格しなければならない。また、スクールカウンセラーになりたければ臨床心理士や公認心理師が、スクールソーシャルワーカーになるには社会福祉士や精神保健福祉士が必要になる。

地理・歴史・社会系[編集 | ソースを編集]

  1. 教養系の例に漏れず国家資格が非常に少ない。
    • あっても気象予報士や教員免許、観光系の旅行業務取扱管理者と全国通訳案内士くらいしか無い。
歴史能力検定
  1. 漢検よりはマシだが、これも趣味の検定だと思われがち。
    • 一応、日本史または世界史の2級以上の合格者は高卒認定試験の科目免除の対象になっており、また、日本史2級以上の合格者は全国通訳案内士試験の日本歴史も免除になるなど公的なメリットもそれなりにあるのだが…。
  2. 日本史・世界史共に1級に複数回合格すると歴検修士(3回)や歴検博士(5回)、歴検大博士(10回)の称号が貰えるが、あくまで民間検定なので正式な学位では無い。
地理能力検定
  1. 歴史能力検定と並ぶ社会科系検定の一つだったが、試験を実施していた財団法人日本余暇文化振興会が解散したため廃止されてしまった。
世界遺産検定
  1. 旅行会社への就職に有利と言われるが、あくまで趣味の延長の資格なので、高い評価を狙うのであれば国家資格の旅行業務取扱管理者や全国通訳案内士を取った方が良い。
旅行地理検定
  1. 旅行が好きな人が自分の知識を深めることを目的として受けることが多い検定試験。
    • この資格を取るとより旅行を楽しめるようになるというメリットはあるが…。
  2. 旅行業務取扱管理者はおろか世界遺産検定よりもマイナーなので、履歴書に書いても殆どプラスにはならない。
  3. そもそもこの試験を主催している旅行地理検定協会はJTB総合研究所の中にあるため、JTBの金儲けのための検定と言われている…。
環境社会検定
  1. 通称eco検定。東京商工会議所が主催する、環境問題に関する知識の啓蒙を目的とした検定試験だが…。
  2. 就職・転職活動ではそれほど効果が期待できる資格では無い。環境問題に多少の関心はあるんだね、程度の資格である。
    • まあでもSDGs(持続可能な開発目標)に取り組んでいる企業の面接であればハッタリが効くかもしれないけどね…。
  3. 環境コンサルタントを目指すのであれば技術士(環境部門)、環境計量士、測量士危険物取扱者などの国家資格を取った方が有益である。
ニュース時事能力検定
  1. 通称N検。時事問題の知識やニュース報道を読み解く能力を身に付けるためにオススメの資格と言われる。
    • マスコミによる偏向報道に騙されないためにこの資格の勉強をするのが良いと言われる。
  2. 一部の新聞社やマスコミなどでは入社試験の際に優遇されるといわれるが、あくまで学歴や英語力(TOEICスコアなど)の方が優先されるので、過度な期待は禁物。
    • 「無いよりマシ」程度の資格と思った方が良い。
    • 一部の大学の推薦入試でも優遇されるらしいが、殆どがF欄である…。
    • 毎日新聞社だと就職試験に出す時事問題の試験を免除されるなど結構優遇されているが、そもそもここの協会の副理事長は(ry
日経TEST
  1. N検と同様に、表向きは時事問題や経済学の知識を問う試験である。
    • 合格・不合格の概念は無く、TOEICと同様にスコアで評価されるタイプの試験である。
    • 大学生であれば就職活動の時事問題対策に使える。これがメリットか。
  2. しかしド直球すぎる試験名称の通り、日本経済新聞社が販売部数拡大を狙って作った資格である。
  3. 大学生ならともかく、ビジネスマン・社会人であれば英語力を鍛えたり他の国家資格(中小企業診断士など)を取った方が良い。
  4. 上のニュース時事能力検定と違い、これでよい点を取っても日本経済新聞社の入社試験で優遇されることはない模様。
    • 一応入社試験の時事問題は日経TESTに準拠してはいるようだが・・・。

観光系[編集 | ソースを編集]

全国通訳案内士
  1. 語学系では数少ない2つの国家資格のうちの一つ(もう一つは教員免許)。かつては通訳ガイドとして働くためにはこの資格が必要だったが…。
    • 規制緩和によってこの資格を持っていなくても通訳ガイドとして働けるようになってしまい、コストが高い割に取るメリットが薄い資格になってしまった…。
  2. そもそも旅行業界自体が斜陽産業であるため、(似たようなジャンルの旅行業務取扱管理者もそうだが)お世辞にもオススメの資格とは言い難い…。
  3. この資格を活かすためには日本の歴史や地理に精通し、なおかつ日本の風土や文化などについて外国語で説明できなければならない。
    • 例えば「日本の人口」「天皇と将軍の違い」「なぜ日本は地震が多いのか」「なぜ日本人平均寿命は世界一長いのか」などについて質問されたらそれらに即答えられなければならない。
      • 日本について何も知らない外国人観光客も多いので…。
    • 単に外国語や旅行が好きなだけでは全く話にならない。
  4. 英検1級レベルの高い語学力が無ければ取れない超難関資格である割には、泣きたくなるほど収入が低いらしい…。(殆ど副業レベル)
    • なので旅行会社や大手ホテルなどとのコネがよっぽど強力で無い限り独立開業するのはオススメできない…。
旅行業務取扱管理者
  1. ユー○ャンなどでうちでも取れる資格と喧伝されてるやつ。
  2. しかし1人いれば旅行業者の許可が下りるというくらいしかメリットがない。
    • そもそも旅行会社を立ち上げる際に営業保証金や基準資産といったお金を事前に準備しなければならないため、簡単に起業できるものでも無い…。
    • まあ一応国家資格であり根拠となる法令はあるので、怪しい民間団体が認定している胡散臭い資格よりはなんぼかマシか。
  3. 国内旅行のみを取り扱える国内旅行業務取扱管理者と海外旅行も取り扱える総合旅行業務取扱管理者の2つの区分があるが、今どき国内旅行しか扱っていない旅行代理店は絶滅危惧種なので、せめて総合の方を取らなければ高く評価されない…。
    • そもそも国内はFラン大生や専門学校生でも取っている人が沢山いる。まあ総合は英語ができなければ試験に合格できないので難易度は高いが…。
  4. 国家試験にはJRの運賃計算の問題があるが、大半の旅行マニアにとっては最も苦手でマニアックと言われる分野らしい。
    • まあ鉄道マニアにとってはどうってことない分野なのかもしれないが…。
    • 航空会社の運賃計算の問題もある。

美術系[編集 | ソースを編集]

カラーコーディネーター検定試験
  1. 東京商工会議所が認定する色彩に関する資格。
    • ファッションやインテリア、建築、製造業界、Web制作会社、デザイン系の会社などにおいて新商品の配色に関する専門家を養成することが期待されている。
  2. しかし所詮民間資格なので資格自体はあまり役に立たない。あくまで色の専門知識が役に立つのである。
    • それでも商工会議所の認定資格なので他の美術系の検定に比べたらマシな方だが。
  3. ぶっちゃけ資格そのものよりも本人の実力を磨いた方が有益。
    • 実際に本人が作った作品を面接官に見せてあげた方が良い。
色彩検定
  1. 公益社団法人色彩検定協会(旧・全国服飾教育者連合会)が実施する、色に関する知識やスキルを問う検定試験。
    • 昔はファッション・アパレル系の関係者の取得者が多かったが、現在はそのような傾向は無くなっている。
    • 文部科学省が後援している。
  2. あくまで自己啓発のための資格なので、仕事ではあまり役に立たない。
    • 色彩検定を取るより、デザインのセンスを磨いた方が良い。
CGクリエイター検定
  1. 画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)が認定する、コンピューターグラフィックスのプロを養成するための資格らしい。
    • 文部科学省後援。
  2. しかし試験はあくまでペーパー方式(しかもマークシート)。実技課題が無いので薄っぺらい知識しか身に付かない。
    • この資格に限らず、CG-ARTS協会の検定は評価が微妙なものが多い。どれも短期間で取れてしまうので。
  3. 結局、本気でCGクリエイターになりたいのであればまずは自分の作品を作るとか、美術大学に行く(専門学校は微妙)とかした方が良い。
美術検定
  1. 一般社団法人美術検定協会が認定する、美術に関する幅広い知識を身に付けるための資格。
    • 昔はアートナビゲーター検定と呼ばれていた。
  2. しかし美術館でアルバイトとして働けるくらいしか公的なメリットが無い。
    • 美術館や博物館で正社員として働きたいのであればせめて国家資格の学芸員を持っていなければ話にならない。
  3. この資格を持っていても芸術大学や美術大学の入学試験では使えない。
    • 一般受験はおろか推薦(AO)入試でも評価されることはほぼ無い。
      • この資格を取るより、美術・造形系コンクールで入賞した方がよっぽど評価される。
    • 美術検定の勉強をするより、TOEICや英検で英語力を養い、なおかつ美術の専門用語を交えて英会話ができるようになった方が有益である。

教養系[編集 | ソースを編集]

  1. やはり国家資格は…無い。
    • 強いて言うなら高卒認定試験が唯一の国家試験。
  2. 高校入試や一部の大学の推薦入試では使えるが、就職活動であまり使えない資格が多い。
    • 正直に言うと就職活動においては日商簿記とかITパスポートなどを取った方がまだマシ。
    • 基本的に専門的な技能や知識を証明するような資格は無い。そのため面接で話のネタになればマシな方。
      • とはいえ上の級になると一般人ならまず触れる機会が無いようなマニアックな知識が要求されるので非常に難しいというものもある。
日本漢字能力検定
  1. 高校受験までは使える試験ではあるが、大学入試になると英検などと違い、途端に優遇する大学が少なくなってしまう。
    • あったとしても殆どがFラン大である…。
    • 英検や実用数学技能検定は合格するためにはそれなりの思考力が要求されるため上位級であればそこそこのレベルの大学でも優遇措置があったりするが、漢検は暗記要素が強いため高校入試はともかく大学受験では評価されにくい。
    • そのためか小中学生には人気が高いが、高校生以上の人たちからの人気は高くない。
  2. 何より検定の運営団体が不祥事を起こしすぎてしまい、文部科学省が呆れて後援を取り消す事態にまでなった。
  3. テレビ局などのマスコミだと内定者に対して入社前に漢検2級の取得を義務付けている場合も多いが、これはあくまで「一般常識程度の常用漢字の知識も無いような人を雇いたくは無い」という程度に過ぎない…。
  4. 就職活動でもTOEICや日商簿記に比べて評価される場面は少ない。
    • 公務員採用試験でも漢検の合格者を優遇する自治体は少ない。
  5. テレビ番組の企画としてよく使われる。
    • 東大京大の出身者が「漢検1級!」「漢検準1級!」と宣伝させているのを見て「漢検ってそんなに権威のある資格なんだな〜」って思ってしまう視聴者が多いらしい。
      • 難易度はともかく、権威だけなら日商簿記1級の方がありそうだが…。
  6. 一部の人からは「お年寄りが認知症の予防のために受ける検定」だと思われている。
  7. 準1級以上は高校の国語の先生でも取るのが至難の業と言われるほどの難関になるのだが、その割に役に立つ場面が少ないのでコスパが悪いと言われている。
実用数学技能検定
  1. 大学受験まではそこそこ役に立つので漢検よりはマシだが、(英検や日商簿記とは異なり)就職活動ではあまり使えない資格。
    • ただし準1級以上に合格していれば数学の塾講師くらいにはなれるかも?
  2. たとえ1級と取ったとしても公的なメリットはあまり多くない。
    • 本当に数学を極めたいなら修士号または博士号を取った方が良い。
  3. 英検や漢検に比べてマイナーだからか、団体受験をやってくれない学校や塾も多い。
秘書技能検定試験
  1. 割と有名な民間資格だが、これに合格したからといって大物政治家の秘書や大企業の経営者の秘書になれるなんて思わない方が無難。
  2. 秘書という名前からこの資格の保有者はものすごく礼儀正しいと思われがちだが、実際の出題内容は一般常識に毛が何本か生えた程度のビジネスマナーである。
  3. 高卒新卒の女の子であればこの資格を持っていれば前向きな姿勢を多少は評価してもらえる可能性はあるが、大学生や社会人がわざわざこの資格を取る意味は薄い。
サービス接遇検定
  1. レストランやホテル、百貨店などで接客業に関わるために必要な知識やスキルを認定するための試験とされている。
    • 秘書検定と同じ公益財団法人実務技能検定協会が主催している。
  2. しかし接客業に必ず必要な資格では無いので、たとえ1級を持っていても実際にはあまり評価されない。
  3. この検定に合格していれば多少は基本的な知識が身に付いていると見做されるが、それでもその人の人柄や(採用試験の)面接時の態度の方が遥かに重要視される。
    • 正直、高校では部活動をやっていた方が評価される。(先輩や後輩との接し方をちゃんと学んだという認識になるので)
    • そして資格の価値としてもお世辞にも強いとは言い難い。素直に国家資格や他のメジャーな検定(英検、日商簿記など)を取った方が良い。
ビジネス能力検定試験
  1. B検ジョブパスとも呼ばれるビジネスマナーなど仕事をする上での心構えについて学べる検定だが、受けるのはほぼ専門学校生であり、秘書検定やN検などと異なり大学生や社会人には殆ど知られていない。
    • 仮にこの検定を受ける大学生がいたとしても殆どがFラン。社会人も新入社員ばかりである。
  2. あまりにもマイナー過ぎて受験者数が少ないため、参考書は都会の大きな書店にでも行かない限り手に入らないと思って良い。
  3. どうしても周りは若い人が多いので、20代ならまだしも30歳以上でこの試験を受けると結構浮く。
高等学校卒業程度認定試験
  1. この試験に合格しても(その後大学や専門学校などに進学して卒業しなければ)最終学歴は中卒のままである。
  2. 実は普通に高校に通って卒業するより難しい。何故なら出席日数などによって点数を加算するという救済措置が一切ないからだ。
    • しかし流石に大学入学共通テストよりはかなり簡単にしてある。そうしなければ(進学校の中退者はともかく)教育困難校の中退者やそもそも高校に行かなかった人たちが合格できなくなってしまうからね…。

関連項目[編集 | ソースを編集]

資格試験検定試験
資格試験 技術系 | 医療・福祉・衛生系 | 食品系 | 法学・経済・不動産系 | 交通系

電験 | 危険物取扱者 | 衛生管理者 | 宅建 | FP検定 | 司法試験 | 税理士試験
キャリコン | 管理栄養士 | 公認会計士 | 運転免許証(種類別)
証券外務員 | アクチュアリー | AFP・CFP

情報処理技術者試験(IPA) ITパスポート | セキュマネ | 基本(分野別|出題内容) | 応用 | 高度
簿記検定 日商簿記(社会的評価)
パソコン検定(パソコン検定/公的試験) MOS | オラクルマスター | Cisco
英語検定 実用英検 | TOEIC
偽モノの特徴 偽情報処理技術者試験 | 偽日商簿記
もしwiki もし情報処理技術者試験が○○だったら
もし日商簿記検定が○○だったら
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