もし将棋のプロ棋戦でこんな有り得ない展開があったら
- システムに不明な点があれば将棋界のしくみへ。
これまでにあった記録[編集 | ソースを編集]
- 七番勝負が指し直し局含め10局
- 第40期名人戦(1982年)。持将棋1局、千日手2局で計10局。
- 第5期叡王戦(2020年)では持将棋2局、千日手1局で計10局。第9局まで行われ、決着までの総手数は第40期名人戦を上回り最多となった。
- 二日制の対局がアクシデントで一日制に短縮
- 第43期王将戦第5局(1994年)。対局者らを乗せた飛行機が悪天候で羽田空港に引き返し(会場は青森県三沢市)、現地入りが遅れたため。
- 二日制の対局で封じ手が行われず
- 第77期名人戦第1局(2019年)。1日目の午後3時以降に千日手が成立したため、規定により2日目の開始時刻から指し直しとなった。
- 現役生活13年で引退
- 熊坂学は四段昇段から3年連続で順位戦C級2組で降級点をとりフリークラスに降級。フリークラスから復帰の条件を満たさぬまま10年後に引退した。
- 順位戦でB2→B1→Aと2年連続昇級後A→B1→B2と2年連続降級
- 木村義徳は1978年にB級1組に昇級、79年にA級に昇級するが、80年A級は9戦全敗で降級、翌81年B級1組でもB級2組に降級している。
- 勝ち星規定だけで九段まで昇段
- 2020年7月に阿部隆が達成。
- タイトル獲得者が翌年の番勝負に出場せずタイトルを返上
- 第4期女流王座戦(2014年)は第3期女流王座の里見香奈が体調不良で休場しており、五番勝負は本戦決勝に進出した加藤桃子と西山朋佳によって行われた(加藤桃子が3勝0敗でタイトル獲得)。
- 引退予定の(女流)棋士がタイトル戦に登場
- 第16期マイナビ女子オープン(2023年)で既に引退を発表した甲斐智美が挑戦者として登場した。
タイトル獲得者が…[編集 | ソースを編集]
規定による引退が決定した棋士が名人以外のタイトルを独占[編集 | ソースを編集]
- フリークラスに転出した棋士は、期限満了または65歳の誕生日を迎えた年度を終えるとどのような状況であっても引退となります。
- 失冠したタイトルは二度と挑戦できないという形になるだろう。
- そもそもまだやれるのになぜ転出したのかと読みの甘さを指摘されるはず。
- 執筆当時で一番可能性があるのは森内俊之か?
- そもそもタイトルを持っている棋士のフリークラス転出自体認められるかどうか疑わしい。
- 転出後に獲得したという可能性だってあるし(中原誠がフリークラス転出後に竜王戦で挑戦者決定戦まで勝ち進んだことがある)。
- 「突然将棋が嫌いになり、棋士であることが嫌になった」かもなぁ………
- フリークラス転出理由が「自身の闘病に専念」もしくは「病気で倒れた妻の介護」とかだったら多少理解されるかも。
アマチュア選手がタイトル獲得[編集 | ソースを編集]
- 一部の棋戦ではアマチュア選手の出場枠があります。なお一般棋戦では加古川青流戦で稲葉聡アマが優勝したことがあります。
- おそらくそのままプロに編入されるかもしれない。
- アマチュア選手や女流棋士はプロ棋戦で一定の成績を収めることでプロ編入試験を受けられるようになるが、さすがにタイトルまで獲ったら特例で編入試験も免除されるだろう。
- おそらく「挑戦」の時点で無条件編入が取りざたされるはず。
- ただし、(プロ編入試験合格者同様)フリークラスでの編入になるだろう。
- 執筆当時での昇段規定に基づくと、プロ入りの時点で七段(竜王の場合は八段)となる。
- 一方でタイトルを奪われた棋士にとってはこの上ない屈辱。
- 当該選手がプロ入りを拒否した場合、他棋戦でのタイトルホルダーとしての出場は許されるだろうか。
- この場合、タイトルを奪われた翌期に前タイトルホルダーとしてシードされるのかも気になる。
- プロ入り拒否の理由としては「将棋はあくまで趣味として楽しみたい」という考えを持っていたというケースなどが考えられる。
女流棋士がタイトル獲得[編集 | ソースを編集]
- 上記同様に、女流棋士についても一部の棋戦で出場枠があります。
- なお、棋聖戦では西山朋佳(当時奨励会員)が二次予選決勝まで進んだことがあります。
- 大体は上記のアマチュア選手の場合と同じだが、話題性ではこちらの方が上か。
- これによって初の女性棋士となった場合は、羽生善治の七冠達成時や藤井聡太の連勝記録更新時並の大ニュースになる。
- 件の女流棋士がLPSA所属だった場合は一悶着ありそう。
竜王戦で6組優勝者が竜王奪取[編集 | ソースを編集]
- 竜王奪取者のうち最もクラスが低かったのは藤井猛(第11期)と渡辺明(第17期)で、いずれも4組優勝から竜王を奪取しています。
- 第7期竜王戦では6組優勝の行方尚史が挑戦者決定三番勝負まで進出しています。
- 第36期で5組優勝の伊藤匠が挑戦者になりました(4連敗で敗れた)。
- 「将棋界のシンデレラボーイ」として注目されるようになる。
- 「かつてのトップ棋士が奇跡の大復活」というケースも考えられる。
- 行方のように新四段であれば「リアル九頭竜八一」と呼ばれる。
- かなり極端だが、「順位戦でA級に在籍するような実力者であるが竜王戦ではなぜか6組から上がれなかった」なんてケースもあるかも。
- やはり失冠した棋士にとってはこの上ない屈辱だろう。1組~5組の各組優勝者も同様に。
- 翌期の各組の定員調整が大変なことになる。
順位戦[編集 | ソースを編集]
8人以上によるプレーオフで名人挑戦者決定[編集 | ソースを編集]
- 順位戦A級で同率1位が発生した場合、ステップラダー形式によるプレーオフを行い、名人挑戦者を決定します。また、A級の定員は原則10名ですが、休場者の関係で11名以上になることがあります。また、同率1位でも、順位9位以下は勝ち越さないとプレーオフに参加せずに降級となります。
- プレーオフの参加人数最多は2017年度の6人。
- 普通にプレーオフをやったら長期間に及びそう。
- 王将戦や棋王戦の番勝負を戦っている棋士がいればなおさら調整が困難。
- 2018年の豊島将之以上のハードスケジュールは確実。
8勝1敗の3名によるプレーオフで名人挑戦者決定[編集 | ソースを編集]
- 8勝1敗の2名によるプレーオフは2006年度に発生しています(羽生善治-谷川浩司で谷川勝利)。
- 「史上最もハイレベルなプレーオフ」と呼ばれていた。
- 3人の順位が1位・2位・3位だったらさらにすごいことになっていた。
B級2組・C級1組・C級2組で全棋士が5勝5敗[編集 | ソースを編集]
- 降級点がつく棋士がいないばかりか順位もほとんど入れ替わらず、不毛な一年だったといわれるはず。
- 二年連続5勝5敗でないかぎりは降級点が消去されることはないので、順位の入れ替わりは昇降級くらいか。
- ところが、2018年度から5勝5敗でも降級点が付くことになった。消去と付与が同時に発生した場合は消してから付け直す。つまり現状維持。
- C級1組やC級2組に降級した棋士が復帰ということで、一部で地味に注目される。
- ただし前期降級してきた棋士がいなかった場合はその限りではない。
- C級2組の場合、順位戦初参加の新四段全員に降級点が付くという事態が発生することに…。
- 「全対局で先手が勝利」または「全対局で後手が勝利」となった可能性が高い。
C級2組から名人獲得まで無敗[編集 | ソースを編集]
- C級2組から七番勝負まで全部合わせて5年間で55連勝が必要です。
- 「名人になるために生まれてきた棋士」といわれることだろう。
A級からフリークラス降格まで9年連続降級・降級点[編集 | ソースを編集]
- 連続での降級点は6年連続、A級からの連続降格は高橋道雄のC級1組降級まで4年連続が最長。
- 急激な衰えに心配の声が上がる。
- おそらくはA級に上がれたことが奇跡という状況だったのかもしれない。
個人記録[編集 | ソースを編集]
史上最速で九段昇段[編集 | ソースを編集]
- ちなみに理論上の最速は以下の通り。
- 10月1日付で四段に昇段し、翌年10月から七番勝負が始まる竜王戦で6組優勝、決勝トーナメントを勝ちあがり挑戦者になると七段、竜王を獲得すると八段、その後1~3月に番勝負が開催される王将戦と棋王戦でタイトルを獲得するとタイトル通算3期目の規定により四段昇段から1年半で九段に昇段できる。
- 四段昇段が4月1日付の場合、叡王戦(挑戦で五段→獲得で七段)→棋聖戦→王位戦と獲得すれば獲得のたびに昇段して1年4か月で九段に昇段できる(2018年6月1日付の新規定による)。
- 間違いなく史上最強の棋士と言われる。
- そのまま名人以外の七冠を全て獲得すればなおさら。
- 彼が1期で順位戦C級2組を突破できなかったら「順位戦」というシステムに異を唱えるファンが続出。
- 執筆時点で最も可能性が高いのはやはり藤井聡太プロだろうか。C級1組昇格による五段昇進、朝日オープン制覇で六段昇進を一年でやってのけた。
- 七段までは1年7ヶ月ほどで上がりましたが、初タイトル獲得の時点ですでに4年近く経ってます。
C級2組に在籍したまま九段昇段[編集 | ソースを編集]
- 「勝ち星規定・竜王戦ランキング戦」以外での昇段経験は一切ないものとする。
- 2019年度現在、C級2組在籍のまま現役で八段以上に昇段した棋士はいない。
- これだけの実力がありながらなぜ順位戦だけ昇級できないのかと不思議がられる。
- 竜王戦ランキング戦では1組経験が確実にあるだろう。
- 六段昇段後にタイトル挑戦、七段昇段後にタイトル獲得とかはあるかもしれない。
- タイトル経験もなしなら七段以降で440勝が必要。
- 順位戦では平均して毎年7勝3敗ぐらいの成績が延々と続いている可能性が高い。
対局展開[編集 | ソースを編集]
対局者どちらか一方の駒だけで駒柱成立[編集 | ソースを編集]
- 通常の駒柱はありそうなので
- 対局上不自然ではない手で成立した場合は間違いなく称賛され、歴史に残る対局になる。
- 対局上不自然な手が多く混じるほど批判の声が大きくなるが、エンターテイナーとして称賛する声も出る。
全駒[編集 | ソースを編集]
- やった方は勿論批判されるが、やられた方も「何故そうなる前に投げない」と批判される。
- フリークラスからC級2組への昇格がかかっていたとか?
その他[編集 | ソースを編集]
テレビ対局で後手から指して反則負け[編集 | ソースを編集]
- ちなみに囲碁ではこの手の反則は撮り直しOKらしい。
- その対局は放送中止になるのは確実。
- 敗れた棋士は後々までこの事件をネタにされ続ける。
二日制の対局で封じ手でそれぞれ異なる手を封じてしまう[編集 | ソースを編集]
将棋の二日制の対局は封じ手の紙は二通用意されますが、もし誤って異なる手を封じてしまったら?
- 想定される最も軽いペナルティは封じられた側に選択権、重いペナルティは封じた側の即負け。
- 当座は立会人と将棋連盟の合議で決定し、のちに明文化されることになる。
二日制の対局の一日目で投了[編集 | ソースを編集]
二日目午前中で投了した事例はあります(第10期名人戦第1局、第31期竜王戦第6局など)。
- 感想戦が二日目に行われる。
- ニコ生やAbemaTVの中継は、前日の振り返りを行う。
- 王将戦の場合、勝者罰ゲームも二日目に実施される。
- 大差ならともかく、詰めろや詰み筋が見当たらない場合、投了した側の対応が非難される。
- 漫画やドラマみたいに、対局を放棄してでもやらないといけないことが出来た(その上、他人にはそのことを言えない)可能性もある。
- 二日制不要論の声が大きくなる。
50歳以上でプロ編入試験に合格[編集 | ソースを編集]
- この場合、フリークラスには特例で最大10年在籍できるということになるかもしれない。
- 相当の晩学である可能性が高い。
三段リーグ全勝で四段昇段[編集 | ソースを編集]
- 三段リーグの最高成績は16勝2敗です。
- どんな状況であれ注目を浴びるのは間違いない。
- ただし一瞬だけかも。三段リーグで16勝2敗で上がった棋士はこれまで全員最高でもB級2組(2023年現在)のため。
関連項目[編集 | ソースを編集]
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