もし日本の首都が京都と東京の2都体制になっていたら

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明治維新後、江戸は東京へ改称をしたものの明治天皇は東京に住むことはなく引き続き京都にお住まいになり、東京にも首都機能の一部を置いていると仮定。

全般[編集 | ソースを編集]

  • 地方の詳細については地方の噂、東京・京都の詳細はそれぞれの噂へ。
  1. 地方の発展は意外と史実と変わらない。
    • しかし交通整備はある程度影響を受ける。
    • 関東や関西あるいはその近所についてはかなり影響があると思われるが予測困難。
  2. 東京の人口は史実より少なく、逆に京都の人口は史実より多い。ただし京都は地形を考慮すると200万人位が限界だろう。
    • 史実の東京23区にあたる地域の人口は300万~500万人位だろう。一方大阪市は400万人位になっている。
  3. 行政・立法は京都、司法は東京という風に住みわけている。
    • 立法あたりが大阪(明治初期に遷都計画あり)に持って行かれていてもおかしくない気がする。
  4. 東京と京阪との二極への集中が起こる。
  5. 東京遷都の主張や逆に首都機能の京都集中を主張する者がいる。
    • それらの主張は二都体制での弊害を解消することが基礎にある。
  6. 両都の知事は対立し仲が悪い。
    • そこは人間同士の相性などにも左右されるのでは。
      • 史実でも東京下町出身の蜷川虎三が四半世紀以上にわたり京都府知事を務めていた。
  7. 国により日本のどこを首都とするかの解釈にばらつきが出る。
    • 現実で言うとタンザニアのような感じ。
    • 場合によっては大使館も東京設置と京都設置で分かれている。
  8. 「東西両京」という言い回しが現在も普通に使われている。
  9. それでも東日本と西日本で時差があるようなことはない。
  10. 一部の民放キー局や新聞社が上方を本社にしていた。

歴史[編集 | ソースを編集]

明治~昭和初期[編集 | ソースを編集]

  1. 江戸城は東京御所となるが史実の皇居よりも規模は小さい。しかし東京にも皇族が住むようになる。
    • 成人した皇族の中で皇位継承順位が最上位の人物(たいてい皇太子)が東京に住むように定められている気がする。
  2. 政府機関は皇居周辺に置かれる。しかし、天皇のいる京都を攻撃対象としないために軍事拠点は東京に置かれる。
    • 京都には近衛師団くらいしか配置されてない。
      • 現実でも伏見や舞鶴など複数の場所に軍の拠点が存在していたので史実より多いというほうが自然。
    • 軍部が東京に置かれるため五・一五事件、二・二六事件は起こらなかったか、もしくは青年将校が京都まで乗り込んでくる可能性もある。
  3. 華族のうち公家系が京都、武家系が東京に住む。
  4. 東京の人口は一時に急激し100万人を割るが徐々に増加していく。
    • 史実でも明治初期は100万未満だった。
  5. 一方で大阪は失業した武士が仕事を求めて大阪に集まり人口が急増する。
  6. 日本初の鉄道は京都~大阪~神戸の区間で開業している。東京~横浜も続いて開業する。
    • 東海道線の全線開業時期は史実通り。
      • 東西の主要都市をつなぐ必要がさらに増すのでもっと急いでいたのでは。
      • 場合によっては建設の容易さにより最初から東海道ルートで建設されていた。
  7. 京都府、東京府、大阪府の誕生は史実通り。
    • 市制施行も史実通り。
    • 京都府に関しては水のことを考慮して領域が「山城+近江(+丹波の一部?)」だった可能性あり。
  8. 国家開設時衆議院は京都、貴族院は東京に置かれる。(東京の華族の圧力があった。)
    • 本格的な2都体制は国会開設の時に始まる。
  9. 関東大震災の死者数は史実より少なかった。
    • 震災後の東京の人口流出も史実よりも少ない。
    • 震災後の再開発計画も当初の構想通りに進んでいた。
      • そもそも当初からあまり野心的な構想になっていない。
    • 1932年の大合併も現実通り。
  10. 京都で行われていた番組小学校のシステムがもう少し多くの都市で採用されていた。
  11. 東海道線の超特急「燕」は当初東京-京都が運転区間だった。

戦中[編集 | ソースを編集]

  1. 大本営は東京に置かれる。
    • 戦時中は総理も東京にいる。
    • 御前会議に関しては京都で行われている。
      • 移動中に狙われかねないので御前会議自体なかった可能性あり。
      • あるいは松代大本営が史実より早く建設されそこに国家の首脳部が集結していた。
  2. 東京府は東京になり京都府は京になる。
    • 戦後は2都1道1府43県となる。(大阪が唯一の府となる。)
    • むしろ京都は「西京都」(さいきょうと)になっていたのでは。
      • 現実でも「西京大学」(現京都府立大学)などの例がある。
  3. 京都への空襲も史実よりかなり多い。国宝レベルの物もいくつか焼失していた。
    • 皇居が東京にないという事から気兼ねなく東京を攻撃できるので、東京大空襲の被害は現実以上にもっとひどかった。
      • あるいは、東京に原爆が落とされていた。
  4. やはり日本は敗北していた。

昭和中期~現在[編集 | ソースを編集]

  1. GHQは東京に置かれ、マッカーサーは首都を東京に一本化しろと要求するが、何とか回避する。
    • 少なくとも占領期間中は東京中心の政策がとられていた。
    • むしろドイツのように一極集中(→強力な中央集権)を避けるため分散を促進していたのでは。
  2. しかし参議院は京都に置かれる。
  3. 防衛庁や最高裁は東京に置かれる。
  4. 安保闘争は京都で起きていた。
  5. オリンピックは東京、万博は大阪というのは史実通り。
    • 万博会場は京阪間のどこかになっていたのでは。
  6. 昭和末期からの首都移転構想はどうなっていたのだろうか。
    • 東西両京の間に新都市を設けるという計画も一部で語られていた。

京都の噂[編集 | ソースを編集]

  1. 歴史の項にある通り京になっており京都市は廃止されている。特別区は上京、中京、下京、左京、右京の五区で構成され、伏見・山科は独立している。勿論京北は合併していない。
    • もしくは国の直轄市になっている。
    • 北区、南区はそれぞれ上京区、下京区の一部となっている。
    • 史実の東京市→東京23区のように積極的に拡大している方が自然。
      • 展開次第では大津すら「西京都大津区」などというものになっていた。
  2. 京都駅の駅舎は昔から立派に作られている。
    • 京都に合わせた木造風になっている。
    • 三条通界隈によくあるようなレンガ造りの方がハイカラな京都人に合う。
  3. 京都証券取引所はやはり統合されている。
  4. 地下鉄の路線数もあと3路線くらいある。
  5. 橋下徹は大阪府ではなくここの知事になっている。
  6. 場所柄やはり鉄道の環状線はない。
    • 山すそを縫うように強引に作っていてもおかしくない気がする。
  7. 国道1号の終点は京都の三条大橋か国道8号と同じ烏丸五条交差点である。
    • 三条大橋の場合ここに日本国道路元票が設置される。よって京都が起点となる。
  8. 大相撲の本場所が今でも行われている。
  9. いくつもの伝統行事が近代化のあおりを食って消えていた。
    • 京都御苑になるはずだった公家町も官庁街として開発され趣も何もあったものではない。
  10. なまじ首都機能が残ったばかりに工業化が史実より遅れていた。
    • 史実の京都発祥企業の一部が大阪や滋賀発祥になっていた。
  11. 共産党の勢力が史実より早く衰退していた可能性あり。
  12. 住居表示が施行され独自の住所表記が失われていた。
  13. 日本の最高学府が京都大学(西京大学?)に。
  14. 天皇陛下のお膝元ということで、名実ともに京都が首都になるので、京都民の言葉尻の陰険さが現実よりも増していた。
    • 天皇陛下の御座す京都民は上級国民であり、それ以外は平民というレッテルを貼っていた。
      • 「東の首都の方々達も頑張っとりはるとはおもいますが、うちら京の伝統と格式とを比べたらまだまだどすな~」

東京の噂[編集 | ソースを編集]

  1. 埋め立て地のいくつかは誕生していない。
    • 中央防波堤外側埋立地は作られていない。
  2. 練馬区辺りは今でも農地が広がっている。
    • その練馬区は今も板橋区のままで、人口も合わせて70万人程度。世田谷区も50万人ぐらい。
    • もしくは工業地帯と化している。
  3. 霞ヶ関は民間のオフィス街になっている。
  4. 東京御所(史実の皇居)は開放的になっている。
    • 皇族の方が居住されている限りそれはない。
    • 江戸城は江戸城のまま徳川家の居城跡という認識で、大坂城と同じく観光名所になっていた。
      • 今頃、江戸時代の天守閣が再現されていた。
  5. 東京証券取引所は大証より規模が小さい。
  6. 東京駅を跨いで運転される長距離列車が戦前から存在していた。

地方の噂[編集 | ソースを編集]

東日本[編集 | ソースを編集]

北海道地方
  1. 函館、釧路は史実より人口が多い。
    • 北海道から見れば東京も京都も遠いことには変わりがないのでそれは考えにくい。
東北地方
  1. 仙台市の人口は150万人位になっている。
    • 東北は関西から遠く東京も史実ほど発展していないため仙台にもそれなりに集まる。
関東地方
  1. 埼玉県や千葉県の人口は300万人位に留まっている。
    • さいたま市は誕生してないかも。
  2. 川崎市までは政令指定都市になっても相模原市までは指定されなっかったであろう。
  3. 埼玉・千葉・茨城は広大な平野を生かした現実以上の農業県になっていた。
  4. 京浜工業地帯は史実以上に拡大している。
  5. そもそも県の分け方自体史実と変わっている可能性あり。
中部地方
  1. 東京と京都に挟まれた名古屋は史実通りの発展をする。
    • 近鉄特急にも名古屋~京都間の特急がある。
    • 名古屋の人口は史実よりも少し多い。
    • 場合によっては名古屋急行電鉄が無事開業している。
  2. 北陸新幹線は90年代までに全線開通していた。
    • 長野を経由せず、新潟が終点となる。
    • 東京-新潟に「関越新幹線」が計画されるが下手をすると基本計画線止まり。

西日本[編集 | ソースを編集]

近畿地方
  1. 京阪神大都市圏は史実よりも人口が多い。
    • 都市圏も史実より拡大している。
    • 京都から湖東や丹波への路線を持つ大手私鉄も存在していた。
  2. 東海道線は米原まで、山陽本線は姫路まで複々線である。
  3. 関西本線は全線複線電化されている。
    • そもそも大阪-名古屋というルートで建設されていないのでは。
  4. 金融の中心は大阪である。
    • 造幣局が大阪にあることを誰も疑問に思わない。
  5. JR西日本は経営基盤が初期から安定している。(史実通り国鉄民営化があった場合。)
  6. 山城か近江のどこかに京都の玄関口となる国際空港ができていた。
  7. 大阪、神戸(兵庫)の地位が、現実と比べて相対的に低くなる。
    • 大阪造幣局など、政府の出先機関が大阪ではなく京都に集中することになるため。
    • 大阪の立ち位置が、現実の東京に対する横浜みたいに首都の副都心的扱いになる。
中国地方
  1. 新快速が岡山駅まで運転される。
  2. 上方志向が現実より強くなっている。
    • 今でもこの地方から関東への進学・就職はあまりポピュラーではない。
四国地方
  1. 本四連絡橋の神戸鳴門ルートに鉄道が通っていた。
    • 紀淡海峡への橋またはトンネル建設も実現していた。