もし音楽ソフトが○○だったら

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ネット配信だけになったら[編集 | ソースを編集]

景気の不振や違法コピーなどから、CDの売り上げはパッとしない状況が何年も続いていますが、一方で音楽配信がシェアで伸びを見せ、一部では売上高がCDと逆転する現象も出ています。

もし、音楽ソフトがCDで発売されなくなり、音楽配信(EMD)でのみ発売されるようになったら?

  1. 著作権保護システムの改定を迫られる。
    • 過剰過ぎても普及の妨げになる。
    • あと、買った音楽をどのプレーヤーでも聴けるようにする必要も出る。
      • ATRACはSONYとau専用、WMAはiPod非対応など、最新モデルでもファイル形式の制約はある為。
      • このことからファイル形式の規格が統一され、その後発売されるプレーヤーは新統一規格への対応が義務付けられる。
        • 当然ながら、従来のファイル形式にも引き続き対応する。
      • 規格統一以前に発売されたプレーヤーもソフトウェアの改修で新統一規格に対応するが、機種によっては改修不可能なものも存在する。
        • このことからプレーヤーの買い替え需要が発生し、一時的ながらも市場が活性化する。
      • AACやMP3など、既存規格で統一規格化という可能性もある。
    • 転送ソフトも統一化され、少なくともAndroid・iOSには対応する。
  2. インフラさえ整えば、音楽の「質」にこだわるかもしれない。
  3. ネット環境がなくても音楽が買えるよう、「音楽自販機」が登場。
  4. タワレコが「タワービデオ」(略してタワビデ)に改名。
  5. これまで頑なにネット配信に参入しようとしなかったレコード会社や芸能事務所もネット配信に参入せざるを得なくなる。
    • このグループはシングルPVを何パターンも発売して今までと同じことをする。
      • この事務所このレコード会社もいろいろやりかねない。
      • 投票券や握手券目当ての無駄なCD大量購入はなくなるので環境に優しくなる。
        • むしろシングルはDVDとしてリリースし、それでもほぼ現実と変わらない。
      • オリコンチャートは是正されるため、他のアーティストは売り上げに大打撃を被らなくなる。
        • 前記したとおり、DVDでリリースなので映像ソフト部門ではシングルに関してはヒットチャートを賑わす。
  6. 音質に拘るユーザーは「音質が劣化した」とクレームが続出する。
    • ネット配信の音質は圧縮されている以上、CDの音質にかなわないため。
      • その結果、CCCDの二の舞に。
        • そもそもCCCDの惨敗は、レーベルが全ての責任をユーザーに押し付けた方針(レーベル側が一方的に「まがい物」にした挙句、再生してトラブルが起きたらユーザーの責任扱いなど)もあるので、CCCDほどの悪評にはならないと思う。
        • また、CDの音質にかなわないことを理由に毛嫌いするユーザーはそれほどいないのでは?さらに音質が低いYoutube(全てが配信より低い音質とは限らないが)で満足するリスナーもいるし。
      • それでもレーベルは「CD並みの音質です」といって頑なに否定する。
      • このことから、CD復権を唱えるようになる。
    • 彼らの声にこたえるべく、FLACやALACなどの可逆圧縮、もしくはハイレゾでの配信も行われる。
  7. レンタルCDそのものが無くなる。
    • 販売用CDがなくなるだけなら、レンタルCDは存続するかもしれない。
      • あくまでネット配信だけになったらなのでCDそのものが存在しないのでは?
  8. レコードを使わなければならないDJが困る。
  9. レコード屋は廃業や倒産に追い込まれる。
  10. ミュージック・カードが現実以上に普及する。

日本の音楽ソフトに再販制度を適用していなかったら[編集 | ソースを編集]

日本の音楽ソフトのうち、CD・レコード・カセットテープは再販制度が適用され、硬直した価格制度でCDに至ってはシングルが1000円前後、アルバムが3000円前後で販売しています。一方、日本国外では音楽ソフトへの再販制度の適用はなく、CDについては価格が日本より割安に設定されています。日本でも音楽ソフトへの再販制度廃止への動きはありましたが、業界からの反対に遭い、現在でも音楽ソフトへの再販制度は適用されています。もし、日本の音楽ソフトに再販制度を適用していなかったら?

  1. CDの価格は現実よりリーズナブルな価格設定になっていた。
    • シングルは500円前後、アルバムは2000円前後で売られていた。
      • 100円ショップで売れるように「1曲(1トラック)のみ収録で105円」といったシングルもあっただろう。
        • 100円CDは無名アーティストの登竜門になっているかも。
        • 現実にも2002年にインディーズバンド「PHUKET FINE」が、実験的に100円CDをCAN☆DOで販売したことがある。
    • CDに価格が自由化され、低価格競争が起こっていた。
      • ジャニーズ事務所あたりは意地でも値下げ販売を認めなかったかも。
  2. CDの売上が現実より低下することはなく、CD不況は起こらなかった。
    • それでもAKBの売上は史実通り。
  3. 音楽配信は伸び悩んでいた。
    • 逆かもしれない。安いギャラ(手取り)でもいいから音楽を発信したい、という人がアルバム50円などとタダ同然で音楽を配信し、中には人気が出る人も。
    • 1.の通りであれば、むしろ日本音楽界の音楽配信への移行が史実以上に進んでいた可能性がある(CDと音楽配信の価格差が小さくなっていたため、レコード会社や事務所、ミュージシャンの抵抗が史実より薄かったと考えられる)。
      • この場合、ジャニーズ事務所も2000年代から音楽ダウンロード配信(フル配信)に積極的になっていたかもしれない。
  4. 音質にこだわるユーザーから歓迎される。
    • ネット配信の音質はCDの音質にかなわないため。
  5. HMVが倒産することはなかった。
  6. タワーレコードや新星堂などは都市部だけでなく、全国の地方にも展開していた。
  7. おまけを付ける競争が今以上に激化していた。
    • 女性向け雑誌のように、本体のケースよりおまけのほうが大きいのが当たり前に。
  8. スガシカオがツイッターで「CDを買って欲しい」発言をすることはなかった。
  9. レンタルCD業界は現実よりも繁盛しなかった。
    • TSUTAYAはCDに関してはレンタルよりも販売に力を入れていたかも。
  10. CDの特典にDVDをつけることも現実より少なくなっていた。
  11. これが実現したら「次は書籍の再販制度撤廃だ」ということになるだろう。
  12. 90年代のCDバブルがここまで過大評価されることはなかったはず。