アクチノイド
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- 項目を追加する場合は原子番号順でおねがいします。
アクチニウム[編集 | ソースを編集]
- アクチノイド兄弟の長男。だが、弟たちに比べて非常に影が薄い。
- もちろん放射性だが、半減期は長いもので20年以上とわりに安定。
- その割りに、全くと言って良いほど使い道がなく、忘れ去られた存在。
トリウム[編集 | ソースを編集]
- ウランに代わる核燃料となる予定。
- 某架空戦記では潜水艦の燃料に使われている。
- 何故か(キャンプで使う方の)ランタンのマントル、つまり芯にも入っているため、授業などで霧箱やガイガーカウンターを実演するときは手軽に入手できる放射線源として使われる。
- 逆に、意外なことに元素のランタン(La)は入っていないらしい。
- 放射性元素の中で最も量が豊富。
プロトアクチニウム[編集 | ソースを編集]
- アクチニウムのプロトタイプなので、プロトアクチニウム。
- こんな安直な名付けの元素は、他にはない。可哀想な元素。
- まあラドンだって「ラジウムから出てくるガス」だし。
- 初めて発見されたのはPa234で半減期が7時間弱しかなく、「短い」という意味のラテン語から「ブレビウム」の名が提唱されたが、ほどなく半減期3万年のPa231が見つかり、「短くなかったじゃん!」ということで今の名前になったらしい(Pa234は崩壊してもアクチニウムにならない)。
- こんな安直な名付けの元素は、他にはない。可哀想な元素。
- 放射性も強いが、化学的な毒性も相当なもの。
- 一部、特殊な年代測定法に用いられる以外に使い道はない模様。
ウラン[編集 | ソースを編集]
- 石油に代わる天然資源。
- とか言いつつ、今世紀中に枯渇予定。
- 取り扱い注意なんてモンじゃない位危険。
- そのものも危険だが、扱う人たちの考えのほうが危険かも。
- この人たちが最も嫌う資源。
- 妹。
- ウランは売らん
- イエローケーキ。
- ケーキと言っても当然食べられない。
- 名前の由来はたんたんたぬき。
- 人形峠にウラン鉱脈があるよ。
- でもその上に原子力施設が建っているので、盗掘はできない。
- ウラン鉱石から採れる核燃料用のウラン235は0.7%しか存在せず、残りのほとんどが「燃えない」ウラン238である。このまま発電所(黒鉛炉)で燃やすことも可能だがIAEAににらまれるので、濃縮ウラン(235を20%にすること)をつくって軽水炉で燃やすことになる。当然、238が余ってくるわけで、劣化ウラン弾の弾頭にするか、高速増殖炉でプルトニウムにするしかない。
- 太古の世代ならもっとウラン235が存在していた
- 英語ではウラニウム。なぜかこの元素だけ日本語では…イウムをはずす。
- むしろプルトニウムやネプツニウムの方が言いにくいが、こちらはプルトンとかネプツンのように略さない。
- ウランはドイツ語が元だから。プルトニウムなどはドイツでも同じように読む。
ネプツニウム[編集 | ソースを編集]
- 周期表では核燃料のウランとプルトニウムに挟まれているが、これ自体は核燃料物質でも核原料物質でもない。
- 自然界にはほとんど存在しないが、これを起源として生成される核種(ネプツニウム系列)が多数見つかっているので、太古の地球にはたくさんあったと考えられている。
- 名前の由来はネプチューン。
- しかし海王星に存在しているわけではない。
- まして、海水中に含まれているわけでもない。
- もちろん、某お笑い芸人トリオの脳内にあるわけがない。
- 比較的合成が容易な人工放射性元素だが、あまり用途はなく、ウランなどに比べて地味な存在。
プルトニウム[編集 | ソースを編集]
- ウランよりも評判が悪い核物質。
- だが半減期はウランより大幅に短い。逆に言えば放射線量は多いと言うこと。
- 人工物と見せかけてウランの中に天然物が存在する。
- そのプルトニウムの存在はウランに起因している。
- 長持ちするので、宇宙開発など色々制約のあるものの電源に利用されていた。
- 昔は心臓ペースメーカーの電源に使われていた。
- 心臓ペースメーカーについては今は禁止になってる。
- 土星探査機カッシーニの電源にも使われている。
- 1999年に地球でスイングバイを行った時には「恐怖の大王」扱いされた。
- 昔は心臓ペースメーカーの電源に使われていた。
- 名前の元になった冥王星共々、最近は肩身が狭い。
- 赤いものは茨城産
アメリシウム[編集 | ソースを編集]
- いうまでもなく、名前の由来はアメリカ様。
- マンハッタン計画のさなかに発見された元素。
- 原爆の開発に関連する発見なので極秘事項であったが、携わった科学者がラジオ番組に出演中、ポロリと漏らしてしまった。
- かつては、火災報知器用の煙検知器に使用されていた。
- イオン化式タイプの報知器のことですね。アメリカではこのタイプの報知器が今でも使われる。日本では光電式が主流となり、ほとんど使われなくなった。
キュリウム[編集 | ソースを編集]
- 名前のとおり、キュリー夫妻にちなむ命名。だが、夫妻が発見したわけではない。
- 発見者のシーボーグは別の元素に名付けられている。
- 放射性同位体しかないが、寿命の長いもので半減期1,500万年とかなり安定。
- 惑星探査機の検出器や電源としての原子力電池に用いられている。
バークリウム[編集 | ソースを編集]
- カリフォルニア大学バークレー校にちなんで命名。
- アクチノイド元素の後半の方は全てここで発見されている。
カリホルニウム[編集 | ソースを編集]
- 自発核分裂核種として知られる。
- 名前の由来は想像される通り。
アインスタイニウム[編集 | ソースを編集]
- 名前の由来は想像される通り。
フェルミウム[編集 | ソースを編集]
メンデレビウム[編集 | ソースを編集]
- 周期表の生みの親の名前が、101番目にしてようやく周期表に載った。
- 発見したのはアメリカ人のシーボーグらだったが、ライバル・ソ連の科学者名を、よく贈ったものだと感心する。
- シーボーグはその後、超アクチノイド元素の一つに名を残している。
- 1955年に見つかったが、60年以上たった現在でも未だに詳しい性質はわかっていない。
- 半減期が短く(最長で約50日)、マクロ量が蓄積できないため。
- 元素記号は当初はMvだったが、電圧単位のメガボルトとかぶるためか、Mdに改められた。
ローレンシウム[編集 | ソースを編集]
- 長い間、周期表最後の元素として知られていた。
- ローレンシウムが周期表に登録されたのは1963年。次のラザホージウムは1997年。
- ここまで周期表を暗記できた人は、相当の化学ファン。
- 当初の元素記号はLw。なぜか途中でLrに変更された。
- 一番半減期の長い同位体でも3.6時間と、とても不安定なので性質はよくわかっていない。
1 | 元 素 周 期 表 | 18 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
H | 2 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | He | ||||||||||
Li | Be | B | C | N | O | F | Ne | ||||||||||
Na | Mg | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Al | Si | P | S | Cl | Ar |
K | Ca | Sc | Ti | V | Cr | Mn | Fe | Co | Ni | Cu | Zn | Ga | Ge | As | Se | Br | Kr |
Rb | Sr | Y | Zr | Nb | Mo | Tc | Ru | Rh | Pd | Ag | Cd | In | Sn | Sb | Te | I | Xe |
Cs | Ba | *1 | Hf | Ta | W | Re | Os | Ir | Pt | Au | Hg | Tl | Pb | Bi | Po | At | Rn |
Fr | Ra | *2 | Rf | Db | Sg | Bh | Hs | Mt | Ds | Rg | Cn | Nh | Fl | Mc | Lv | Ts | Og |
*1 ランタノイド: | La | Ce | Pr | Nd | Pm | Sm | Eu | Gd | Tb | Dy | Ho | Er | Tm | Yb | Lu | ||
*2 アクチノイド: | Ac | Th | Pa | U | Np | Pu | Am | Cm | Bk | Cf | Es | Fm | Md | No | Lr |