アクチノイド

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アクチニウム[編集 | ソースを編集]

  1. アクチノイド兄弟の長男。だが、弟たちに比べて非常に影が薄い。
  2. もちろん放射性だが、半減期は長いもので20年以上とわりに安定。
    • その割りに、全くと言って良いほど使い道がなく、忘れ去られた存在。

トリウム[編集 | ソースを編集]

  1. ウランに代わる核燃料となる予定。
  2. 某架空戦記では潜水艦の燃料に使われている。
  3. 何故か(キャンプで使う方の)ランタンのマントル、つまり芯にも入っているため、授業などで霧箱やガイガーカウンターを実演するときは手軽に入手できる放射線源として使われる。
    • 逆に、意外なことに元素のランタン(La)は入っていないらしい。
  4. 放射性元素の中で最も量が豊富。

プロトアクチニウム[編集 | ソースを編集]

  1. アクチニウムのプロトタイプなので、プロトアクチニウム。
    • こんな安直な名付けの元素は、他にはない。可哀想な元素。
      • まあラドンだって「ラジウムから出てくるガス」だし。
    • 初めて発見されたのはPa234で半減期が7時間弱しかなく、「短い」という意味のラテン語から「ブレビウム」の名が提唱されたが、ほどなく半減期3万年のPa231が見つかり、「短くなかったじゃん!」ということで今の名前になったらしい(Pa234は崩壊してもアクチニウムにならない)。
  2. 放射性も強いが、化学的な毒性も相当なもの。
  3. 一部、特殊な年代測定法に用いられる以外に使い道はない模様。

ウラン[編集 | ソースを編集]

  1. 石油に代わる天然資源。
    • とか言いつつ、今世紀中に枯渇予定。
  2. 取り扱い注意なんてモンじゃない位危険。
    • そのものも危険だが、扱う人たちの考えのほうが危険かも。
  3. この人たちが最も嫌う資源。
  4. ウランは売らん
  5. イエローケーキ。
    • ケーキと言っても当然食べられない。
  6. 名前の由来はたんたんたぬき
  7. 人形峠にウラン鉱脈があるよ。
    • でもその上に原子力施設が建っているので、盗掘はできない。
  8. ウラン鉱石から採れる核燃料用のウラン235は0.7%しか存在せず、残りのほとんどが「燃えない」ウラン238である。このまま発電所(黒鉛炉)で燃やすことも可能だがIAEAににらまれるので、濃縮ウラン(235を20%にすること)をつくって軽水炉で燃やすことになる。当然、238が余ってくるわけで、劣化ウラン弾の弾頭にするか、高速増殖炉でプルトニウムにするしかない。
    • 太古の世代ならもっとウラン235が存在していた
  9. 英語ではウラニウム。なぜかこの元素だけ日本語では…イウムをはずす。
    • むしろプルトニウムやネプツニウムの方が言いにくいが、こちらはプルトンとかネプツンのように略さない。
    • ウランはドイツ語が元だから。プルトニウムなどはドイツでも同じように読む。

ネプツニウム[編集 | ソースを編集]

  1. 周期表では核燃料のウランとプルトニウムに挟まれているが、これ自体は核燃料物質でも核原料物質でもない。
  2. 自然界にはほとんど存在しないが、これを起源として生成される核種(ネプツニウム系列)が多数見つかっているので、太古の地球にはたくさんあったと考えられている。
  3. 名前の由来はネプチューン
    • しかし海王星に存在しているわけではない。
    • まして、海水中に含まれているわけでもない。
    • もちろん、某お笑い芸人トリオの脳内にあるわけがない。
  4. 比較的合成が容易な人工放射性元素だが、あまり用途はなく、ウランなどに比べて地味な存在。

プルトニウム[編集 | ソースを編集]

  1. ウランよりも評判が悪い核物質。
    • だが半減期はウランより大幅に短い。逆に言えば放射線量は多いと言うこと。
  2. 人工物と見せかけてウランの中に天然物が存在する。
    • そのプルトニウムの存在はウランに起因している。
  3. 長持ちするので、宇宙開発など色々制約のあるものの電源に利用されていた。
    • 昔は心臓ペースメーカーの電源に使われていた。
      • 心臓ペースメーカーについては今は禁止になってる。
    • 土星探査機カッシーニの電源にも使われている。
      • 1999年に地球でスイングバイを行った時には「恐怖の大王」扱いされた。
  4. 名前の元になった冥王星共々、最近は肩身が狭い。
  5. 赤いものは茨城産

アメリシウム[編集 | ソースを編集]

  1. いうまでもなく、名前の由来はアメリカ様。
  2. マンハッタン計画のさなかに発見された元素。
    • 原爆の開発に関連する発見なので極秘事項であったが、携わった科学者がラジオ番組に出演中、ポロリと漏らしてしまった。
  3. かつては、火災報知器用の煙検知器に使用されていた。
    • イオン化式タイプの報知器のことですね。アメリカではこのタイプの報知器が今でも使われる。日本では光電式が主流となり、ほとんど使われなくなった。

キュリウム[編集 | ソースを編集]

  1. 名前のとおり、キュリー夫妻にちなむ命名。だが、夫妻が発見したわけではない。
    • 発見者のシーボーグは別の元素に名付けられている。
  2. 放射性同位体しかないが、寿命の長いもので半減期1,500万年とかなり安定。
  3. 惑星探査機の検出器や電源としての原子力電池に用いられている。

バークリウム[編集 | ソースを編集]

  1. カリフォルニア大学バークレー校にちなんで命名。
    • アクチノイド元素の後半の方は全てここで発見されている。

カリホルニウム[編集 | ソースを編集]

  1. 自発核分裂核種として知られる。
  2. 名前の由来は想像される通り

アインスタイニウム[編集 | ソースを編集]

  1. 名前の由来は想像される通り

フェルミウム[編集 | ソースを編集]

  1. 名前の由来はイタリア人物理学者エンリコ・フェルミ。

メンデレビウム[編集 | ソースを編集]

  1. 周期表の生みの親の名前が、101番目にしてようやく周期表に載った。
  2. 発見したのはアメリカ人のシーボーグらだったが、ライバル・ソ連の科学者名を、よく贈ったものだと感心する。
    • シーボーグはその後、超アクチノイド元素の一つに名を残している。
  3. 1955年に見つかったが、60年以上たった現在でも未だに詳しい性質はわかっていない。
    • 半減期が短く(最長で約50日)、マクロ量が蓄積できないため。
  4. 元素記号は当初はMvだったが、電圧単位のメガボルトとかぶるためか、Mdに改められた。

ローレンシウム[編集 | ソースを編集]

  1. 長い間、周期表最後の元素として知られていた。
    • ローレンシウムが周期表に登録されたのは1963年。次のラザホージウムは1997年。
    • ここまで周期表を暗記できた人は、相当の化学ファン
  2. 当初の元素記号はLw。なぜか途中でLrに変更された。
  3. 一番半減期の長い同位体でも3.6時間と、とても不安定なので性質はよくわかっていない。


1 元   素   周   期   表 18
H 2                     13 14 15 16 17 He
Li Be                     B C N O F Ne
Na Mg 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 Al Si P S Cl Ar
K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr
Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe
Cs Ba *1 Hf Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn
Fr Ra *2 Rf Db Sg Bh Hs Mt Ds Rg Cn Nh Fl Mc Lv Ts Og
 
*1 ランタノイド La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu
*2 アクチノイド Ac Th Pa U Np Pu Am Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr