シベリア鉄道
- 金正日が特別列車でモスクワ訪問した。往復や訪問を含めて24日もかかった。
- そのためシベリア鉄道はダイヤ変更や運休。将軍の飛行機嫌いによってロシア人が大迷惑。だれも彼を歓迎しなかった
- しかもロシア鉄道はその後裁判で負けた。
- 一方中国では将軍の訪問を隠している。
- 将軍様はロシアの庶民の生活を堪能したかったらしい。
- ロシア人は将軍様を『共産主義の亡霊』と揶揄していた。国際社会はこの紀行を‘ギネスブック’に載りそうだと皮肉った。
- 航空嫌いだから。あれで専用列車が有名になった。世界一の豪華列車とも噂される…
- お召し列車同様、先走り列車を走らせる念の入れよう。しかしダイヤが乱れるのでロシア人から顰蹙を買った。
- 国内の鉄道はボロボロなのにここだけ立派。
- この訪問にて将軍様の頭頂部がズルッパゲなのが全世界に向けて発信された。
- そのためシベリア鉄道はダイヤ変更や運休。将軍の飛行機嫌いによってロシア人が大迷惑。だれも彼を歓迎しなかった
- 世界一長い鉄道(全長:9,297km)としても有名である。第二シベリア鉄道(バイカル・アムール鉄道、バム鉄道)もある。
- バム鉄道は戦前に工事が始まったが開通したのはゴルバチョフが書記長になる前年の1984年。
- 1929年に始まった電化工事は2002年に全線で完成。
- 大幹線である為に線路整備が非常によい。
- しかし北朝鮮やモンゴルは線路整備が老朽化している。
- ロシア国内の区間でも「激しく揺れる」と書いている旅行記もある。
- 建設は囚人やイタリア人の捕虜も使っていた。
- 蚊やトラが危険だったらしい。
- あまりにも広いロシアを走るために文化や人種もまったく違う国(モンゴル、中国、北朝鮮)にもつながっている。
- そのためこれらの国との国境に入ると風景も西洋風から東洋風にがらりと変わる。
- シベリア鉄道は右側通行、中国・北朝鮮鉄道は左側通行なので国際列車に乗ればその違いがわかる。
- 車内ではアジア人に横柄な態度を取るロシア人もいるので注意。マナーが悪いと怒鳴られる。
- 下手をすると強引に酒を勧めてくる人に出くわす恐れすらある。
- 三等旅行記で林芙美子が眉墨を要求されて泣く泣く譲った事が書いてあったなあ。
- 軌間は1520mmであり1435mmの標準軌よりも広い。
- 旧ソ連の国やモンゴルはロシアと同じだが他のヨーロッパ、中国と北朝鮮は標準軌なので直通列車は台車を交換。
- 台車交換の時間は6時間くらいかかる。なんという時間のロス!!
- 実はそれが狙い。ナポレオン戦争の時の教訓(?)で、わざと軌間をヨーロッパと統一しなかったんだとか。
- アメリカに広軌論者がいたからという説も。同じような話はスペインにもあるし。
- モンゴルはソ連に無償で線路を作ってもらったためにレールの幅は同じである。
- まあモンゴルはロシアが好きで中国が大嫌いだからな・・・・
- バイカル湖付近ではオームリの燻製を売り子が売ってくる。またピロシキやペリメニも売っている。
- 食堂車のメシは高いわりにおいしくないために乗客は駅のホーム売りの方に行く。
- 一週間以上列車に乗るがシャワーがない。さすが元祖共産主義国!!
- まあ新型の国際列車は新しくシャワーができた模様。
- 垂れ流し式トイレである為に停車中の使用は不可能。要注意!!
- 駅に到着40分前でも鍵がかけられる。
- 暖房はなんと石炭!!
- これは遅れているのではなくて万が一の事故の際、極寒のシベリアで暖房機が故障したら生死に関わるためである。
- ちなみに長距離列車のみならず通勤電車でも。
- 世界最長距離列車はモスクワ~ウラジオストクではなくモスクワ~ハサン(ロシア国境)~平壌の列車である。
- モスクワ行き8泊9日、平壌行き9泊10日、走行距離10,214km。
- しかし世界最貧国レベルの北朝鮮の線路整備の悪化が原因で惜しくも打ち切られた。
- いや、まだ月2本だけ維持している。
- その列車は北朝鮮車両で緑色でウラジオストク~モスクワのロシア号に連結する。その列車に金親子のバッチをつけた北朝鮮兵士が乗っている。
- 北朝鮮側ではこの列車について案内していない。2010年ごろまでは満州里経由の列車もあった模様。
- 平壌行きの列車の運転日は決まっているが、モスクワ行きの列車の運転日は決まっていない。
- 理由はいつ車両が返ってくるかわからないから。
- 朝鮮内は一応1日で運転することになっているが、あまりに鉄道事情が悪く1週間かかることがあるため。
- 理由はいつ車両が返ってくるかわからないから。
- 北京ーモスクワ行きは2種類存在している。
- 1つはウランバートル経由の中国車両で、もう1つは満州里経由のロシア車両である。
- 中ソ対立のさなかでも普通に運行されていた。
- 国際列車の行先票は国旗やその国の建物が描かれている。
- 例えば北京ーモスクワは万里の長城や聖ワシリイ大聖堂が描かれている。
- モンゴル経由だと行先票は中国語・モンゴル語・ロシア語が表記!!
- 英語がないからわかりにくい・・・・・
- 国内列車でも列車名にちなんだイラスト入りサボがある。
- オケアン(海原)号なら海の波、バイカル号ならバイカル湖のシルエットといった感じ。
- バイカル号はヘッドマークにもバイカル湖が描かれていたが2013年に廃止…。
- 韓国は自国の鉄道とシベリア鉄道の直通運転を願っている。
- シベリア鉄道の国際列車は西はウクライナ、ベラルーシ、ポーランド、ドイツへ直通運転。東はモンゴル、中国、北朝鮮と直通運転。幅が広すぎ!!
- 世界三位の経済大国ドイツと世界最貧国の北朝鮮からの列車が同じ線路を走るとは・・・・・ギャップがありすぎ!!
- ちなみに2013年のGDPは中国は2位、ロシアは7位、ドイツは4位、北朝鮮は測定不可。
- ロシアの幹線で象徴と言える鉄道。
- しかし建設してから完成するまで相当もめた。上層部ははじめ全線直通に消極的だったらしい。
- そのため仮設線や貧弱な線路のところが多くあり、日露戦争などでまともに活躍しなかった。
- 起点は正式にはモスクワではない。
- チェリャビンスク。モスクワ発着のロシア号はここを通らない。
- モスクワのロシア号発着駅はモスクワ駅ではない。
- ヤロスラブリ方面へ向かうためヤロスラブリ駅。
- ロシア号はかつては毎日運転だったが、今は隔日しか走らない。
- ソ連の崩壊でこうなってしまった。
- 世界最長列車はいまやロシア号ではない。
- ソ連時代は軍事輸送でにぎわった路線も、崩壊後はボロボロ。
- 列車の削減のほか、盗難が増えたりして貨物輸送機関としての信頼度が低下。
- 皮肉にもソ連時代の方が西側諸国からの委託貨物量が多かった。
- ソ連時代はロシア人の限られた人しかロシア号を全区間乗れなかった。
- シベリア鉄道で一番国際的な駅はモスクワのヤロスラヴリ駅ではなくノヴォシビルスク駅である(モスクワにはいろいろな方面に行く駅があるから)。
- ノヴォシビルスク駅は西はベルリン、ワルシャワ、ミンスク、ハリコフに行き(ヤロスラヴリ通過)、東はウランバートル、北京、平壌に行く国際的な駅であり、これらの列車は同じ線路を走る。
- この区間JR京都線の大阪から京都の区間並みに種類豊富な区間である。いつか世界中の鉄道マニアが集まったからいいな。
- シベリア鉄道の寝台列車は意外にもカラフル。[1]
- ロシア号40周年号は展示室が連結。サービスよくなっている。
- ロシアが物価上昇。ロシア号の値段が高くなりそう。今の内乗るべきだ。
- 一応平壌駅にはかろうじて北京・モスクワ行きの国際列車が走っているが線路整備が悪く日本統治時代のSLより遅い。
- 豆満江経由の平壌ーモスクワの国際列車。北朝鮮車両がはるばるモスクワへ[2]
- ハルビン経由の国際列車に新型車登場。[3][4]
- 世界一閉鎖的な国に新型車両に乗った白人の車掌が来るなんて・・・・。
- 荷物車っぽいとは言えあんな骨董品級の台車が現役でいいのだろうか。しかもそれで170km/h出すって自殺行為じゃ……
- 北朝鮮国内の車両が金車両以外はボロボロなのにロシアは新型車やちゃんとした車両。一応ロシアは西側諸国よりも物価が安いとはいえ2008年現在は世界8位の経済大国だから。
- 一応北朝鮮車両のロシア走行画像。いつか国際列車がソウルまできたらソウル駅は日本の鉄オタだらけになりそう。[5]
- モスクワ - 瀋陽 - 平壌の列車はなくなってしまった。
- ロシアと北朝鮮は食文化があまりに違うので『キムチピロシキ』という奇妙な料理を作ってたサハリン在住の朝鮮人がいた。(サハリン&シベリア 鉄道おたく旅より)[6]
- あの超長距離を電化したのはレーニンの方針。
- 「電化された共産主義」はジョークになるほど有名。
- 昔、日本にも来た。
- オリエント急行訪日の際にも使われた。
- 1945年までは北朝鮮は日本統治だったので、シベリア鉄道は日本とつながっていた。
- 表現として誤り。日本統治の朝鮮とソ連の間を直接連結する鉄道はなく、中華民国→満州国有鉄道ないし南満州鉄道を介して接続していた。北朝鮮とソ連を直接つなぐ鉄道は北朝鮮の建国後に敷設。
- ロシア側が北海道延伸を打診中。
- 戦前は東京からパリまでシベリア鉄道経由での乗車券が発売されていた。
- ろくな道路がない東シベリアでは今でも生活を支える有力な交通機関。
- モスクワから1778km地点にヨーロッパとアジアの境界を示すオベリスクがある。
- 古い本では1777km地点と記載されているものもあるため注意。
- 東に行くほど車窓から見える木が白樺ばかりになるという。
- 写真を撮る際にはできるだけ人目につかない方がいい。
- 特に橋や駅の撮影は一段と気を付けるべきだとか。
- 一部の橋では軍人が警備していることもある。
- そもそもこの路線に限らずロシアの鉄道全体が21世紀に入ってから撮影しにくくなっている気がする。
- ソ連時代から変わっていない。
- 特に橋や駅の撮影は一段と気を付けるべきだとか。
- 戦前には日本からヨーロッパに向かう最も速いルートだった。
- 外交官、留学生、オリンピック選手などもよく利用していた。
- 戦後になってからはヨーロッパへの格安ルートとして若者などに愛用された。