パーフェクトブルー

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作品の噂パーフェクトブルー

パーフェクトブルーの噂[編集 | ソースを編集]

4Kリマスター上映
  1. 今敏、初監督作品。
    • 40代の若さで病に倒れた、今となっては伝説の監督。同じく同じ様な年齢で病に倒れたジブリ近藤監督らと共に、日本アニメ界を支えるはずだった稀有な才能だった。
      • ジブリといったら、本田雄も、この作品の制作に携わっている。ガイナックスカラーエヴァを作っていた人物で、この度ジブリに引き抜かれた。NHKプロフェッショナルの宮崎駿特番回でも、天才アニメーターと紹介されていた。
        • 主に氏が担当したのはラジオ局のシーン。比較的、動かないシーンが多い中、夢か現実かバーチャル未麻を未麻が追い掛けるというアクションシーンで、初監督ゆえ至らない事や後悔も多かったが、このシーンは非常に気に入っていると監督自身も振り返っている。
          • という事で師匠(あだ名)こと本田氏は、次作の「千年女優」でキャラデザと作画監督を任されている。
      • 作品内でいうと、浅見レイ(CHAMの髪の短い方)役の新山志保も、その後20代の若さで白血病に倒れている。
    • 当初はジャンル違いで断ろうとしていたが、初めて監督を任せてくれるという事に惹かれて引き受けた、という事らしい。お陰で、年齢制限は有るものの、海外でも非常に評価の高い、伝説の作品となった。
    • 因みに、日本を代表するスタジオミュージシャンでセッションギタリストの今剛氏は実のお兄さん。
      • 近年でいうと紅白(2023)で、寺尾聰バンドの一員として、寺尾聰の右手でプレイしていた髪の長いギタリストがその人。違う分野ながら、兄弟それぞれで突出した活躍を見せているのは凄い。
    • 「パーフェクトブルー講座」という、監督自らが映像を再生しながら、順を追ってシーンや意図を解説をしていくという、教養番組(パロディ)風の映像がある。全3回で必見。大手動画サイトなどに転がっている、かもしれない。
      • 第1回で語っていた「(実写と違い)アニメーションには意図の無いものは出て来ない」というのは、当作品を越えて、漫画やアニメを見る上で重要な発言だと思う。
  2. 岩男潤子の熱演が凄い。
    • 主人公、霧越未麻役。過激シーンや緊迫シーンの応酬で、当時今監督も喉の心配をする程の壮絶な演技を見せている。岩男自身の境遇とオーバーラップする部分が多かったらしく、非常にリアリティがある。
      • この辺りを始め、背景部分には文春の特集記事に詳しいので、是非そちらを見てもらいたい。検索すればすぐ出て来る、はず。
    • 悲鳴や絶叫シーンだけではなく、当初の少し子供っぽい感じから、葛藤、ラストでの落ち着いた演技という、未麻の成長過程も見どころ。
    • 他にも、鏡や窓ガラスに映り未麻を翻弄する幻の未麻など、多様な演技を求められている。まだ声優アワード的なものは無かったのか、何か賞を貰わなかったのかなという程。
  3. R15+指定。
    • 海外では更に厳しく18禁。取り敢えずエログロであるという部分は、必ず誰かに語られると思うし、年齢指定については妥当だと思うが、決してエロ目的のエロアニメでも、グロ目的のグロアニメでもない、というのは保証しておきたい。
    • 内容としては、むしろ純粋なサスペンスドラマ。サイコホラーというジャンルに括られる様だが、主人公未麻の、活動環境の変化や、姿の見えないストーカーからの監視、身の回りで起こる事件などに翻弄されていく、というお話。
      • 現実と、夢や幻、また作中で未麻が撮影に臨んでいるドラマの内容が複雑に絡み合い、巧みなカット割りで、未麻同様に視聴者にも混乱が与えられる。当然、単なるエログロアニメなら伝説にはならない。
    • 当初は劇場版ではなくOVAの予定で、何か気を引くシーンが必要だと考え、過激シーンが作られたとの事。本当なら、もっと高い年齢制限が入ってもおかしくなかったが、映倫が真面目な作品と判断してくれたのかな、とも監督自身が振り返っている。
      • また「(腰の)反復運動」が2回までならセーフという噂があったが、3回以上してしまったからアウトになったのかな?とも、冗談半分に語っている。
    • アイドルから女優への脱皮、イメージの脱却で、ヌード写真や濡れ場シーンに挑戦する事が多かったという部分は、近年では、なかなかピンと来ない部分かもしれない。
      • 因みにというか未麻はトップアイドルではなく、あくまでB級アイドル。未麻が抜けた後、2人体制になったCHAMがチャート100位圏内に入って、ようやく軌道に乗り始めたというレベル。
        • 原作改変問題が取り沙汰されているが、「B級アイドル」「ホラー」「ストーカー」という3点が、原作から課せられた唯一の条件で、他は何をしても良いという事だったらしい。
  4. 極力ネタバレは避けたいが、最後は結構ちゃんと終わるのが良い。
    • こういう作風だと往々にして、よく分からないまま終わるとか、解釈は視聴者に委ねる的なものが、ありがちなラストのパターンだと思うが、「ちゃんちゃん♪」と言っては軽過ぎるけれど、きちんと終わるので安心して見て欲しい。
    • 当初、結末は現行のものとは違ったらしい。
    • ラストカットについては深読み考察もあるが、監督自身がシーンの意図を明らかにしていて、間接的にではあるが明確に否定している。尤も、どう捉えて貰っても構わない、色んな考えが作品を豊にする、そういう考察をしてくれるとつくり手としてはシメシメと思う、とも語っている。
      • 極論というか、結局を言うと、この作品は霧越未麻という1人の女性の成長物語なのだと。葛藤と成長を繰り返していくのが人間で、それはこれからも一生続いていくというのが根幹にある。
        • 映像や内容の面白やさ過激さ等、外装的な部分に目を奪われがちという部分は、当初の特にTV版のエヴァとも共通する部分だと思う。
      • 後、この作品で殺害された人物は、よくよく考えると自分(今監督)の嫌いなタイプ、害為す人間という事で、もしかしたら未麻、或いはバーチャル未麻というのは、監督自身の化身だったのかな、と。
    • Wikipediaは見ない方が良い。特に「あらすじ」欄。ご丁寧にも、5段落に分けて詳細にネタバレが記されている。「登場人物」欄も同様。しかも完全に主観込み。まだ未視聴の場合は絶対に見てはいけない。
  5. オタクの描き方がリアル過ぎて泣く。
    • それら一体で当作品の登場人物の1人といっても過言ではないオタク。原作者の竹内義和自身がオタクという事からか、その生態が、とてつもなくリアル。
    • オタク(アイドルファン)同士の会話の内容から、独り言を喋りながら歩く者、またファンの中の迷惑グループなど、一度でもこうした経験がある人間なら、そのリアルさに驚かされる。
    • 『次で最後の曲です』に対する「今来たばっかりー!」という客の定型句も既に登場している。この作品が発祥という事ではないと思うが、一般ネタ化する前の、かなり早い段階での登場なのは間違いない。
  6. 一部キャラのデザインが酷い。
    • 主人公の未麻などは可愛らしいが、ストーカーの内田など、一部キャラクターの造形が、意図的だと思われるが特に酷い。目の離れ具合などは海外のファンにもネタにされている。
  7. 北野誠が出て来る。
    • 途中、未麻の自宅マンションに押し掛ける芸能リポーターが北野誠みたいだな、と思ったら北野誠だった。同シーンの女性リポーターも関西圏で活動するタレントらしい。
    • どうやら「誠のサイキック青年団」というラジオ番組を、原作の竹内義和と長らくやっていた縁らしい。
      • 近年は2人とも、YouTubeのオカルト界隈のチャンネルでよく見られる。4Kリマスター発表を期に、YouTubeチャンネルでPERFECT BLUE特番でもやって欲しい。
  8. 1997年の作品で、当時の時代背景が垣間見えるのが良い。
    • インターネットや家庭用PCが普及し始めの頃で、主人公未麻も悪戦苦闘している。このシーンは海外の上映でもウケていたらしい。
    • 他にも秋葉原を走る総武線がまだ103系
      • 鉄道は作中に結構出て来る。最終盤では保線用と思われる事業用車まで登場する。
    • 例えば「男はつらいよ」とかもそうなんだけど、当時をそのままパッケージしているのが映画の良い部分だと思う。
  9. EDロールの最後に「この映画を故 尾形治敏氏に捧ぐ」という一文が出る。
    • 4Kリマスター版では割愛されてしまっているが、どうやら当作品を始め、多くのアニメ作品で編集を担当されていた方らしい。
  10. 音楽も良い。
    • サントラは僅かに10トラックしかないものの、作品を非常に効果的に盛り上げている。特に『愛の天使』や『バーチャ末麻』といった楽曲は象徴的。
      • 前者は未麻が所属していたCHAMのボーカル曲で、冒頭のイベントシーンで使われている。と同時に恐怖シーンでも使われた為、外国のファンからも「エレベーターエレベーター」とネタにされている。最終盤で、とある人物が振り付きで口ずさむのも恐怖。
        • あと英語のコメントで気に留まったのは、「この頃の曲は今のJ-POPよりもキャッチーでモダンだ」というもの。
      • 後者もクライマックス始め、異常が起こるシーンで使われる象徴的な曲。サンプリングされた歪んだコーラスループが不気味で、何故か癖になる。
  11. 4Kリマスター版が発表された。
    • 2023年末から2024年に掛けて映画館でも上映されている。(2024年2月末)現在も一部イオンシネマ系で上映しているので、15歳未満でなければ、急いで映画館で見てもらいたい。
    • ただ現在ではプレ値化している、当時のパンフレットの復刻などが無いのは残念。サントラすら現在では手に入らないので、こちらもリマスター版をリリースしてもらいたい。

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