ベタなファンタジー作品の法則

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  1. 舞台は剣と魔法の世界。
    • 日本や中国では東洋的な世界観のものも少なくない。
    • 主人公や周囲の重要人物が見るからにアングロサクソン系でも、日本人っぽい人と中国人っぽい人は高確率で出てくる(※日本で作られるファンタジー作品限定)。
    • 黒人っぽい人たちは、そこまでアフリカンな外見ではない。
      • 肌の色も精々オバマくらいの色で、銀髪ストレートが何故か多い。
    • 冒険者はギルド制が主流。もしくは、国王直属。
      • ただ一匹狼(という名のフリーターやバウンティハンター)が主役を張ることも決して珍しくない。
    • 違う世界から来た人間が飛ばされるところ。
  2. ガンガン系で掲載されている。
    • ウルトラジャンプも少なくない。
    • ガンガン系ではダークファンタジー系が多い。
  3. 映画化される時にはCGをフルに活用。
  4. 既存の神話をモチーフに使っている。
    • たいていの場合は多神教のもの。
      • 北欧、ギリシャ・ローマ、エジプトあたりが多い。
  5. 技術水準は産業革命以前。
    • かと思えば、ファンタジー世界に銃やロボットなどの文明の利器が登場することも。
      • 無理矢理出すと大抵スチームパンクと化す。
    • 船は帆船。
      • そのくせ超技術で空飛ぶ船とかが出てくることもある。
    • 魔力とかを用いた、未知のエネルギー源で動く。
  6. 近年の作品だと高確率で露出度の高い服装をした女性キャラクターが出てくる。
    • 町ではボロ布やマントを纏って歩いている。完全に夜に路地裏から急に表れて見せてくる人の風体である。
    • 90年代くらいまではそいつらが主役だったが、今では脇役。
  7. 主人公が現実世界から突然飛ばされてきた・・・という設定も比較的よく見かける気がする。
  8. とりあえず、世界を救う。
    • 悪い武装組織があって、悪事を働いている。
      • 大概実力至上主義で、偉い奴ほどリアルファイトも強い。
  9. 「それ、わざわざファンタジーの世界観でやる必要ある?」と言いたくなるレベルの作品も少なくない。
  10. 人間以外に文明生物がいることも珍しくない。
    • が、一部には意思疎通は出来ても暴力と強奪が大好きな野蛮な連中もいる(所謂獣人系の他、オークやオーガ、ゴブリンや半魚人などがこの手の悪役にされやすい)。
    • エルフやドワーフ、マーメイドや翼人は優しい人(?)たちが多い。見た目で判断してないか?
      • ただしそれらの種族は人間との交流を禁じていたり、人間を毛嫌いしているのも少なくはない。
  11. 主人公の武器は大体剣。
  12. 作品によってはSF的な要素も多く含まれる。
    • スターウォーズがごとく東洋と西洋がごっちゃになっていることもザラ。
    • 魔法の船で宇宙へ飛び別の惑星へ舞台が移るといった展開も無きにしも非ず。
  13. 特に流行った作品のオリジナルモンスターが複数の他作品に登場することもある。
  14. 大きめの動物は以外であっても乗り物にされる。
    • 空を飛ぶ生物(鳥・ドラゴンなど)に跨って飛ぶシーンも定番。
  15. 町から一歩出れば怪獣がうろついている。
    • しかも怪獣がいない所には盗賊やチンピラが縄張りにしている。
  16. 酒場がどの町にもある。
  17. 10代がとんでもなく有能。
    • 外見がとても10代に見えない奴らも山ほどいる。
    • 外見がホストみたいにヒョロヒョロ美形でも、何故かとてつもない腕力を秘めていたりする。
    • 早ければ15歳くらいで成人扱いされることも。
  18. 人を殴り殺せそうなサイズの宝石が当たり前のように登場する。
    • 大量に取れるせいで、数センチのダイヤモンドさえも石ころ並みに価値が落ちている。
  19. どんなデカい武器を持ち歩いても誰も気に留めない。
    • そして往来で普通に武器や防具が販売されている。
  20. 騎士は年がら年中鎧を着ている。
    • 「いつトイレに行っているのか」と突っ込んではいけないらしい。
    • 女性の場合、やけに露出度が高い。下半身もスカート型になっていることが多い。
  21. 「水不足」という概念が無い。あるのは砂漠とか悪い魔獣に支配されている所(つまり、主人公側のお使いイベントとして使われる所)だけ。
    • 当たり前のように民家には風呂や水洗便所がある。
  22. 大臣や官僚は総じて腐敗している。
    • 「貴族」のイメージが、平安貴族辺りで止まっている製作スタッフも多い。
  23. 王様は常にガウンを着て王冠をかぶっている。
  24. 財宝の山には必ずと言っていいくらい、剣と王冠が混ざっている。
  25. 司法に関して描かれることはまずなく、仮に描写されていたとすれば魔女裁判のような出鱈目なものが行われている。
    • 悪者を成敗しても「逮捕された。」の一言で済まされる(物凄い悪い奴は処刑されることもあるが)。
  26. 高確率で1年は365日前後であり、メートル法もしくはヤードポンド法が施行されている。
    • 後者に関しては換算されているだけとも考えられるが。
    • ファンタジーに限らず、SFでもありがち。
  27. 妖精や天使は基本的に善玉。
    • 人魚も基本的に善玉。
    • 鳥人も基本的に善玉。
  28. 魔物は夜になると活発に活動し始める。
    • アンデットやゾンビも活動し始める。
  29. 不毛な地に魔王の居城が立地している。
    • 居城周辺は気象条件が悪く、常に嵐で雷が落ちているか、極寒の地でブリザードが吹雪いているか、灼熱の地で火山が噴火しているかである。
  30. 魔法使いは大抵、白髭のジジイ。
  31. キャラクターの名前は大抵カタカナ語表記で、漢字を使う名前は役職名くらいしかない。
  32. 最近はタイトルが異常に長いものが増えてきた。
  33. 金の相場がとんでもなく低い。
    • よほどたくさん掘り出せるのか、純金製の武器防具などが出てくることも。実用性あるのか?
    • 銀に至っては現実世界のニッケルくらいの価値しかないのではと言うレベル。
  34. 薬草や毒消し草を服用したら数秒で重症・重体が治る。
    • やけに現実的な設定が使われているとその限りではない。また、即座に回復できる理由付けが設けられていることも。(特別な加護を得たから・勇者としての能力など)
    • ただし、死亡したものを蘇らせることは難しい。
      • 死者蘇生そのものが禁忌の術になっているorとっくの昔に失われた術、蘇生できるが大きなデメリットを有す、普通の人間には使用することもできず効果も発揮しない等・・・。
  35. 現実の概念をそのまま持ち込んでしまって指摘される。
    • 現実の地名などをそのまま持ち込んでしまい指摘される。
      • そのものを持ち込まなくても、何か現実の地名などを元にしたものの名前をそのまま使ってしまう。
    • 現実の日本でしか通用しない常識をそのまま持ち込んでしまって指摘される。
    • 実は近現代にできた概念を持ち込んでしまい指摘される。
    • ただ指摘するだけのネタならまだしも、その指摘に乗っかって非難する口実、作品や作者を攻撃する大義名分になってしまう。
      • 所謂「○○警察」の付け入る隙を与えてしまう。
    • というか、このページも一部がそんな感じだ。
      • 他に「大人の事情」という名目でもいくつか言われてしまっている。
        • なお、非難・糾弾する意図かどうかの追及は大人の事情により差し控えておく。
    • 世の中には「魔法や妖怪やドラゴンはフィクションの嘘として許容できるけど、現実に存在するモノは現実通りに描かれていないと気が済まない」という人が結構いるからね。
    • なぜかキャラクターの誕生日(○月○日生まれ)に現実の西暦(グレゴリオ暦)と同じ暦法を用いている。
      • 地球と異なるや惑星や異世界なら、当然星の自転・公転周期も異なるはずだが、なぜか地球と同じ感覚で描かれている。
      • それは現地の暦を(読者や視聴者に理解しやすいように)地球の西暦に換算しているとも考えられる。
    • 現実で用いられている、度量衡の単位(長さ=メートル、時間=時刻、時・分・秒、質量=キログラム、グラムとか)をそのまま持ち込んでしまう。
      • 几帳面な作品だと現実と異なる、作品独自の度量衡を用いているのもないわけではないが、やはり計算が煩雑になるのでどうしても現実の度量衡をそのまま用いてしまうのが多い。
      • 長さや質量はともかく、時間はどうやって計り、時刻を知るのかが不明。
      • それも現地の単位を(読者や視聴者に理解しやすいように)地球のメートル法やSI単位に換算しているとも考えられる。
    • 『指輪物語』のように「異世界の言語で記述された原文を日本語や英語などに翻訳したもの」という体裁にすればある程度問題は解消される。
  36. 女性に生理という概念が無い。
    • あるいは一日で終わる。
    • それはファンタジーに限らないような…。
  37. 舞台となる世界の天体が現実とかなり異なる。
    • 月(衛星)が2つある。

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