ベタなIT系専門学校の法則
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ベタなIT系専門学校の法則[編集 | ソースを編集]
- プログラミングの実習は少なく、資格試験(情報処理技術者試験など)の対策に大半の時間を割いている学校が多い。
- 実習は卒業直前の半年間しかやらない場合が多い。
- 4年制大学の情報工学系の学部・学科に比べて、授業のレベルが低い。
- 情報系の大学ならば、たとえそこがFランクであっても微分法や積分法、統計学、確率論、線型代数学などの高度な数学の講義がある他、英語や卒業論文なども必修であることが殆どである。
- でもIT系専門学校には英語はおろか数学の授業すら殆ど無い。
- せいぜい資格試験に合格できる程度(中学校〜高校1年生レベルの数学)の知識を授けるくらい。しかしそれでもマトモに理解できていない学生が少なくない…。
- 情報系大学はおろか、私立文系の大学(それも、早慶のような難関大学でも無い)よりもレベルが低い…。
- 偏差値が高めの工業高校や商業高校の情報科の方がマシということすらある。
- 勿論、高等専門学校の情報工学科や電気電子工学科に比べてもレベルは低い。
- 実質的に中卒レベルの基礎学力しか無い者でも卒業できてしまう。
- 高校数学はおろか中学数学(下手すりゃ小学校の算数)すらマトモに理解していなくても卒業できます。
- 大学の情報工学科ならあり得ない話である。(そもそもFランク大学でも情報系なら入学試験に数学や物理、英語が課されるのは当たり前)
- 入学金さえ納めれば誰でも入学できる。つまり、入学試験は事実上存在しないに等しい。
- 「これは他のジャンルの専門学校もそうだろ」という人がいるかもしれないが、例えば製菓や調理の専門学校だと入学試験に実技があって、不合格になってしまう人も少なくないのだとか。
- 殆どの学校では、基本情報技術者試験(FE)の午前科目の免除制度が導入されている。
- 講座を受講して修了試験に合格すると1年間はFEの午前科目が免除され、FE本番では午後科目だけ受験すれば良くなる。
- FEの午前免除の修了試験が終わったら、あとはFEの午後のプリントと模範解答だけ配って自習時間(という名の放置プレイ)にするという学校が多い。
- ある専門学校では丸一日自習時間(それもほぼ毎日)にして、その間、担任の講師は自分の趣味についてずっと調べていたなんていうこともあった。(これは実話です)
- 分からないことを質問すると「自分で(Googleなどで)調べなさい」と言われる。
- ある専門学校では丸一日自習時間(それもほぼ毎日)にして、その間、担任の講師は自分の趣味についてずっと調べていたなんていうこともあった。(これは実話です)
- 講師のレベルが低い。
- 4年制の通信制大学とのダブルスクール制度を導入している学校も多い。
- 「本気でITを勉強したい」という積極的な理由で入学してくる学生は殆どいない。
- 授業中の私語と内職が酷い。
- 内職といっても例えば公務員を目指している人が採用試験の勉強をするとかならむしろ素晴らしいことだと思うけど、そうでない内職(スマホ、ゲームなど)がFラン大や他分野の専門学校に比べても目立つ気がする…。
- 実習の時間でも実習用のパソコンで違うことをやっている者が多い…。
- 内職といっても例えば公務員を目指している人が採用試験の勉強をするとかならむしろ素晴らしいことだと思うけど、そうでない内職(スマホ、ゲームなど)がFラン大や他分野の専門学校に比べても目立つ気がする…。
- 卒業までに基本情報(FE)の資格が取れればそこそこ優秀、応用情報に合格できればかなり優秀、スペシャリスト試験に合格できればスーパーエリートである。
- ただしこれは本気でITを勉強したいと思っている学生が少ないからであり、応用情報以上はともかく、FE自体は特別な難関国家資格というわけでは無い。
- ちなみに筆者が通っていた専門学校(2年制)では卒業までにFEに合格できた人間(筆者を含む)は学年の3割程度しかいなかった…。
- 下手すりゃITパスポートすら取れない者が少なくない…。
- 企業とのパイプが太いため学校推薦が充実しており、下手な無名大学よりも就職活動では有利。
- また、就職実績も意外と悪くなく、一流企業に行く者もいる。
- しかしあくまで大卒では無いので、給与や昇進の面での待遇はお察し(良くて短大卒扱い、下手すりゃ高卒扱い)
- 上のように一流IT企業に行く卒業生もいる一方で、全く関係の無い職(スーパーやコンビニの店員、飲食業界、工場や倉庫の作業員、介護職員など、女の子ならピンク系も)に就く卒業生も多い…。
- 卒業生の離職率が高卒並みに高い。
- IT業界自体の闇が深いってのもあるが、そもそも本気でITを学びたいという意欲がある人間が少ないため。
- 入学して後悔する者が多い。
- 向上心の高い人間は「レベルが低すぎるから」、そうでない人間は「資格取得にも就職活動にも失敗したから」という理由で後期するケースが目立つ。
- 大学中退者の受け皿としての役割も果たしている。
- また、大学を卒業したけど就職先が見つからなかった人の逃げ場にもなっている。
- 簿記の授業がある学校もある。
- 大原のIT系コースなんかだと、日商簿記3級がFEと共に推奨資格になっていたりする。(ちなみに簿記2級は本気で経理マンを目指す人向けなので難しい)
- 黎明期のIT系専門学校にはハード・ソフト両面において設備が整っているという当時重要だったメリットがあった。
- そのため、若い世代のSEはともかく、中高年のSEには専卒の人が(大企業、中小企業を問わず)意外と多い。
- 現在はPCも安く手に入るし、開発環境も用意しやすくなったので、Fラン大でも良いから(それも情報系の学科で無くても良いから)適当に学歴つけながら独学で良いんじゃないかなって気もしなくも無い…。
- そのため、若い世代のSEはともかく、中高年のSEには専卒の人が(大企業、中小企業を問わず)意外と多い。
- 多くの学生は「自分達はエンターテインメント系や医療事務の専門学校の連中よりはマシ!」と勝手に思い込んでいる。
- 「4年制の私立大学に比べて学費が安い」という意見があるが、それは多くの専門学校(高度専門士の称号が貰えるところを除く)は2年制または3年制であり、修業年数が4大より短いから総額なら安いってだけ。年額で比較するなら私大と変わらない。
- FEの午後科目にはソフトウェア開発の問題があるが、多くの専門学校ではCやJava、Pythonといった高級プログラミング言語では無く、「難易度の低い表計算にしなさい」と指導される。
- 大学受験に不向きな工業高校や商業高校、通信制高校などからの進学者が多い。
- 大学の情報系学科は(たとえレベルが低い大学であっても)入学試験で数学ⅢCが必須である場合が多いため。
- 専門学校生のスペシャリスト系試験の合格者の殆どは情報セキュリティスペシャリスト(情報処理安全確保支援士)試験である。これはスペシャリスト系で最も難易度が低く、また、年2回実施されるため。
- セキュリティ以外だとデータベースも比較的多い。ネットワークや組み込み(エンベデッド)システムに比べて覚えることが少なく、国語力で何とかなる問題が多いため。
- ぶっちゃけ行くメリットは「FEの午前免除が使えること」と「学校推薦によって就職しやすいこと」くらいかな…。
- しかしFEの午前免除については(専門学校よりずっと費用が安い)通信講座でも何とかなるし、一流企業だと子会社や関連会社を除いて専卒を採用しないケースも多いので、特段大きなメリットとまでは言えない…。
関連項目[編集 | ソースを編集]
IT系のお仕事 | |
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IT系のお仕事 | プログラマー | システムエンジニア | ネットワークエンジニア ゲームクリエイター | パソコン教室講師 | ITコンサルタント |
関連資格 | 情報処理技術者試験(ITパスポート・セキュマネ・基本/出題内容/分野別・応用・高度) MOS | オラクルマスター | Cisco |
関連組織・団体 | IPA |
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