ロシア人と酒

提供:chakuwiki
  1. 車の燃料はウォッカ。窓拭きにも使用。
    • 窓拭き剤や、ヘアトニックなどアルコールを含んでいるものは砂糖を少し混ぜて何でものんでしまう。
    1. 氷点下十数度の屋外、瓶の上でナイフの刃を下に向けて持つ。
    2. そこにヘアトニックや窓ふき剤をすこーしずつたらす
    3. 水分と香料などはナイフに触れて凍り付き、アルコールだけが瓶に落ちる
    4. 飲む。物資が足りない時代はマジでやっていたらしい。
    • 人間の燃料もウォッカ。飲めない奴はロシア人として認められない。
      • つか寒過ぎて飲まないと死ぬ。
  2. ウォッカばかり飲んでいるアル中が、前の大統領だった。
    • というか、死因もウォッカ。自分が心臓と血の調子が悪いのをわかっていながら、毎晩死ぬほど飲んでいたから。酒で体調を崩している奴には、いい反面教師。
  3. サーカス団が象にウォッカを飲ます。
  4. 酒飲みだけど甘党が多い。
  5. 水よりウォッカの消費量が多い。
    • そもそもウォッカとは水を意味する言葉らしい。
      • ロシア語で水はВод(ヴォート)、指小辞の-каをつけてВодка(ヴォートカ)。直訳するなら「お水ちゃん」。
        • 英語でいうとウォーターだな。
          • водじゃなくてводаです。
            • 正確にはводаから女性名詞語尾аをとって、чкаをつけたもの。
              • чка じゃなくて ка を付ける。
        • 水といっても命の水という消毒用アルコールのこと。蒸留酒はもともとその製法から出てきた。アルコール純度を増すために酒を蒸留して白樺の炭でこす。それがウォッカ。
      • ワインももともとは水と意味する。
        • ウィスキーも「命の水」という意味。
      • 上記の全ては恐らく茶が西洋に来るまで生水以外の飲み物が発酵させたために保存が利く酒以外なかったからなんだろうねぇ。
  6. 男の平均寿命が女より10年以上短い。しかも死亡原因の30%はアルコール依存症に関連する。現在ロシアでは、アルコール度数の少ないビールを国を挙げて推奨している。
    • ちなみにプーチンはビール党。
    • 2011年、ロシアでビールが法的にアルコール飲料に分類されることになった。つまりその前はソフトドリンク扱い。
    • アルコール依存症の国民は300万人に達し、ロシア人の死因の4分の1は飲酒関連。
  7. 独裁者スターリンはお酒の飲みすぎで死んだ。
    • スターリンはウォッカではなく、ワインだけどね
    • 新生ロシア共和国の初代大統領も酒の飲みすぎで命を落とした。
    • ちなみにスターリンはロシア人ではなくグルジア人である。
  8. 片手にウォッカ、片手に黒パンを持ち、ウォッカを一気に空けた後、黒パンを顔に当てて香りを吸い込み、一口かじる。これが二日酔いにならない飲み方らしい。
    • が、ロシア人は酒は泥酔するまで飲むのが基本だと思っているため、あまり意味がない。
    • ちなみに黒パンがないときは、「自分の脇のにおいを嗅げ」だそうな。
  9. ウォッカがないときは、代用品として工業用アルコール、液体燃料、さび止め、不凍液を飲む。
    • 車にはウォッカが常備してある。不凍液、さび止め、凍り付いた窓の霜落とし等、いろいろ使えるが、やっぱり飲んじゃうドライバーが多いらしい。
    • 戦時中に戦車の不凍液まで飲んでしまい、故障する戦車が続出。
      • 二次大戦中は戦車兵一人あたり一日100ccのウォッカが配給されたが「少ない!」との不満続出だったとか。でも一日100ccなら一週間でビン1本分になるんですが・・
        • 酒をチビチビやるのはロシア男児らしくないと言って瓶に貯めてた奴が居たんだが瓶が一杯になる直前に撃たれて死んでしまったとか…
      • ソ連崩壊直後に戦闘機の冷却液のストック飲み干したという噂も
    • ウォッカの代わりに工業用アルコールを飲んで死ぬ人間が後を絶たない。
  10. かつてイスラム教が入ってきたとき、一部を除いてまったく広まらなかった。理由は教義に『禁酒』があったため。
    • 「アッラー」=「ウォッカ」ってとこか。
  11. ヴォッカは日本の甲類焼酎みたいな不純物の少ないエチルアルコールそのもの。
    • バイト先の酒屋で、ウォッカを求めるロシア人に某社の樹氷を出したら、「もっとストロングなヤツを出せ!」と怒られた。ロシア製のウォッカと度数はさほど変わらないのだが。樹氷レベルでも雑味を感じてしまうのか?
    • ロシア人は「生きた水」=湧水で作った酒以外は嫌う傾向にある。
  12. ちなみにモスコーミュールと言うカクテル名はモスコーでは通じないらしい。
  13. 日本人はウォッカを瓶ごとラッパ飲みをするようなイメージがあるが、実際はキンキンに冷凍庫で冷やしたものを小さなグラスについで飲む。
    • 食事やパーティなど、大勢で飲む場合は、「○○に乾杯!」と乾杯の音頭を取ってから全員で一斉にグラスをあける。なのでロシア人のパーティに出るときは、順番が回ってきたときのために、乾杯の音頭のネタを事前に考えておいたほうがいい。
    • なお、その乾杯の回数が本当に多い(話の中でなにかおめでたいこととかが出てくると即「〇〇に乾杯!」)のと、小さいグラスとはいえその度に一気なので結局量はラッパ飲みと考えて構わない。
      • でもなぜか酔わない。
  14. ロシアとはロシア人が住んでいる土地のことではない。ウォッカがおいてあるところがロシアである。
  15. チョーヤの梅酒が今ブーム。「健康にいい酒」だから。言うまでもなく、飲み過ぎると毒です。
  16. 二日酔いのだるさを酒でまぎらす「Мукаэдзакэ」という風習があるらしい。
    • これは日本にもある「迎え酒」ということでしょうか?
    • そもそも、Мукаэдзакэが「ムカエザケ」と読めるんだが…。
  17. NHKのTV版ロシア語会話での冒頭で、「100g以上飲んだら車は運転しない」と言った野郎がいた。
  18. とうとう酔っ払った兵士が戦車に乗って民家に特攻。
  19. 切っても切れない関係である。
    • ロシア人いわく「ウォッカは我が国の誇りと恥、ロシアの国民性とイデオロギー、喜びの時も悲しみの時も常に傍にいてくれる友。言うならばロシアのすべて」だそう。
  20. 大祖国戦争時はウォッカを火炎瓶として使用、ナチスをウォッカで殺した。
  21. 風邪をひいたときには、下手な薬より薬草入りのウォッカを飲んで寝れば直ると固く信じている。
    • コショウを入れて大量に飲み、何重もの毛布に包まって寝る、というのが風邪の民間療法。但しロシア人以外は実践しない事。
    • 某ロシア小説にも、裁判の席で「お前酒飲んでただろ」「はぁ、薬酒ですが」ってシーンがある。
  22. ロシアでは大親友を指す際「とても大量のウォッカを共に飲んだ仲」というのを慣用句に付ける。
    • ことわざで「仲間と一緒にウォッカを飲むとお互いに心と心が触れ合い、心がウォッカの様に透明になる」というのがある。
    • 日本で言う「同じ釜のメシを食った仲」か。ん?ってことは 日本人にとっての米 = ロシア人にとってのウォッカ か。納得。
  23. ソビエト末期にウォッカ減産キャンペーンをしたら、ソビエト崩壊の原動力に発展してしまった。
    • ゴルバチョフ政権が禁酒令を出したらかえってウォッカの消費量がうなぎのぼりに伸びた。ちなみに、この時期エカテリンブルグでゴルバチョフの政敵であるエリツィンらが音頭をとってウォッカの開発(密造)に成功し財を成している。
    • その時のキャンペーンが「しらふが正常」
      • 飲酒状態で職場に来る人も非常に多かったらしい
  24. ハンガリーの反ソ運動鎮圧で大量の亡命者が出た時、亡命者の間で「酒をバッグに入れろ。ソ連兵に見つかった時にパスポート代わりになるから」という噂が立っていた。
  25. 度数96%のスピリタスを飲むと喉の粘膜が荒れて感染症にかかりやすくなる、それでも飲む。
  26. 宇宙飛行中はアルコール類禁止らしいが、こっそりとウォッカを持ち込んだロシア人宇宙飛行士がいたらしい。人類初の無重力乾杯はロシア人か?
  27. 何時ぞやに、乗員が全員酔っ払っていたために旅客機が運休になったことがある。
    • 運休ならまだいい。飲酒状態で操縦して墜落したこともある。
    • 地上管制が飲酒状態で整備車両のいる滑走路に進入させて衝突した事故もあったらしい
  28. 赤色革命のとき、ウォッカの蔵元達が帝国主義者とみなされて弾圧された。
    • 蔵元達は外国に亡命し、残された工場は破壊され、職人達は処刑されてしまったことがある。
      • お陰で質の高いウォッカは全部輸入物になってしまった。
        • ロシアにウォッカを輸出しいるのはアメリカ、カナダ、ポーランド、フィンランド、スエーデン等の国々だそうな。
  29. ソ連崩壊後の経済混乱期に最も信頼のあった代用通貨、それが「ストリチナヤ」
    • 他には輸入煙草の「マールボロ」