不必要だと勘違いされているモノ/教育・資格

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  • 教育や資格に関するモノで、世間から存在意義を疑問視されているモノや、必要悪と考えられているモノについて語る。
特定のモノや団体の名前をあげて「○○は不要」と書くのはおやめください。

独立項目[編集 | ソースを編集]

学問[編集 | ソースを編集]

古典[編集 | ソースを編集]

  1. 実生活ではほぼ使わないので「大学受験でしか役に立たない」と勘違いされがち。
  2. しかし大昔にあった地震や津波などの災害を知る手掛かりとしては重要なので理系でも古典は勉強しておいた方が良い。
  3. 中国人やベトナム人の知識人層だと教養として漢文を理解している人が多いので、教養としての漢文も必要といえる。

数学[編集 | ソースを編集]

  1. サイン・コサイン・ダンジェントや微分積分・因数分解・関数から○○の法則・定理・公式など一度は「将来役に立つのか?」と疑問になる。
  2. だがデザイナーや建築家に測量士など必要とする職業は多い。
  3. 文系であってもアクチュアリー公認会計士は数学の知識を使う他、司法試験ですら数学的な考え方(論理的思考力)が要求される。
  4. そもそも物理や化学も数学から発展した学問だし…。
  5. 特に統計学は現代社会において最強の学問と言われることが多い。
    • 例えば「日本人はパンよりご飯が好き」と主張した人がいたとする。それに根拠が無ければ「それって貴方の感想ですよね?」と言われてしまうのがオチ。
      • でも全ての日本人に「貴方はパンとご飯どっちが好きですか?」とアンケートをとるのも膨大な時間がかかるし、かといって10人だけに聞くのも「貴方の周りの話だろ」と論破されてしまう。
        • それでは何人に聞けばアンケートが信用できるものになるのだろうか?これを解決してくれるのが統計学なのである。
    • 「お客様が会社に要求しているモノは何か」「今はどんなジャンルの漫画が人気なのか」など経営学やビジネスの分野でも重要。
  6. 気づいていない人も多いがネトゲのログインガチャにも影響されている。
    • レアカードやモンスターの出現率、連日ログインしたことで得られるアイテム…。
  7. そもそも数学は科学の基だから理系人間には必須。上にある通り、文系人間も理解しておいた方がいい。

日本史[編集 | ソースを編集]

  1. 「日本史じゃなくて国史をやりなさい」としばしば保守派の方々から批判されている科目。
    • GHQの命令により国史は廃止され、日本の皇室神道に関する記述が大幅にカットされているのだとか。
  2. しかし右寄りな方々が出版した歴史の本だとソースが誰が書いたか分からないようなWikipediaだったり、酷い場合はまとめサイトなんてこともある。
    • 著者の主張を際立たせるためにわざと気に入らない史料を排除しているなんてことも。
    • なのでまずは学校の日本史を一通り勉強しておいた方が良い。
  3. 極端に自分達に有利な歴史ばかり主張してしまうと、中韓だけでなく欧米や東南アジアからも誤解されてしまう可能性も…。

世界史[編集 | ソースを編集]

  1. 地理や政治経済、倫理で習うことの基礎はほぼ世界史から作られている。
    • もっと言えば日本史との繋がりも決して弱くは無い。
  2. 現代の国際関係を知るためにも重要な学問である。
  3. これを理解していなかったばかりに、他人を怒らせて意図せずに炎上する場合も。

地理[編集 | ソースを編集]

  1. 大学受験においては文系は歴史と公民が主流であり、理系でも共通試験でしか使わないのが基本なので不要論も見られる。
  2. しかし本来の地理は「その地域の土地や気候などを学び、その地域に住んでいる人々がどのように暮らしているか」を学ぶ非常に重要な学問である。
    • 地理を学んでおかないと例えばマイホームを購入する際に誤って地盤の弱かったり海抜が低い場所に家を建ててしまうことになる…かも?
    • 地理を学ばなければこの社会で生きて行くのが難しいと言っても過言では無い。

地理歴史科のA科目[編集 | ソースを編集]

  1. 大学受験で使われる負担の重いB科目は主に普通科の高校で開講されており、軽量級のA科目は主に実業高校や定時制、通信制などで開講されている。
    • どうせ大学受験で使わないならやらなくて良いんじゃね?と誤解されがち。
  2. しかし高卒で働く人や専門学校に行く人であっても社会人になってからは地歴の基礎知識が必要になる場面が沢山あるのである。
    • 同様の理由で公民の現代社会(倫理や政治経済の簡易版)も必要な科目だった。今は「公共」に変わったけど。

物理学[編集 | ソースを編集]

  1. 数学と同様に覚えるべき法則が多く、社会で何の役に立っているのか疑問に思う人も多いだろう。
  2. しかしこの学問が無ければ間違いなく工業は発展していない。
  3. 化学や生物学でも物理の知識は使う。
    • 物理化学(理論化学)や生物物理学という学問もあるし。

地球科学[編集 | ソースを編集]

  1. 所謂地学
    • 大学受験ではほぼ出番が無いので物理や化学、生物に比べて影が薄い。
  2. 影が薄いのは受験までの話で、学科によっては大学に入ってからバンバン使う。
  3. 東日本大震災以降は存在意義が再評価されている(気がする)。
    • ただ、そもそも何十年も地学教員を募集していない地域もあるので更なる空洞化が心配されている。

情報[編集 | ソースを編集]

  1. これを学ばないと5chTwitterなどで犯罪的な書き込みをする人が増えてしまう。
  2. そのうち大学入学共通テストでも必須教科となる。
  3. プログラマーシステムエンジニアになるわけでは無いのであればプログラミング(アルゴリズム)を勉強する必要は無い」と思っている人もいるだろうが、論理的思考力を養っておけば社会人になってからの苦労が少し減る(はず)。

保健体育[編集 | ソースを編集]

  1. これが無いと日々の勉強のストレスで不健康になってしまうリスクが高い。
    • 特に進学校では息抜きとして必要だったり。
  2. 生理や夢精を学ぶ機会がなくなる。
    • 特に親子関係が破綻している家庭は会話の機会がないため相談できる相手もいなくなる。
  3. 水泳の授業は万が一海や川、湖などで溺れてしまった際に生き残るために必要。
  4. 医療系の大学や専門学校に行く人にとっては、公衆衛生学を学ぶための基礎にもなる。

音楽[編集 | ソースを編集]

  1. これが無いと子供の感受性が育たなくなり、社会は心の貧しい人間ばかりになってしまう。

美術[編集 | ソースを編集]

  1. これが無ければ漫画もアニメもゲームも発展しない。

家庭科[編集 | ソースを編集]

  1. 大学受験ではほぼ使わない科目。
    • 体育や芸術は一部の学科(教育学部など)で課されることがあるが、家庭科を課す大学はほぼ無いため。
  2. しかしこれができないと一人暮らしをする際に困ってしまう。
    • 料理もファッションに関する知識も身に付けておかないとね。
  3. 人間関係やお金に関する知識も将来自立する上で必要である。
  4. 米を洗うときに洗剤を使うバカがいるので必須。
  5. ボタンもつけ直せないと何気に日常生活で不便。
    • でも「女なら裁縫道具を持ち歩け」という考えは古い、男でも営業職など身だしなみに気を配る仕事をしている人は常に携帯すべし。

簿記[編集 | ソースを編集]

  1. 表計算ソフトが普及した今日では不要論も根強い。
  2. しかし簿記特有の専門用語も多いので、Excelがあるからといって全く勉強しなければそもそも使えない。
  3. 企業によっては日商簿記3級以上を持っていなければ求人に応募することすら許されない。
    • 時々「就職・転職活動では2級以上じゃないと意味が無い」と主張する人もいるが(たしかに経理の正社員を目指すのであれば3級だと少し弱いが)、初心者がいきなり2級を取るのは難しいのでステップアップとして3級を取る意味はある。
      • また、3級程度であってもパートの事務職であれば採用の決め手になるケースもあるので必ずしも無意味とは言い切れない。
    • 経理職でなくても社会人であれば日商3級を取れるくらいのお金の知識は持っていて損は無いはず。
  4. 「理系なら不要」と言っている人もたまにいるが、理系でも管理職を目指すのであれば簿記の素養はあった方が良い。
  5. そもそも簿記が出来ないと取れない国家資格もあるし…。(公認会計士、税理士、中小企業診断士など)
  6. ただ大学受験(特に一般入試)においてはそれほど重要性が高い科目では無いのは否定できない。
    • 一応、共通テストにも(数学2Bの代わりとして)「簿記・会計」という科目があるが、条件(商業科または一部の普通科で簿記を履修する)を満たさないと選択できないので裏技に近い。
    • 個別試験でも簿記を使える大学は多くは無い。
    • 一方で商業科から推薦入学を目指す場合は日商簿記2級以上を持っていればまあまあ強い。

国家資格[編集 | ソースを編集]

自動車の運転免許証[編集 | ソースを編集]

  1. 車を操作しないなら別に取らなくても良いと思われがち。
    • 都市部に住んでいる人にこういう認識の人が多い(気がする)。
    • しかも取得には教習所に通うのがほぼ必須(一発試験はハードルが高い)。
  2. しかし顔写真入りの身分証明書としては使える。
    • しかも他の国家資格より取りやすいのもメリット。
    • これに関しては「マイナンバーカード」が登場したが…。
      • マイナンバーの流出を気にしてカードの使用に抵抗がある人も多い。
  3. そもそも田舎ではこれが無いと人生詰む可能性が(冗談抜きで)高い…。
    • 特に過疎化しているような県だと県庁所在地と中核市以外は普通免許なしで生活するのは難しいとされている。
  4. 都市部であっても営業マンならこの資格が無いと仕事にならない可能性も…。
  5. 一部アウトドアスポーツでもそれをするところに行くために車が必要なことも多い。(例:登山、ゴルフ、スキーなど)
  6. 就職活動においてはこの資格と高卒資格(一部の職種は専門学校卒または大卒以上)が必要とされる企業がマジで多い…。

原動機付自転車免許[編集 | ソースを編集]

  1. 普通免許の下位互換と思われがち。
  2. しかし取得するためのコストが普通免許より安く済む他、16歳の高校生でも取れるというのがメリット。
    • 過疎地域の高校だと原付免許が無いと通学自体が大変…。

名称独占資格[編集 | ソースを編集]

  1. 国家資格だが独占業務や設置義務が無いので不要論が根強い。
  2. しかし一応は法的な根拠があるので大半の民間資格よりは信用度が高い。
    • これを全て無くしてしまうと質の低い民間資格が量産されてしまう可能性も…。

情報処理技術者試験[編集 | ソースを編集]

  1. ITの普遍的な知識を問う割と有名な国家試験だが、独占業務が無い上に民間のベンダー資格に比べて実用性に欠けるため不要論が根強い。
  2. しかし今でも採用条件や人事評価のためにこの試験を活用している企業や公共機関が多い。
    • 例えば「入社までにはIPを取っておくこと」「昇進のためにはFEに合格しなければならない」など。
  3. 特に高卒や専卒で学歴があまり高くない場合は努力や学力の証明のためにこの資格の重要性が増す。

ITパスポート試験[編集 | ソースを編集]

  1. FEなどと異なりエンジニアを目指すのでなければ特に必要性が無い資格と思われがち。
  2. しかし一般の事務職や経理職などであればこの資格を持っていれば「私は最低限のITの知識はありますよ」と証明することができる。
  3. 経営学などビジネスの基礎知識も身に付けられる。
  4. 何より一応国家資格なので、民間のパソコン検定よりは信用度は高い。
  5. エンジニアを目指す場合であっても、FEの前哨戦として取る意味はある。
    • 理工系の大学や高等専門学校などで情報技術を勉強してこなかった人にとってはFEも難関資格なので…。

危険物取扱者[編集 | ソースを編集]

  1. 国内で取り扱われている危険物の殆どが引火性液体であるため、第4類以外の乙種は不要論も多い。
  2. しかし引火性液体以外を取り扱っている工場が存在する限りは乙4以外も必要である。
  3. 工業高校や農業高校の中には乙4または丙種を取得していなければ卒業できないというところもある。
  4. 乙4の資格が存在しなければ知識の無い者が引火性液体(ガソリンなどの石油製品)を誤った方法で使用してしまい、給油所や化学工場などでの火災事故が多発する可能性も…。

測量士補[編集 | ソースを編集]

  1. 測量士と異なり自分で計画を立てることはできないため、この資格だけで満足せず測量士を取った方が良い。
    • この資格だけだと測量士の指示に従ってじゃないと作業ができない。
  2. しかし測量士へのステップアップになる他、測量士補を持っていると土地家屋調査士という難関国家資格へのステップアップにもなる(調査士試験の午前科目が免除される)ため、それが目当てで取る人も多い。

ファイナンシャル・プランニング技能検定[編集 | ソースを編集]

  1. 証券外務員と異なり独占業務があるわけでは無く、アクチュアリーのように社会的地位が高い資格でも無いので銀行証券会社保険会社などでも不要論が出ていたりする。
  2. しかし元々金融業界というのは民間資格が乱立されているような世界なので、正当性の高い国家資格の存在も必要なのである。
  3. FPでなくても社会人であればこの試験の3級に合格できるくらいのお金の知識はあった方が良いと言われている。

宅地建物取引士[編集 | ソースを編集]

  1. 各営業所や事務所のリーダー以外は取る意味があまり無いとされる。
  2. しかしこの資格が無ければ不動産業界は犯罪組織の温床になってしまう。

旅行業務取扱管理者[編集 | ソースを編集]

  1. 旅行代理店のトップ以外は取る意味はあまり無いと言われている。
  2. しかしこれが無いと旅行業界に犯罪組織が入り込む隙ができてしまう。

衛生管理者[編集 | ソースを編集]

  1. 各事業所毎に50人に1人の割合で保有者がいれば良いレベルの資格。
  2. しかしこの制度が無かったら日本はパワハラ大国になっていたのではないか。
    • 実際、衛生管理者の設置義務が無い零細企業はパワハラが多い(気がする)。

調理師[編集 | ソースを編集]

  1. 業務独占資格では無いのでこれを持っていなくても理論上は料理人になれる。
    • 一流シェフでもこの免許を持っていない人は多い。
    • ちなみにふぐ調理師は業務独占資格です。
  2. しかし少なくとも「私は調理に関して素人ではありませんよ」という証明にはなる他、調理師免許を持っていないとそもそも採用しないという飲食店も少なくない。
    • なお製菓衛生師やパン製造技能士にも同じことが言える。
  3. そもそも食品系の資格は胡散臭い民間資格も多いので、国家資格であるというだけで存在意義がある。

歯科医師[編集 | ソースを編集]

  1. 医師と異なり人材が飽和状態であり、昔ほどの高収入は期待できなくなっている。
  2. しかし虫歯や歯周病は放置すると動脈硬化などの原因となるため、決して侮れない病気である。虫歯などを治療して全身病を予防するために必要である。

民間資格[編集 | ソースを編集]

  1. 一部のもの以外は履歴書に書いても「ふーん」で終わってしまう。
    • 国家資格と異なり法的な根拠が無く、TOEICや日商簿記など一部を除いて試験問題の質も低いと言われている。
  2. それでも資格マニアの生き甲斐、心の拠り所としては必要である。
  3. 民間資格でも証券外務員などのように実質的に国家資格とほぼ同等の扱いを受けているモノも稀に存在する。
  4. そもそも全ての民間資格を禁止したら日本の国技(大相撲、柔道、剣道、弓道)も消滅してしまうし、かといって国家資格にしたら「国がスポーツを私物化している」と国際的な非難を浴びるだろう。
    • もっとも、これらを国家資格にしたら公営競技(競馬、競輪、競艇、オートレース)みたいな感じになりそうだが。

実用英語技能検定[編集 | ソースを編集]

  1. 近年のTOEICなどの台頭から就職・転職活動では存在感を発揮できず、不要論も根強い。
  2. しかしTOEICほどビジネス英語に偏っておらず、面接もあるので総合的な英語力を測定する試験としては有能。
  3. 公務員試験ではTOEICよりも英検を重視する自治体も多い。

日本漢字能力検定[編集 | ソースを編集]

  1. 英検や日商簿記などと異なり就職活動で評価されにくいので不要論が根強い。
  2. しかしマトモに漢字を知らなければ社会人になってから恥をかく場面が多いので、恥をかかないために必要とされる。
    • プラス評価を目指すモノというよりは、むしろマイナス評価にならないために漢検の勉強をしておくことが望ましい。

全商簿記実務検定[編集 | ソースを編集]

  1. ほぼ商業高校生しか受けないので使い道が少ない。
  2. 一応調査書には記載されるので、大学の推薦入試では使える。

全経簿記能力検定[編集 | ソースを編集]

  1. ビジネス系の専門学校以外では受ける人が少ないため、全商と同様に就職活動では使いにくい。
  2. しかし上級に合格すると税理士試験の受験資格が得られる。
    • しかも日商1級よりやや簡単なのでむしろオススメなくらい。

Microsoft Office Specialist[編集 | ソースを編集]

  1. 今ではパソコンができるのは一般常識とほぼ同じことだと考えられているので不要論が根強い。
    • 他のパソコン検定にも同じことが言えそうなのだが、MOSは受験料が高いので特に槍玉に挙げられやすい。
  2. しかし今でも経理職や事務職を希望する際に「MOSの保有者を優遇する」とか「MOSを持っていなければそもそも面接を受けさせない」みたいな会社も多いので取っておいて損は無い。

制度[編集 | ソースを編集]

学歴[編集 | ソースを編集]

  1. 「東大卒でも無能な人はいる」「中卒でも仕事ができる人もいる」などの理由から不要論が根強い。
  2. しかし一般論で言えば高学歴な人ほど優秀な人間も多く、手っ取り早くその人の能力を判断する指標となっている。
    • これが無くなると昔のような階級(身分)社会に逆戻りしてしまうと言われている。
    • 時々「学歴より人間性の方が大切」と主張する人もいるが、人間性というのは曖昧なものなので客観的に測定するのが難しい。
    • 「中卒でもごく稀に優秀な人がいる」とは言うが、その優秀な中卒の方を探すために莫大なコストがかかってしまう…。
  3. 韓国アメリカフランスなどの共和国では実質的に身分として機能している。
    • 特にアメリカは多民族国家でもあるので、人種差別を禁止した代わりに学歴による区別は日本より明確化されているらしい。
      • 日本は高卒と大卒の収入や待遇面での差は比較的小さいが、アメリカではかなり大きな差がある。
        • もっと言えば学部卒と院卒の差が大きいのもアメリカの特徴である。
    • 最も、アメリカは学力だけでは高学歴になれない点が実力主義と誤解される所以になっている。
      • 米国における「実力」には学歴も含まれているから。
        • 日本の大学は(一部の資格系の学科を除き)卒業するのはそれほど難しくないので実感が湧きにくいが、米国の大学は簡単には卒業させてもらえないので「大卒以上であれば基本的には実力がある」と見做される。
      • 日本では卒業した大学名が重視されるのに対し、欧米は学位(院卒か学部卒か)や専攻が重視されるという違いもあるね。
  4. 勿論、「犯罪者の学歴が高いほど刑罰を軽くする」とか「非大卒者の参政権を認めない」などの不当な差別は許されないが、基本的には学歴は努力量や能力などと相関関係があるので、収入面や名誉などで学歴による差が付くのは仕方ないのではないか。
    • ただしスポーツや芸術、やくざ水商売など学歴を度外視できる世界は別。ただこれらは完全実力主義の世界なのである意味サラリーマンの学歴社会より厳しいがね…。
      • ごく稀に高卒でも起業して大成功する人もいるが、それは「東大を中退した」とか「優れた人心掌握術を持っている」などの飛び抜けた才能を持っている人に限られる。
  5. 時々「学歴より資格の方が大切」と言う人もいるが、資格というのは語学や簿記、ITなどの一部を除いて汎用性が低く使い道が少ないという弱点がある。
    • 逆に学歴は汎用性が高く、殆どの業界で一応は評価対象になり得る。そもそも学歴も資格の一種と見做す考えもあるし。
      • しかも学歴が無いと取れない資格(医療系など)もあるからね。
  6. 学歴という公平に個人を評価できるモノが存在しなくなるとヤクザなどの闇の組織が力をつけてしまい、現代より大変な世の中になってしまう可能性も…。

中卒[編集 | ソースを編集]

  1. 現代の日本では最終学歴が中卒の人を受け入れる職場が少ないので、「せめて高校までは義務教育にすべき」という主張が根強い。
    • 「専門性の高い職種に就きたければ大学または専門学校まで行くべき。高卒だとどうしても単純労働が中心になってしまう。」と言われるが、中卒だとその単純労働にすら就けるかどうか怪しくなってしまうというのが現実…。
  2. しかし高校までを義務教育に引き上げたところで、結局は高卒の人(特に教育困難校の出身者)が史実の中卒のポジションになるだけでは無いか。
    • アメリカみたいに学歴社会がインフレしてしまう可能性すらある。
  3. そもそも大相撲や芸能界など中卒の人を重宝する業界も一部存在するので、高校までを義務教育にしてしまうとこれらの業界が成り立たなくなってしまう可能性もある。
    • 併設の夜間高校を設けるにしても壁は大きい。
    • 競馬なんかも該当する。
  4. 「高校まで義務教育」だとすると下手したら定時制・通信制高校への悪影響も出るかもしれない。
    • 18まで不登校でも卒業することになってしまい、学び直す機会を失うことに。
      • これに関しては「高校のみ原級留置を広く認める」としてもいいのかもしれないが…
        • 余談だがアメリカは一応高校まで義務教育になっているが、実際には高校を中退してしまう若者も多いそうです…。(貧困や素行不良などが主な理由)
  5. 「高卒だと差が付かない」という理由で実業高校が全て廃止になる(全てを普通科か総合学科に転換する)可能性もある。
    • もっと言えば公立小中学校のように学区制になる可能性だって高い(私立・中高一貫は今の私立中学に行くような感覚になる)。
  6. 「高校生=まだ勉強する年代」ということになると、高校生のアルバイトにも悪影響が出そう。
    • (現在でも校則で禁止されている学校は多いが)全国的に原則禁止(経済的事情などを除いて)になるかもしれない。あったとしても、昭和期の牛乳配達をする中学生みたいな立ち位置になりそう。
  7. 非常に低い確率(1%未満)にはなるが、世の中には高校にすら進学しないで社会に出た方が良い人間も一部存在するのは事実。そういう人たちにとっては大学はおろか高校の学費すら払わなくて済むのでお得ではある。
    • ただ世の中の99%以上を占める凡人にとっては非常にリスクが高い選択肢ではある。決して万人にオススメできるわけでは無い。
  8. マジレスするとこれでも一応は義務教育を修了してはいるので、生きていくだけなら中卒でも十分。
    • ハローワークに行けば現場作業員や清掃業、食肉加工、介護などの仕事が沢山ある。選ばなければ。
    • …ただ収入はどうしても低くなるし、かなり切り詰めた生活をしなければならないことは覚悟しよう。まさに「健康で文化的な最低限度の生活」と言って良い。
    • そもそも高卒どころか大卒でも労働環境が良い場所で働けて裕福な生活を送れる人間はあまり多くないので…。これが現代社会の厳しい現実です。

奨学金[編集 | ソースを編集]

  1. これのおかげで高卒より上の学歴を手に入れることができたが、今後は奨学金が返せなくなって困ってしまう人も少なくない。
    • 特に有益な資格が取りにくいF欄や専門に多い。
  2. しかし奨学金制度自体を無くしてしまうと本気で勉強したいのにそれが叶わないという子供も増えてしまう。
    • その結果、安定した職に就けずに犯罪を犯す人が多くなり治安も悪化する。
  3. 日本より学歴を重視している欧米では貸与型では無く給付型が主流になっている。
    • 「日本の奨学金はただの借金だ」と批判する意見も多い。まあ一部の私立学校には成績優秀者は学費を減額または免除する特典もあったりするが。
    • しかし例えば米国では軍隊に入るなどの条件があり、日本の左翼さんが言うほど簡単に貰えるモノでは無かったり。
      • 日本でも自治医大とかは似たような形を取っている(一定期間の特定場所への就業を条件に学費を免除するという形)。これならそこそこいいような気はするが。
        • 防衛医大産業医大にも似たような制度がある。(ただし産業医大は全額免除にはならず、国公立医学科をやや上回る自己負担が発生する)

校則[編集 | ソースを編集]

  1. 勿論、生徒の趣味を否定するとか下着の色まで指定するみたいな過剰な人権侵害は無くすべきだが、校則が全く無かったら好き勝手やってマトモな社会人になれなくなってしまう生徒も多いのでは無いか。
  2. 校則が無かったら悪い大人に捕まって外国(特に発展途上国、失敗国家)に売り飛ばされてしまうなんていう最悪の事態すらあり得る。
  3. 子供から「規則を守る」ということを学ぶ機会を奪ってしまう。

原級留置[編集 | ソースを編集]

  1. 所謂留年落第
  2. この制度が無いと誰でも大学や専門学校を卒業できるようになるため、「日本の大学(専門学校)は行く意味が全く無い」と言われてしまう。
    • 特に命に関わる医療系であれば成績が悪くても卒業して国家試験を受けられるというのは非常に危険なことである。
  3. ほぼ義務教育みたいなモノになった高校では出席不足や素行不良以外の理由で留年することは稀とされる。
    • しかし一部の実業高校では成績不振で(または卒業するために必須の資格が取れなかったため)留年する人もいるそうです…。

学区(校区)[編集 | ソースを編集]

  1. 公立学校を完全な自由競争にしてしまうと、地方・郊外の学校の人気が相対的に落ち、廃校になってしまうケースがある。
    • 高校の場合特に顕著。
      • 全県学区くらいなら問題ないと思われるが、これが全国に門戸を広げるところが増えたら危なそうだ(山村留学を狙うにしても限度は大きい)。
        • 全県学区であっても県庁所在地や政令指定都市、中核市の高校に人気が集中してしまい、小さな市町村の高校が(教育困難校になる程度で済むならまだマシで)統廃合の対象になってしまう可能性がある。
    • 小中学校でも、かつて学区を撤廃した品川区は人気のある学校を目指す人が増えたため、再度学区を設ける(大幅な見直しを迫られる)こととなった。
  2. 小中学校の場合、「地域に密着した教育・学校」を作るためにも必要。

その他[編集 | ソースを編集]

児童養護施設[編集 | ソースを編集]

  1. 近年は里親による家庭的養育が推奨されているので不要論が根強い。
  2. しかし社会の監視の目があるため里親家庭に比べて重大な虐待は少なく、卒業後の就職支援も充実しているためやっぱり必要ではある。
  3. ネグレクト家庭だと高校にすら行かせてもらえないというケースも少なくないが、児童養護施設であればとりあえず高校を卒業するまでは残ることができる。
    • もっとも、その先の大学や専門学校となると奨学金を借りるなり親戚を頼るなりしないと厳しいが…。

体罰[編集 | ソースを編集]

  1. もちろん過度な体罰・理不尽な体罰は避けるべきなのだが、「信賞必罰」や「アメとムチ」として使い分けるくらいなら必要なのではないか。
    • 理詰めで何時間も説教されるよりも、一発殴られて反省したほうがその後もすっきりするはずである。
      • もっとも「理詰めで何時間も説教」というのも広義の体罰に当たりそうだが。
  2. まあその「信賞必罰」のラインがわかりにくい人が多いから体罰禁止の流れができているのではないか。
  3. まず「殴られるようなことをした自分(の子供)が悪い」と考えない時点で大問題。
    • 「親や先生に殴られた!親や先生が悪い!自分は被害者!」と考えるような人たちが増長してしまったのも、正直どうかなとは思う。

皆勤賞[編集 | ソースを編集]

  1. 長期間にわたり早寝早起きを心掛け健康管理に気を配り、前日に準備を済ませ時間に余裕を持って家を出て指定された時間よりも早く到着することを習慣化させるためにも必要。
  2. 子供の頃から夜更かし朝寝坊で自堕落な生活をしているとダメな大人になってしまう。
  3. 勉強もスポーツも得意じゃない子が唯一トップを狙える分野である。

夏休みの宿題[編集 | ソースを編集]

  1. 指定された期間に与えられた課題を計画的に済ませることを学ぶために必要。
    • 夏休みに限らず宿題は必要。社会人なら「成果物を提出できない≒クビ」だから。
      • 夏休みの宿題(自由研究とかが好例)ならその通りだが、普段の宿題は「学習内容が身についているかどうか確認するor学習内容を身につけさせるため」のものが多いから「成果物」ではないような…(残業して業務時間内にできなかった仕事を片付けているようなもの。業務時間内に終わる能力がある人には不要のはず)。
  2. 面倒な事案を先延ばしにすると増々面倒になるということを身をもって思い知る機会でもある。
  3. 自由研究は自分で考えたテーマを自分で調べて考えるという経験をさせるために必要。決して「やりたい人だけがやればいい」わけではない。
    • これは将来、自分の考えた企画などを発表するときに生かされる。
  4. ただし受験生に対しては配慮が必要という意見も分かる。
    • 「既に内容をマスターしているのに無意味な単純作業をやらされる意味が分からない」というパターンもある。

部活動[編集 | ソースを編集]

  1. 日々の勉強や家庭生活の時間を削ぐ、いじめの温床になっているなどの理由から不要論が根強い。
    • また顧問をやらされる教師のブラック企業化の原因とも言われている。
    • 本来は自由参加にすべきと決められているにもかかわらず、加入が強制となっている学校が少なくないという問題点もある。
  2. しかし家が貧しくてクラブ活動に入れない子が格安でスポーツや文化活動をやらせてもらえる良い機会でもある。
  3. 社会人になってからほぼ必要な上下関係も身につく。
    • 体育会系の人間が社会に出てから好かれる理由の一つでもある。礼儀正しい人も多いし。
  4. 運動部や吹奏楽部であれば体力が養われるので、引退後に猛勉強して成績を一気に上げ、高校受験や大学受験で1ランク上の志望校に合格できるというサクセスストーリーもあり得る。
    • 逆に帰宅部だと1年生のうちから真面目に勉強しておかなければ3年生後半になってからマジで苦労します…。
      • そもそも、大学受験のために、部活動不参加の生徒は、すぐには帰宅していない。7時限の後に、補習授業があり、これが事実上、受験勉強部になっている。
        • それは一部の進学校だけでは…?
  5. そもそも「部活動加入者より非加入者の方が成績が良い」と断言できる明確なデータは存在しない。
    • むしろ部活に入っていない人は勉強など他のことに対してもあまり意欲的では無い人が多いため。
      • 学力と体力が比例する、とまでは言わないが、相関関係はありそうだね。
      • 進学校は部活動も(流石に強豪校には及ばないが)そこそこ強いケースが多い。むしろ部活を禁止している高校は本当の進学校ではなく自称進学校である可能性が高い。
        • 実際、僕の地元にも進学クラスの生徒は部活禁止という私立高校があった。
    • しかし流石に東大や医学科クラスとなると部活をやっていなかった人間の合格者が多いとは思うが。
  6. 大学受験や高校入試でも推薦であれば部活をやることで有利になり得る。
  7. 公立の中学校ではほぼ必須。
    • 高校でも教育困難校だと「進学校ほど勉強しない」「実業高校のような職業教育も無い」という理由から部活がほぼ強制となっている場合がある。
      • ただし「食べる物にも困るほど家が貧乏なのでアルバイトをしなければならない」など例外が認められるケースもある。
    • 高校のスポーツ科でもほぼ必須。
  8. 部活のなかにも学問に役に立つものもある。
    • 英語部や化学部、生物研究部など。
    • 商業科の簿記部やパソコン部などもね。

学校給食[編集 | ソースを編集]

  1. 貧しい世帯にとっては貴重な食事の機会になってくれる。
    • 一度にたくさんの量を作るため、経費も安く済む。
      • しかし加熱されても死なないウェルシュ菌による食中毒が発生しやすいという弱点もある。
        • 最近は滅多に聞かなくなったが、O157による感染症が大規模化したのも給食特有の事情があるとされている。
          • ただしO157は熱に弱いので、サラダではなく温野菜を出すことで激減した。
  2. そうでない世帯にとっても朝の大変な時間を弁当作りに追われずに済む。
  3. 基本的に小学校・中学校のみだが、定時制高校にもあったりする。
  4. だが「好きな人同士で食べていい」という自由はガチで不要だ!即刻法律で禁止すべし!!
  5. 食べる前の「いただきます」の意味をはき違えてる者が多い。食べ物の命をいただくという意味で、自分の血や肉になってくれることに対する感謝の言葉である。なので「いただきます・ごちそうさま」は必要な言葉である。

進研模試[編集 | ソースを編集]

  1. 難関大学や医学部医学科を目指している人にとってはレベルが低過ぎるとして不要論を唱えている人がいる。
  2. しかし基礎学力がそもそも足りていない人にとっては決して馬鹿にできる試験では無いし、むしろ他の模擬試験(駿台、河合塾など)は難し過ぎる。
  3. 中堅〜三流の大学を目指している人にとっては十分受ける価値がある試験である。世の中には難関大学を目指していない人も沢山いるのだ。

告げ口[編集 | ソースを編集]

  1. 悪事は隠し通せないことを学ばせるためにも必要。
    • ただし報告する側は事実を正確に伝え、消して大げさに話を盛ったり嘘をついたりしないこと!
    • クラスメートに言いふらすのも宜しくない。関係者の担任と家族までにしておきなさい。
  2. 不慮の事故ならば自分から申告していれば軽い説教と処罰で済むことを理解させる。
    • 正直に話したことを評価された事例もある。
  3. 隠したままにしていると無関係の人が疑われるなんて事態に発展する。
    • ここで罪悪感から名乗り出る場合はまだ更生の余地があるが、これ幸いにと黙っている奴は人間のクズ確定。
  4. 報告を受けた側は誰が情報提供者かを公表してはならない。
    • 逆恨みで情報提供者が報復を受けると誰も報告しなくなる。
    • 周りが口をつぐんでいると調子に乗り悪事がエスカレートするため互いのためにならない。早い段階で対処されていれば大事に発展する危険が減る。
  5. クラスの男子が危険な場所で遊んでいる光景を見て自分には無関係と放置した結果、後日その男子が危険な場所でのお遊びで事故死してしまった…。もし家族や担任に報告していればと今でも思う。

高校卒業試験後の登校[編集 | ソースを編集]

  1. 試験終了日~卒業式の間にバカやって退学になる奴がいるため強制登校させる。
    • ただし授業はなく教師が用意したビデオ(映画)を見る、ゲームをするなどフリーダム。
  2. 卒業式の練習もある。

ヤンチャ坊主・いたずらっ子[編集 | ソースを編集]

  1. 羽目を外した姿を見て周囲の子は限度というものを知る。
  2. やっていいこと・悪いことを学ぶ。
  3. 何故やったらいけないのかを理解する。

関連項目[編集 | ソースを編集]

不必要だと勘違いされているモノ
教育・資格(学校) | 政治・国家・制度 | 職業 | 鉄道(鉄道路線|) | 生物・医療・人体 | キャラクター
資格試験検定試験
資格試験 技術系 | 医療・福祉・衛生系 | 食品系 | 法学・経済・不動産系 | 交通系

電験 | 危険物取扱者 | 衛生管理者 | 宅建 | FP検定 | 司法試験 | 税理士試験
キャリコン | 管理栄養士 | 公認会計士 | 運転免許証(種類別)
証券外務員 | アクチュアリー | AFP・CFP

情報処理技術者試験(IPA) ITパスポート | セキュマネ | 基本(分野別|出題内容) | 応用 | 高度
簿記検定 日商簿記(社会的評価)
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英語検定 実用英検 | TOEIC
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