中国地方の博物館・美術館
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島根[編集 | ソースを編集]
和鋼博物館[編集 | ソースを編集]
所在地:安来市安来町
- たたら製鉄関連では恐らく日本で唯一。
- 運営が日立製作所安来工場→日立金属→安来市と変わっていった。
島根県立美術館[編集 | ソースを編集]
所在地:松江市
- 宍道湖を望む島根県を代表する美術館。
- ここから見る夕日は非常に美しく、日本の夕陽百選に選ばれ、シュラン発行の旅行ガイド 「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で星1つを得るほど。
- そのためサイトに1年の日没時間とそれに合わせた閉館時間を公式ホームページで掲載している。
- 所蔵品の質は、どのジャンルも一定以上の水準に達していると思う。
- 日本画は屏風絵に力作が多く、西洋絵画も歴史が比較的浅い公立美術館の割にはまともな作品が揃ってる。
- 複数のコレクターから寄贈を受けたせいで浮世絵が充実しているのだが、浮世絵は劣化しやすいためいつでも見られるわけではないのが残念。
- 休館日が火曜日とやや変則的なので注意。
岡山[編集 | ソースを編集]
おかでんミュージアム[編集 | ソースを編集]

所在地:岡山市中区東山
- 岡電の車庫にある小さな博物館。
- 駅名は「おかでんチャギントンミュージアム」になったが、ここの名前はこのままの模様。
- 後ろに「水戸岡鋭治デザイン」とあるように、水戸岡さん関連の展示もある。
- どちらかというと子供向けの施設だったりする。
- 正直言って、あの規模で大人1000円は高い。
- 1日乗車券などを掲示すれば半額になるが、それでも...。
大原美術館[編集 | ソースを編集]
所在地:倉敷市中央
- 国立西洋美術館と並んで、日本を代表する西洋美術館。
- 毎年のように泰西の名画が来る昨今では質がいいとは感じないかもしれないが、日本国内にある西洋美術コレクションでは最高レベルである。
- 料金も1300円と企画展なみに高いが、その値段の価値はある。
- ここの西洋美術作品は「受胎告知」以外は全て印象派以降の作品である。
- 受胎告知だけルネサンス期の作品だが、これも画風は印象派よりである。
- 西洋美術以外のコレクションの質も非常に高い。
- 日本の近代洋画はここのコレクションだけで概要が十分語れるレベルである。
- 日本の戦後美術も展示スペースは広いとはいえないが、代表的作家の佳作以上の作品が揃っているため、ざっくりダイジェストで楽しめる。
- 太平洋戦争で倉敷が殆ど空襲を受けなかったのはこの美術館のおかげと言う説がある。
- なお当時から工場が密集していた水島は徹底的に爆撃を受けた模様。
- 美観地区の中にあるので、パッと見観光地によくあるイロモノ美術館に見えるが..。
- ミュージアムショップで複製画がかなり安く売られている。
- 小さい額縁付きので1300円、大きい紙だけので3000円位と少々難はあるものの、結構手に届きやすい値段だったりする。
- もちろん、普通の5桁以上する奴も売っている。
笠岡市立竹喬美術館[編集 | ソースを編集]
所在地:笠岡市六番町
- 小野竹喬という近代京都の日本画家の個人美術館。
- しかし、地元ゆかりの画家や竹橋と同時代の日本画家の展覧会にも積極的。
- 展覧会の質は総じて高い上に図録をほぼ毎回真面目に作り、講演会も毎回複数回やる上に他館の講演会とあまり被らないなど、笠岡市の人口規模やそもそも個人美術館として開館したことを踏まえれば相当頑張っていると思う。
林原美術館[編集 | ソースを編集]
所在地:岡山市北区
- 岡山城の近くに所在(かつて二の丸屋敷があった場所)。もともとは企業経営者の個人コレクションである刀剣などの保存を目的にしていた。
- 岡山藩池田家にちなむ物品も多く所蔵している。
- ここが保有する平家物語絵巻は、2020年時点で確認されている限り、完全な状態で残っている原本としては日本唯一。
- 美濃石谷家の書状類を所有しており、その中に長宗我部元親の自筆文書があると最近になって判明。
- 石谷家と元親は縁戚関係。
- 書状の分析によって、「本能寺の変」が信長の対四国政策が急激に方針転換したことの影響ではないかとする説が提唱されている。光秀単独犯行説の中では最も説得力があるとの評価も。
広島[編集 | ソースを編集]
広島平和記念資料館[編集 | ソースを編集]
- 広島市内の小学校の社会見学や修学旅行で広島を訪問した人などにはおなじみのスポット。
- 自由行動でも基本的にここだけは見るように義務付けられる。
- 訪日外国人の間での評判も高い。
- 外国人向けの観光案内サイトなどでは常に上位に挙がっているほかVIPの訪問も珍しくない。
- 本館の建物は戦後の建物として初めて重要文化財になった。
- 丹下健三設計の傑作として知られる。
- 資料館以外の場所での展示も積極的に行っている。
- 普段は場所の関係で展示できない資料も大量にあるためそのような芸当ができる。
- 被爆直後の様子を等身大で再現したジオラマがあるがいろいろあった末撤去されるらしい。
- 一部遺物の劣化が進んでいるのではないかと気がかりになる。
- 例:「人影の石」の影の部分と周囲の違いが分かりにくくなっている。
- 観覧料は大人でもたったの50円。
- いっそのこと無料でもいいような気がするが、有料である意義があるのだろう。
- 逆に2016年4月から200円に値上げした。なお、中学生まではこれまで通り無料。
- いっそのこと無料でもいいような気がするが、有料である意義があるのだろう。
- 2014年9月から大改修中。2年後にリニューアルオープンの予定。
- 2016年に完了するのは東館のほうで、本館は2018年予定。
- かつては原子力の平和利用に関する展示もあったらしい。
- ここの館長が最もやりたくない仕事はおそらく最後の核実験からの日数を記録する時計のリセット。
広島市交通科学館[編集 | ソースを編集]
所在地:広島市安佐南区長楽寺
- アストラムラインの車庫の上に建っている。
- それでもアストラムライン関連の展示がそこまで多いわけではない。
- 2階には様々な交通機関の模型が大量に展示されている。
- 広島らしく路面電車の模型もかなりある。
- 3・4階はSFに出てきそうな近未来の交通をテーマにした巨大ジオラマ。
- きれいにまとまりすぎてどうも生活感がない。
- 被爆電車として知られる広電650形電車が外に展示されている。
- なお別に被爆当時の姿に復元されているわけではない。
- 塗装だけは被爆当時のものに戻されたが方向幕などは引退時点のまま。
- いつの間にか命名権が売却され「ヌマジ交通ミュージアム」と名乗っていた。
福山自動車時計博物館[編集 | ソースを編集]
所在地:福山市北吉津町
- キャッチフレーズは「のれ!みれ!さわれ!写真撮れ!」。
- そのおかげで展示してある自動車に乗り込むこともできる。
- 場合によっては博物館の職員が写真を撮ってくれる。
- そのおかげで展示してある自動車に乗り込むこともできる。
- 名前は「自動車時計博物館」だがどうしても時計にはあまり目がいかない人が多そう。
- これまでに何台もの古い自動車を復元している。
- 博物館の近所には復元待ちの古い車が何台も見える。
- 復元された車の中には映画出演を果たしたものもある。
- マッカーサーやジェームス・ディーンといった有名人の蝋人形も地味に立っている。
- 福山駅からやや距離はあるが歩けないわけではない。
広島県立歴史博物館[編集 | ソースを編集]
所在地:福山市西町
- 名前だけ見ると広島市内にあっても不思議ではない。
- 福山市内を流れる芦田川の中洲から見つかった草戸千軒町遺跡が主なテーマなので福山に建設された。
- 福山駅から徒歩3分とアクセスは抜群。
- 新幹線からも建物が容易に視認できる。
- 見どころは何と言っても室町時代の町の復元展示。
- 館内の実物大ジオラマでは生活用品や当時の食事(サンプル)まで細かく再現されている。
- 建設時に福山城の遺構が一部破壊されたのは秘密。
呉市海事歴史科学館[編集 | ソースを編集]
- 所在地:呉市/愛称:大和ミュージアム
- 大和ミュージアムへ駅から親切に行ける
- が、結構歩かされる距離は長い
- 最初からゆめタウン経由を推奨している
- 道路標識でも呉ではあっちゃこっちゃに「大和ミュージアム→」などと書いてある。
- が、結構歩かされる距離は長い
- マニアックな博物館を作り、「赤字にならなければいいなぁ」と思っていたら、ものすごく人気になってしまい、計画者自身も驚いているらしい
- 「大和」ミュージアムなので「宇宙戦艦ヤマト」も展示されているらしい。
- 松本零士が名誉館長か何かだった気がする。
- 順路でいうと、3階の一番最後にある。
- 「宇宙戦艦ヤマト」は軍艦「大和」をモチーフとして製作された一品。
- それでも2年目で赤字。
- 「大和」ミュージアムなので「宇宙戦艦ヤマト」も展示されているらしい。
- 海自隊員は身分証を見せると、入館料がタダになるらしい
- これはうそ?しっかり料金取られました!!しかも割引無し。
- 「大和に負けるまあ」と海上自衛隊は本物の潜水艦(下記「てつのくじら館」)で勝負に出た
- 防衛省がバックの「くじら館」と弱小「大和ミュージアム」では経営的には勝てない。
- 凸版印刷(+子会社)と日本旅行(JR西系)がバックにいて弱小ってのは流石にないのでは?
- 防衛省がバックの「くじら館」と弱小「大和ミュージアム」では経営的には勝てない。
- 作ったモノがモノだけに、革新系の議員さんがいろいろ言ってきたらしい。
- 正式名称「呉市海事歴史科学館」の知名度は皆無に等しい。
- 神戸市営バスでラッピングバスを走らせてる。デザインのインパクトが、デカい。
- 実物の10分の1スケ-ルの戦艦大和の模型がある。10分の1といっても十分でかい。
- 田宮等のツーリングカーラジコンのサイズがちょうど10分の1なので、想像すると大きさがわかりやすい。
- 詳しい人に言わせると、あれでもかなり簡略化されているらしい(呉で知り合った地元のオヤジ談)。
- 障害者手帳および呉市の敬老優待証があれば無料で入館できる。
- 2005年4月23日開館。
- もう少し早めて大和沈没からちょうど60年の4月7日に開館してもよかったと思う。
- 実は原爆関連の資料も所蔵されている。
- 当初は呉の海軍関係の建築物を連想させる赤レンガを多用した建物になる予定だった。
- そもそも大和メインになったのも呉らしさを求めて色々と悩んだ結果。
- 鑑定団で売りに出された戦艦長門の軍艦旗が石坂浩二(当時の司会者)に買い取られて寄贈された。
海上自衛隊呉史料館[編集 | ソースを編集]

- 所在地:呉市/愛称:てつのくじら館
- てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)
- 大和ミュージアムの斜め向かいに作った、海上自衛隊の史料館。
- 本物の潜水艦「あきしお」(「ゆうしお」型)の実物を、(一部展示用に改造した上で)メインの展示物としている。
- 潜水艦のイメージが強いが、魚雷の掃海作業なども詳しく展示している。
- 掃海作業は機雷なのでは。
- 潜水艦のイメージが強いが、魚雷の掃海作業なども詳しく展示している。
- 入場料は無料。大和は一般500円。
- 潜望鏡から港を一望(?)できる。
- 実物を改造した物である為か、撮影禁止の箇所が一部ある。
- どこだったかわからなかった。にしても引退したとはいえ実物の軍用潜水艦内部をパチパチ撮影していいものか不安になった。
- 観られてヤバイモノは基本的に取り去ってある。
- どこだったかわからなかった。にしても引退したとはいえ実物の軍用潜水艦内部をパチパチ撮影していいものか不安になった。
- 潜水艦に入る際、通路が狭い故に列が出来ている。
- 潜水艦を搬入するとき、周辺の電柱や信号機を引っこ抜いて道路は通行止になった。
- あの搬入の様子も展示のネタになると思う。
- 某国の工作員が日本の誇る潜水艦用特殊鋼を削り取りに来ないかと不安である。
- 工作員はそんな目立つマネはしないと思う。
- 潜水艦が余りにも巨大でびっくりした。
- トイレの便座が普通の家庭にあるような民生品をそのまま使っていて微笑ましかった。
- 潜望鏡がニコン製でニコンマニアは狂喜するかも。
- 海外の刑事ドラマでは現場撮影の3DカメラはNikkon、ビデオはSONY、ラボの顕微鏡はオリンパス。
- ニコンは大和型戦艦の弾着観測用測距儀のレンズも手掛けた。当時最高精度の技術を投入したオーパーツとさえ言われる。
- 外見も内部も、見られたらまずい箇所は改装してあるらしい(呉で知り合った地元のオヤジ談)。
- スクリューとかは完全に別物。
- スクリュー音は潜水艦識別の軍事機密。それでスクリューは変えてある。
- 素人目には外観では区別つかないけど、スクリュー音ってスクリューを外から見ただけでわかるもんなのか?
- 海上自衛隊的には三大史料館、とのこと。ここは潜水艦と掃海担当。
- VTRのナレーションはタモリ倶楽部、アド街ック天国などでお馴染みの武田広さん。豪華。
- ミュージアムショップでは各部隊の識別帽が買える。
- このうち「しまかぜ」には、艦これの島風のイラストが備え付けられていた。おいおい。
- よくよく考えたら、ゆめタウンと潜水艦がコラボしている不思議な光景でもある。
教育参考館[編集 | ソースを編集]
- 所在地:江田島市
- 海上自衛官の教育施設。海軍と特攻に関する展示が豊富。
- 第1術科学校・幹部候補生学校の敷地内にあるが、民間人もツアー見学できる。
- 裏手側(民間人は立ち入り不可)には講堂が併設されている。