中央競馬の競走
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- 新規追加は開催時期順に(1月から)。
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グレードレース[編集 | ソースを編集]
リステッド競走[編集 | ソースを編集]
- ジュニアカップ
- 3歳オープン特別(当時)として1985年に創設。1998年までは芝2000mで施行されていたが、1999年に京成杯と距離を交換して芝1600mに短縮。
- 基本的に中山競馬場で開催されるが、日程の都合上1996年と2002年は東京競馬場での振替開催となった。
- その内、1996年は降雪の影響によりダート1600mに変更となっている。
- 歴代の勝ち馬にはメジロライアン(1990年)、サニーブライアン(1997年)、セイウンスカイ(1998年)、スマートファルコン(2008年)などが名を連ねている。
- 紅梅ステークス
- 1968年に「紅梅賞」として創設。現在のレース名になったのは1989年から。
- 1995年までは京都放送が冠を提供していた。
- 歴代の勝ち馬にはイットー(1974年)・マックスビューティ(1987年)・スティルインラブ(2003年)・スイープトウショウ(2004年)・シンハライト(2016年)などが名を連ねている。
- 若駒ステークス
- 1985年に「ジュニアステークス」として創設。現在のレース名になったのは1989年から。
- トウカイテイオー(1991年)やディープインパクト(2005年)など、このレースの勝ち馬から牡馬クラシック路線で活躍した馬も多い。
- 毎年少頭数のレースになりがちで、2011年を最後に出走頭数は一桁台が続いている。2012年と2017年は僅か5頭でのレースとなった。
- エルフィンステークス
- 1983年に創設。距離は基本的に芝1600mで開催されるが、1996年は雪の影響でダート1400mで振替開催となった。
- 過去の勝ち馬には桜花賞やオークスを勝った馬が多数出ている。
- 2011年のマルセリーナ(桜花賞)以降なかなか出世馬が現れなかったが、2020年に当レースを勝ったデアリングタクトが桜花賞・オークスと連勝し、63年ぶりの無敗の二冠牝馬に。
- デアリングタクトはその後秋華賞も勝ち、史上初の無敗の牝馬三冠を達成した。
- 2011年のマルセリーナ(桜花賞)以降なかなか出世馬が現れなかったが、2020年に当レースを勝ったデアリングタクトが桜花賞・オークスと連勝し、63年ぶりの無敗の二冠牝馬に。
- ヒヤシンスステークス
- 3歳オープン特別(当時)の「ヒヤシンス賞」として1985年に創設。現在のレース名になったのは1989年から。
- ダート1600mのオープン特別になったのは1997年から。それ以前は芝1400mで開催されていた。
- 歴代の勝ち馬にはノボジャック(2000年)、サクセスブロッケン(2008年)、ゴールドドリーム(2016年)などが名を連ねている。
- すみれステークス
- 3歳オープン特別(当時)の「すみれ賞」として1984年に創設。1987年からは東西で行われていたすみれ賞を統合。
- 現在のレース名になったのは1989年から(但し1990年はすみれ賞として開催)。
- 歴代の勝ち馬にはスーパークリーク(1988年)、フサイチコンコルド(1996年)、キングカメハメハ(2004年)などが名を連ねている。
- 仁川ステークス
- 阪神競馬場ダート1800mのオープン特別として1984年に創設。2007年からは距離が200m延びてダート2000mでの開催に。
- 概ね阪神競馬場で開催されているが、1995年は震災の影響で阪神が使用不能になったので京都競馬場での代替開催となった。
- レース名の由来は阪神競馬場の南にある仁川。間違っても韓国の都市ではない。
- 歴代の勝ち馬にはワンダーアキュート(2011年)、ゴルトブリッツ(2012年)、アポロケンタッキー(2016年)といった後のGI(JpnI)馬が名を連ねている。
- アネモネステークス
- 1991年、桜花賞への出走権拡大を目的に条件戦として行われていたアネモネ賞を格上げし「アネモネステークス」として創設。
- 代替開催を除き阪神競馬場・芝1400mで開催されていたが、2000年から若葉ステークスと開催場を入れ替え、中山競馬場・芝1600mでの開催となった。
- 2020年現在、このレースの勝ち馬から桜花賞の勝ち馬は未だに出ていない。
- 但し1995年は2着に入ったワンダーパヒュームが、1996年は3着に入ったファイトガリバーが本番の桜花賞を制している。
- 若葉ステークス
- 1985年に「若葉賞」として400万円以下の特別戦からオープン特別に昇格。現在のレース名に変わったのは1989年から。
- 2000年からアネモネステークスと開催場を入れ替え、阪神競馬場・芝2000mでの開催となった。
- このレースの勝ち馬から皐月賞を勝った馬は3頭いる(トウカイテイオー・ジェニュイン・ヴィクトリーの3頭)。
- トウカイテイオーなど、若駒S→若葉Sと勝ち進む馬が一定数いるので、割とごっちゃになりやすい。
- 忘れな草賞
- 1984年に創設された3歳牝馬限定のオープン特別競走。2019年からリステッド競走に指定された。
- 桜花賞に出る予定だったが賞金不足で除外された馬や、オークスへの賞金加算を目的に出走する馬が多く「残念桜花賞」と呼ばれている。
- 過去、このレースの勝ち馬からオークスを勝った馬は5頭いる。
- スイートピーステークス
- 1991年にそれまで500万円以下の特別戦として施行されていた「スイートピー賞」をオークス指定オープン特別に昇格。
- 2017年までは上位2着にオークスへの優先出走権が与えられていたが、2018年からは1着馬だけにオークスへの優先出走権が与えられることに。
- 2020年現在、当レースとオークスを連勝したのは2006年のカワカミプリンセスのみ。
- プリンシパルステークス
- 1996年のNHK杯廃止とNHKマイルカップの新設に伴い、日本ダービーへのトライアルレースとして新たに創設された。
- 距離は2002年まで芝2200mだったが東京競馬場の改修工事で芝2200mの設定が出来なくなり、2003年から芝2000mで施行されている。
- 2019年はレースの直前に雹が降った影響で10R以降が打ち切りとなり、翌週に順延された。
- 2020年現在、このレースをステップにして日本ダービーを勝った馬は未だに存在しない(最高着順は1996年・ダンスインザダークの2着)。
- ただ歴代の勝ち馬にはサイレンススズカ(1997年)、ルーラーシップ(2010年)、スピルバーグ(2012年)など後にGIを勝った馬もいる。
- メトロポリタンステークス
- 東京競馬場芝2300mのオープン特別として1987年に創設。2003年からは距離が100m延びて芝2400mでの開催に。
- 2003年は「東京競馬場リニューアル記念」、2007年は「東京競馬場グランドオープン記念」とレース名を変えて施行された。
- 春の天皇賞や新潟大賞典との兼ね合いもあり、年によっては好メンバーが揃うこともある。
- 特に2002年はGI馬が1頭(レディパステル)、後のGI馬が3頭(ツルマルボーイ、タップダンスシチー、トウカイポイント)も出走していた。
- 歴代の勝ち馬にはサクラチトセオー(1994年)、メイショウドトウ(2000年)、ツルマルボーイ(2002年)、タップダンスシチー(2003年)、ナカヤマフェスタ(2010年)、ラブリーデイ(2014年)らが名を連ねている。宝塚記念の勝ち馬が多いのは気のせいだろうか?
- 因みにサクラチトセオーも1995年の宝塚記念で1番人気(7着)、ツルマルボーイは2002年と2003年の宝塚記念で2年連続2着に入っている。
- 名鉄杯
- 創設されたのは2002年。レース名の通りに名古屋鉄道からの寄贈賞となっており、中京競馬場の名物レースとなっている。
- このレース最大の見どころは重賞レースではないのにかかわらず、名鉄ブラスバンドによるミュージックホーンを元としたファンファーレが使用されいる。
- さらに場内中継やグリーンチャンネル(とグリーンチャンネルの映像をそのまま流しているテレ東の中継)ではCGによるレース名表示が使われている。
- GI以外でCGが使用されるのは同じく鉄道会社からの寄贈賞となっている京王杯スプリングCと京王杯2歳ステークスがある。
- むしろこの競走を重賞だと勘違いしている人も多そう。知名度的に。
- さらに場内中継やグリーンチャンネル(とグリーンチャンネルの映像をそのまま流しているテレ東の中継)ではCGによるレース名表示が使われている。
- 条件とコースと開催時期がたびたび変わっているレースであり、2020年は3月にダート1400mのOPで施行されたが、2017年~2019年は7月にダート1800mのOP(2019年のみリステッド)として施行。
- 2013年~2016年は3月に芝の2200mで1000万条件(現在の2勝クラス)での施行という感じである。
- 2023年に再びリステッドに戻った。
- また、開催時期も2019年以来の7月に戻った。
- なお2021年・2022年は京都競馬場改修にともなう中京開催の開催変更にともない7月の中京開催が小倉に振り替えられたため施行されなかった。
- また、開催時期も2019年以来の7月に戻った。
- 札幌日経オープン
- 1973年に「札幌日経賞」として創設。現在のレース名になったのは1993年から。
- 但し2007年のみ1000万円以下(現:2勝クラス)・芝1500mの札幌日経賞として施行された。
- 2000年以降、距離は芝2600mで固定となっている(但し上記の2007年は除く)。
- 歴代の勝ち馬にはシンコウラブリイ(1993年)、ホクトベガ(1994年)、ペルーサ(2015年)などが名を連ねている。
- 因みにペルーサは当レースの勝利が5年3ヶ月8日ぶりの勝利となり、JRAの史上最長勝利間隔の新記録を更新した。
- 札幌日経賞時代の1985年にはスタート直後に落馬したギャロップダイナがそのまま馬群を追走、直線では1着馬のデリンジャーアモンに1馬身半差を付けてゴールするという珍事が起きた。
- BSN賞
- 1986年に「BSN杯」として創設。1992年から1999年までは「BSNオープン」として開催されていた。
- BSN杯→BSNオープン時代は芝での開催だったが、BSN賞になってからはダートでの開催となっている。
- 歴代の勝ち馬にはフジヤマケンザン(1994年)、ドージマムテキ(1995年)、マイネルセレクト(2003年)、バンブーエール(2008年)、インカンテーション(2014年)、ジュンライトボルト(2022年)らが名を連ねている。
- アンドロメダステークス
- 京都競馬場のダート1800mのオープン特別として1988年に創設。翌1989年のみ「栗東トレーニングセンター20周年記念」にレース名を変えて施行された。
- その後1997年から2005年までは芝1200mで開催(但し1999年は休止)されていたが、2006年から重賞の京阪杯と距離を交換して芝2000mのオープン特別となった。
- 歴代の勝ち馬にはミスタートウジン(1992年)、カルストンライトオ(2003年)、ダノンバラード(2012年)らが名を連ねている。
- キャピタルステークス
- ジャパンカップの週に行われるオープン特別。創設は1990年。
- 1996年までは12月に開催されるスプリンターズステークスへのトライアル競走という位置付けだった。
- 1997年は富士ステークスと統合される形で開催されず。1998年から2000年までは1600万円以下(現:3勝クラス)の特別戦として施行されていた。
- その後日程の変更もあり2001年から再びオープン特別に昇格。
- 歴代の勝ち馬にはサクラバクシンオー(1992年・1993年)、ローエングリン(2002年)、オレハマッテルゼ(2005年)、キンシャサノキセキ(2007年)などが名を連ねている。
- 国際競走のため、外国馬の出走も可能となっている。実際に2001年にはドイツのプラウドウイングスが勝利を挙げた。
- ディセンバーステークス
- 中山競馬場の芝1800mのオープン特別として1988年に創設。
- それ以前は1400万円以下、更にその前は東西で同名の特別競走が施行されていたこともある。
- 歴代の勝ち馬にはフジヤマケンザン(1992年)、ローエングリン(2002年)、ショウワモダン(2009年)、アドマイヤリード(2018年)らが名を連ねている。
オープン競走[編集 | ソースを編集]
- 万葉ステークス
- 京都競馬の年明け最初の開催で行われるオープン特別。
- 中央で行われる平地競走のうち3000mを超える競走は6つあるが、その中で唯一の重賞ではない競走。
- 名ステイヤー・トウカイトリックはこのレースに7回(2007年・2008年と2010年から2014年まで)出走して2回(2008年と2010年)勝っている。
- 最後に出走した時は12歳になっていたが、それでも2着馬と0.2秒差の4着と好走。
- 大阪-ハンブルクカップ
- 1997年に前年まで同条件で施行されていた大阪城ステークスの距離(芝2500m)などを引き継いで新設された。
- レース名の「ハンブルク」は大阪市と姉妹都市提携をしているドイツ・ハンブルクから来ている。
- 歴代の勝ち馬にはヴィータローザ(2004年)・ファストタテヤマ(2007年)・ビートブラック(2011年)などがいる。
- 桜花賞当日か前日の芝長距離のオープン特別として定着していたが、2017年から距離が1400mに短縮。
- 翌2018年からはオープン特別から1600万円以下(3勝クラス)に格下げとなってしまった。
- 2021年からは再び芝長距離(芝2600m)のオープン特別に戻った。
- 端午ステークス
- それまで500万円以下で行われていた「端午賞」をダート1800mのオープン特別に昇格する形で1998年に創設。
- 2011年のみレース名を「被災地支援競走 いぶき賞」に変更して開催。
- 更に翌2012年からは距離が1400mに短縮された。
- 歴代の勝ち馬にはレギュラーメンバー(2000年)、ゴールドアリュール(2002年)、カネヒキリ(2005年)などが名を連ねている。
- 谷川岳ステークス
- 新潟競馬場芝1600mのオープン特別として1978年に創設。1995年のみ福島競馬場で開催。
- 2000年から2004年、それと2012年から2013年まで日程の関係上、開催休止となっていた。
- また距離も一時期1400mで施行されていた。
- 歴代の勝ち馬にはレッツゴーターキン(1992年)、タイキブリザード(1995年)、キンシャサノキセキ(2007年)らが名を連ねている。
- メイステークス
- 800万円以下の特別戦として1970年に創設。
- 1984年からオープン特別に昇格したが目黒記念の開催時期移動に伴い、1997年から2001年までは準オープンに降格。
- 2005年から2009年までは開催休止となっていたが、2010年からオープン特別に再昇格。
- 歴代の勝ち馬にはメジロアルダン(1989年)、マチカネタンホイザ(1993年)、ヘヴンリーロマンス(2004年)、ショウワモダン(2010年)、スピルバーグ(2014年)といった活躍馬が名を連ねている。
- 米子ステークス
- ウインズ米子の開設を記念し2000年に創設。日程の関係上、2006年と2011年は京都競馬場で開催された。
- 2020年からサマーマイルシリーズの第1戦に組み込まれた。
- 京都から米子は結構離れている気もするが、中国地方にはJRAどころかNARすら既に無くなってしまったから仕方あるまい。
- 大沼ステークス
- 函館開催で2つ組まれるダートのオープン特別競走のうちの1つ。
- 創設は1994年。オープン特別に昇格したのは2001年から。
- 歴代の勝ち馬にはタイキシャーロック(1996年)、フィールドルージュ(2006年・2007年)らが名を連ねている。
- フェニックス賞
- 1968年に70万円以下の条件戦として創設。1970年からはオープン特別として施行されている。
- 現在は小倉2歳ステークスへのステップレースの意味合いが強い。
- 一時期福永祐一騎手がこのレースを大得意にしており、2003年から2007年まで当レースを5連覇していた。
- 基本的には小倉競馬場で開催されるが、グレード制導入の1984年以降、1回だけ京都競馬場での開催になった年がある(1998年)。
- この時の勝ち馬は鹿児島県出身のコウエイロマン。その22年後の2020年に熊本県出身のヨカヨカが勝ち、九州産馬として22年ぶりの同レース勝利となった。
- この時期の2歳戦ということもあり、あまり出走頭数は多くならないことが多い。
- 1984年のグレード制導入以降、最も頭数が多かったのは1997年と2004年の13頭。逆に最も頭数が少なかったのは1987年と1995年の6頭。
- ひまわり賞
- 1988年に九州産3歳特別から名称変更し創設。1997年からは地方交流競走となった。
- 前身のレース名からお分かりの通り九州産のサラブレッド限定の競争となっており、2歳戦という設定から未勝利馬や未出走馬も登録してくることがある。
- また、九州の有力馬主である「テイエム」や「カシノ」が多頭出ししてくることもある。
- 九州産限定の競走は他に佐賀競馬で行われているたんぽぽ賞・霧島賞があるが、ひまわり賞は唯一の芝レースとなっている。
- すずらん賞
- 札幌開催の最終日・札幌2歳Sの翌日に行われるオープン特別。
- 歴代の勝ち馬にはサクラシンゲキ(1979年)、ダイナアクトレス(1985年)、リエノテソーロ(2016年)などが名を連ねている。
- 地元ホッカイドウ競馬の所属馬も1997年以降で過去7回このレースを勝っている(1998年・2005年・2006年・2009年・2010年・2012年・2017年)。
- 野路菊ステークス
- 秋の阪神開催で行われる2つの2歳オープン特別のうちの一つ。
- 1965年に50万円以下の「野路菊賞」として創設。1984年からオープンに昇格し、1988年から現在のレース名に。
- 歴代の勝ち馬にはダンツフレーム(2000年)、メイショウサムソン(2005年)、ラブリーデイ(2012年)、ワグネリアン(2017年)などが名を連ねている。
- 若駒Sと同じくこちらも毎年少頭数のレースになりがちで、2008年を最後に出走頭数は一桁台が続いている。
- 2019年と2020年は僅か5頭でのレースとなった。
- ききょうステークス
- 秋の阪神開催で行われる2つの2歳オープン特別のうちの一つ。
- 1979年に「ききょう特別」として創設。1984年からオープンに昇格し、1988年から現在のレース名に。
- 歴代の勝ち馬にはヤマカツスズラン(1999年)、ダンツフレーム(2000年)、コスモサンビーム(2003年)、タワーオブロンドン(2017年)などが名を連ねている。
- 芙蓉ステークス
- 秋の中山開催で行われる2つの2歳オープン特別のうちの一つ。
- 1981年に「芙蓉特別」として創設。現在のレース名になったのは1989年から。
- 歴代の勝ち馬にはサクラチヨノオー(1987年)、ライスシャワー(1991年)、ドリームジャーニー(2006年)、ホエールキャプチャ(2010年)などが名を連ねている。
- また2010年の2着馬のオルフェーヴルは翌2011年の牡馬クラシックで三冠を達成している。
- 1988年と2002年は開催日程の関係上、新潟競馬場での振替開催となった。
- オクトーバーステークス
- 毎年10月に東京競馬場で行われるリステッド競走。2016年までは1600万円以下(現:3勝クラス)の特別戦だった。
- 歴代の勝ち馬にはトウカイポイント(2001年)、ジャガーメイル(2008年)、ゴールドアクター(2015年)、パンサラッサ(2021年)といったGI馬が名を連ねている。
- 萩ステークス
- 1984年に創設。1996年から2001年までは開催を休止していたが、2002年に再開された。
- 距離は1984年から1993年までは芝1200m、1994年と1995年は芝1400m(1995年は牝馬限定戦)、2002年以降は芝1800mで開催されている。
- 歴代の勝ち馬にはスズカマンボ(2003年)、フサイチリシャール(2005年)、タイムフライヤー(2017年)、サートゥルナーリア(2018年)などが名を連ねている。
- このレースも少頭数のレースになりがちで、2012年を最後に出走頭数は一桁台が続いている。
- 2015年は僅か5頭でのレースとなったが、その内の4頭(ブラックスピネル・スマートオーディン・レインボーライン・プロフェット)が重賞勝ち馬になっている。
- オーロカップ
- 東京競馬場と姉妹提携を結んでいる盛岡競馬場との交換競走。
- 盛岡競馬場では中央との交流競走である東京カップけやき賞がそれに該当する。
- 創設は1997年。基本的に芝1400mで施行されるが、2002年のみ東京競馬場の改修工事の影響でダート2100m、開催時期も11月から6月に移動されての開催となった。
- また1999年と2011年は準オープンとして開催。このうち2011年は南部杯の東京開催に伴うものだった(距離は芝2400m)。
- 歴代の勝ち馬にはトロットスター(2000年)、アグネスソニック(2003年)、ブルーメンブラット(2007年)らが名を連ねている。
- 中京2歳ステークス
- 1960年に「中京3歳ステークス」として創設。現在のレース名になったのは2001年から。
- 1999年は開催日程の変更に伴い小倉競馬場で「北九州3歳ステークス」として開催された。
- 歴代の勝ち馬にはメイショウサムソン(2005年)、ダイワスカーレット(2006年)、アドマイヤマーズ(2018年)などが名を連ねている。
- 2012年からは夏に開催されていたが、2020年は京都競馬場の改修工事による変則日程に伴い、再び冬開催となる予定。
その他の競走[編集 | ソースを編集]
- 阿寒湖特別
- 札幌競馬場で行われる2勝クラス(旧:1000万円以下)の特別戦。
- 距離は1998年から2600mで固定されている。
- 2012年・2013年・2018年は日程の関係上開催されなかった。
- ステイゴールドのおかげで有名になったレースでもある。
- このレースで3勝目を挙げたステイゴールドはその後GI戦線で好走を続けたが勝ちには至らず、約3年後の2000年の目黒記念を勝利するまで「主な勝ち鞍:阿寒湖特別」と表記され続けた。
- ステイゴールド以外にもマンハッタンカフェ(2001年)・ファインモーション(2002年)が当レース勝利後にGIを勝つなど、縁起の良いレースでもある。
- オーストラリアトロフィー
- 毎年5月下旬(2011年までは4月下旬)に京都競馬場で開催されるオーストリアデーの最終レースに組まれる2勝クラスの特別競走。
- 2011年まではオープン特別として施行されていた(但し1999年は1600万円以下の特別戦)。
- 歴代の勝ち馬にはコスモドリーム(1989年)、ダンツシアトル(1995年)、エイシンデピュティ(2007年)、シルバーステート(2017年)などが名を連ねている。
- むらさき賞
- 日本ダービーの1つ前に行われる準オープンの特別競走。
- 基本的に距離は芝1800m、負担重量はハンデキャップで施行される。
- 2000年のみ別定重量で行われたが、ファンやメディアから『むらさき賞はハンデ戦で』という多くの意見が来たこともあり、1年でハンデ戦に戻った。
- 当レースが唯一開催が休止となったのは、過去のダービー馬がレース名になっていた2013年のみ。
- 基本的に距離は芝1800m、負担重量はハンデキャップで施行される。
- 中央競馬の条件戦で最も歴史のあるレース。
- 野分特別
- 阪神競馬場で行われる2勝クラス(旧900万円以下→1000万円以下)の特別競走。
- 距離は芝1800m。以前は2000mや2200mで開催されていた時期もある。
- 2004年から2006年、2010年から2011年にかけては開催休止となっていた。
- 現状での最後の開催は2019年。
- レース名の「野分」は台風の古称に由来している。
- 歴代勝ち馬の中にはこのレースを勝った後に菊花賞を勝った馬が2頭いる。
- 1頭は2002年のヒシミラクル、もう1頭は2009年のスリーロールス。
- その2頭以外にもテイエムオオアラシ(1997年)、イブキガバメント(2001年)、メイショウバトラー(2003年)、スマートギア(2008年)、フルーキー(2013年)らの重賞勝ち馬を輩出している。
- ドンカスターカップ
- 菊花賞のモデルとなったセントレジャーステークスが開催されるイギリスのドンカスター競馬場と京都競馬場が姉妹競馬場になったのを記念して、1989年に創設された。
- ほぼ毎年施行条件が変わっている珍しいレース。
- 1989年から1994年までは芝2400mのオープン特別。
- 1995年から1998年までは芝1200mの準オープン。
- 1999年は芝1800mの準オープン。
- 2000年は芝3000mの準オープン。
- 2001年から2003年までは芝3000mのオープン特別。ここまでのレース名は「ドンカスターステークス」。
- 2004年と2006年はダート1400mの1000万円以下。2005年のみ芝1800mの1000万円以下。この3年間は「ドンカスターカップ」。
- 2007年は芝1800mの準オープン。この年から再び「ドンカスターステークス」に。
- 2008年と2009年はダート1800mの準オープン。
- 2010年から再びレース名が「ドンカスターカップ」になった。
- この年以降は1000万円以下(現:2勝クラス)で定着。この年は芝2200m。
- 2011年は芝2200mで、2013年・2015年・2017年は芝1600mで施行。
- 2012年・2014年・2020年はダート1200mで、2016年・2018年・2019年・2021年はダート1400mで施行された。
- エリカ賞
- 1974年に200万円以下の特別競走として創設。1990年のみ阪神競馬場の改修工事の影響で京都競馬場で振替開催となった。
- 歴代の勝ち馬からGIの勝利馬を多数輩出していることから、競馬ファンの間では出世レースとして知られている。
- 2015年から2017年までは開催が休止されていたが、2018年に復活。
- ファイナルステークス
- 12月最終週の阪神の最終12レースで行われる文字通りの1年の最後を飾る一戦。現在は3勝クラスのレースとなっている。
- ちなみに正式にはファイナルステークスの前に西暦年が入る
- 元々は2000年に「20世紀の最後のレース名を決める」という参加型キャンペーンがあり、この時に「カウントダウンステークス」が選ばれ、2000年の最終開催で「Dream Horses 2000 カウントダウンステークス」というレース名で行われた。
- 2016年までは中山競馬場のその年の最終レース名は「ハッピーエンドカップ」であり、どちらも年の最終レースに相応しい名称になっていた。
- また、中京競馬場の年の最終レース名は「尾張(おわり)特別」となっており、やはりこれも年の最終レースに相応しい名称である。
- なお、2017年から中央競馬の最終開催が12月28日になってからは中山の年の最終レース名は「ベストウィッシュカップ」になった。
- このレースの本馬場入場曲にはヨーロッパの「ファイナル・カウントダウン」が使用されている。
廃止された競走[編集 | ソースを編集]
- クリスタルカップ
- 桜花賞や皐月賞に距離適性がない短距離馬のための重賞として1987年に創設。
- 歴代の勝ち馬にはダイタクヘリオス(1990年)、サクラバクシンオー(1992年)、ヒシアマゾン(1994年)などが名を連ねている。
- 夕刊フジが優勝杯を提供していた。
- 3歳短距離重賞の整備に伴い、2005年の第19回開催(勝ち馬ディープサマー)を最後に廃止。
- カブトヤマ記念
- 第2回の東京優駿(日本ダービー)勝ち馬・カブトヤマを記念して1947年に創設。
- 父内国産馬限定の重賞になったのは1974年から。
- 1980年(第34回)以降は福島記念と並ぶ秋の福島開催の名物重賞として親しまれた。
- 但し1995年と1996年は福島競馬場の改修工事・2001年は新潟競馬場の改修工事による日程の振替から新潟で開催された。
- 2003年(第57回)の開催を最後に「父内国産馬奨励の目的をほぼ達成できた」という観点から廃止。牝馬限定重賞の福島牝馬Sに移行となった。
- 因みに2003年は開催日程の関係上、春の開催となった(勝ち馬ストロングブラッド)。
- ストロングブラッド鞍上の二本柳壮騎手にとっては唯一の重賞勝利でもある。
- 因みに2003年は開催日程の関係上、春の開催となった(勝ち馬ストロングブラッド)。
- 京都4歳特別
- 日本ダービーへの最後の前哨戦として1955年に創設。1983年(第29回)のみ「日本ダービー記念」という副称を付けて開催された。
- 1999年の第45回開催(勝ち馬ビッグバイキング)を最後に、翌2000年から同時期の開催となる京都新聞杯に競走機能を引き継ぐ形で廃止。
- 本競走の勝ち馬から日本ダービー勝ち馬は最後まで生まれなかった(1997年のシルクジャスティスの2着が最高着順)。
- グレード制が導入された1984年から廃止となった1999年まで毎日放送が優勝杯を提供していた。
- 小倉障害ステークス
- 小倉サマージャンプの前身となった障害のオープン特別。
- 1982年は京都で開催されたため「京都障害ステークス」、1998年は阪神で開催されたため「仁川障害ステークス」として施行された。
- さざんかステークス
- 2歳(旧3歳)の500万下(←400万下)の条件競走。
- ビゼンニシキ→ダイタクヘリオス→ダイタクヤマトの父子3代で制覇していた。
- 「父子3代同一レース制覇」というのも非常に珍しい(メジロの芦毛が有名だが、あれも厳密に定義すると秋秋春(秋は18着降着)なので…)。
- さすがにその後ダイタクヤマトの産駒が勝つことはなく、2008年に廃止された。
- サファイヤステークス
- エリザベス女王杯へのトライアル競走として1983年に創設。
- クイーンS、ローズSと共にエリザベス女王杯の前哨戦として機能していた。
- ただ当レースは本番までの間隔(約2ヶ月)もあり、一線級の牝馬の出走は少なかった。
- 1996年の秋の3歳牝馬路線整備に伴い、ローズSと統合される形で廃止。
- 本競走の勝ち馬からエリザベス女王杯の勝ち馬は最後まで生まれなかった。
- クモハタ記念
- 中央競馬の顕彰馬・クモハタを記念して1951年に創設。1960年から芝1800mでの開催となった。
- 冬の中山開催のトップを飾る重賞競走であり、当時は3200mだった秋の天皇賞や2500mの有馬記念に距離適性のない古馬や、菊花賞を回避した4歳(3歳)馬にとっての年末の大一番として開催されていた。
- 斤量の問題もあるためか、旧5歳馬の優勝は計30回31頭(第5回は2頭同着)のうちわずか3回のみ。
- ジャパンカップの創設やほぼ同じ条件で行われていたダービー卿チャレンジトロフィーの開催時期移動に伴い役目を終えたと判断され、1980年限りで廃止。
- 東京放送(TBS)が優勝杯を提供していた。
- アラブ大賞典
- アングロアラブ系競走の充実を図るため1961年に中京競馬場で創設。1965年から1982年までは春と秋に開催されていた。
- 1983年からは重賞からオープン特別に降格。開催時期も12月の年1回になってしまった。
- 中央競馬のアラブ系競走廃止に伴い、1995年の開催(勝ち馬ムーンリットガール)を最後に廃止となった。
- 若草ステークス
- 皐月賞週の土曜日に京都→阪神で開催されていた芝2200mのレース。
- 上段のほうで「若駒Sと若葉Sが紛らわしい」という記載があったが、このレースも入るとさらにややこしいことになる。「草」と「葉」はよく見分けないとわからないし。
- 2004年を最後に開催されなくなった。
- 同レースを勝った出世馬に、シルクジャスティス、ホットシークレット、アグネスフライト、ローエングリンがいる。
- ベンジャミンステークス
- 皐月賞ウィークに中山で開催されていた芝1800mのオープン特別。
- こちらは2006年を最後に開催されなくなった。
- このレースを勝ったあとに出世した馬の代表格はカンパニー(2004年)。次点はブラックタキシード(1999年)かマイネルモルゲン(2003年)。
- ラベンダー賞
- 1994年に行われていた平場の3歳オープン競走を特別競走に格上げする形で翌1995年に創設。
- 日程の変更に伴い1997年からは開催場が函館競馬場に移動された。
- 2012年の開催日程変更に伴い、函館2歳ステークスの日程が繰り上がることになった影響で廃止となった。
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