京都市の寺院/伏見区

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醍醐寺[編集 | ソースを編集]

  1. 元々は上醍醐にある山寺だった。
  2. いわゆる醍醐寺のエリアは、上醍醐との対比で下醍醐と呼ばれる。
  3. 五重塔だけは平安時代に建立されて以来、兵火を逃れ、今まで残っている。
    • 内装の壁画も含めて、国宝。
    • 元々、醍醐天皇の追悼のために建てられたもの。
  4. 某カルトと親密。
    • 元々、そこの教祖がここで修行していたとかで、末寺の住職もさせていた。当然ながら僧階ももらっていて、死去後は、大僧正の位を贈号している。
  5. 今の庭や伽藍を整備したのはお猿さん。理由は花見をしたかったかららしい。
  6. 金堂は平安時代のものらしい。こっちも国宝。
    • ただし、元々は紀州湯浅にあったものを移築したんだとか。
  7. 安土桃山期に第80代座主を務めた義演という坊さんのおかげで、今の醍醐寺がある。
    • 二条晴良の息子にして、足利義昭の養子だったとか。時代の風を読むのがうまく、秀吉、家康に大層気に入られたらしい。おかげで色々な修復事業をやってもらえた。
    • 義演は、『法然上人伝記』の写本(醍醐本)を作らせた人でもある。

三宝院[編集 | ソースを編集]

  1. 醍醐寺の院内塔頭。
  2. 昔は門跡寺院だった。
  3. 庭園は特別史跡・特別名勝。
  4. 醍醐の花見のメイン会場。

准胝堂[編集 | ソースを編集]

  1. いわゆる上醍醐。
  2. 西国三十三所第11番は准胝堂。
  3. 典型的な山寺。麓からでも1時間くらいはかかると見たほうがいい。
    • 石山寺から岩間寺を通って、笠取へ下り、そこからもう一度山を登って准胝堂へ来るという人も結構いる。西国三十三ヵ所巡礼はこのルート。

石峰寺[編集 | ソースを編集]

  1. 伊藤若冲の墓がある寺。
  2. 五百羅漢の石仏がある。
    • デザインしたのは伊藤若冲らしい。

宝塔寺[編集 | ソースを編集]

  1. 日蓮宗妙見寺派の寺院。江戸時代に宗派替えしたんやったかな。
  2. 平安時代にはすでに存在した寺。ただし名前は極楽寺といったらしい。
    • 因みに源氏物語にも登場している。
  3. 多宝塔や高麗門等、結構豪華な作りをしている寺院。

瑞光寺[編集 | ソースを編集]

  1. 本堂が茅葺屋根。
  2. 銭洗いの寺。銭洗弁天がある。

墨染寺[編集 | ソースを編集]

  1. 墨染桜で知られる寺。
  2. 2023年現在では代替わりのため墨染桜は意外と小さく、周辺に大量のソメイヨシノが植わっている。
  3. 境内の日蓮像が手から桜吹雪を出すとか。その画像を撮りたければ、ソメイヨシノのほうの開花時期に合わせて参拝を。

安楽寿院[編集 | ソースを編集]

  1. 寺なのに山号はなし。
  2. 鳥羽離宮にあった仏堂が、現代まで残ったという寺院。
    • もちろん、建物は何回も建て替えられているけど、系譜的にはそうなる。
  3. 真言宗智山派に属している。
  4. 鳥羽天皇近衛天皇の陵墓が境内にある。
    • 厳密には境内にあると見せかけて、他の陵墓と同じで宮内庁管理。
  5. 法堂は鳥羽天皇陵。多宝塔は近衛天皇陵。
    • 陵墓が多宝塔の天皇って近衛さんくらいちゃうか? しらんけど。

北向山不動院[編集 | ソースを編集]

  1. 本尊の不動明王が北の方を向いているから、北向山不動院。
    • 北を向いているのは、平安京を守るため。
    • 御本尊様は、重要文化財。
  2. ここも鳥羽上皇ゆかりの寺。
    • 鳥羽上皇勅願寺にして、鳥羽上皇が開基。
  3. 天台宗寺院だが、開山は興教大師覚鑁(真言宗の僧侶)。

法界寺[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:日野西大道町
  1. 日野富子で知られる日野家ゆかりの寺院。
    • 代々の墓もある。
  2. 日蓮が生まれたのはここ。
  3. 真言宗寺院。だけど開山は天台宗を開いた最澄

日野誕生院[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:日野西大道町
  1. 法界寺に隣接して建てられた寺。
  2. こっちは日蓮宗寺院。聖地が他宗派の寺院だから隣接地に建てたのだろう。