人民元
- 大陸中国の通貨。ただし香港とマカオを除く。
- それぞれ独自通貨の香港ドルとマカオパタカを持つ。ただ、後者では人民元が通用する店も現れるようになっている。
- かつてより緩和されたとはいえ、いまだ外貨取引に制限があるソフトカレンシーであるが、中国の経済力と共に次第に近隣国にも進出し始めている。
- 現地人は人民元とは言わず、人民幣(レイミンビー,簡字:人民币)と呼ぶ。
- そして紙幣を見ても、「元」の文字はどこにも見当たらない。代わりにある文字は「圆」。
- 市中では、「クヮイ」と言っている。10元なら「シークヮイ」
- 漢字で書くと「塊」。
- 人民元の略号がRMBなのは、レンミンビーが元になっているから。通貨コードはCNY(チャイニーズ・エン)
- 一世代前の紙幣は中国の各民族を描いていた。
- 紙幣はグチャグチャなのがデフォである。
- 日本の紙幣を見慣れた目には紙質が単なるコピー用紙にしか見えない。
- 強度がないのですぐボロボロになる。ゴミの束のようなお釣りをもらって驚く。
- 日本の紙幣を見慣れた目には紙質が単なるコピー用紙にしか見えない。
- 補助単位は角。その下には本来なら分がある。
- 2007年に事実上廃止された。末期は現地の物価を考慮しても、現地人すらほぼ顧みない単位になっていた。
- 分の紙幣は50年間、全く改訂されなかった。別名が子供銀行券。いや、それ以下という。
- 分紙幣は折り紙にされることも多かったとか。
- 実際に使うことがあるのは、銀行利息と電気料金の計算だけだったらしい。
- 分の紙幣は50年間、全く改訂されなかった。別名が子供銀行券。いや、それ以下という。
- ちなみに誰も「角」と言わない、代わりに「毛」(マオ)。
- 2007年に事実上廃止された。末期は現地の物価を考慮しても、現地人すらほぼ顧みない単位になっていた。
- かつては外国人専用紙幣もあった。
- 偽造大国中国だけに、紙幣も硬貨も偽造が横行している。
- それゆえ最高額面紙幣の100元札では、利用を断る店、利用の際に真偽判別機にかける店が多い。もうアメリカの100ドル札と同じ状態……(価値は1/7程度なのに……)
- 電子マネーが急速に普及したのも贋金の心配かららしい。
- しばらく前まで、中国の商店はこれのお釣りを客に向かって投げて返すのが普通であった。
- 床にばら撒くのも日常茶飯事といわれた。
- 政府としては最終的には人民元をハードカレンシーにしたいらしいが、その利用人数が桁外れなのが一つの大問題である模様。
- 人民の少しの行動で、世界経済にとんでもない影響が出るとかないとか……
- 米ドルより多いのか。
- デザインがよく変わり、同時に流通している。
- 同じ額面なのに何種類も色や形があって混乱する。
- 硬貨の大きさも色々。
- 真鍮の5角硬貨(当然錆び錆び)やアルミの1角硬貨なんてのもあった。
- 1元は硬貨と紙幣が両方流通している。
- 価値は6倍あるが、アメリカドルも同じ。
- 元の硬貨は地下鉄の券売機で出てくるところも同じ。
- 今は新規発行してないらしいが、5角も紙幣が結構流通している。
- 価値は6倍あるが、アメリカドルも同じ。
- 一元紙幣に「中国共産党からの離党者は年々増えている!!」や「法輪功への弾圧を忘れるな!!」などの文言がスタンプされていることがある。上手い事を考えたものだ。
- 500元や1000元といった高額紙幣が発行される際には鄧小平の肖像が使われると昔から噂されている。
- しかし贋金被害拡大防止のためそうした紙幣はまだ実現できそうにない。
- それどころか現金使用機会自体が急速に減っている。
- しかし贋金被害拡大防止のためそうした紙幣はまだ実現できそうにない。
- 通貨記号は日本円と同じ「¥」。ちょっと紛らわしい。
- 記号を見て円だと思ったら元だった…なんてこともあるとか。
- 「円」の日本語音が"en"、「元」の中国語音は"yuan"なのを考えると、¥表記が自然なのはむしろ人民元とも言える。