佐賀の言葉

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  1. 佐賀弁を始めて聞く人なら誰もが「こいつケンカ売ってんのか?」と思うほど乱暴な言葉遣いである。
    • 佐賀弁の古典的な喧嘩の売り言葉は「わーが、よろいすっごとうったたくじゃー」→訳「てめぇー、よろけるようになるほどぶん殴るぞ」
      • 「うったたく」のほかに「くらす」、「ぼた叩きする」、「ぼたうちする」、「ぼたす」などがある。
    • 小さいつ"っ"である促音がやたらと多いから。博多弁と異なる部分の一つ。
      • 博多弁と佐賀弁の発音の違い(博多弁→佐賀弁、なんしよーと?→なんしよっと?、しゃれとんしゃー→しゃれとんさっ、とっとーと!→とっとっと!、好いとーよ→好いとっよ)
      • 若い層では、博多式発音が広まって佐賀式の発音は絶滅寸前の状態。
    • とは言っても、中の小路や水ケ江といった佐賀城周辺(佐賀の山の手に相当し、開業医や弁護士、司法書士、公認会計士など高学歴の人々の居住地だった。)のお屋敷の住民は中上級武士の子孫が多くかなりソフトで上品な佐賀弁だった。佐賀城から離れれば離れるほど言葉が荒くなっていき市街地居住の者か、そうでないかはっきり判るほどだった。
      • 城内弁と言っていたそうです。
  2. 擬音語・擬態語を佐賀では3回ワンセット(普通は2回)。 (例)「雨のザーザーザーて降りよる。」「煙がモワモワモワ」
    • 「どん3のもり」は使い方を間違っています。
  3. 「やーらしか」=「かわいらしい」「愛らしい」の意。とてもかわいらしい時は、「こやーらしか」と言う。
    他県で使うと変な顔をされる。
      • 「や~らしか」は「嫌らしい」ではなく「和らしい」:「柔和である」の意味。アキバ風に言えば「萌え~!」となる。
    • ちなみに、「やーらしか」は2018年に大ヒットした佐賀舞台のアニメ『ゾンビランドサガ』で全国的に話題となり、ニコニコ動画によるアンケート『2018年アニメ流行語大賞』で第2位を記録した。
  4. 「〜っちゅー」「〜かにゃー」(西部地域) = それぞれちょっと使い方が異なることはあるが、だいたい疑問文の語尾につける。
    • 例)「今日晴るっちゅー?」「今日晴るっかにゃー?」(今日晴れるかなぁ?)など。
      • 佐賀市以東では博多弁に近くなり「晴るっとっ?」ないしは「晴るっとー?」となる。
  5. 「がばい」=「とても」
    • ×「がばいばあちゃん」
    • 「がばい」はそれほどメジャーではない。佐賀人が使うメジャーな強調表現は「こー」若しくは「くぅー」。「とても恥ずかしい」は「くぅーちゃーがつか」、「商品の質がとても悪い」は「こーおろいか」という風に表現する。
    • 補足:「がばい」=「すごい」ではなく「すごく」って意味でよく使います。 すごくって意味なんで・・・「がばいばあちゃん」は「すごいばあちゃん」ではなく「すごくばあちゃん」 「がばい佐賀」は「すごい佐賀」ではなく「すごく佐賀」って意味です。使い方間違ってるよ。
    • 佐賀弁での恋の告白。男性の場合:俺はお前のことがとっても好きなんだ!=おいはくさあんたんことばこー好いとっとばい!女性の場合:わたし、あなたのことが大好き!=うち、あんたんことばこー好いとっとよ!←古い表現でご免なさい。
    • 「がばい」、「こー」の他に「べらい」という表現もある。記憶だと「こん饅頭べらいうまか!。」とか主に食べ物に使っていた。一説には「べらい」は英語の「very」が語源だとか。
      • と言う説もあるが、人/地域によっては「ばらい」とのバリエーションも有る。これは全国に博多ラーメンが普及するに連れ広まった「かなり硬め」の麺の茹で方を表す「バリカタ」の「バリ」と語根を共有しており、単語語尾(この場合、”BAR”の後の母音の続き方)が多様であることが九州弁の特徴並びに地域性の多様さの原因をなしている。
    • <副詞>:「い」で終わるが形容詞ではない。九州弁の形容詞は全て活用語尾の「か」が終止形または連体形となる。
  6. 「にゅー」=「寝よう」の意。他にも同じような変化をする言葉で、「たびゅー(食べよう)」「しゅー(しよう)」などがある。どんな法則があるかは・・・分かりません。
  7. 「とぜんなか」=「暇だ」「寂しい」の意。「徒然草」の徒然の読みからきてるかも。
    • 徒然なしゃ手欲しがいしよっ=暇でちょっかいを出している。
    • 北部九州方面(佐賀に限らず)は防人の子孫が多いから、京都方面の方言が変化した言葉が多いのかも??(個人的意見です)
  8. 「なーい」 = 今では殆ど使う人もない、「はーい」の意・・・人の居ない店先で「すいませーん、たばこくださーい」っていうと、奥から「なーい」と返事がある。
  9. 「はらかいた」=「怒る」もしくは「怒った」。
    • 漢字表記すれば「腹掻く」。
  10. 「ちゃーがつか」=「恥ずかしい」
  11. 「ぞーのきぃーやーた」=「はらわた煮えくり返るほど怒った」
    • 普通に「ぞーのわく」と言う表現は消え去ったのだろうか?
      • 「(内)臓の沸く」が語源。佐賀市の武家屋敷跡界隈では、こちらが普通。
  12. 「ぐらいきた」=「がっかりした」・・・ちと意味合いが違うかもしれない、微妙なニュアンス??
    • 「気が遠くなった」が近いかもしれない。
      • 標準語で表記すると「グラリと気落ちした」。
    • 中年以上の男性は強調のためこの言葉と共ににわざと体をよろけさせる動作をする。
  13. 「きちゃんばらつか」=「汚い」
    • 汚れの程度で使い分ける。きたなか(汚い)<きたんなか(汚らしい)<きたんばらしか(物凄く汚い)となる。
      • 「きったんばらしか」とさらに発音して情を込める。「きちゃんばらつか」との発語は佐賀市内では使われない。(県西/県北?)
  14. 「くらすっぞ」=「殴るぞ」
  15. 「バカやなかつね」=「バカじゃないの」
    • 古典的な佐賀弁では「ふうけとりゃせんかい」。
      • 「ふうけ」は「呆気」。関西弁だと「ボケ」。
  16. 「うんぎゃ」=「おまえ」「おまえが」・・・「うんぎゃ馬鹿じゃなかな?くらすっぞ!!」=「おまえ馬鹿じゃないの?殴るぞ!!」・・・の意味
    • 「おんぎゃ」ないしは「あさん」と言う人/地区もある。
  17. 「きききいー?」「きききー!」は、福岡では「来ることができる(?)」だけらしいのだが、佐賀ではそれ以外に「食うことができる(?)」、「着ることができる(?)」、「切ることができる(?)」があり、会話の流れでどれに該当しているか理解でき、使うことができる。
  18. 標準語に翻訳不可能な接頭辞"ちん"、"つん"の使用がある。 例:ちん逃げた。ちん切れた。つん負けた。つん抜かった。つん寝た。
    • また佐賀人は「出る」の頭に「ひっと」を付けずにはいられない。例えば「ズボンからシャツが出てるよ」は「ズボンからシャツのひっと出とっよ」となる。
    • この言葉のニュアンスは九州の限られた者のみ知る。
  19. 「うっかんげる」物が壊れるの意味。
    • なおバラバラに壊れることを「ばらいすっ」という。
      • こちらは自動詞であることのほうが多い。(壊した・修復不能にした自分の責任を「モノのほうが根性(耐久性)が足りない」と他責に擦り付ける佐賀の気風を反映している。)
    • おそらく語源は「打ち欠ける」。「他動の結果で壊れる」が本義だろうが、自動詞として「故障する」の意味でも使う。
  20. 「ねまる」腐るの意味。夏暑い時に体がダレる時にも使う。ねまる腐ると言う事で、暑くてこの言葉を発している佐賀人はゾンビなので、皆にげろー!
    • 「汗臭い」を「ねまい臭か」とも表現する。
  21. 佐賀人の別れの挨拶は「そいぎんた」
    • 「そいぎー」とか「そいぎね~」(女子用?)をよく使ってました。
  22. 反りが合わないなど自分にとってマイナス要因のある相手を「いひゅうもん」と呼びたがる。
  23. 動詞の後には必ず小さい「つ」を挟まないと発音できない。
  24. 「どっぺくっ」って、標準語にするとどんな意味になると思いますか?
    • 「どっぺいきた」なら「食べ過ぎた」または「油っぽかった」
    • 「どっぺくっ」×間違い。「どっぺいくっ」または「どっぺーくっ」が正解
  25. 「うんにゃ」=否定の意味で「いいや」
    • 強く否定する場合は「んにゃ」になる。「いんにゃて、言いよろーがー!!」
  26. 中学校の生活指導の先生の説教でキツイ佐賀弁を習得。
  27. 標準語の「ほら」にあたる言葉が「だー」。例:「ほら、見せてごらん」が「だー、見してみんしゃい」となる。
  28. 標準語では「嫌い」「大嫌い」の表現(後は大を重ねてゆくのみ)しかないが、佐賀弁では「好かん」(嫌い)、「くぅー好かん」(大嫌い)、「ふーしゃが好かん」(最大級に嫌い)の3段階に表現する。
    • 「ふーしゃが好かん」×間違い。「風貌(いでたち)さえ好きじゃない」という言葉からきてるから「ふうしゃが好かん」が正解
      • 「風彩が」の音便。標準語での意味は「見た目が」。用例としてはやはり最上級の嫌悪を表すのに使われることのほうが多い。
  29. 爪で引っ掻かくことを「かっしゃぐ」という。例文:猫に引っ掻かれたは「猫にかっしゃがれた」。
  30. 曲がったり、歪みまっくているさまを「よんごひんご」と表現する。
    • 例:「こん家、柱のよんごひんごしとっ」=この家、柱が歪みまっくっている。
  31. 取るに足らないことを「蝿」=「ひゃー」で表現する。
    • 「がんひゃーのごたっ点数しか取れんで、受かっ学校の有んみゃーだ?」=「こんなしょうもない点数しか取れないで、受かる学校なんてないだろう?」
      • 失礼ながら、さすがにそれは佐賀の言葉というより筑後に近いかなり東の方の言葉では?(「ひゃー」はともかく「○○んみゃーだ?」は・・・)久留米あたりではそのまま通じても、佐賀県内でも唐津伊万里で言うと通じないと思います。
      • 上記は、「松浦弁」と「筑後川流域弁」の違いです。佐賀弁の多様性は、城原川対岸の東の神埼地区と西の伊賀屋地区以西の佐賀市域ですら地域的な差異があります(双方の市街地中心距離は僅か8km)。水運の発達した筑紫平野の同質性より、(大した事ないとは言え)多久・厳木間の分水嶺を越える面倒さが佐賀県南北の地域性の根源にあるようです。小城支藩領だった伊万里と譜代「植木鉢大名」領の唐津・東松浦では原型の保存状況が違う可能性があります。
  32. 億劫な状態のことを「ふゆーか」という。
  33. 手持ち無沙汰で手をそわそわ動かすことを「手まぜ」という。
    • ん?これ方言だったのか・・・
    • 小学校の先生はよく「はいそこんと!手まぜ、足まぜばせん!!」と注意してましたね。
  34. 「どうにかなってしまった」は「どがんじゃいいちのーた」という。例:「痛いっ、腰がどうにかなってしまった。」=「あ痛ーす、腰のどがんじゃいいちのーた。」
  35. 三日坊主のことを「しいやけどい」と言う。
  36. とんこづく=調子に乗る
    • あいは何んばとんこづきよっかい?。=あいつは何を調子に乗っているんだ?。
      • 形容詞表現「とんこぢーとっ」を語幹に「何ば、とんこぢーとっとか?」という方が普通話(この疑問表現は、まだ交渉段階で穏便に収める意志があることを伝えている)。前出語尾の感嘆助詞「よっとか(い)」は、ほぼ制裁暴行直前の最終脅し文句としての表現。特に稀な表現ではなく、この後、普通に一方的な殴打が始まる。佐賀では見慣れた光景であるため、被害者以外は誰も気にしない。
  37. 弱虫や臆病者の事を「ひーたれ」という。
    • 肝試しで途中で戻ってきたり、泣いたりすると「ひーたれ」と馬鹿にされる。
    • 関西弁の「へたれ」と同じ意味。
    • 地域(人)のよっては「ヒャーたれ」と発音することもある(佐賀市内中心部在住者よりの聴き取りのため、元地域の特定不能)。これは上記の「ヒャー」=「蝿」、すなわち糞にたかる蝿と「屁」を同一視する発想から来ていると推定できる。
  38. てきぱきの反対語「てれんぱれん」がある。
  39. 「みたんなか」=見っとも無い、不細工な。
    • 人の顔を指してこれを言うとブスの意味になる。
      • 「右手をご覧ください田ん中でございます、左手をご覧ください田ん中でございます、真ん中をご覧くださいみたんなかでございます」とうちのかーちゃんはよく冗談で言ってた、諫早の人だけども
        • 以前サガテレビのCMで見たような記憶がある。そのCMでは「田中」という名札をつけた(どう見てもブサイクな)バスガイドが「右手を~・・左手を~・・」と言って、「私は田中です。三つあわせて『みたんなか』といいます。」というのがオチだった(と思う)。ちなみに何のCMだったかは覚えてない。
        • 諫早は現在は長崎県であるが、幕末までは佐賀藩の支藩で、廃藩置県後の流動期に長崎県から佐賀県が分離される際に佐賀に戻しそびれた地域である。(代わりに佐賀藩でない唐津藩領が佐賀県入ってしまった。)
    • 長崎の一部でも「みたんなか」と言うが、「みっともない」の意味だけ。「ブサイク」の意味では使わない。
    • 強意表現かは微妙だが「ミッタン、ナカ」と”ッ”を強調して発音されることも多い。多おにして顔をしかめる仕草が伴うことから、非難を表す強意表現と思われる。これ以外に「ミタンナカー」とイントネーション少なく語尾を伸ばす言い方がある。これは主観的な嘆きの感想を述べていると推察される場面で発せられている。
  40. 「屁ぶる」=「おならをこく」 例:「お前屁ぶったろ!!」(若者向け)
  41. 「しょちゃー」野菜などが萎びた様子をいう。転じて元気がない人にも使う。「そがん、しょちゃーってして、どがんしたこ?」訳「そんなに、元気なくして、どうしたの?」
  42. 「ざっとなか」仕事などがきつい、あるいはうまくいかない時に発する佐賀人の決まり文句。
    • 「こりゃ~ ざっとなかばい!」
  43. 手抜きしたり、いい加減にする事を「役目すまし」という。
    • 「宿題ば役目すましにすっぎでけん!」
    • 標準語の「やっつけ仕事」にいちばん近い。
    • ほかに役に関して「役する」=「使える」という言葉がある。使用例:「こん箒、まだ役すっけんとっときんしゃい。」=「この箒、まだ使えるからとっておきなさい。」
  44. 持って行くこと、盗むことを「持って走る」という。
    • 「自転車ばそがんとこに置いとくぎ、持って走らるっばい」。=自転車をそんな所に置いていたら、盗まれるよ。
    • 「連れて走る」は「誘拐する、駆け落ちする」という意味になる。
  45. 物が傷むことを「そでる」という。
    • 使用例:「そがん襖にごっといなんかかって座いよっぎ、襖のはよーそずっやろーが!」=「そんなに襖にしょっちゅう寄りかかって座っていたら、襖がすぐに傷むぞ!」
      • 標準語で漢字表記すれば「袖る」であり、英語の動詞 "wear”:「摩耗する」と完全に一致する。
  46. 「いいよ」=「よかよ」。
  47. 「これ」=「こい」
    • 「こいでよかー?」訳「これでいいー?」
    • 某SNSで「あいもせんば~こいもせんば~でぃっせんば~」の書き込みがあったけど、「愛もしないと~恋もしないと~12月~」と「あれもしないと~これもしないと~12月~」の佐賀弁ダブルミーニングになってますね。
  48. 「めんたん」=「目玉」さらに「めんこんたん」という言い方もある。「きんたん」は言わずもがな・・・
    • 「めんこんたん」を漢字で書くと「目ん小ん玉」かな。
    • 「たん」つながりで「糞みそ」を意味する「くそんたん」もある。使用例:「あがんとになし糞んたんのごと言われんばいかんかにゃー?」=「あんな人に何で糞みそに言われないといけないのかなぁ?」
  49. 「ぞうたん」=「冗談」決して「象タン」という萌え言葉ではない。
    • 同じく「ぞうくい」という言葉もあるが、象を食べるわけではなく子供がふざけ合ったり、じゃれ合うこと。使用例:「くりゃ、葬式ん時はぞうくいばせじよーっとしとけ!」=「こら、葬式の時はふざけ合ってないでじっとしてろ!」
      • 佐賀市近辺では「ぞうぐい」と発音されることもある。「雑(ぞう)繰り」の音便と推定される。
  50. 「やぐらしい」は「せからしい」という意味の方言…ただし少なくとも東部では若者に使われてるのを聞いたことがない。
      • 口語では「やぐらしか」と発音される。「やぐらしかー」と語尾を伸ばすことで、詠嘆を強調する。「やぐらしかっ」と詰めることで怒りを表現する。
  51. 「あんじゃいもん」で兄貴のこと。漢字で書けば「兄者者」だろうか。これもやっぱり少なくとも東部では若者に使われてるのを聞いたことがない。
  52. 「きつい」は体が疲労している状態を意味する。佐賀に限らず九州には勘違いしてる人が多いが、標準語の「きつい」は仕事や運動などがハードであることを意味する。
  53. 「あげまき」有明海に生息する食用二枚貝。その身の姿形から胴長短足の人を指す言葉としても使われる。「あん人はあげまきねー」=「あの人は胴長短足ねー」
  54. 「いちまき・いっちょまき」は自分に都合がいい理屈の事。いちまきは「一巻き」つまり巻物の事。使用例:「あん人はわがいちまきばっかい言うて話にならん!」=「あの人は自分に都合が良いことばっかり言って話にならない!」
  55. 「必死豆炭」=「死にもの狂い」炭鉱の多かった北部九州ならではの表現。使用例:「必死豆炭で勉強せんば試験に通らんよ!」=「死にもの狂いで勉強しないと試験に受からないよ!」
  56. 「ふうけつくり」=「馬鹿を装う」ことから「すっ呆ける」様子を指す。使用例:「あん議員さんは疑惑ば追求されたばってん、ふうけつくりばしてうもーかわしんさった。」=「あの議員は疑惑を追及されたけど、すっ呆けて上手くかわした。」
  57. 「一銭がってんせん」=「一銭の値打ちもない」無駄な努力、見当違いな頑張りに対して使う言葉。使用例:「そがんとば作ったちゃーが一銭がってんせんばい!」=「そんなのを作っても一銭の値打ちもないぞ!」
  58. 「黒血のよる」=「青あざができる」使用例:「あ痛ーす、ももどばこー強よーうったくったけん、黒血のよったじゃー」=「痛い、太ももを勢いよくぶつけたから、青あざができちゃったよ!」
  59. 「つ」=「かさ蓋」使用例:「ばい菌の入っけん、つば剥がすぎでけん!」=「ばい菌が入るから、かさ蓋を剥がしたらいけないよ!」
  60. 「みみんご」=「耳垢、耳糞」使用例:「耳ん中のどがんじゃいあっけん、みみんごば取ってくんしゃい!」=「耳の中が気持ち悪いから、耳垢を取って!」
    • 女子が使うと可愛い佐賀弁上位に来ると思う。
  61. 「ふっくんがえる」=「ひっくり返る」使用例:「アーケードの中ば自転車で走いよったぎ、タイヤのつるーて滑ってふっくんがえって痛かったばい。」=「アーケードの中を自転車で走っていたら、タイヤがつるっとすべってひっくり返って痛かったよ。」
  62. 「むーらしか」=「蒸し暑い」使用例:「きょうは、ざーざー降いでほんなごってむーらしかなたー。」=「今日は、土砂降りで本当に蒸し暑いですね。」
  63. 「あめがた」=「佐賀名物の乳白色の平たい飴」熱や湿気を帯びるとすぐ溶けてしまう様子から暑さでぐったりした人や動物を表現する時に使う。使用例:「きょうはこーぬっかったけん、犬のあめがたんごとだらいしとったばい。」=「今日は物凄く暑かったから、犬が飴がとろけたみたいにぐったりしてたよ。」
  64. 「がらるっ」・「くるわるっ」・「やかまし言わるっ」=「怒られる、叱られる」使用例:「がん夜おそーまで遊んでそーつきよっぎ、やかまし言わるっばい!」=「こんな夜遅くまで遊びまわっていたら、叱られるよ!」
    • 「くるわるっ」は動詞「くらす」=標準語:殴るの受動形。「鉄拳制裁を受ける」という意味。土地柄、「言葉で諭す」という生ぬるいことは在り得ない。
  65. 「ととしか」=「行動する時にネジが一本外れ何かが抜けた状態」使用例:「あん人な、大事か書類の入った鞄ばバスん中さい忘れてしもーて、ほんにととしかばい!」=「あの人は、大事な書類が入った鞄をバスの中に忘れてしまって、本当に不注意だ!」
  66. 「ほぼしか」=「年をとって能力が弱わった」使用例:「針の穴さい糸ば通そうですっばってん、通しきえんごとなった。ほんに目のほぼしゅうなったばい。」=「針の穴に糸を通そうとするんだけど、通しきれなくなった。年をとって本当に視力が落ちたよ。」
  67. 「はまる」=「汚れても良い恰好をする」使用例:「今日は川掃除けん、はまって行きんしゃい。」=「今日は川掃除だから、汚れても良い恰好をして行きなさい。」
  68. 「ひやひやこうず」=「寒いのに不釣り合いに薄着をした人」使用例:「そがんひやひやこうずのごとしとらんちゃ、上着ないとんはおりんしゃい!」=「こんな寒いのに薄着してないで、上着ぐらい着なさい!」
  69. 「ぴろっ」=「ちらっと顔を見せる」使用例:「あいは引っ越してからぴろってでんせん。」=「あいつは引っ越してからちらっとでも顔を見せなくなった。」
  70. 「ひらんひらん」=「ひりひり」使用例:「手ば油で火傷して火傷したところのひらんひらんしよっ。」=「手を油でやけどして火傷したところがひりひりしてる。」
    • 「たらーんこんたらーんこん」=「たらたら」使用例:「鼻水ばたらーんこんたらーんこんさせてぎゃーけしたね?。」=「鼻水をたらたら垂らして風邪ひいたの?。」
  71. 「ぴんこしゃんこ」=「ぴんぴん」使用例:「うちん爺さんな杖ば持って行くばってん、杖はつかーじ杖ば手に持ってそうつきよっばい。ほんなごってぴんこしゃんこしとらす。」=「うちのお爺さんは杖を持って行くんだけど、杖はつかないで杖を手に持って散歩しているんだ。本当にピンピンしているよ。」
  72. 「だんじゃなか」=「場合ではない、大変だ」使用例:「金庫ば買うて家さい運んだばってんが、だんじゃなかごとおふたかったばい!」=「金庫を買って家まで運んだけど、物凄く重たかったよ!」
  73. 「~てん」=「~とか」使用例:「英語てん、中国語てん話しよんさっとば聴いたっちゃーが、おりゃいっちょんわからんばい。」=「英語とか、中国語とか話しているのを聴いても、俺はちっともわからない。」
    • 「てん」に近い言葉に「てろ」がある。但し意味は微妙に違う。
  74. 「かつれご」=「飢えた子供」使用例:「そがんかつれごのごと食わんちゃよかろうもん。」=「そんな飢えた子供のように食べなくていいでしょ。」
  75. 「ふ」=「運」使用例:「あがん大事故やったばってんがかすい傷ですんだちゅーとは、ほんにふのよかったとばい。」=「あんな大事故だったのにかすり傷ですんだのは、本当に運が良かったんだよ。」
  76. 「わがよかごと」=「自分の好き勝手に、自分のやりたい放題に。」使用例:「ありゃわがよかーごと言うてちん逃げたばい」=「あいつは自分の好き勝手なことを言って逃げやがったぞ。」
  77. 佐賀弁の発音で解ける結婚式に出されていた鯛の形をした婚礼菓子「寿賀台」の謎。標準語の発音だとsu-ga-dai。佐賀弁の発音だとshu-ga-ja。shuga≒sugarシュガーで「砂糖鯛」の意味になる。
  78. 「ほたいふつっ」=「投げ捨てる」使用例:「そがんきたんぶらしか椅子ば粗大ごみ置き場から拾うて来んしゃんな。ほたいふつっよ。」=「そんなに汚らしい椅子を粗大ごみ置き場から拾って来るんじゃないよ。投げ捨ててくるぞ。」
    • 標準語の「棄てる」を「ふってる」または「ふっつっ」と言う。「ほたいふつっ」は「ほったいふつっ」と発音する人(地区)もある。標準語で表記すると「放り棄てる」となる。
  79. 「ふかなおし」=「念を入れてしまう事」使用例:「案内状ば捜しよっばってんが見つからん。そがんふかなおしばしとらんばってんにゃー。」=「案内状を捜しているんだけども見つからない。そんな念入りにしまい込んでないんだがなー。」
  80. 「おろー」=「より~でない」英語でいうless~thanに相当する劣勢比較がある。使用例:「今日は昨日よいおろー冷やかなたー。」=「今日は昨日とくらべて暖かいですね。」
    • ボロい、質が劣るを意味する「おろいか」は元々「おろー良か」が訛ったもの。
  81. 「あたいほだい」=「八つ当たり」使用例:「仕事のうもーいかんちゅーて下んもんにあたいほだいしんしゃんな。」=「仕事が上手くいかないからって部下に八つ当たりするなよ。」
  82. 「髪をけずる」=「髪を梳かす」使用例:「髪毛の寝癖でこーしとっけん、髪ばけずんしゃい。」=「髪の毛が寝癖ですごいことになってるから、髪を梳かしなさい。」
    • そのほかの髪に関する方言「おえかぶる」=「目が隠れるほど髪が伸びた様子」や「きょうまき」=「つむじ」がある。使用例:「○○さんな、若っか頃は髪毛のフサフサしとんさったばってん、同窓会で会うたんびにきょうまきの大型台風の目んごと太とーなって、きょうまきの無かごとないよらす。」=「○○さんは、若い頃は髪の毛がフサフサしてたんだけど、同窓会で会う度に旋毛が大型台風の目みたいに大きくなって、旋毛がどこだかわからなくなったね。」
  83. 「ぬけくぐい」=「障害があっても自分の思うようにする」使用例:「あんひたんな仕事のこー忙しかばってん、飲み方さいぬけくぐいしてよー来よっもんね。」=「あの人は仕事がものすごく忙しいんだけど、飲み会には上手く都合をつけて頻繁に顔をだすね。」
  84. 「こちょんもらー」=「こじんまり」使用例:「年ばとっぎ、こちょんもらーとした家が住みよかばい。」=「年をとったら、こじんまりとした家が住みやすいよ。」
  85. 「こちょくる」=「くすぐる」使用例:「猫ん腹ばこちょくいすぎっぎ、しまいにゃ猫ん腹きゃーて手ばかっしゃがるっばい!」=「猫のお腹をくすぐりすぎたら、終いには猫が怒って手を引っ掻かれるよ!」
  86. 「ほしける」=「破裂する、パンクする」使用例:「電車の時間に間に合わしゅうでて、自転車ばゴイゴイゴイて漕ぎよったぎんた、タイヤに釘のつん抜かってほしけてしもーたばい!」=「電車の時間に間に合わせようとおもって自転車を一生懸命に漕いでいたら、タイヤに釘が刺さってパンクしてしまったよ!」
  87. 「ぺっしゃげる」=「ぺちゃんこになる」使用例:「市村記念体育館はあがんぺっしゃげた恰好ばしとっばってん、中でバレーボールのちゃんとでくっとばい。」=「市村記念体育館はあんなにぺっちゃんこな外見なんだけど、中でバレーボールがちゃんとできるんだよ。」
  88. 「刑務所さんかごむ」=「服役する、刑務所に入る」使用例:「そがん悪かことばっかいしよっぎ、しまいにゃ刑務所さんかごまんばごとなっぞ!」=「そんなに悪いことばかりしてたら、終いには刑務所に入らないといけなくなるぞ!」
  89. 「ねーこむ」=「めりこむ」使用例:「ほいの端で遊びよったら、うっちゃえて足のねーこんで動かれんごとなったばい!」=「クリークの岸で遊んでたら、おっこちて足がめり込んで身動きがとれなくなってしまったよ!」
  90. 「~たくる」=「~しまくる、~回す」使用例:「そがんすき焼きの肉ばっかいえってえーたくって食うぎんた、他んもんの食う肉の無かごとなっやろーが!」=「そんなにすき焼きの肉ばっかり取りまくってたら、他の人が食べる肉が無くなってしまうじゃないか!」
    • 自転車を意味する「けったくい」は「蹴りたくる」の動名詞形「蹴りたくり」(標準語:「蹴り(漕ぎ)まくり」)から発生。
  91. 「たばき」=「犬や猫が嘔吐すること」使用例:自粛します。
  92. 「ゆったりと、のんびりと、はっきりと、しっとりと、おっとりと」の「り」が「ゆっつらーと、のんびらーと、はっきらーと、しっとらーと、おっとらーと」という風にすべて「らー」に変わる。
  93. 「ぶっとっ」=「お高くとまっている、気取り過ぎている」使用例:「あんフランス料理店は値段ばっかい高こーして、ぶっとっ!」=「あのフランス料理店は値段だけ高くて、お高くとまっている!」
  94. 「ひねる」=「いじる」使用例:「ミミズばひねくいたくったきたんぶらしか手で~ばさわっぎ~の腹かくよ。」=「ミミズをいじくりまわした汚い手で~を触ったら~が腫れあがるよ。」
  95. 「おらぶ」=「叫ぶ」使用例:「むかーし北ん堀に時間貸しの貸しボートのあって、そいに乗っぎんた時間の来っぎ、ボート小屋のおんじさんの拡声器でボートの番号ばやかましかごとおらんでボートば呼び戻しよんさったとばい。」=「昔北の堀に時間貸しの貸しボートがあって、それに乗って時間が来るとボート小屋のおじさんが拡声器でボートの番号を五月蝿いほど叫んでボートを呼び戻してたんだよ。」
    • 「おらんだ」はおらぶの過去形で外国の「オランダ」ではない。
  96. 「にゃ、にゃー、みゃー」がやたらと会話中に多く名古屋弁より猫語だった。語尾の「な」が「にゃ、にゃー」になったり、「まい」が「みゃー」になるので猫語感あふれる方言だった。使用例:「行こうか、行くまいか」=「行こーか、行くみゃーか」、「お終い」=「おしみゃー」、「どうかな?」=「どがんかにゃ?」、「そうかな?」=「そがんかにゃ?」、否定の意味での「いいや」=「うんにゃ」、「眠たいな」=「ねふたかにゃー」、「暑いな」=「ぬっかにゃー」
  97. 「はらう」=「冠水する、水に浸かる」使用例:「大雨の降っぎんた、呉服元町んにきのアーケードに水のはろうて、アーケードの路上で鯉てん鮒てんよー泳ぎよったもんばい。」=「大雨が降ったら、呉服元町あたりのアーケードが水に浸かって、アーケードの路上で鯉とか鮒とかよく泳いでいたもんだよ。
  98. 「いっちょく」=「放っておく、~そのままにしておく」使用例:「いわじいっちょく」=「言わないままにしておく」、「行かじいっちょく」=「行かずじまいにしておく」、「いっちょかれた!」=「置いてきぼりにされた!」
  99. 「びー、び」=「蛭」なので、beだらけの英語に違和感を持つ年配の佐賀人は多い。
  100. 「何てかんて言われん」=「言葉で表現出来ない、言葉でいいようの無い」使用例:「今年ん夏は、何てかんて言われんごとぬっかなたー!」=「今年の夏は、言葉で表現出来ないぐらいに暑いですね!」
  101. 「赤い、白い」などのイ形容詞は全て「赤か、白か」とカに変わる。このため北中さん、日下さん、日下部さんは「北中→汚か」=汚い・「日下→臭か」=臭い・「日下部→臭か屁」=臭い屁と誤解される恐れがある。
  102. 「もうには」=「いい加減に」使用例:「もうには掃除せんばいかん」=「いい加減に掃除しないといけないな」・「もうには起きんしゃい!」=「いい加減に起きなさい!」
  103. 「なんないどん、なんてないどん」=「何なりと」使用例:「食べたかとのあっぎなーた、なんないどん言うてくんしゃい」=「食べたい物があったら、何なりと言ってくださいね」
    • 「なんてないどん」にはネガティブな感情が含まれる。「嫁くさんに浮気のばれてしもーてくさ、家でなんてないどん言おうでて構えとらしたばい。」=「妻に浮気がばれてしまってね、家で何かしら文句を言ってやろうと待ち構えていたよ。」
  104. 「なりになる」=「安心しきっている様子?」使用例:「犬のソファーの上でなりになって寝とっばい」
  105. 「しもばれ」=「しもやけ」使用例:「忘年会ん後、えーくろーて道ん端でよかーきしょくでつん眠とったぎ、耳のどがんじゃい痒かにゃーて思もーて起きたぎんた耳のしもばれしとったばい。」=「忘年会の後、酔っぱらって道路の端でいい気分で眠り込んでたんだけど、耳が何かムズ痒いと思って起きたら耳が霜焼けになっていたよ。」
  106. 「こまか」=「小さい、高さなどが低い」使用例:「玉屋の中央大通りに出来たばっかいん頃は、屋上遊園地のあってけーまかモノレールの走いよったとばい。」=「玉屋が中央大通りに開店したての頃には、屋上遊園地があって小さなモノレールが走っていたんだよ。」
  107. 「たとむ」=「たたむ」使用例:「そこん洗濯もんばたとんで箪笥さいなおしてくんしゃい!」=「そこの洗濯物をたたんで箪笥にしまってちょうだい!」
    • 「てっぺん」を「とっぺん」と言う人は佐賀人確定。
  108. 「ひとせん」=「いっとき」使用例:「あん店はさいひとせんなこー流行っとったばってん、今はばったいよ。」=「あの店は一時はものすごく流行ってたんだけど、今は閑古鳥が鳴いてるよ。」
  109. 「とける」=「木の実が甘く熟している」使用例:「こん梨はよーとけとっね! どこん梨ね?」=「この梨はよく熟して甘いね! どこの梨なの?」
  110. 「なごーなる」=「体を横にして休む」使用例:「とーか所からよー来てくんしゃったねー。 はよー家さんあがってなごーなってくんしゃい!」=「遠い所からよく来てくれましたね。早くうちにあがって体を横にして休んで下さい!」
  111. 「ししめずる」=「からかって怒らせる?」使用例「こいはおとーなしか猫とけ、あさんのししめずっけんかっしゃがれたとばい!」=「この猫は大人しい猫なのに、お前がからかって怒らせるから引っ掻かれたんだぞ!」
  112. 「かんぶい」=「首を振ること」使用例:「だいでん涼しゅうなっごと扇風機ばかんぶいさせんしゃい!」=「誰でも涼しくなるように扇風機の首を振らせなさい!」
    • 「縦かんぶい」は首を縦に振ることで同意を意味し、「横かんぶい」は首を横に振ることで反対を意味する。
  113. 「あじくらう」=「味をしめる」使用例:「○○さんな消費税にあじくろーて税率ばあぎゅーあぎゅーてしよんさっばってん、あんまいあぐっぎんた皆金ば使わじ物々交換に走っごとなるばい。」=「自主規制」
  114. 「たぎらかす」=「温める、温め直す」使用例:「なんもなかばってん、腹んへっとっない味噌汁どんたぎらかしてきゅうかね」=「何も無いけど、お腹がすいてるなら味噌汁でも温めなおしてこようか」
  115. 「こどり、こどい」=「助手、アシスタント」使用例:「こぎゃんおふたか荷物ばひといでかかえきんもんね!こどいばたのみんしゃい!」=「こんな重い荷物を一人では持てないでしょう!助っ人を頼みなさい!」
  116. 「骨病み」=「疲れ果て寝込む事」使用例:「昨日まで麦刈りでこー忙しいかったけん、今日は骨病みしとっよ。」=「昨日まで麦刈りで物凄く忙しかったから、今日は疲れ果てて寝込んでるよ。」
  117. 「へべくる」=「けずる」 転じて「ピンハネする、ちょろまかす」の意味もある。
  118. 「A:きーきゆっ?。B:きーきえん!」=「A:(こっちへ)来る事ができる?。B:(そっちへ)行く事は出来ない。」使用例:「A:一平のカツカレー大盛ば全部食いきゅっ?B:おりゃ全部食いきえん、途中でどっぺすっ。」=「A:一平のカツカレー大盛を全部食う事が出来る?B:俺は全部食う事が出来ない、途中でギブアップだよ」