北アメリカの山

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  • 節はある程度、国・地域別にまとめるようにして下さい。

デナリ[編集 | ソースを編集]

  1. 北米最高峰。
    • 一時期、ロシア最高峰だった。
      • アラスカ領有を宣言した1799年から天山山脈が露清国境になった1864年まで。
      • デナリが有名になったのは19世紀末なので、たぶんロシア帝国の人はここが最高峰とは気づいてなかった。
  2. 昭和の人にはマッキンリー山としてお馴染み。
    • 北米最高峰ではないかと言われ出したときの大統領がマッキンリーだったため、それにちなんだ命名。
    • アラスカ州政府は1980年にはデナリに改名してた。
      • オバマ大統領により合衆国政府もデナリと呼ぶようになる。
    • 冒険家・植村直己が消息を絶った土地。
      • 一度はちゃんとデナリに登って下山してる。
      • 冬季登頂も成功はしたんだけど下山中に行方不明になってしまった。
      • 小学校6年の音楽で触れる人も多いであろう『風を切って』の締めでもある。
  3. 比高世界一。
    • アメリカ人が言いがち。
    • 比高って定義が難しいので本当に世界一かは微妙。
      • 海底から測ったらマウナ・ケアがトップだし。
  4. 21世紀になって凍ったうんこが解け出し悪臭を放つという大惨事が発生。

ギュンビョルン山[編集 | ソースを編集]

  1. グリーンランド最高峰。
    • デンマーク本土とフェロー諸島に大した山がないため、デンマーク最高峰でもある。
      • ついでに北欧諸国で最も高い山はデンマークにあるということに。
        • 本土はペタンコなのに。
  2. 北極圏最高峰。
    • 高さは3700mと富士山よりやや低いが、場所が場所だけに環境の過酷さは比ではない。
  3. 人はだいたいアイスランドから来る。
    • 一番近い町はグリーンランドのイトコルトルミットだが、アイスランド北西部からも距離が大差ないので。
      • イトコルトルミットはそれ自体が僻地過ぎる。
    • そもそも、人があまり来ない。

ローガン山[編集 | ソースを編集]

  1. カナダ最高峰
    • デナリに次ぐ北アメリカ第二の高峰。
    • カナダ一寒い場所でもある。
      • 一部では北半球最低気温を記録したとも言われているが、これはほぼ間違いなく誤報。
  2. 非火山性の山では基底部が世界最大らしい。
    • 火山も入れるとキリマンジャロとかマウナ・ロアとかもっと巨大な山がある。
    • ラス・ダシャンの方が大きそうだけど、ラス・ダシャンも完全に非火山性ってわけじゃないのが微妙なところ。
  3. セイントイライアス山地の真っただ中にある。
    • 北米の高山上位20峰のうち12峰を抱える一大山地。
    • その結果、他の山に隠れて1890年まで発見されなかった。
      • 初登頂もデナリより12年後の1925年。
    • 道路もないので見に行くだけでも飛行機が必要。
    • 周りは氷河だらけなので、たぶん半径80kmくらい誰も住んでない。
      • 一番近くに住んでるのはアイシー湾のトリンギット族・エイアック族かアラスカ・ハイウェイ近辺の南タッチョーネ族。

ロッキー山脈[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:アメリカ、カナダ
  1. 銅がたくさんとれる。石炭も取れるのだが不便な位置にあるため無視されている。
  2. 環太平洋造山帯の一部を占める。
    • アンデス山脈と同じ環太平洋造山帯だが、あくまでロッキーとアンデスは別個の山脈であり繋がりは無い…はずである。
  3. 飛行機が落っこちる山脈。
  4. 個々の山の知名度は低い。

オリンピック山地[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:アメリカ
  1. シアトルが面すピュージェット湾と太平洋を隔てるオリンピック半島にある山地。
  2. オリンピックが開催されたことはない。
    • 白く輝く神々しい山々に感動した航海者がギリシャオリンポス山にちなんで名付けた。
      • オリンピック山地の主峰であるオリンポス山は2427m、ギリシャの本家オリンポス山は2917mなので、だいたい似たような高さ。
  3. サンダーバードの住処。

レーニア山[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:アメリカ
  1. シアトルのシンボル。
  2. 富士山をゴツくした山。
    • 形は武骨だが、高さは富士山より600m高い。
    • 日系人からタコマ富士と名付けられる。
      • タコマは麓にある港町。
  3. 先住民はティー・スワークと呼んでいる。
    • なので、そのうちレーニア山から改名するかもしれない。
    • 先住民による名前としてタコベットというのもある。
      • タコベットが訛ってタコマになった。
        • タコマ富士という呼び方は偶然とはいえ、それなりに理に適っている。
      • タコベットの意味は「水の母」。
        • タコベット、水母……、なんかえらい海産物な雰囲気。
  4. マウント・レーニア
    • 森永乳業がシアトル系コーヒーを意識して売り出した商品。
      • スタバからロゴがパクリだって訴えられた。
        • ロゴ自体はあんま似てないのでスタバが敗訴したけど、製品のイメージ戦略的には詐称的な盗用とも手本としてリスペクトしてるとも解釈できる微妙なライン。
  5. アメリカ本土最大の氷河がある。
    • 海岸沿いのシアトルでもそこそこ涼しいから、結構低いところまで氷河が来てる。
      • 夏場のシアトルは、東京より7℃低く、稚内並みの気候。
  6. ケネス・アーノルド事件が起こったところ。
    • いわゆる空飛ぶ円盤が広まった事件。
      • こういった独立峰だとUFOの目撃例が多い気がする。UFOって観光客なんかな。

シエラネバダ山脈[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:アメリカ
  1. アメリカ本土で最も高い山脈。
  2. スペイン語で、シエラが「山脈」ネバダが「雪」という意味。
    • もともとスペイン領でその後も1848年まではメキシコ領だったので。
    • ネバダ州の地名由来。
      • ちょっとだけネバダ州もかすめている。
        • ネバダ州州都のカーソンシティのあたり。
      • ネバダ州といえばラスベガスのイメージが強いので、「なんで雪州?」ってなる。
  3. ヨセミテ、タホ湖など景勝地の宝庫。

ホイットニー山[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:アメリカ
  1. アメリカ本土最高峰。海抜4421m。
    • 米墨戦争後(1848年)からアラスカ購入(1867年)までは合衆国最高峰だった。
  2. 山頂付近にはスカイパイロットなど限られた植物しか生えていない。
    • スカイパイロットはシエラネバダ山脈の固有種。青紫の可憐な花を咲かせる。
      • ハナシノブ属の一種。過酷な環境に適応しているせいか日本のハナシノブとは色合い以外あまり似てない。
  3. 1864年にJ・D・ホイットニー率いる探検隊により初めて測量され広く知られるようになる。
    • このホイットニー氏が山名の由来。
      • それ以前、先住民はトゥーマングーヤーと呼んでいた。
  4. 初登頂者になれなかったクラレンス・キングという残念な人がいる。
    • 1871年に登山した際は間違って近くのラングレー山の山頂に行ってしまった。
    • 1873年に間違いに気付いて改めて登頂したけど、その一か月前に別の人たちが登頂していた。
      • 初登頂した3人は釣り旅行のついでに寄ったという。
    • 1864年の探検隊の一員でもある。この探検の際にも登ろうとしていた。
      • このとき登頂出来てたら「アメリカ合衆国最高峰の初登頂者」だったのに。

デビルズタワー[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:アメリカ
  1. 山というか柱というか。
    • 巨大な切株。
      • この山を根拠の一つとして、地球上の山とは巨大樹の名残で、現代の木はただの草みたいなものだって言ってる人たちがいる。
        • もしそうだったら「世界の山」も「世界の巨大樹跡」に改名せにゃならんのか。
    • 結構ロッククライミングされる。
      • 天然記念物的なものなのに登って良いんだろうか……。
  2. 『未知との遭遇』のロケ地。
    • 宇宙人が降りて来た場所。
    • デビルズタワー自体、遠目には映画のセットみたいに見える。
      • 名前からして人工物っぽいし。
      • 近づくと、自然の岩だし、かなり巨大なのが分かる。
  3. 最初の合衆国国定記念物。
    • 指定は1906年。『未知との遭遇』以前から有名だった。
      • 同じ年に選ばれた国定記念物はエル・モロ、モンテズマ・キャッスル、トント。
        • どれもアリゾナからニューメキシコあたりの遺跡だけど、全然知らないぞ。
        • モンテズマ・キャッスルはデビルズタワーと同じくらい観光客が来てるのでアメリカ人にはそこそこ有名なのかもしれない。
  4. 先住民は「の家」と呼び、聖地としている。
    • デビルズタワーは誤訳。
      • 聖地を「悪魔の塔」呼ばわりされて先住民は怒り心頭。
    • 「クマに襲われたけど、神に祈ったら岩がニョキニョキ伸びて助かった」という伝説がある。この伸びた岩こそがデビルズタワー。
      • 柱状節理による縦筋はクマが引っ掻いた跡らしい。
        • 高さ200m以上ある岩山の上から下まで引っ掻き傷を残すって、熊というより怪獣の類だろ。
      • この伝説から判断すると、デビルズタワーってそこまで誤訳じゃない気がしてきた。

アパラチア山脈[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:アメリカ、カナダ
  1. 石炭が採れるらしい。
    • アパラチア炭田!
    • これしかネタがない。何しろこのページができて5年近く、これしか記事がない。
  2. アパッチ族がいるらしい。
  3. 実はカナダニューファンドランド島からアメリカを全長約2,600kmに縦断する巨大な山脈。
  4. かつて唱えられた地向斜説の標準地だった。

ワシントン山[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:アメリカ
  1. アパラチア山脈北部の最高地点。海抜1917m。
    • 突出したピークであることからインディアンからは「神の住処」を意味するアギオコチュークと呼ばれた。
  2. 暴風の山。
    • 年間通して風が強い、特に冬場は風速30m/s以下の日の方が珍しい。
    • 北半球での最大風速103m/sを記録したのもこの山。
      • 実は強めの竜巻はもっと風が速い。
    • 「世界最悪の気象」とも言われている。
      • 降水量も結構多い。年の6割は雪か雨。
      • 「山の天気は変わりやすい」の極致。
      • 冬の気温も毎日のように-20℃以下になる。記録上は-50℃になったことも。
        • 緯度も高さも大雪山に近いことを考えれば、まあこんなもんだろう。
      • 流石に南極内陸部よりはマシ。
  3. こんな酷い環境だが、色々整備されて山頂には建物もいくつかある。
    • アメリカ北東部の最高峰であることから、19世紀半ばから観光地化されていた。
      • 冬はアレだけど、夏は常人でも過ごせる。
    • 昔の宿屋とかアンテナとか測候所とか。
      • 風がえぐいので建物は全て鎖で固定してある。、
  4. 山頂まで行けるワシントン山歯軌条鉄道は明治2年に全通。
    • 全通2か月後には当時の大統領が乗車している。
    • アメリカ最急勾配にして世界最古のラック式鉄道。
  5. 近くにはアダムス山、ジェファーソン山、マディソン山、ジャクソン山、アイゼンハワー山、ミドルカーター山がある。
    • それで付いた名前がプレジデンシャル山地(大統領山地)。
    • これ、元の名前は何だったんだろう。特にアイゼンハワー山、ミドルカーター山あたりは20世紀まで名無し山だったんだろうか。
    • ワシントン山自体、初登頂は1642年。ワシントンが大統領になるまでの1世紀以上の歳月なんと呼ばれていたのか?先住民と同じくアギオコチュークか?
  6. この山の麓にあるのが、かの有名なブレトン・ウッズ。
    • 戦後の金融体制を定めたブレトン・ウッズ協定の締結地。
      • もっと詳しく言うと、この地にあるマウント・ワシントン・ホテルで会議が行われた。

ミッチェル山[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:アメリカ
  1. アメリカ本土の東半分では一番高い。
    • 当然、アパラチア山脈の最高峰。
    • でも2037mしかない。
      • なだらかな山容だし、アパラチア山脈第二の高峰クレイグ山をはじめ似たような高さの山が連なってるので、遠くから見てもよく分からない。
  2. 山頂は大きく展望が開ける。ただし見えるのは山ばかり。
    • 雲海が出るとなかなか見応えある景色になる。
  3. 駐車場から山頂まで10分もかからないので、みんな普段着で来る。
    • 杖ついてるお年寄りでも登れる素晴らしい山。
  4. ミッチェル山の名はエリシャ・ミッチェル教授に由来する。
    • アメリカ東部最高峰だと特定し証明したのがこの人。
      • 別の山が最高峰だと主張する人が現れたので、再測量して完全証明してやろうとミッチェル山に登ってる途中亡くなった。
    • エリシャ・ミッチェル教授のお墓もミッチェル山山頂にある。

ポポカテペトル[編集 | ソースを編集]

  1. メキシコを代表する山。
    • メキシコ最高峰はオリサバ山、ポポカテペトルは第二位。
      • どちらも成層火山で整った富士山型の5000m峰。
      • メキシコシティから見えるのでメキシコを代表する山はこっちなのかな。
  2. しょっちゅう噴火してメキシコシティ大丈夫かなってなる。
    • ここ500年間、大きめの噴火だけで15回。
      • 噴火頻度が多くてちょっとずつ吐き出してる分、えげつない大噴火はないものと信じたい。
  3. 山自体は世界遺産ではないが、麓の修道院群が世界遺産になってる。
  4. 現地の日系人や日本人からメキシコ富士と呼ばれたりもする。
  5. ドン・ゴヨとも呼ばれている。
    • なんか、グレゴリオっていう名前の仙人だか山の化身だかがいるらしい。
      • グレゴリオを縮めた愛称がゴヨ。
      • 噴火しそうになったら警告してくれるという。ありがてえ。
  6. UFOの名所。

オリサバ山[編集 | ソースを編集]

  • 所在地:メキシコ
  1. メキシコ最高峰。
    • 北米第3位。
    • 北米1位がアメリカのデナリ、2位がカナダのローガン山と国ごとにバランスが良い。
      • デナリとローガン山が有名になったり発見されたりしたのは19世紀末なので、それ以前はこの山が北米最高峰だと思われていた。
  2. シトラルテペトル(「星の山」)の名でも知られる。
    • 氷河を戴き白く輝いてるから。
    • でも現代のナワトル語話者はシトラルテペトルじゃなくてイスタクテペトル(「白い山」)って呼んでる。
  3. メキシコ富士その2。
    • メキシコ富士として有名なのはどっちかというとポポカテペトル。
  4. 隣というか付属する峰としてシエラ・ネグラがある。
    • こっちはスペイン語で「黒い山」という意味。「白い山」のオリサバ山とは名コンビ。
    • オリサバ山の影に隠れてるけど、標高4580mあるなかなかの名峰。
    • 山頂には大型ミリ波望遠鏡があり、オリサバ山との鞍部にはガンマ線天文台がある。
      • 大型ミリ波望遠鏡は本当に大型なので麓からも見える。
      • これらの天文施設のために建設された道は、北米で一番高いところを通る自動車用の道路らしい。

ブルーマウンテンズ[編集 | ソースを編集]

  1. 言わずと知れたコーヒー銘柄・ブルーマウンテンの産地。
    • この山脈の標高800~1200mの畑で採れたコーヒー豆だけがブルーマウンテンを名乗れる。
      • でも800m以下で採れた偽ブルーマウンテンも相当流通してる。
  2. ジャマイカ唯一の世界遺産。
    • 有名なコーヒー産地だからかと思いきや、逃亡奴隷の自治・独立の歴史が登録理由。
      • 険しい山々に籠って1739年に自治権を獲得した。
      • コーヒー栽培が開始されたのは1728年でほぼ同時期。
  3. ブルーマウンテン峰はジャマイカの最高地点。
    • 標高2256m。
    • ご来光登山が人気。
  4. ジャマイカ固有種の宝庫。
    • 南北アメリカ最大の蝶、ホメルスアゲハの産地。