危険物取扱者試験

提供:chakuwiki

試験 > 資格試験 > 資格試験/技術系 > 危険物取扱者試験


危険物取扱者試験の噂[編集 | ソースを編集]

  1. 甲種・乙種とあるが、甲種の方が乙種より取扱可能分野が広い。
    • 危険物取扱者は、甲種が全危険物、乙種が特定種類の危険物、丙種が乙4の一部。
  2. 乙1,2,3,5,6は、先に乙4を合格してから基礎化学・法令免除で受けるパターンが多そう。
  3. マーク式のため、採点が早い。1カ月かかる都道府県もあるが、東京は特に早い。試験終了1時間で会場に合格者受験番号が貼りだされ、翌日にはインターネット上で見れる。
  4. いろいろな会場があるが、東京の人は運営本部で受験。笹塚駅から徒歩。
  5. 合格後の免状発行手数料は、東京だけ運営本部での直接支払いが認められている。
  6. 受験者数は乙4がダントツで多い。工業高校では一番の人気資格といっても過言ではない。
    • というか一部の工業高校では乙4を持ってないと問題視されることもあるらしい。
      • 乙4の取得を必修としている工業高校もある他、一部の農業高校でも乙4を推奨している場合がある。
    • 乙種4類で取り扱う危険物はガソリンとか灯油とかアルコールなど、生活に密着した一般的なものなので取得の需要が高い。
      • ガソリンスタンドでアルバイトをする時に、乙4の有無でバイト代が変わってくるので高校生でも取っておくに越したことは無い。
        • 例えセルフGSでも、危険物を取り扱っている施設であることから、乙4の免状を持つ危険物取扱者を置くことが求められている。
    • 4類以外は、ニトログリセリンとか硝酸とか基本的に馴染みのない危険物取扱の為の免状なので、その種の危険物を取り扱う化学工場に就職するか、乙種コンプリートして甲種を目指すとかでもない限り、あまり需要は無い。
      • ハローワークの求人でも、乙4の求人数に対し、その他の類の求人は圧倒的に少ない。
    • 「資格の需要がある」からというのもあるが、それ以上に「ちゃんと勉強すれば簡単に取れる」という理由から、学科を問わず乙4の人気が高い。下手すりゃ情報科の生徒でも乙4を持っている者が少なくない。
      • 覚えるべき知識の量でいえばITパスポートより少ないとすら言われている。
      • 正直言って、英検3級や自動車運転免許に毛が生えた程度の難易度だと思う…。
    • 普通科でも趣味や自己啓発で取る生徒は結構いると聞く。(特に自動車整備士の専門学校への進学を目指す場合など)
  7. 危険物取扱者が扱う危険物は、火災発生の要因になる物体(固体または液体)であり、気体は含まれない。
    • なのでプロパンガスなどの気体は、危険物取扱者ではなく、高圧ガス製造保安責任者が取り扱う範疇である。
  8. 合格率は乙4が30〜40%程度、4以外の乙種は60〜70%程度であるが、受験者の質が異なるので、乙種の中で4類が飛び抜けて難しいというわけではない。
    • 乙4は化学の初心者が受験するケースが多く、先述の通り、他の乙種は先に乙4を取って基礎化学と法令を免除してから受験するケースが多いからである。
      • 販売されている問題集も、4以外の乙種は「既に乙4を取得していて科目免除ができる状態」を前提として書かれている場合が多い。
    • ちなみに甲種も見た目の合格率だけ見るなら30〜40%程度だが、受験者の質が異なるので、甲種がダントツで難しい。
      • 甲種の受験者は大学で化学を専攻した者、実務経験者(2年以上)、既に乙種を4種類以上合格した者のいずれかであるため、本気度が全然違う。
      • 甲種の受験資格をを乙種複数合格で得る場合は、3と5が必須、1と6のどちらかが必須、2と4のどちらかが必須となっている。4はほぼ全員が取得するということを考慮すると、実質的には5種類必要になる。
        • 最難関の甲種は乙種6種類全部の内容がいっぺんに出題される上に、基礎化学の問題難易度も乙種よりかなり高い。科目免除もない。まさにキングオブ危険物である。
  9. 乙4だけ段違いで受験者が多いため、試験会場によっては乙4試験のみを実施する日を設定することもある。
  10. 工業高校のジュニアマイスター顕彰制度では、甲種の合格者には20ポイントが、乙4は4ポイントが、その他の乙種と丙種は2ポイントが付与される。
    • 甲種だけは大学生レベルの資格というのもあって別格の高得点となっているが、それ以外は義務教育に毛が生えた程度の資格なのであまり点数は高くは無い。
  11. 就職に役立つという事と合格難易度とが相まって乙4の受験者層は幅広く、受験者には(ピンキリの)キリの方で言えば時間にもルーズでいい加減な人もそれなりに多く存在し、試験開始時間に遅れて来ては試験官ともめるという話をしょっちゅう耳にする。
    • 合格率6~7割程度で比較的容易な資格とは言え、国家資格である以上、かなり厳しく管理された運営で試験が進められる。
      • しかも業務独占資格、必置資格だからね。
    • 流石に甲種の方はいい加減な受験者は滅多にいないだろうけど…。
  12. 危険物取扱者試験は「危険物に関する法令」「危険物に関する物理・化学」「危険物の性質とその消火方法」であり、3科目とも6割以上の点数で合格となる。
    • 2科目が100点満点でも、一つが60点以下なら不合格となる。
    • 乙4における「危険物に関する物理・化学」は、中学校で学ぶ理科第1分野程度のレベル。法令とか、若干中学生には取っ付きにくい内容も含まれるが、頑張れば中学生でも取得できるレベルである。
      • 少なくとも大学受験の化学に比べたらずっと簡単だとは思う。流石に甲種は高校の化学を結構しっかり勉強していないと厳しい問題も多いが…。
  13. 受験資格が学歴不問であること(甲種を除く)、景気に左右されにくく安定した需要があること、そして業務独占資格であることから、宅建電気工事士と並び、人気の高い国家資格の一つである。
    • ただし宅建や電気工事士に比べると難易度が低く受験のチャンスも多いために有資格者の人口が多いため、差別化を図るのは結構難しい…。
  14. ぶっちゃけ甲種と乙4以外は空気…。
  15. 乙四の合格に必要な勉強時間は、既に中学校の理科の第1分野をある程度理解しているという前提で50〜100時間くらい。
    • 意外と時間が掛かるのは、法令科目で覚えることの量がそこそこ多いからである。
    • 他の資格試験と比べるならば、ITパスポート試験や日商簿記検定3級と同じくらいか、それらより少し少ないと言われている。
  16. しばしばITパスポートやFP技能士3級などと共に簡単に取れる国家資格の代表格と言われるが、それでも流石に一般常識だけで合格できるほど甘くは無く、化学や法規などの専門知識がある程度必要である。
    • 貞山放送鉄山氏というドライバー系YouTubeがいるが、彼曰く「平均的な基礎学力の日本人にとっては乙四は難しい」そうだ。
  17. 危険物に関する仕事に就いている人は保安講習を受けて免許を更新する義務がある。
    • 同じ消防法による国家資格である消防設備士(資格を持っている人は消防設備に関する仕事をしていない人を含めて全員が講習を受けなければならない)とは異なり、「危険物の免許は持っているが、持っているだけで危険物の免許が必要な仕事はしていない」という人には講習の義務が無い。
      • しかし危険物に関する仕事をしていない人でも写真の更新手続きは必要である。

種類別[編集 | ソースを編集]

甲種[編集 | ソースを編集]

  1. 合格で全部を扱えるものである。
  2. 乙・丙種で見られた科目免除はない。おまけに受験条件もある。
    • 危険物を扱うところでの一定期間勤務か、乙種1or6,2or4,3,5類の合格か、化学系の科目を一定単位履修する(化学系学科なら1年で条件を満たす。1年次は学科を決めないところでも2年次で満たす)か卒業すればよい。
      • なお2008年3月までは「乙種を4種類以上取る」という条件は認められていなかったため、高校生以下で甲種を取ることはほぼ不可能だった。
        • ただしきわめて特殊ではあるが「中学生のうちに乙4を取得し、高校1年生からガソリンスタンドなどでアルバイトをして「実務経験2年」の要件を満たし、高校3年生になってから甲種の試験を受験する」というルートも一応あった。
  3. 扱うものの範囲から、乙種全部の内容が出題される。
  4. 基礎化学に関する問題は乙種よりかなり難しい。
    • 乙種の基礎化学は正直中学校の理科第1分野に毛が何本か生えた程度のレベルだが、甲種の基礎化学は高校化学をある程度理解している人じゃないと解けない問題が多い。
      • とはいえ、せいぜい大学入学共通テスト(旧・大学入試センター試験)の化学と同レベルであり、国公立大学の二次(個別)試験に比べたらだいぶ簡単。
  5. 危険物取扱者の中では最難関の区分だが、それでも化学系資格の最難関とは言い難い。
    • 危険物甲種より、消防設備士甲種や高圧ガス製造保安責任者甲種の方が難易度が高い。
    • 薬剤師や技術士(化学部門、環境部門)とは全く比較にならない。
  6. 表向きは大学レベルの資格とされているが、これは受験資格が厳しいからであり、実際の試験の内容自体は高校生でも十分太刀打ちできるレベルである。
    • はっきり言って、工業高校卒業レベルとされている第三種電気主任技術者試験(電験三種)の方が遥かに難しいとすら思う。

乙種[編集 | ソースを編集]

  1. こちらは特定品目に限定して取り扱いができるものである。
  2. 試験時間は2時間、問題数は35問だが、同一ランクの他の類の合格で法令・基礎化学が免除となり35分・10問となる。
    • これ以外にも火薬類免状で基礎化学と危険物の性質を一部免除、両方持てば問題数が5問まで減る。
  3. 甲種の受験要件として1or6,2or4とあるが、それぞれ前者は酸化剤、後者は可燃性物質で、このグループ内の違いは固体か液体かである。
    • 要するに前者が酸素源で後者が可燃物である。このグループ同士を混ぜると発火するというわけである。
  4. 3類は禁水性・自然発火性物質となる。ほとんどの物質が両方の性質を持つが、1種類ずつ片方だけのものがある。禁水性だけのものが金属リチウム、自然発火性だけのものが黄リン(実際水中で保存している)である。
  5. 5類は自己反応性物質である。ものを燃やすには可燃物と酸素が必要だが、こいつは酸素と可燃物の両方を自分で供給するため一番危険。
  6. 乙種の全ての類に合格しても、甲種合格の代わりにはならない。
    • 一例として、技術系の自衛隊員の任用資格に甲種は含まれているが、乙種全類で代用することはできない。
    • 甲種の場合、危険物保安監督者に選任されて6か月の実務経験があれば、防火管理者になれる資格がある。
    • 危険物保安監督者に選任されるにあたって、甲種は1~6類の危険物取扱の実務経験が累計6か月で危険物保安監督者に選任可能になるが、乙種の場合は、個々の実務経験が6か月で、その類の危険物保安監督者への選任が可能となる。
      • 例えば、甲種は4類の実務経験4ヶ月+2類の実務経験2か月の計6か月で全類の保安監督者になれるが、乙種だと4類6か月および2類6か月で、ようやく4類と2類の保安監督者になれる。乙種で全類の保安監督者になろうとするならば、単純計算で最短3年(36か月)が必要になる。
  7. 実は両津勘吉は乙種をコンプリートしている。
    • しかし甲種に関しては連載当時受験資格の制限が厳しかったため取得していない。
  8. 中学生でも少し理科(第1分野)が得意な子ならば、法令さえ頑張れば十分取れるレベルの試験である。
    • 英検で言えば準2級レベルみたいなもの。

丙種[編集 | ソースを編集]

  1. 乙種4類からさらに取扱可能物質を限定したものである。
  2. 乙4で取り扱えた特殊引火物などが使えない。
  3. また、立ち合いに関する権限も一部制限される。
  4. ぶっちゃけ乙4の完全下位互換。

関連項目[編集 | ソースを編集]

外部リンク[編集 | ソースを編集]

資格試験検定試験
資格試験 技術系 | 医療・福祉・衛生系 | 食品系 | 法学・経済・不動産系 | 交通系

電験 | 危険物取扱者 | 衛生管理者 | 宅建 | FP検定 | 司法試験 | 税理士試験
キャリコン | 管理栄養士 | 公認会計士 | 運転免許証(種類別)
証券外務員 | アクチュアリー | AFP・CFP

情報処理技術者試験(IPA) ITパスポート | セキュマネ | 基本(分野別|出題内容) | 応用 | 高度
簿記検定 日商簿記(社会的評価)
パソコン検定(パソコン検定/公的試験) MOS | オラクルマスター | Cisco
英語検定 実用英検 | TOEIC
偽モノの特徴 偽情報処理技術者試験 | 偽日商簿記
もしwiki もし情報処理技術者試験が○○だったら
もし日商簿記検定が○○だったら
もし運転免許証が○○だったら
ざんねんなモノ事典 IT系|技術系|法律・会計・金融系|医療・衛生・食品系|語学・教育・教養系
関連項目 ベタの法則(オススメと言われる資格の法則) | 取る意味がない資格の法則

似たモノ同士 | 新・日本三大○○
不必要だと勘違いされているモノ

業務独占資格
車両・船舶・航空系 運転免許証(種類別) | パイロット | 海技士
技術系 建築士 | 電気工事士 | 電験 | 危険物取扱者 | 整備士 | 測量士
医療系 医師 | 歯科医師 | 薬剤師 | 看護師 | 獣医
サービス系 理容師 | 美容師 | 教員
法律系 弁護士 | 裁判官 | 弁理士 | 行政書士 | 社労士 | 司法書士
経済系 公認会計士 | 税理士 | 証券外務員
不動産系 宅建 | 土地家屋調査士