古典芸能
古典芸能全般の噂[編集 | ソースを編集]
- 「廃れる」と噂が広まると、運がよければ人が飛びついて生き永らえることがある。
- 桂米朝が落語ネタについてこう言ったことがあったが、何も落語に限らない。
- 武術の中には芸能としての価値を持つものもあったが、日本では江戸中期になって戦の必要がなくなるとほとんどが失われてしまった。
- ヨーロッパでは、武術そのものではないものの闘いをエンターテイメントとしてみる習慣があった。ただし、こちらは野蛮という理由で禁止されたものが多い。
- 考えようによっては、現代の格闘技がその成れの果てかも知れない。もっとも、技能についてはすっかり変わってしまったが。
- 最近になって、事業仕分けのために武術以外が出身の芸能も同じ運命をたどりつつある。
- 生前、二代目桂枝雀がマクラにて「滅亡する地球から脱出しようというとき、真っ先に置いていかれるのは落語家」と本気で話していたことがあったが、別に地球滅亡のような大胆なきっかけでなくても古典芸能が先のマクラ通りの結果になり得ることが実証された。
- 明治初期や終戦直後に剣術→剣道が生き残りのため部分的に芸能化していた。
- ヨーロッパでは、武術そのものではないものの闘いをエンターテイメントとしてみる習慣があった。ただし、こちらは野蛮という理由で禁止されたものが多い。
- 江戸では芸能ごとに大勢力が存在していたため、つい最近までは少しでも異なる分野の芸に手を出すとすぐさま干された。
- 上方はほとんどの芸能が一時期廃れかかったため、却って分野の横断が歓迎されるようになった。
- その成果の一つが、同人活動「上方風流」。おそらく、現代の同人活動しか知らない人は、これを同人活動とは認めないであろう。
- 上方はほとんどの芸能が一時期廃れかかったため、却って分野の横断が歓迎されるようになった。
- 基本的に発祥地の言語で行われるのがお決まり。
落語の噂[編集 | ソースを編集]
- 「世間をちゃかす芸」とは三代目桂米朝の弁。
- しかし、その三代目桂米朝を含め、そんな芸から人間国宝が2人も出ている。
- 2014年に十代目柳家小三治が認定されて3人になった。
- しかし、その三代目桂米朝を含め、そんな芸から人間国宝が2人も出ている。
- 興行が多く、木戸銭も安価なことから、古典芸能ではもっとも身近。
- 大概は3千円台。大看板といわれている文珍・南光・鶴瓶でも数千円。
- 五代目桂米團治が、2万8千円でお茶屋遊び付きの落語会を開いたことがあった。
- おそらく、そのうち2万5千円はお茶屋行き。
- これ以外に古典芸能を知らない人が多い。
- 関連項目を調べて気づいたが、これを書いた時点でマトモに項目が存在していたのが落語だけだった。
- 源流の一つは仏教の僧侶による法話。
- 今でも僧侶兼噺家という人がいるらしい。
- 英語や中国語のものも存在する。
- 昭和初期にはイギリス人の落語家が高座に上がっていたという記録もある。
- 寄席に通いつめ江戸言葉を覚えたヨーロッパ人もいるらしい。
- 古典落語と新作落語の境目はあまりはっきりしていない。
- 戦時中には国策宣伝のためにいまいち笑えない噺が乱造された。
- その一方で遊郭や不倫などに関する噺は時局に合わないとして一時的に埋葬されていた。
- 前座、二つ目、真打という階級があるのが江戸落語で見台、小拍子、膝隠という道具を使うのが上方落語。
- 色紋付の着用が珍しくなくなったのは「笑点」のおかげらしい。
- 関連項目
講談・講釈の噂[編集 | ソースを編集]
- いらぬオヤジの捨て処。
- 家族の策略で講釈場に放り込まれたオヤジが、それとは全く気づかず講釈を聞いて「○○の策略が〜」等とのたまうのがお約束。
- 大河ドラマの出来次第でネタが変わる。
- 2010年は「龍馬伝」が好評なことから、龍馬や幕末ネタの会が急増。
- 2009年は「天地人」がスベりまくっていたため、ほとんどタブー状態だった。
- ガンダムをネタにしている人がいる。
- あれがネタになるなら、メカ系のアニメやゲームは大概ネタにできそうなもんだが... やはり演者の層の薄さか?
- ケイバ講談なるものもあるんだとか。
- 実際声優から転身した人もいるぐらいだし。ex)森雪とかしんべヱの中の人
- 笑福亭鶴笑のパペット落語に、弁士として入れたらおもしろそう。
- 鶴笑が講談に合わせて1時間以上ひっくり返っていられるかどうかは全くもって未知数。
- もともとは、分量がそれなりにある本を読み聞かせるための話芸。
- かのアラビアンナイトも、中東方面では講談ネタになっている。
- 古典芸能のトップクラス(真打・家元など)といえば通常は「師匠」と呼ばれるが、講談は「先生」と呼ばれる。
- 見てきたような嘘をつくのが、仕事。
漫談・漫才の噂[編集 | ソースを編集]
- 最近の芸人は、アクション中心の一発芸が漫才だと勘違いしている。
- 宮川大助・花子の漫才は、今や絶滅危惧種であるじっくり聞かせ、それでいてダレない漫才。
- 音曲やハメモノ入りならまだしも、喋りだけできちんとリズムがとれているのは一発芸人にはマネできない話芸。もっと評価されてもよさそうなものだが...
- 今の主流は横山やすし・西川きよしが作り上げた「コント漫才」。
- 宮川大助・花子の漫才は、今や絶滅危惧種であるじっくり聞かせ、それでいてダレない漫才。
- 生活そのものが漫才になっている人がしばしば見られる。
浄瑠璃の噂[編集 | ソースを編集]
- オガオガオガオガオガオガオガオガ...(以下エンドレス)
- これは下手すると死人が出る。
- 義太夫節は、古典大阪弁の教科書としても価値がある。
- 地方出身の上方噺家で、若いころに義太夫節で大阪弁を覚えたところ、高座で「歳の割りにオッサンくさい」といわれてしまった人がいた。
- 節ごとに仕草のみならず、道具まで変化がある。聞いたことがない節を聞くと、「これが浄瑠璃か?」と思ってしまう。
- 江戸では「どうするどうする」、大阪だと「後家殺し」が褒め言葉。
- 間違っても「人殺し」と言ってはいけない。
- 実際、やりきれない話がネタになりやすいので、「どうするどうする」は本気で言ってしまうこともある。
歌舞伎の噂[編集 | ソースを編集]
- 芝居といえばコレ。
- コンサートの物販や襲名興行など、他の芸能に大きな影響を及ぼしているものも少なくない。
- セリフの繰り返しは、使いどころを間違えると猛烈にダレる。
- 次に何を口にするのかを期待させた上で繰り返しに持ち込むのがもっとも効果的。
- 初めて上の階から見る時は、耳栓を持参しませう。
- 声が出せないからといって、メガホンを持ち込むのは止めませう。
- 演者のみならず、観客まで生活そのものが歌舞伎になってしまうことがある。
- 「傾く(かぶく)」ってこと?
- 専用の芝居小屋には、不慣れな観客のためにイヤホンガイドがついていることがある。
- 遠い席から見ると、花道沿いの観客がほとんど全員イヤホンガイドをしているのが見えてしまうことがあり、笑える。
- 現在は男性しか舞台に上がれないが創始者は女性。
- 女形のように男性が女性を演じるというスタイルは今や世界的に見ても貴重。
- 日本でのテレビ本放送初日にNHK総合テレビで最初に放送された番組で中継された。
- 平成に入ってから新しいスタイルのものも誕生している。
- 中には漫画原作のものもある。
- 戦時中には軍部や政府、占領期にはGHQにより演目がかなり制限された。
- 一時期は忠臣蔵すらご法度だった。
- 関連項目
能楽の噂[編集 | ソースを編集]
- 演者が舞台から消えてから、舞台上の空気に向かって拍手をするという奇習がある。
- 番組には2時間と書いてある場合、実際に聞くと1日と2時間であるような気がする。
- 目付柱を撤去してはならない。
- 第二次大戦後、「平等」の名目の元に目付柱を撤去したところ、演者が位置の目測を誤り舞台から転落した。
- 逆に、目付柱がきちんと立っていれば、舞台そのものの寸法は意外に問題にならない。それゆえ、薪能はちょっと変わった場所でも興行ができる。
- 能は一歩間違えるとやたら減速度の高いギアばかりで作ったロボットのダンスとなる。
- 「ダウンタウンのごっつええ感じ」のコント「ダンスの先生」に出てきたロボットダンスを、1/4〜1/8倍でスロー再生すると雰囲気が似てくる。
- 舞台前の打ち合せは最小限しかしない。
- まあ、あれだけ演技がスローなんだから、考えながら演技しても困らないんだろう。
- 能楽と言うと能ばかりが話題に上がって、狂言や翁が好きな人は悲しみに暮れる
日本舞踊の噂[編集 | ソースを編集]
- 男子諸君、モテたいならこれを覚えよ!
- 昔、余芸として披露したところ、余芸の方でウケてしまった芸人が複数存在した。
- 口の悪い師匠が多い。特に稽古にて。
- 端から聞いている分には楽しい。
- 意外に、弟子もこれを楽しんでいることがある。
紙切りの噂[編集 | ソースを編集]
- 「空気」なんていうリクエストが来て難儀することがある。
- 実はそれなりの型があるので、定番のリクエストであれば鮮やかに決めることができる。
- 勢い余って、自分の衣装まで切ってしまう人がいる。
- ネズミをたくさん切って、そのまましばらく席を外していると、大きなネコに化けている。
- だからといって腹を立てると、洒落の分からんヤツだと思われてしまうので注意。
- 白い紙でなければならないという決まりはない。
- 黒い紙を使い、「闇夜の烏」を切って見せた人がいた。
- OHPを使う人もいる。
うしろ面の噂[編集 | ソースを編集]
- こんなものを真面目に伝承している人がいることが驚きである。
- 浮世絵に描かれていたが、さすがに後ろ姿では絵にならなかったようで、舞台裏から眺めた絵になってしまった。
- とある噺家が高座の余興に演じようとして、高座の上で着替えてくれた。
- 本ネタとして演じる時は、舞台の袖から後ろ向きに出てくるんだろうか?
- 朝ドラに本ネタとした芸人が登場したが、出入りの場面はなかったので不明のまま。
曲独楽の噂[編集 | ソースを編集]
- 回すだけでも覚えるのに3年かかる。
- よく手首を痛めないものだ。
- さらに、芸をきちんと身につけるには10年かかる。
- 航空機の中で演じれば、人間ジャイロとして一石二鳥。
- 背中や膝などの上で回してもらえば、マッサージになりそう。
- 張り扇や日本刀の上で回すのが有名だが、回した独楽の上でさらに独楽を回した人はいるんだろうか?
大神楽の噂[編集 | ソースを編集]
- 「おめでと~ございま~す」
- バランス感覚がないと難しい。
- 寄席の場合、ジャグリングもこの演目とされる。