台湾の山
- 台湾の山。
- 節はある程度、地域順にまとめるようにして下さい。
大屯火山群[編集 | ソースを編集]
- ≒陽明山国家公園。
- 陽明山という山はない。大屯山や七星山などの山々の総称。
- 日本統治時代からの旧称は草山。
- 草山という山もない。
- たぶん擎天崗大草原をはじめ草原が多い地域だから草山。
- 擎天崗大草原には水牛がいる。
- 1920年代から牧場があった。
- 戦前は大屯国立公園だった。
- 台湾の箱根。
七星山[編集 | ソースを編集]
- 大屯火山群の最高峰。1120m。
- 台北市の最高峰でもある。
- 陽明山の中核にあたる山。
- 山麓・山腹には、冷水坑や小油坑、竹子湖、陽明書屋など数々の名所がある。
- 冷水坑は冷水って言ってるくせに40℃くらいのちょうどいい湯加減。
大屯山[編集 | ソースを編集]
- 台湾島唯一の活火山。
- 台湾の活火山としてはもう一つ亀山島もあるけど、名前を見て分かる通り台湾島とは別の小島。
- 前回の噴火は5000年前。
- 台北中心部からわずか15km。
- この近さに活火山があるって大丈夫なのかな?
- 山頂は航空関連の施設があるので入れない。
- 屯山積雪は淡水八景の一つ。
- 18世紀後半から知られる歴史ある名景。
- その頃は小氷期だったから、そこそこの頻度で冠雪してたのかもしれない。
- なので、たまに積雪するとニュースになる。
- 18世紀後半から知られる歴史ある名景。
基隆山[編集 | ソースを編集]
- 基隆山は基隆市にない。
- 所在地は新北市。
- 一応、基隆市内からもちゃんと見える。
- 基隆富士。
- どっちかというと高さといい形といい、大分の高崎山に似てる。
- 山頂はススキ原で、中華風の四阿がある。
- 東シナ海の眺めが爽快。
- 麓に九份と金瓜石がある。
塔曼山・拉拉山[編集 | ソースを編集]
- 新北市と桃園市の境界に位置する山々。
- 塔曼山(標高2130m)は新北市の最高峰。
- 拉拉山は別名・達観山。
- タイヤル語でララは「爪先立って遠望すること」。これを音写したのが拉拉山、意訳したのが達観山。
- 塔曼山と拉拉山の間の谷は拉拉山自然保護区になってる。
- 台湾で最大級の巨木群は壮観。
- 幹周り10m越え、高さ40~55mの台湾紅檜が何本もある。
- 十八號神木は半ば枯れ白骨化して白い巨岩のよう。
- 十八號神木以外の主な巨木は全部、塔曼山側にある。
- 単独だとここ以上の巨樹もいくつか台湾にはあるけど、これほど密集して見られるのは珍しい。
- 台湾で最大級の巨木群は壮観。
- 塔曼山の西尾根筋にある巴陵はちょっとした高原リゾートみたいになってる。
- 巴陵はタイヤル語で巨木のこと。
- 拉拉山神木群は1973年に発見されたとなってるけど地元民は昔から知ってたのかも。
- 名産品は水蜜桃。
- 「拉拉山水蜜桃」と銘打って売られている。
- ここの水蜜桃が桃園市の語源というわけではなく、今の桃園市中心部に植えられた桃の木の方が由来。
- ほぼ塔曼山の麓なのに、名物や施設の大半が拉拉山を名乗ってるのはなぜなのか?
- 巴陵はタイヤル語で巨木のこと。
大霸尖山[編集 | ソースを編集]
- 台湾の諸山の中で最も特徴的な山容を持つ。
- 三角屋根の建物みたいな形の岩峰。一目で大霸尖山と分かる。
- 遠目には上部の尖りが目立たず、酒桶山の異名がある。
- どっちかというと台湾よりロッキー山脈あたりにありそうな姿の山。
- いかにも台湾的な山岳風景が広がる中で大霸尖山・小霸尖山だけ周囲から浮いてる。
- タイヤル族とサイシャット族の聖地。
- 雪覇国家公園。
- 雪山+大霸尖山で雪覇。
- 台湾随一の登山ルートである聖稜線の北端。
- 聖稜線は、沼井鉄太郎が雪山から大霸尖山に至る稜線を絶賛して命名。
- 沼井鉄太郎は台湾山岳会の創設者。台湾に行く前には、飯豊山や朝日連峰、黒岩山などに足跡を残している。
- 聖稜線は、沼井鉄太郎が雪山から大霸尖山に至る稜線を絶賛して命名。
- 500台湾ドル紙幣の裏面。
- 手前に台湾鹿がわんさかいるせいで、山は目立ってないけど。
雪山[編集 | ソースを編集]
- 台湾第二の高峰。高さ3886m。
- そのため日本統治時代には次高山と呼ばれていた。
- 聖稜線の南端。
- 10kmくらい西には大雪山や中雪山もある。
- 大雪山は雪山とは直接関係なくて、北海道の大雪山にちなんだ命名。
- 雪山とは言うものの本格的に雪が積もるのは年明け後。
- 台湾一高い地点にある湖沼・翠池がある。
- 玉山圓柏(ニイタカビャクシン)の森の中にあって、美しく庭園みたい。
- 玉山よりこっちの圓柏の森の方がずっと立派なので、雪山圓柏にした方が良かったんじゃなかろうか。
- 池自体はそんなに大きくなくて25mプールくらいしかない。
- 玉山圓柏(ニイタカビャクシン)の森の中にあって、美しく庭園みたい。
南湖大山[編集 | ソースを編集]
- 帝王之山。
- 台湾五岳の一角。
- 台湾最高額紙幣である2000台湾ドル札に描かれている。
- やはり南湖大山は台湾一の名峰、お札をデザインした人はさすが(個人の感想)。
- 与那国島から見ると、太魯閣大山と並び目立つ。
- 南湖大山とは言うものの近くに湖はない。
- 南にある中央尖山から見ると東斜面が崩れまくっててびびる。
- 台中市・和平区と花蓮県・和平村の境界付近。
- どっちに行っても和平。
合歓山[編集 | ソースを編集]
- 車で行ける台湾で一番高い場所。
- 省道14甲線の最高地点は3275m。
- ちなみに日本の車道の最高地点は海抜2876mの乗鞍観測所。ただし、関係車両以外は通行禁止。
- 省道14甲線の最高地点は3275m。
- 合歓主峰は海抜3416m
- 台湾百岳に数えられる北峰、主峰、東峰、石門山、西峰を始めとする多数のピークからなる群峰。
- 実は合歓北峰が一連の峰々で最も高く3422mある。
- 昔は軍事地区で民間人は立ち入り禁止だった。
- 今は逆に最も行きやすい高山。
- 台湾の高山では珍しく主峰、東峰や石門山は入山申請もいらない。
- 今は逆に最も行きやすい高山。
- 雪郷
- 台湾一の多雪地帯らしい。
- かつては台湾唯一のスキー場もあった。
- 台湾一の多雪地帯らしい。
- 台湾最高のホテル・松雪楼がある。
- 最高、海抜的な意味で。
- 元々は蒋介石の別荘。
八卦台地[編集 | ソースを編集]
- 別名、八卦山脈。
- 北の方は普通の丘陵、中ほどは尾根筋が平地の山、南の方は西側だけ急傾斜で東側は畑が広がる緩い傾斜になってる。
- だいぶ独特な地形。河岸段丘と断層の組み合わせで出来てるらしい。
- 北の方は普通の丘陵、中ほどは尾根筋が平地の山、南の方は西側だけ急傾斜で東側は畑が広がる緩い傾斜になってる。
- 低いながら、彰化県と南投県の県境をなす。
- 台湾高速鉄道で最長のトンネルがある。
- おそらく、地形的にそうせざるをえなかったというより、農地や市街地に造るより山の中にトンネル通した方が安上りだからって理由によるルート取り。
- 台湾名物・パイナップルケーキのふるさと。
八卦山[編集 | ソースを編集]
- 彰化市の裏山。
- 公園として整備されてる。
- 何といっても彰化大仏。
- 鎌倉の大仏の2倍近くある。
- 奥の方に行くと巨大な墓地がある。
- 草ぼうぼうで荒れ地みたいになってるけど、何とかならんのか。
- 台湾平定戦争における激戦地。
横山[編集 | ソースを編集]
- 八卦台地の最高地点。
- 尾根が平坦なエリアのちょうど南端。
- 麓に清水岩寺がある。
- 箱根観音の姉妹寺。
- なぜか隣に昆虫館があって、甲虫芸術祭を毎年やってる。
松柏坑山[編集 | ソースを編集]
- お茶の産地として有名らしい。
- 松柏嶺受天宮がある。
- 台湾の北極星信仰の中心地。
- 門前町は茶葉販売店だらけ。
草嶺山[編集 | ソースを編集]
- 山崩れ地帯。
- 地震とか水害でどんどん地形が変わる。
- 1862年、1941年、1942年、1979年、1999年に大規模崩壊してる。
- 同規模の地震があっても崩れたり崩れなかったりで油断ならない。
- ジオパークにもなった。
- 1999年の集集大地震であっちこっちに被害が。
- 新草山潭っていう湖ができた。
- 2004年の台風で決壊して消滅。
- その前の草山潭は1941年から1951年まであった。
- 岩盤が割れて滑って峭壁雄風ができた。
- 川の対岸からは、良くあるコンクリート吹付の斜面みたいでそんな凄そうではない。
- 横から見ると分厚い岩の塊が山の斜面になってるのが分かる。
- 新草山潭っていう湖ができた。
秀姑巒山[編集 | ソースを編集]
- 台湾三位の高峰。
- 台湾五岳の一つ。
- でも、五岳の中では一番地味かも。
- 玉山から10kmくらいしかない。
- この立地では主役は玉山で秀姑巒山は脇役になってしまうのも仕方ない。
- それだけに登山ルートもややきつめ。
- そもそも玉山の更に奥にある山。
- おかげで一番自然がそのまま残ってる。
- 玉山から10kmくらいしかない。
- でも、五岳の中では一番地味かも。
- 台湾東部最大の河川・秀姑巒渓の源流域。
- ただ、秀姑巒山から流れ出てるのは米亜桑渓とか馬霍拉斯渓とかの支流で、そういった河川が合流してから秀姑巒渓になる。
- なので、秀姑巒渓の本体は秀姑巒山とあんまり関係ない所を流れている。
- 馬霍拉斯は秀姑巒山の別名。
- 河口部には秀姑漱玉っていう真っ白な石灰岩がゴロゴロしてるけど、この石も秀姑巒山とは関係ない。
- 秀姑巒山自体は板状の泥岩で出来てる。
- ただ、秀姑巒山から流れ出てるのは米亜桑渓とか馬霍拉斯渓とかの支流で、そういった河川が合流してから秀姑巒渓になる。
玉山[編集 | ソースを編集]
- 台湾最高峰。
- 大日本帝国の最高峰。
- 当時の名は新高山。
- 日本列島方面のみならず、東南アジア方面や中国大陸方面から見ても、かなり突出した高峰。
- 東南アジア11ヶ国のうち玉山より高い山があるのは、ミャンマー、マレーシア、インドネシアの3ヶ国のみ。
- 中国でも3952m以上の山は、チベット、ウイグル、青海、甘粛、四川、雲南と中国西部の6省にしかない。
- 現在も日本の領土から見える最も高い山かもしれない。
- 与那国島の高台、例えば宇良部岳からなら理論上は見えそう。
- 本当にギリギリな上に、手前に馬博拉斯山(3785m)や丹大山(3325m)があるので、やっぱり見えない可能性もある。見えても特定は難しい。
- 与那国島の高台、例えば宇良部岳からなら理論上は見えそう。
- なので富士山とは友好山提携が締結されている。
- 1000台湾ドル紙幣の裏面
- 一般流通してる紙幣では最高額。
- ただし紙幣では最高峰とはいかず、より高額な2000台湾ドル紙幣の裏面は南湖大山となっている。
- 2000台湾ドル紙幣なんて、ほぼ見ないけど。
- だいたい西側にある排雲登山服務中心から登る。
- 服務って言うとお堅いイメージだけど、中国語だとサービスって意味なので、つまり登山サービスセンター。
- 登山口の時点で2600mあるし、登山道はよく整備されてるし、距離はあっても登りやすい山。
- 他のルートもあることはあるが、標高差やら距離やら通常ルートと比べると圧倒的にきつい。
- 登るには入園許可証と入山許可証がいる。国立公園の許可と警察の許可。
- 台湾の高山はだいたいそう。
- だいぶ面倒くさい。
- ニイタカヤマノボレ
- 平地からだと見えるところは少ない。
- 嘉義市からたまに雪を頂いた玉山群峰が見える。
- 先住民のツォウ民族の伝説では人類の始祖たる女神降臨の地。
- その後の大洪水でも玉山にいた人々はそこで生きのびることが出来たという。
- 関係あるのかないのか、玉山が希少種の宝庫であることから生物学者に「箱舟」と呼ばれることもあるらしい。
- ツォウ語で玉山はパトゥンクオヌ。
- 清代にはツォウ語名に漢字をあてて八通関山と呼んでいた。
- 今は玉山の北東に八通関大山があるのでややこしい。
- 清が台湾開発のために造った八通関古道が今も残る。
- 排雲登山服務中心から以外のルートっていうのはこれ。
- 秀姑巒山への登山だと八通関古道がメインルート。
- 清代にはツォウ語名に漢字をあてて八通関山と呼んでいた。
- その後の大洪水でも玉山にいた人々はそこで生きのびることが出来たという。
- 嘉義県・南投県・高雄市の境にある。
- 阿里山(嘉義県)や東埔温泉(南投県)が近いから前二つは納得。
- 高雄市ってあんなとこまで延びてるの?
- 高雄の北に台南があってその北に嘉義があって、嘉義の東に玉山があるってイメージなんだが。
- 高雄市内だけ通って玉山まで行けるかどうかもあやしい。
阿里山[編集 | ソースを編集]
- 玉山山脈の西に連なる山々。阿里山山脈。
- 断層で玉山山脈から分離された。
- 登山鉄道の山。
- 台湾紅檜の巨木群が見られる。
- そもそも阿里山林業鐡路が造られたのも、ここのタイワンヒノキやタイワンベニヒノキを運び出すため。
- 日本の数々の寺社がここの木のお世話になっている。
梅嶺[編集 | ソースを編集]
北大武山[編集 | ソースを編集]
- 台湾五岳のうち最も南の山。
- 南大武山もある。
- 標高2841mと3000mに届かないので台湾百岳に入ってはいないものの北大武山と対をなす名山。
- 西大武山もある。
- 1899mしかない。北大武山への登山路を横に逸れたとこにあるちょっとしたピーク。
- 北と南があるから西もあって良いだろくらいのノリに感じられる。
- 1899mしかない。北大武山への登山路を横に逸れたとこにあるちょっとしたピーク。
- 東大武山はない。
- 東側にちょうどいい山がないから。
- 北大武山を主峰とする一連の山々を屏東大武山と呼ぶので、東大武山と名付けちゃうと紛らわしいからというのもありそう。
- 大武祠が山頂付近にある。
- 石碑があるけど何だかよく分からない。横に看板があるので第二次大戦時の高砂義勇軍の勇戦と犠牲に対して立てられた碑だって分かる。
- もともとは大武山神社だったみたい。