宮城の言葉

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仙台弁の噂[編集 | ソースを編集]

  1. 仙台市内の若者は仙台弁を話さない。仙台弁は仙台以外の宮城県各地で使われる。
  2. 方言がフランス語っぽい。
    • 地域や人によって「へらいん」とすっきり発音する場合と「へぇらいん」と伸びる場合がある。
  3. おばんです=お晩です、の意
  4. 仙台に住む若者は「だっちゃ」=ラムちゃん&野ブタの彰語という認識が強いので、仙台弁だと知ると相当なショックを受ける。
    • ラムちゃんの言葉は、関西弁と仙台弁を混合して覚えたということがいわれているが、一説にはラムちゃんの「だっちゃ」は山口弁だという話も。
      • 新潟弁とする説もあり。作者の高橋留美子氏が新潟出身なので信憑性高し
    • 石巻方面では「だいっちゃ」とも。出来るだけ方言を話して地域に溶け込もうとしている県外出身者にとって、「だっちゃ」はともかく、「(だ)べっちゃ」は使うのに相当勇気がいる。赤面せずに普通に話すことができないのはムッツリだからか?
    • 本来「だっちゃ」という接尾語は自分と同格の相手に対して使う語である。自分より格上の人に対しては「~だすぺ」、格下の相手には「~だべ」と、相手によって使い分けられていた。
      • 「だっちゃ」の基本形は「んだっちゃ」だと思う。語尾形ではそんなに使うかなぁ
    • 「~だっちゃ」は佐渡島弁という話もある。
    • 作者曰く、「~だっちゃ」は井上ひさしの小説に出てくる言葉(仙台弁)をもとにしたらしい。
      • 「~だっちゃ」以外は作者の創作らしい仙台弁とラムちゃん
        • 「だっちゃ」は新潟県の佐渡島で使われる方言で有名ですよ。多分、仙台弁とは関係ない。「めぞん一刻」では新潟弁の婆さんも出てくるし、新潟出身の高橋留美子さんが仙台弁から「だっちゃ」を撮ったとは思いにくい。ちなみに山陰とか山口とかあちこちで「ラムちゃんの言葉はうちの地方の方言だ」とかいう主張はあります。
          • 高橋留美子自身が「だっちゃ」が故郷・新潟とは関係ないと言ってますよ。井上ひさしの小説に出てくる仙台弁から採ったようです。「高橋留美子が新潟出身だから佐渡弁由来」ってゆーのは、新潟の人が勝手につくった俗説です。
    • 「~だっちゃ」は仙台から北に行けばいくほど「~だじゃ」と短くなっていき、岩手・青森で使われている。
      • 「~だべ」のかわりに「~だじゃ」と使うことが多く、若者も無意識に話す。
  5. 「いづい」を説明するのがいづくてたまらない。
    • 服のタグがちくちくするなどの軽い違和感、不快感を表す便利な言葉。
    • 椅子や布団が体に合ってなくて落ち着かない場合などにも使える。便利。
    • 「いづい」を使いこなさなければ宮城県人ではない。しかし気仙沼人は「えんずい」と言う。
    • "フィット感が悪い"というかんじ。
  6. 語尾に「さ」もしくは「さ~」をつける。(東北弁ではなく仙台弁らしい) 例「あのね、私ね」→「あのさ~、私さ~」 でもって、それが標準語だと思っている。
    • 岩手のほうが、「さ~」の使用率高い。
    • 方向を表す「に」「へ」のかわりにも「さ」を使用する。 例「飯くいさいってくる」「ヨーカドーさいってくる」「こっちさこい」
    • 「~ね」より「~じゃん(じゃないか)」の代わりに「~さ」を使う印象。「そう言ったじゃん(じゃないか)」→「そう言ったさ」
  7. 「そうしたら」という意味の方言「したっけ」を標準語だと思っている。
    • 「~していたら」も「したっけ」。例:「遊んでたら→遊んでたっけ」
    • 仙台よりも盛岡(岩手県)で良く用いられる。
    • 北海道でも用いられる。
      • 北海道は開拓民の土地だから…もともとは開拓に入った東北人や新潟人の方言
  8. 県北の「佐沼」(登米市の中心地)や「小牛田」(こごた)のアクセント。地元民は尻上がりで、尻下がりは外来者の印象がある。
    • 兵庫県姫路市も似たような傾向があるらしい。
  9. 「ジャージ」を「ジャス」と呼ぶ。
    • 「学校指定の運動着」にのみ適用されます。それ以外の「ジャージ」は「ジャージ」のまま。
    • 「ジャージスーツ」の略だそうです。いいじゃん!
    • 仙南限定らしい。
    • 中年以上の人は特に「ジャス」の発言率が高い。年齢が上がると共に使用範囲も仙南から仙北、県北へと広がっていく。
    • 仙台大学の入試要項(持参物一覧)に「ジャス」とあり何のことだか分からなかった県外の受験生がジャージを持って来ず入試を受けられなかったとか……書くほうも書くほうだけど分からなかったら聞けっての。人生かかってるんだから。
    • 俺の恩師が仙台の中学校に在学していたとき、「ジャス」と発言したら周りの同級生に「ダサい」といわれて、いじめられたらしい。
  10. ゴミは、「投げる」もの。生ゴミは、「よごみ」。
    • 宮城出身の教師が東京に転勤し、割れたガラスを「早く投げなさい」と生徒に指示して、たいそう驚かれたらしい。
  11. 例題「いづぃーがらやー、居酒屋で靴下脱いでたっけ、投げらいだ」(何だか違和感があったので、居酒屋で靴下を脱いで楽にしていたら、その靴下を勝手に捨てられてしまった) 注意:靴下を投げつけられて決闘を申し込まれたわけではない。
  12. なぜだか沖縄方言と微妙な共通点がある。・事実を客観的に肯定する合いの手としての間投詞「宮:んだがら」「琉:だからよ」(用法同じ)・文末に接尾辞的につけて語調を整える「ハァ」(用法同じ):例)「宮:ぶんなげだハ=捨てちゃったよ」・口蓋化して「キ」が「チ」になる。「宮:おめーがチムタグか?」(おまえが自称木村拓哉か?)
  13. 石巻地域では、一人称は「おい」という。
  14. 仙南地区では「~したのわ?」という問い方をする。
    • 例:「今から帰るのわ?(今から帰るの?)」など。
  15. 動物名詞に「っこ」をつける。
    • 例:「うまっこ」「べこっこ」「こけこっこ」「べっちょこ」
  16. 「まんずまんず」
  17. 有名な鉄道ねた
    • 「もすこしだー、もすこしだー」「ここだー、ここだー」
    • 「死んで~、死んで~、落づる方が死んでから、お乗り下せい」
  18. 仙台市を境に、県北と県南で方言が分断される。
    • 県北はいわゆる東北弁。
    • 県南は福島弁・茨城弁・栃木弁に近い。アクセントが無い
    • 仙台弁はこれらのちゃんぽん。規則性皆無。あえていうならアクセントが無い。
      • 「○○だよ」の語尾が独特の濁り方をする「○○だよゎ~」
    • 石巻の人間ですが、角田の言葉はわかりません。
  19. ファーストフード以外の飲食店では、関東で標準となっている横文字が通じない。(by千葉県人)
    • (「イートイン出来ますか?」と若い女性店員に訊いたら、“何その単語?”みたいな表情された)。
    • 欧米か
    • eat-in は形容詞。まずは人間として正しい言葉の使い方を勉強しよう!(by帰国子女の東京人)
  20. ”いきなり”(訛ると”いぎなり”)は突然という意味だけではない。「あのラーメンいぎなりうめぇがった」=「あのラーメンは物凄く美味しかった」の意。
    • でもコジマ電気を始めとして「いきなり安い!」って表現を全国的に聞くけど、あれも仙台弁なの?
  21. 誰か”だれ”について解説して下さい。頂き物をした時など「なんだべだれ。きーつかわなぐでいがったのに」⇒「????気を使わなくて良かったのに」
    • 「あなた」の意。「まぁ、あなたって人は~」かと。感嘆詞?
    • 言う時は「なんだべだれ」ではなく、「なんだべあれ」が正解。
    • 言葉をつなぐために言ってるだけだから、あんま意味ないよ。「なんでしょ、まぁ。気を使わなくて良かったのに」くらいか
    • 主に「だ~れ~」(多く語尾上げ)という言い方で、間接代名詞からほとんど間投詞的に使う。標準語の「なに」に近い使い方。
    • 「他に誰が~するというのか(いやあなたの他にいない)」という反語の省略形かと。「なんということだ。他に誰がこんなことに気を遣うというのだろうか」
      • ちなみに「何いってんの」の意味の「だ~れ~↑」は「誰がそんなことをいうというのだ(いやお前以外誰もそんなこといわない)」
  22. 「~すか」という言い回しも実は仙台弁なのだが他の地方の人と喋っても「~っスか」という体育会弁だと思われるのであまり気付かれない。ていうか喋ってる本人も体育会弁との区別が付いてない。
  23. 「さしすせそ」がすべて「すすすすす」に変換されて話される。
  24. ベッドの中で甘い雰囲気になると女の子から飛び出す言葉。「いきなりお小水っちゃ」。宮城県民はぶっかけマニア。
  25. 江戸時代に伊達藩だった岩手県の県南、一関市から金ヶ崎町、気仙郡でも話されている。
    • 仙台の若い人たちでは使われなくなった仙台弁が岩手県の都市の若者で話されていたりする。
  26. 仙台弁といえばりゅん
  27. お年寄りとの意思疎通は難しい。目上の人には標準語、友達同士もおおかた標準語。でも一応他県民と方言トークはできる。(仙台育ち20代)

おもな言葉[編集 | ソースを編集]

  • 「かっちゃく」=掻く
  • 「ふっちゃく」=裂く
  • 「おだつ」=ふざける、いたずらする。禁止形は「おだづなよ」
  • 「おだづもっこ」=お調子者、いたずらっ子
  • 「かばねやみ」=仮病、横着
  • 「やろっこ」=男の子
  • 「しゃでっこ」=弟
  • 「うるかす」=(カレーを食べた後の皿等を)水に漬けておく、ふやかす
    • ひょーじゅん語に採用するべき言葉。「使った後の鍋やフライパンにこびりついた物を洗浄目的でたっぷりの水に浸して洗いやすくしておく」を他になんと表現するべきか
  • 「いずい」=身体的な違和感があって気持ちが悪い
    • あれ、「いづい」じゃないんですか?
    • これも、ひょーじゅん語にあってほしい言葉。あえていうなら、「積極的に痛い・痒い・苦しくはないけど、だいぶんなんとなくわずらわしい」かな。
  • 「ぬだばる」=腹ばいになる、だらしなく横になる
  • 「しずねぇ」=うるさい、騒がしい
  • 「がおる」=驚く、倒れる、臥せる、くたびれている。身体的な意味でさらに程度が進むと「がどれる」
    • あえて(勇ましい響きから?)ネタとして使ってる人間が多い印象。年配の方からはあまり聞きませんね
  • 「おがる」=生える、成長する、(髪などが)伸びる
  • 「ごっしゃぐ」=叱りつける
  • 「たがく」=もちあげる、抱き上げる
  • 「ねっぱす」=貼付ける(ctrl+V)
  • 「ちょす」=いじくる、さわる。例:「ちょすなよぅ、もぉー」訳:「いたずらしないで」
  • 「すっかける」=ちょっかいをかける
  • 「むつける」=拗ねる。おどけて、「むっつけわらす(童)ッこの!」などという。
  • 「ずら」=不精、ずぼら
  • 「〜しなきゃない」=〜しなければならない
  • 「だれ」=あなた
  • 「〜ごた」=感嘆詞。「はえごた=はやいなあ、お早いですこと」
  • 「〜ばり」=〜ばかり「寝てばりいる=寝てばかりいる」「今来たばりだよ=今来たばっかりだよ」、たった〜「なんだい、これっこばり=なんだよ、たったこれだけで」
  • 「おしょすい」=体裁が悪い、恥ずかしい
  • 「こわい」=つかれる ex.「あ〜ぁ、こえごたやー=あー、つかれたよ」
  • 「ぺろ」=軽食(主に麺類)
  • 「くっつい」「くっちい」=満腹だ。人に訊くときは「もうたくさん?」
  • 「たんぱら」=癇癪(かんしゃく)
  • 「めんこめくさい」=整った外見と言難いが(めくさい)なんだか愛敬があってかわいい(めんこい)。「キモカワイイ」の原点か?
  • 「あそこさかかってっべ!?」=「あそこに書いてあるでしょう!?」分解すると「書かれてあるべし」?自発的に何かが引っ掛かっているわけではない。
  • 「どけて!」=どいて! 強く言うときは「どけろッこの!!」
  • 「だっこする」=だっこされる。受動の場合も能動的な言い回しに含まれる。「おんちゃんにだっこすらいん=おじさんにだっこされなさい」。おんぶも同様。
  • 「おんこー」=県下すべての乳児が産まれてはじめて口にする言葉。
  • 「わけすたづ」=若者たち。若い衆たち。英語youngstersとはいとこ同士。
  • 「とかとかする」=(心臓が)どきどきする。
  • 「はかはかする」=はらはらして落ち着かない心持ちがする。
  • 「わらわらと」=準備などを手際よくする様子。意味的には「サクサク」が近い。
  • 「なんだりかんだり」=あれやこれや
  • 「おっぴさん」=ひいおばあちゃん
  • 「ほどんとっ」=殆ど。例:「ほんずづ、おあずまりのみなさんの、ほどんとは・・・」訳:「本日、お集まりのみなさんのほとんどは・・・」
  • 「おどけてねぇ」=ものすごく。たくさん。大変。例:「これ、全部食ったら、おどけてねぇど」訳:「これ、全部食べたら大変ですよ」
  • 「いづだりかづだり、どごだりかごだり」=いつでも、どこでも。
  • 「かだっぱり」=頑固者。
  • 「うろから」=うろうろ。例:「うろからしてねで、座らいんちゃ」訳:「うろうろしていないで、座りなさい」
  • 「わらわ」=一人称。主に神様が使う。
  • 「もぞい」= 弱い、おとなしい、かわいそうという意味らしいです。
    • 「もぞこい」= 愛おしい、も含まれる。
  • 「イカトン」= 「いかにもトンペイ」という意味で、「トンペイ生」(東北大生)のように理屈っぽく服装が野暮ったいという意味らしいです。所沢市北秋津でも使われていました。
  • 「あっぺとっペンなってっぺ屋」= あべこべ。
  • 「~(す)らい」=~しなさい。命令形。
  • 「ひずる」=冷やかす。おちょくる。
  • 「あんやほに」=なんてこった!、まったくもう!(英語でいうOHMYGOD!に相当)
  • 「らづもない」=とんでもない~・とてつもない~・えらい~。例:「らづもねぇく使えねぇ掃除機だ」訳:「とてつもなく使い物にならない掃除機だ」
  • 「まで」=作業が非常に丁寧。例「までに洗う(行動全般)」訳:「丁寧に洗う(行動全般)」語尾を延ばすと強調される「までーーーに」
  • 「むで」=作業が非常に雑、乱暴。例:「あいづはやっこどがむでなんだおなやー」訳:「あいつはやることが雑だからなー」
  • 「ほでなす」=「ほでなし」とも。馬鹿者。愚か者。例:「このぉー(プルプル)、このほでなすっこのっ」訳:「私はあなたにもっと賢明であることを望みます」