平均寿命/日本

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日本の平均寿命の噂[編集 | ソースを編集]

  1. 世界でもトップクラスに平均寿命が長い国として有名。
    • 男性は80歳。女性は86歳である。(総合83歳)
    • 順調に伸び続けている。男性82歳、女性88歳に達した。
  2. ただ近年は香港マカオモナコサンマリノアンドラには抜かされつつあり、ダントツの首位というわけでは無いようだ。
    • とはいえそれらの国は日本よりずっと人口が少ない上に非常に裕福な国として知られており、そもそも香港とマカオは独立した国家では無いので、「人口が多い独立国としては世界一」ということに変わりは無い。
      • そもそも香港以外は人口10万人にも満たない非常に小さな国である。
  3. 今の日本が世界に誇れる数少ない分野の一つだったりする。
  4. 日本人が長寿になったのは伝統的な和食のおかげ」という説があったが、現在は否定されている。
    • 和食は塩分や炭水化物が多く、逆にタンパク質が少ないためむしろ体に悪い。和食が優れているのは脂質が少ないことくらい。
    • むしろ高度経済成長によって適度に洋食を取り入れて肉を食べるようになったためタンパク質を十分摂るようになって長生きになったという説が今は正しいらしい。
      • 一応戦前も魚は食べていたはずだが…。
    • 和食が優れているのは事実。日本は地理・気候が影響して世界トップクラスに食材が恵まれているため。つまり日本人は昔も今も、色んなものを少しずつ食べているので栄養が偏らない。これで短命な方が詐欺である。
    • 食物繊維や乳酸菌が沢山摂取できることは再評価されている。欧米型の食生活になってから大腸癌や潰瘍性大腸炎などが増えた。
      • 食の欧米化で胃癌は激減した反面、他の癌は増加傾向となり、トータルでは…どうなんだろ。
  5. 実は日本の平均寿命が長いのは奇跡だったりする。
    • 労働環境が悪い企業が多い、夏が蒸し暑く逆に冬は地獄のように寒いなどむしろ不利な要素の方が多い説すらある。
      • 日本の冬程度で地獄などと言っていたらスカンジナビアやドイツ、ユーラシア北部、北米には住めない。
    • ある程度気候にメリハリがあった方がむしろ寿命は長くなる。夏に汗をかかないと新陳代謝が小さくなり、太りやすい。
    • 自然災害が多い点や(先進国にしては)福祉政策がお粗末である点も不利な要素か。
      • 現代では対策が出来ているので、自然災害関連死者数は少ない。
      • 欧州では一度の診察のために数ヶ月待ちがザラ(NHSなど)。さらに高齢化率が日本よりは低い癖に、感染症に医療機関が耐えられず自宅療養という名の放置を行う国が大半な中で「日本の福祉政策がお粗末」はないだろう。年金制度に問題はあるが。
    • 乳幼児死亡率も日本が世界最低。
  6. 時々「日本は老人の延命治療をしているから平均寿命が長い」というデマをばら撒く人がいる。
    • 日本は健康寿命も世界一長い。
  7. 専門家曰く、2040年ごろにはスペインに抜かされるらしい。
    • 女性はそうでもないのだが、男性の平均寿命の停滞が懸念されているため。未だ高い喫煙率と肥満率の上昇が理由だとか。
      • 但しスペインの今後も芳しくはないので断言はできない。
    • 西以外でも韓、SGP、ISR、伊、仏、CHE、LUX、加、豪、NZLあたりも日本を抜く可能性がありそう。
      • それ言ったら全ての国に可能性があると言えてしまうのだが。平均寿命の予測は人口予測に比べ難しく、外れ続けてきたので。
  8. 2020年に起こった某世界的流行によって平均寿命が縮まなかった数少ない国。日本の他には韓国、台湾、ニュージーランド、ノルウェーなど。
    • ただし2021年は縮んだ。
      • 一応フォローを加えると0.1歳程度の短縮なので、世界基準で考えたらマシな方ではある。
      • 20年は感染対策が他の病気にも効いたことで予想より平均寿命が伸び、21年の微短縮はその反動。未だ19年の水準を回復していない国が多い中で優秀な結果である。
  9. 国全体は毎年だが、都道府県・市区町村ごとの統計は5年(国勢調査)ごと。
  10. これから日本の平均寿命は低くなるという意見があったらしい。
    • 昔から言われ続けているが、実際は上方修正が繰り返されている。逆にアメリカやイギリスは大きく下方修正されるなど、平均寿命は意外と予測が当たりにくい。
    • 環境悪化の影響により「41歳寿命説」を唱えていた方もいた。
  11. 98歳以上の男性と103歳以上の女性は統計から除外されている。
    • たぶんそうしないと例えば広島では原爆の被害で戸籍は消失を免れたものの、死亡届が出されていないためいまだに江戸時代生まれが生きていることになっているとか。
    • 高齢者の戸籍問題(Max200歳までいた)でも影響が出なかったのはこれが要因。
  12. 時々、日本人の平均寿命が長過ぎることを理由に「日本での安楽死(尊厳死)を認めるべき」と主張する者がいる。
    • 彼ら曰く、「長生きしてもそんなに幸せじゃない」と思っている人が少なくない、という理由らしい…。
    • オランダのような安楽死容認国でも認められるには非常に厳しい水準があり、高齢化対策として持ち出すのは危険である。
  13. 人口1億人以上の国で平均寿命が80歳を超えているのは日本だけ。素晴らしい。
  14. 大相撲の力士の平均寿命は恐ろしいほど短い。
    • これは若い頃の過酷なトレーニングと高カロリーな食事が原因。
    • しかも番付が偉くなるほど短命になる傾向がある。
    • 力士に限らず、プロスポーツ選手は長生きする人が少ないと言われている(全くいないわけでは無いが)。体を鍛えているので健康なイメージがあるが、激しい運動によって相当なダメージも受けている人が多い。
  15. 「学歴が高い人ほど平均寿命が長い」という噂もあるらしい。
    • これは学歴が高いほど平均年収が高く、健康に気を遣う人が多いからと言われている。
      • また、学歴が高い人は比較的楽とされるデスクワークをする人が多く、逆に学歴が低い人は過酷で危険な肉体労働をする人が多いのも理由と言われている。
        • とは言え、オフィスで働いている人でもストレスがたまって病気になってしまうケースはある。
      • 勿論、学歴が中卒や高卒でも長生きする人はいるが。
    • なお、日本ではこれを語るのはタブー視されている。
  16. 上にも書いた通り、平均寿命というのは失敗国家とそうでない国を見分ける指標の一つになっており、ミニ国家や都市国家を除けば世界一の長寿国である日本は失敗国家では無いと断言することができる。
    • 時々「日本は失敗国家だ!」と面白がって言う人がいるが、平均寿命が短く乳幼児死亡率が高い本物の失敗国家に住んでいる方々がこれを聞いたらどんな気持ちになるだろうか…。もう少し考えましょう。
  17. 2011年には東日本大震災の影響もあって少し下がり、スイスに抜かされている(翌年に抜き返した)。

地域別[編集 | ソースを編集]

  1. 地方別で見ると南関東中部近畿が長く、逆に北海道東北、北関東、南九州が短いと言われている。
    • 特に長野滋賀は全国トップクラスである。
      • 沖縄はかつては長寿県として有名だったが、女性はともかく男性の平均寿命がかなり落ち込んでしまっている。
        • 沖縄は肉をよく食べるから長生きすると言われていた。
        • かつてスローフード、スローライフのおかげで長寿だったのがジャンクフードをよく食べるようになり、肥満率が上昇して長寿県から転落。
          • 今は沖縄の男性はむしろ下から数えた方が早い。女性もトップクラスでは無くなった。
    • 2022年の女性のトップは岡山でした。おめでとう!
    • 近畿でも和歌山は何故か短い。
  2. 逆に全国最下位常連は青森。運動不足(特に冬)、塩分の摂りすぎ、経済的にあまり豊かでないのが原因とされる。
    • 46位までの県は僅差な中で、青森は長年突出して最下位。と言っても0.5〜1歳の差だが。
    • 青森は魚介類やリンゴが美味しい県なのに、青森県民はカップ麺やジャンクフードが好きと言われている。
    • 青森は喫煙率も全国で2番目に高い。(1位は北海道)
  3. 北海道、東北、北関東が短いのは冬の寒さが、南九州は経済格差が大きいことが原因だったりする。それでも世界的に見れば十分長寿なんだけど。
    • 車社会で歩かないことも影響している。
    • 酒豪が多いことも平均寿命が短い原因の一つか。
    • 東北は子供(に限らないが)の肥満率も高いそうです…。
      • 「かつて飢餓に苦しんだ人が多いから子供に沢山食べさせる親が多い」「塩分や糖分が多い料理が多い」「肉をあまり食べない」などが理由か。
  4. 市区町村ごと(政令指定都市の区ごとも)の統計もある。
    • 上位は男性は所得の高そうな地域が、女性は沖縄が並ぶ。男性の最下位は大阪市西成区
      • 男性のみならず女性の最下位も西成区です。
      • 西成区(2015年のデータ)は女性は84歳程度でありそこまで短くも無いのだが、男性が73〜74歳とかなり短い。比較的マシな新興国より短い。
        • 工業地帯であり工場による大気汚染が深刻であること、トラックがよく通り騒音に悩まされていること、お世辞にも高収入とは言い難い日雇い労働者が多いこと、生活保護を受けている人が多いことが理由と言われているらしい。
        • 西成区のみならず大阪市全体の男性の平均寿命が短い。最もマシな天王寺区でやっと全国平均に並ぶくらい。
        • 他の市町村は短いところでも男性が77〜78歳くらいなので、西成区の男性が全国でも飛び抜けて短いことが分かる。
    • 男性のトップは横浜市青葉区
  5. (2022年時点)既にいくつかの県では明治生まれが全員鬼籍に入ったところも。

時代ごとの平均寿命[編集 | ソースを編集]

  1. 実は日本が世界一の長寿国になったのは最近のこと。昭和時代末期のことである。
    • 戦前は欧米列強に比べてかなり短かった。というのも赤痢やマラリア、結核などの伝染病のせいで早く亡くなってしまう子供が多かったためである。
      • 戦前は男女とも50歳を超えることは無く、女性が男性より1〜2歳程度長い程度だった。地域によってはむしろ女性の方が短いケースすらあった。
    • とはいえ戦前日本でも長生きした人は沢山おり、平均寿命が40歳未満だった武家時代ですら葛飾北斎や一休宗純などはかなりの長寿だったことで知られている。
  2. 日本人がまだ高度な文明を持っていなかった旧石器時代縄文時代の平均寿命は15歳程度だった。
    • 理由の1つ目は乳幼児死亡率が野生動物並みに高かったこと。2つ目は現代以上に出産が命懸けであり、出産前後に亡くなってしまう女性が多かったことである。
    • なお弥生時代古墳時代になっても平均寿命はあまり伸びなかったらしい。(20歳前後)
  3. 平安時代の平均寿命は30歳程度と言われているが、これは貴族だけで算出しているため。庶民はもっと短かった。
    • ちなみにその次の鎌倉時代は24歳程度。おそらく庶民も含まれている。
    • そもそも江戸時代以前の平均寿命は算出方法がバラバラなので現代に比べて非常に不正確である。
  4. 江戸時代の平均寿命は30〜40歳くらいらしい。
    • 天然痘や麻疹、梅毒、コレラ、インフルエンザなどの感染症の流行していた他、脚気という病気も流行っていた。
      • 都市部ではおかずが少ないのに玄米では無く白米を食べる人が多かったためビタミンB1が不足して脚気になる人が多かったのだとか。
        • なお葛飾北斎はソバを食べることで脚気を予防していたそうだ。
  5. 太平洋戦争の頃に30歳近くまで落ち込み、一時的にインドエチオピアをも下回り世界最低水準になった。
  6. 日本人の平均寿命を引き上げてくれた最大の功労者は岸信介首相(安倍晋三氏の祖父)だろう。
    • 彼が国民皆保険制度を導入してくれたおかげで金持ちだけで無く庶民も気軽に病院に行けるようになった。この功績は大きい。
    • さらに後継の池田勇人や佐藤栄作(岸信介の弟)が高度経済成長を推進してくれたのも大きかった。

著名人と平均寿命[編集 | ソースを編集]

  1. 歴代の内閣総理大臣だと90年以上生きた人は東久邇宮稔彦王(享年102)、中曽根康弘(享年101)、村山富市(2022年3月時点で98歳)、鈴木善幸(享年93)、清浦奎吾(享年92)、西園寺公望、海部俊樹(共に享年91)、片山哲、岸信介、福田赳夫(3人とも享年90)がいる。
    • 85年以上までに拡大すると松方正義、吉田茂(共に享年89)、石橋湛山(享年88)、宮沢喜一(享年87)、福田康夫(2022年7月時点で86歳)、森喜朗(2022年7月時点で85歳)も長生きと言えるだろう。
    • 福田氏は親子共に長生きしている。
  2. 戦国武将は意外と長生きした人が多いらしい。あくまで当時としては、の話だが(当時の平均寿命は庶民は30歳前後、身分の低い武士は40歳前後だった)。
    • 真田信之は90over、北条早雲や島津義弘、尼子経久などは80over、織田長益(信長の弟)や毛利元就、徳川家康などは70overだった。
      • 伊達政宗、豊臣秀吉、柴田勝家、前田利家なども60overである。
        • 天海に至っては(諸説こそあれ)100歳以上まで生きたとされる。
      • 医療技術が現代日本に比べてかなりお粗末だったことを考慮するならば超人と言っても良いレベル。
    • 本能寺の変で亡くなった織田信長ですら49歳まで生きており、当時としては普通かむしろ普通より少し長生きだった。
      • ただ信長は塩分や糖分が多い食事を好んでいたため何らかの生活習慣病を患っていた可能性が非常に高く、仮に本能寺の変が無かったとしても家康などのように長生きできた可能性は低かったと思われる。
      • 武田信玄(享年53)、上杉謙信もそのくらい。信玄は肺結核又は胃がん、謙信は塩分の摂りすぎによる脳出血が死因と言われている。
      • ちなみに弱いほうのオダと呼ばれた小田氏治は享年69。信長よりも20年も長生きしている。
    • それゆえ斎藤道三ように親子二代説が出てきているケースもある。
      • 北条早雲も二回り下(64歳没)説が有力。
    • なお戦国時代の平均寿命は実際にはもっと短かったという意見もある。(国内情勢が混乱しており乳幼児死亡率が非常に高かったため)
      • 20歳時の平均余命と考えるとまさしく「人間五十年」といったところ。
  3. 昭和天皇は87歳まで生きられた。
    • 2021年に平成の天皇陛下(上皇さま)がお父上様の記録を抜いた。
      • 確実な記録が残っている歴代天皇で80年以上生きられたのはこの2人だけ。
        • 他にも後水尾天皇、陽成天皇、霊元天皇も80年以上生きたらしい。
    • 古事記や日本書紀に登場する伝説上の天皇だと130歳を越えるご長寿天皇も多数いらっしゃる。
      • 昔は春で1年、秋で1年(つまり今の半年が1年)と数えていたのでこの様になった説がある。
  4. かつては「善人は早死にし、悪人は長生きする」と言われていたらしい。
    • 今でも政治家はそう言われるらしい。
    • 統計学的なデータは無いが「左翼は長生き、右翼は早死にする」という噂もあるらしい…。
      • 村山富市氏は歴代の日本の首相の中で3番目に長生きしている。なので「左巻きは長生きする」という風潮が生まれたらしい。
        • 村山元首相は大分の漁師の息子であり、政治家になる前は家業の手伝いをして体を鍛えていた。また、政治家になってからも贅沢をせず、質素な生活を送っていた。
          • 政治家としての評価はお世辞にも高いとは言えない村山氏だが、健康法は見習いたいものである。
        • 日教組とコネがある輿石東氏(2022年5月時点で86歳)も長生きしている。
        • 2018年に亡くなった野中広務氏も92歳まで生きた。
      • もちろん右派とみなされる政治家でも先述の岸信介氏や中曽根康弘氏のように長生きするものもいるが・・・。
  5. 江戸幕府の征夷大将軍で最も長寿だったのは徳川慶喜で76歳。次点が家康。
    • 慶喜が長生きしたのは体を鍛えていたのと多趣味だったことが大きい。
    • 60Overは家斉、吉宗、綱吉、家慶。50Overは秀忠と家宣。
    • なお歴代徳川将軍(全15人)のうち約半分(7人)は50歳になる前に亡くなっている。
  6. もっとも生命力がなければ大業を成しえないというのもあるにはある。
    • 例えば伊能忠敬がもし50で没していれば単なる佐原の一商人でその生涯を終えていたことだろう。
      • 徳川家康も50で没していれば秀吉に領土を解体させられていたかもしれない。

関連項目[編集 | ソースを編集]

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