徳島の言葉
阿波弁の噂[編集 | ソースを編集]
- トイレのことを「べんどころ」と呼ぶのを流行らせようとした集団がいたらしい。もちろん定着していない。
- よく、「いけるで?」と言うと「いけるいける」と言う。県外人はどこに行くのかと思うが徳島の場合はそうじゃない。大丈夫と言う意味だ。
- イケメンはいける麺、イケテルは人名。大丈夫な男はイケメン。
- 頭に関して何か患うと「頭いける?」と言われる。言われるとむかつく人が多すぎるが、「いけるいける」と返す。
- ちなみに、大阪でも同様の意味で使われます。
- 料理に関して「いけるか?」と聞かれたが、「いける」と答えても優・良・可の可の評価にしか感じられなくて答えにくい。あくまで個人的、には。
- 強調したいことをいちいち2回言うので県外人にとってはうっとうしい。
- イクイク、アルアル、眠い眠い、寒い寒い、シメシメなど。
- その影響なのか、徳島の信号機の矢印は同じ方向を2現示している所が多い。「←←」
- ひつこ過ぎる矢印信号機。しかし徳島人にはごく普通の風景にしか見えない。
- ハガイタラシイは歯が痛らしいではない。=「憎たらしい」=「ムカツク」
- 「入れる」を「はめる」という。(例)車にガソリンをはめる
- たむろしてる所に徳島の女の子が来て「なあ、うちもはめてー」というので県外人は赤面する。
- 「どちらいか」は、別れる時の合言葉。
- 「とても~」に当たる言葉がやたらに多い。
- ごっつい、ごっつう、むっちゃ、めっちゃ、こっぱ、えらい…等。
- 「めっさ」も。
- ごっつい、ごっつう、むっちゃ、めっちゃ、こっぱ、えらい…等。
- 言い易くする為に小さい「っ」をよく入れる。
- 例:松茂=まっしげ、小松島=こまっしま、松山=まっちゃま、年寄り=とっしょり、松茸=まったけ、洗濯機=せんたっき
- 「小松島=こまっしま」などは、松屋町を“まっちゃまち”と発音する大阪人と同じ感覚。
- 「たっちぇ」もある。
- 阿波弁には世界一短い言葉が存在する。
- その言葉とは「かー」。阿波っ子の間ではこれだけで会話が成立する。
- (ものを)くださいという意味。例 鉛筆かー(鉛筆ください)
- 「かー」「かーよー」「か」(いずれも、くださいの意)
- 「やー」「やんそー」(いずれも、あげるの意)
- 上記を踏まえると、「か」「や」という会話が成立する。
- 基本的に関西弁のイントネーションなので、東日本人には徳島人と大阪人の見分けが付かない。
- 日本屈指のマイナーな方言なのにもかかわらず、全く衰えをみせない。
- むしろ徳島では標準語の方がマイナーな存在。標準語で喋っている人は9割方、変な目で見られる。
- そのため、徳島生まれ徳島育ちの私が初対面の徳島県人に「東京の人ですか」と必ず聞かれる。
- 観光客はあまり来ない、大企業の支店も殆ど無いので転勤族もあまり来ない、そして交流の盛んな地域は独自色の強い大阪。ある意味徳島は、日本で最も標準語を聞く機会の少ない県とも言える。
- 最近は関西でも「○○やねんけどさ~」とか「むっちゃやばくない?」等といった東京の言葉が流入しつつあるので、もしかしたら徳島は日本で最後の「東京言葉非汚染地域」かもしれない…。
- むしろ徳島では標準語の方がマイナーな存在。標準語で喋っている人は9割方、変な目で見られる。
- 徳島の男性は阿波弁を喋る女性に萌える。
- これは阿波っ子の遺伝子にそう組み込まれているので、どうしようもない。
- 他県民が聞くと気が強そうなカカア天下の女性に見えるらしい。
- 最近、大阪弁混じりの阿波弁を喋る人も増えて来た。
- 大阪弁に影響を受けまくりの徳島だが、けん(から)、じょ(よ)、でぇ(じゃん)は頑なに使い続けている。
- 実は男性(じゃ、や)と女性(じょ、よ)で方言にれっきとした性差がある。「でぇ」も女性言葉で男性は「で」で伸ばさない。
- 大阪弁に影響を受けまくりの徳島だが、けん(から)、じょ(よ)、でぇ(じゃん)は頑なに使い続けている。
- もともとそれぞれの地域差が大きい言葉だったせいか、他地域出身の親戚や家族が何気なく使っている言葉がわからない事がある。
- 月曜から夜ふかしでやっていたが、昔はじゃんけんの掛け声が川を隔てるごとに異なっていたの事。
- 基本的に徳島人は中学生位まで「日本語=阿波弁」だと思っている。
- 標準語はテレビや教科書専用の言葉だと本気で信じていたりする。
- むしろ阿波弁で書かれた教科書がある。
- ↑実話。小学校の道徳の教科書が、人物の台詞「会社いっきょんじょ(=会社員です)」など、阿波弁丸出し。しかし当時は、それが阿波弁であるとの認識すらなかった。
- むしろ阿波弁で書かれた教科書がある。
- 標準語はテレビや教科書専用の言葉だと本気で信じていたりする。
- 阿波弁には敬語表現がほとんど存在しない。
- これは和歌山弁と同じである。
- 語尾に濁音がやたら多い。
- 「行くで?」(行きますか?)「行こうだ」(行こうよ)「行くじょ」(行くよ)
- 伝統的京阪式アクセントを使うが、ほとんどの県民は自覚がない。
- 阿波弁のアクセントは上方古典落語のアクセントに近いらしい。
- 四国他県も一応京阪式アクセントの地域に属するらしいのだが、明らかに阿波弁とはイントネーションが違う。
- 県東部や南部の沿岸部ではもう既に大阪のアクセントが多数派をしめているらしい。
- 長いものは短略す(大阪弁の影響が強い)。
- 「短く略す」ってことやな。
- 計算ドリル → 計ド
- 漢字ドリル → 漢ド
- フジグラン → フジグラ(ンが消えただけ)
- なんか電線会社みたい。
- 考える算数 → 考算(かんがさん では無く かんさん)
阿波弁単語集[編集 | ソースを編集]
- 「せこい」=「疲れる」「苦しい」「しんどい」
- 「つまえる」=「片付ける」
- 「ほおる」=「捨てる」
- 大阪で多用される「ほかす」も充分通じる。
- 「ほんま」=「本当」
- 使用例:ほれほんまか!?
- 「うちんく」=「我が家」「我が場所」
- 「おまはんく」=「お前さんの家」「お前さんの場所」
- 略して言うと「おまんく」になる。
- 「~やけん」=「~だから」
- 県西部では、「〜やきに」となる。
- 「~じゃ」=「~だ」
- 「ほぅじゃけんど」「ほなけんど」=「そうだけど」
- 「~しとる」「~しとう」=「~している」(過去に~を完了している)
- 「~しよる」「~しよぅ」=「~している」(現在も~を継続している)
- 「こまい」「こんまい」=「小さい」
- 「よんみょった」=「読んでた」
- 「きっきょった」=「聞いてた」
- 「はなっしょった」=「話してた」
- 「しゃべんりょった」=「喋ってた」
- 「むつこい」=「脂っこい」
- トークの最後に必ずJoをつける。なぜか女性に多いんJo。
- 「いける」=「大丈夫」
- 「死んによる」=「死ぬの現在進行形」おそらく世界唯一。
- 英語にも“dying”(死に向かいつつある)という表現がある。
- 以前そうやって突っ込んだら、それだと「死ぬ」という動作が進行しているのじゃなく、「死」に向かっているので生きているから違うと(死んによるは世界唯一と言った人から)聞いた。「dying」とは意味が違うと。生きてもなく死んでもなく死ぬの真っ最中。
- ↑10年前の話だが確かこんな感じで当時納得できなかった。某有名塾の先生(授業そっちのけで相対性理論がどうだとかリニアモーターカーは50倍空気が汚れるとか化学肥料やめたら多くの人が餓死するとか当時本当かどうか確かめられない中学生相手に脱線話ばっかりしていた)との会話にて。
- 以前そうやって突っ込んだら、それだと「死ぬ」という動作が進行しているのじゃなく、「死」に向かっているので生きているから違うと(死んによるは世界唯一と言った人から)聞いた。「dying」とは意味が違うと。生きてもなく死んでもなく死ぬの真っ最中。
- 徳島以外では使われないので非常に説明しにくいが、「おまえはもう死んでいる」は死んだ状態で、「死ぬ」という動作が行われ続けているわけではない(「死ぬ」が終わって次に移行している)。「死ぬ」という動作が現在進行していること自体が多分ありえないからいい意味でイカレていると思います。
- 数学っぽく言うと「死ぬ」は「点」、「死んでいる」は「線」?「死んによる」は「線」…?だから本来ありえない使い方?誰か明快な答えを希望します。
- 小学生のころ港などで死にかけの(ピクピクしたり、干からびてすでに死んでそうな)フグが打ちあがっているのを見て、「うわっ、こいつ死んによる!!」と言ったことはしょっちゅうありました。
- 徳島だけ!?何でやねん。兵庫県でも普通に「死による」と言うし、進行形の「よる」を使う地域では普通に言うだろ。。何言ってんだよ何が世界唯一だ。。。。
- 意味が違うだろう。「死による」って言ったって、「もうすぐ死によるわ」みたいに使うから、『dying』だけど徳島は「死ぬ」の現在進行形。中一で習ったはずだが。
- 英語にも“dying”(死に向かいつつある)という表現がある。
- 「あるでないで」=「あるじゃないか」
- 有るのか無いのかさっぱり。
- ちなみに「ある訳ないじゃないか」の場合は「あるかいだ」になる。
- どうやらあの某集団の名前は阿波弁に由来していたようである。
- 「マケマケいっぱい」=「こぼれそうなほどたくさん」=「表面張力状態」
- 「アババイ」=「まぶしい」
- ↑3つは阿波弁の代表。覚えておいて損はない。踊らにゃ損損♪
- I have a bikeアイ ハブ ア バイクつなげてアイ ハバ バイクになるのをアババイバイクと覚えている。
- 「かんまん」=「かまわないですよ」
- かまんかまんと2回言うことが多い。
- 「えっとぶり」=「久しぶり」
- 「ごじゃ」=「余計な事」
- 間違える(た)ときにも使う。
- 使用例:この書類まんでごじゃばっかりやわ。
- 「どくれる」=「駄々をこねる」
- ↑のは間違い。正しい意味は「すねる」
- 「たおる」=「曲がる」
- 「まがる」=「邪魔になる」
- 使用例:この箱まがるけん、あっこつまえといて。
- 「あっか」=「駄目に決まってるじゃないか」
- 「そんなの駄目に決まってるじゃないか」という長ったらしい言葉が、阿波弁なら「ほんなんあっかだー」で終わる。
- 「あかん」=「駄目」
- 「あっか」と「あかん」を上手く使い分けられる様になれば、あなたも立派な阿波っ子です。
- 滋賀人も使い分けられたりする。
- 「あっか」と「あかん」を上手く使い分けられる様になれば、あなたも立派な阿波っ子です。
- 「おもっしょい」=「面白い」
- 「めぐ」=「壊す」
- 決して人の名前ではない。
- ちなみに過去形にすると「めげた」になる。
- 「めげた」は「めげる」の過去形では?
- 「めぐ」の過去形は「めいだ」では?
- 「めいだ」=「壊した」、「めげる」=「壊れる」、「めげた」=「壊れた」、「めがれる」=「壊される」、「めがれた」=「壊された」
- 「ようけ」=「沢山」
- 使用例:えらいようけ並んどんな~。
- 「ぎょうさん」「たんと」「あほほど」は類義語。
- 「かく」=「運ぶ」
- 使用例:ちょ~、この机かいて~。
- 別に「机を描いてくれ」と言っている訳ではない。
- 基本的に、2人以上で大型の物を運ぶ時の協力要請に使われる。
- 使用例:ちょ~、この机かいて~。
- 「しゃんしゃん」=「素早く」「早く」「さっさと」
- 「へらこい」=「ずる賢い」「要領が良い」
- 使用例:自分、ほんまへらこいやっちゃな~。
- 「たっすい」=「しょうもない」
- 「汽車」=「鉄道全般」
- 電車もモノレールも地下鉄も徳島人にとっては全て汽車なのである。
- 小学生以下だと、電車という単語を知らない子も多い。
- 電車もモノレールも地下鉄も徳島人にとっては全て汽車なのである。
- 「いぬ」=「帰る」
- dogではない。
- 「~しな」=「~の途中」
- 使用例:いにしなにパン買うて来てな。
- 「もんた」=「戻った」
- 「みのもんたが戻った」を阿波弁にすると、「みのもんたもんた」になる。
- 「つべくそ」=「余計な事」
- 使用例:つべくそせられん!
- 生まれも育ちも徳島の人なら、絶対一回はこのセリフで怒られた事があるはず。
- 使用例:つべくそせられん!
- 「おちょくる」=「馬鹿にする」「からかう」
- 使用例:お前、わいん事おちょくっとんか!
- 「めいぼ」=「ものもらい」
- 言い易くすると「めぇぼ」
- 徳島で「ものもらい」という言い方は全く通じないのでご注意下さい。多分病院でも通じません。
- 「あくち」=「唇の両端」
- 「あくちが切れる」とは口角炎の事を指す。
- 「おじみそ」=「怖がり」
- 「おじゅっさん」=「お坊さん」
- 若い人も使うが、特に年配者が多用する。
- 「すいぃ」=「酸っぱい」
- 「ぱっぱ」=「おんぶ」
- 「おみいさん」=「おじや」
- 風邪をひいた時はこれに限る!
- 「こんこ」=「タクアン」
- 「いたつけ」=「蒲鉾」
- 「カツ」=「フィッシュカツ」
- トンカツはそのまま「とんかつ」。
- 「やりこい」=「柔らかい」
- 「やりこ~」とも言う。
- 使用例:うっわ。やりこ~。なんやコレ?
- 「とろこい」=「どんくさい」「のろい」
- 使用例:なんしょんな前の車、とろこいやっちゃな~。
- 「おげった」=「うそ」
- 使用例:なにおげった言よんな。
- 「ちゃう」=「違う」
- 使用例:コレ、注文したんとちゃうやん。
- 「めっさ」=「とても」
- 「ごっつい」「ごつい」も同義語。
- 「よぅせん」=「できない」
- 「〜だろがいや」=「〜でしょう」
- 主に、県西部で、強く念を押すときに使用される。「だろ」+「がい」+「や」に分解できると思われる。
- 「ねぶる」=「(舌で)舐める」
- 「こそばい」=「くすぐったい」
- 「ほれ」=「ばか」=「あほ」
- ニュアンスは、関西における「あほ」、関東における「ばか」のそれに近い。
- 逆のきついニュアンスにするには「どぼれ」、「くそぼれ」、「どくそぼれ」等とする。
- 「へち」=「はずれのほう」
- 紀伊半島南部の「中辺路」とかと同語源。