情報セキュリティマネジメント試験

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情報セキュリティマネジメント試験の噂[編集 | ソースを編集]

  1. 最近始まった情報セキュリティマネジメント試験は表向きは基本情報と同じ階級とされているが、数学や開発に関する問題が少ないため、実際の難易度は基本情報よりだいぶ低い。
    • 初回の合格率は80%以上であり、国家試験とは思えないほど合格率が高かった。運転免許でもここまで高くない。
      • 最近は合格率50%程度に落ち着いてはいるが、それでも十分高い。
    • ただし開発系の問題が少ない分、マネジメントに関する問題が強化されている。また、基本情報と違って午前免除が無いのと、午後の問題文がめちゃくちゃ長いため、人によってはむしろ基本情報より苦戦する場合もある。
    • 歴史が浅い試験だからか、午前は過去問の使い回しがあまり無く、午前免除制度も無いため、基本情報とはまた違ったベクトルの難しさがあるイメージ。
    • 受験層として、意外とオジサンが多いイメージがある。
      • IoT時代となってモノがインターネットに接続できるようになった昨今、プロダクト製品にネットワークセキュリティ対応が求められる(義務化される)ことになった背景から、改めて勉強に取り組まざるを得ない技術者系中年層が多いのだと思われる。
  2. 一度だけ午後のボーダーラインが引き下げられたことがある。本来は60点が合格基準点だったのが、2019年秋の試験のみ46点に引き下げられた。
    • アマチュア向けの試験にしてはあまりにも問題が難し過ぎて、そのままの基準だと(最低レベルとはいえ一応プロレベルの)基本情報と同じくらいにまで合格率が下がってしまうため、特例で基準点を下げることとなった。
  3. 昔は一般ユーザー向けのセキュリティに関する区分として情報セキュリティアドミニストレータ試験(セキュアド)なんてのもあった。ただし難易度は今のセキュマネよりもずっと高かったとか。
    • セキュアドは年1回しか試験がなく、午後が記述式だったため。
  4. 出題範囲が狭く、経営戦略に関する問題があまり出ないため、人によってはITパスポートより簡単らしい。
  5. 受験者数は同じ階級である基本情報の半分にも満たない。
    • エンジニアを目指す人間はこの試験は受けずに、基本情報を受験するケースが多いため。
      • ただしアルゴリズムが苦手な人の場合は、セキュマネに合格してから(基本情報をスルーして)応用情報に進むケースもある。
    • また、知名度的にも同じユーザー向けの区分であるITパスポートと比べるとかなりマイナーである。
  6. 基本情報とは対照的に、受験者・合格者は30代以上が多い。逆に20代以下の若者はほとんどいない。
    • 上記にあるように、セキュリティに関して改めて勉強に取り組むこととなった中年のエンジニアが多いのが理由だと言われている。また、逆に若年層はこの試験を飛ばしていきなり基本情報に挑戦する者も多いため。
  7. 情報セキュリティスペシャリスト試験と名前が似ているが、難易度は全く比較にならない。
    • だからセキュマネ合格後に(基本情報はともかく)応用情報すら飛ばしていきなりセスペ(今の情報処理安全確保支援士試験)を受けるのは勘違いもいいところである。
  8. 出題範囲が狭い分、セキュリティ分野に限定すれば基本情報より難しい。「セキュリティに限ればスキルレベル2.5」と揶揄する人もいる。
  9. 試験の略号はSGで、英語名称はInformation Security Management Examinationである。
    • 後述のITサービスマネージャ試験との重複を避けるためにこうなった。
  10. 午前は50問・1問2点、午後は1大問当たり約10問×3大問=約30問・1大問当たり33.4点。
  11. ITパスポートがIT業界の原付免許、基本情報がIT業界の普通免許ならば、セキュマネはIT業界の小型特殊免許かな?
  12. 基本情報と同じく年2期間から1日だけ受験できるCBT形式であるが、それより後かつ短い期間(春季6-7月受付→7月実施・秋期11-12月受付→12月実施)で行われる。
  13. 午後は選択問題が一切無く、全て必須解答である。
    • これは全ての区分の中で唯一である。
  14. 最初の試験は2016年(平成28年)4月に実施されたが、九州地方(沖縄を除く)では諸事情により実施されなかった。九州では同年の10月が最初の試験となった。
  15. この区分が新設されてから、エンジニア志望でない人間はITパスポート試験に合格した後に次のステップアップとして基本情報の代わりにこの試験を受けることができるようになった。
    • 2015年度まではITパスポート試験合格後に次に受ける試験と言えば基本情報であり、これはアルゴリズムが苦手な人にとってはなかなかの難関試験だった。どうしてもアルゴリズムが苦手という人の場合は基本情報を飛ばしていきなり応用情報に挑戦するという暴挙に出るなんてこともあったが、セキュマネ新設のおかげでエンジニア志望でなければ基本情報を回避するというルートも新たに追加された。
      • 勿論、エンジニア志望の人間にとっては基本情報は通過儀礼である。(自信がある人なら基本情報を飛ばしていきなり応用情報に行っても良いけど)
    • このため、ITパスポート試験の合格証書と一緒にこの試験の案内が送られてきたり、参考書には「ITパスポート試験合格レベルの知識がある方なら、セキュリティの知識を補強すれば手が届きます。範囲がやたらと広い基本情報技術者試験よりもずっと合格しやすい試験です。次を目指すなら、まず情報セキュマネです」(岡嶋裕史「ITパスポート合格教本」技術評論社)などとある。
    • ただしセキュマネ合格後に応用情報を目指す場合は、セキュマネではあまり問われなかった数学や開発に関する内容も勉強しておく必要がある。
  16. 公式サイトにはこの試験の対象者として「情報技術の安全な利活用を推進する者」とある。ここだけ読むとCIO直属の情報セキュリティポリシーだとかを作る部署に見えるが、案内パンフレットだと個人情報を扱う社会人、つまり範囲がかなり広く想定されている。
  17. 基本情報やiパスなどと異なり、学生にはあまり人気の無い区分である。
    • 基本情報にはある午前免除の講習がセキュマネでは実施されていないのも、おそらくこれが原因だろう。

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