懐古ファン

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  1. とにかく今の流行を批判することに余念がない。
    • 必ず「昔の方が良かった・・・。」「これだから今は・・・。」といつも現在の状況について嘆く。
      • もともと好きだったものがなんらかのきっかけ(ドラマや映画が多い)で流行化し、敷居が下がる代わりににわかや無責任なメディアのせいで誤解が広まり、心無い偏見に晒されたときにはそうなる。
      • 技術の革新や価値観の変化によって不要になってしまったものを嘆く。
      • その割には、昔の物を残そうという感じは無い。
    • 今の良い点を見出そうとしない人が大半。
      • 実はその良い点を享受はしているのだが、日常の一部になっているので気付いていない。
        • 気づいたとしても、気づいていないふりをしているかもしれない。
      • 近現代史を学んだような人ならかえって現在の利点も見出せるような気がする。
    • どうでもいいが「懐古」って言葉に今を貶めるような意味はない。
      • 今を貶めてばかりの人に対する差別用語でもない。
        • 昔の方が素晴らしいという意味もない、多分。
    • 「若者の○○離れ」という言葉を使いたがる。
    • 日本のレトロ趣味はあくまでポップカルチャーが原点なのであまり批判的な側面は濃くない気がする。
  2. 年代はかなり上の方の人が多い。
    • ただし、例外(年齢層が下の人)があるのは言うまでもない。
      • 父親や祖父の影響を受けると昔の物が好きになりやすい。
        • 特に高度成長期を実体験した人を親に持つと(自分みたいに)
      • 若い人でも、たまたま昔の物に触れてはまったり等。
        • 度を超すと自分が生まれてもいない時代の雰囲気を分かった気になってしまう。
          • 懐かしの映像を観すぎて、生まれる前〜生まれてすぐの時代なのにリアルタイムを知っているような気分になりがち。
    • 定義付けは様々。
  3. にわかファンと同じくらい多そうなファンである。
  4. 2ch風に言えば「懐古厨」。
  5. ファンになる対象物の継続年数が長いと、どこかで新規ファンと対立する。
    • こち亀は良い例。
    • ニコニコ動画で新しいネタを付与されるのを拒絶する。
      • 結果、大百科におけるそのネタの項目で「不快になる人もいるので使用には注意しよう」という萎える一文が足されてしまう。
  6. おっさんホイホイに弱い。
  7. 地理ファンのうちで市町村合併で消えてゆく地名を惜しみ、ひらがな市町村名や合成地名を憎む人たちや、鉄道ファンで廃線跡大好きな人たちもこの要素を含んでいる。
    • どんな地名も最初は瑞祥。今の市町村ページで「これも合成地名。ハア…」とかいちいち書いて回るような輩がなんとも滑稽。
      • そうやって「滑稽」と切り捨てて牽制する事により縁もゆかりも無い地名をゴリ押されるのも考えものだが。何も無い所に新しく地名を与えるならともかく。
        • 「えーマジ瑞祥!?」「キモーイ」「瑞祥が許されるのは最初までだけだよねー」「キャハハハハハハ」
  8. 平成の世における昭和ファン、昭和の世における明治大正ファン。
    • 要は保守派の一種。
    • 令和の世における平成ファン。
    • 旧共産圏では社会主義時代のファン。
  9. でも、今の便利な生活を捨てるつもりはない。
    • インターネット発達で愚痴をこぼす
      • そこでふと、「インターネットがなかった時代はよかったな・・・」と思ったりもするらしい。
    • 兼好法師がおそらく日本最古の懐古ファン。
  10. ゲームファンとしてはリメイクや続編を全面的に否定する。
    • どのようなメジャーなタイトルでも新作の悪い所をねちねちと上げては「オリジナルは良かった」
      • 難易度が下がれば「ゆとり仕様」とこき下ろす。
    • その持論をどのコミュニティでも振りかざし、荒れる原因を作る。
      • そのため、当該コミュニティでは「お懐古様」のご機嫌を損ねないようにする事が求められる…要は腫れ物扱い。
    • でも実際オリジナルをそこまでやり込んでいるわけではない人が多い。
    • 映画やアニメなどでも同じような傾向が見られる。
    • その反面昔の怪作や迷作を現代でリメイクしたらどうなるかを妄想することもある。
  11. 嫌いな映画はもちろん「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」
    • 「20世紀少年」もだと思う。
    • しかし、今や自分がこの映画で否定された懐古になってしまったと自覚している本作品のファンは少ない。
  12. 好きな映画は「ALWAYS三丁目の夕日」
  13. 音楽では昭和の演歌やJ-POPにはまってしまう。
    • 懐メロ番組に見入ってしまう。
    • そして好きな懐メロのレコードやCDを探しに行く。
    • 80年代アイドル歌謡を好む。
      • ストリング系歌謡曲派か、シンセサイザージャンジャン鳴ってるデジタルサウンド派に別れる。
      • 昭和時代の中森明菜が好きだ。
    • 平成初期のJ-POPにもハマり出す。
      • なお、1991年にヒットした槇原敬之の「どんなときも」の歌詞には、懐古ファンとは真逆なことが書かれてたりする。
    • YesやKing Crimson、Pink Floyd、ELP、Asiaなどのプログレ系バンドにハマる。
    • 猛者になると戦前の歌謡曲にハマってしまう。
    • アイドルグループといえばAKB48や乃木坂46よりも、おニャン子クラブやモーニング娘。が好き。
    • 偽昭和歌謡曲の特徴などの項目を見ると、おおまかにジャンル分けしたくなる。
      • 歌謡曲やニューミュージック、演歌、シティポップ、テクノポップなど。
      • また、70年代と80年代では大違いだと思う。
    • 解散した懐かしのバンドやアイドルグループに再結成して欲しいと本気で思っている。
      • 再結成したところで新曲については興味がなく、当時の古い曲しかコンサートでやって欲しくない。
  14. 鉄道車両では、国鉄時代に製造された車両を対象に好むファンが結構いる(例・103系など)。
    • 彼らにとっての聖地や憩いの場はJR西アーバンネットワークの一部路線國鐡広島などがある。
    • 新幹線も国鉄型車両が好きだった。
      • 今の東海道新幹線はこだまものぞみも全部N700で悲しい。
        • そんな状況なので、今や500系のみならず700系ですら懐かしく感じてしまう。
        • なお、東海道新幹線開業時から20年以上に渡って、0系しか走っていなかった事実についてはスルーしている。
    • ブルートレインの廃止が決まると、新幹線や夜行バスを目の敵にする。
      • 昔の映画やドラマでSLがでてくるのが昔っぽくてよい。
      • 103系を見ると安心する。
        • あのうるさいドアの開け閉めや、爆音モーターを響かせて走ってる姿を観るとホッとする。
        • 銀色の電車を嫌う。
          • 特に209系以降のJR東日本のステンレス車やJR東海の313系など、大量増備で国鉄車を追い出した車両を目の敵にしている。
          • なお205系や211系は国鉄型なので除外することもある。
      • で、廃止前の賑わいを見て当時を懐かしむ…それ以前の通常時や現実については知らない。
        • そして「寝台列車を復活させろ!」とボケたことを言い出す。
    • 私鉄の車両も同様に昭和生まれの車両を好む。
      • 現在も走っている車両の旧塗装を懐かしむ。
    • 車内放送は車掌さんの肉声放送を好む。自動放送なんてもってのほか。
      • 国鉄型気動車は、ワンマン機器付きよりも車掌さん乗務の原型が良いと言い張る。
        • 新潟や東北に行けば乗れるよ。車掌さん乗務のキハ40に。
        • タブレット閉塞だとさらによい。
      • 鉄道車両、路線のワンマン化は邪道。
    • 大都市の中心部を路面電車が走る風景に萌える。
      • PCCカーやタトラカーを絶賛している。
    • 食堂車が殆ど無くなってしまったことを憂いている。
      • なお、無くなった経緯については知ろうともしない。
    • 国鉄型車両は国鉄色しか認めない。
      • JR九州のド派手な水戸岡塗装が大嫌い。
      • JR西日本の単色化も嫌っている。
        • ある意味、国鉄らしいことなのにね。
    • 昔の列車のリバイバル運転や復刻塗装車が走ると喜んで群がる。
    • 貨物と言えば国鉄時代の車扱貨物のことだ。
      • 緩急車すら連結しない今のコンテナ列車など邪道に思っている。
    • 運転台機器にデジタルメーターやモニタ装置があるのが許せない。
    • アメリカの大陸横断特急や西欧のTEEもお気に入り。
  15. バスでいえば、富士重工3E、ふそうブルドッグなどを好む。
    • ドアブザーは強烈な音を出す電磁大光と旧森尾が好物。
    • ボンネットバスも大好物。
      • バスの車掌さんの役をやりたいとねだるだろう。
    • 古いツーステップ路線バスも大好物。当時を懐かしみに譲渡先でバス旅。
      • 田舎でもそれが数を減らしつつあり悲しい。
    • 国鉄バス(および専用車種)も好きだ。
  16. 昔の物が新たに生み出される事よりは、維持され続ける方を好む。
  17. 愛車は、ハコスカ、スバル360、空冷ビートル、シトロエン2CV等。
    • 近年は、80~90年代に製造されたネオクラシックカーを好む人も増えている。
  18. 見た目はレトロで、中身は(当時ではなく現在の)最新技術の塊というのを好む人も、ここに入れていいのだろうか。
    • 人による。いい例なのが、山口線で現実化された新型客車。サービス電源供給用ディーゼルエンジン、ハイケンスのセレナーデ(完全に民営化以降の特急列車仕様)、ドアチャイムがある点に賛否両論。
    • バイクの世界では、見た目レトロで中身が最新鋭な車種のことを「ネオクラシック(ネオクラ)」と呼んでいる。
      • なお自動車業界でネオクラと言うと、1980~90年代に製造された自動車を指すので、また意味が違ってくる。
  19. 好きな理由を聞くと、たいていスペック(特に数値)が云々という話が来ない事が多い。
  20. 昭和レトロ趣味にはまってしまう若者は、大概ケーブルテレビ、CS、スカパー、BS放送、UHF局等が発端。
    • 往々にして同年代とはなかなか話が合わない。
  21. 骨董市は天国。
    • 特に生活雑貨や書籍関連のブースに入り浸る。
  22. 若者がファンになると年齢不相応なセリフを口走ってしまうことがある。
    • 例:平成生まれなのに「ノンポリ」や「アベック」がさらりと出てくる。
      • 「マッポ」、「ガチョーン」もね。
  23. 興味関心を持つ時代によっては思想信条を誤解されてしまうことも。
    • ソビエト連邦や冷戦時代の東欧について調べすぎて、他人から共産主義者と思われてしまう。
  24. 動画サイトで昔のテレビ番組やCMを喜んで見る。
    • 懐かし映像系の番組にも目がない。
  25. 彼らが欲しいものは勿論タイムマシン。
  26. 一番検索結果に出てくるのは「ポケモン」と「ドラえもん」。
  27. パトカーのサイレンも「ファンファン」というソフトな音色の復活を希望するファンも。
  28. 救急車のサイレンが花博以前は「ピーポーピーポー」ではなく、消防車と同じく「ウーウー」だけだったことも知っている。
  29. プロ野球ファンの場合、ひいきチームがいわゆる暗黒時代にならなくてもとりあえず黄金時代を懐かしむ。
    • 球場に着ていくのはもっぱら復刻ユニフォーム。現行デザインのユニフォームには興味なし。
    • まだ若くても、引退したレジェンド選手が忘れられない。
    • そしてそのレジェンドの後継者がなかなか出てこないと嘆く。
    • あるいは暗黒時代の自虐ネタをも語れる。
  30. いき出版や樹林舎の写真集をいくつか持っている。
  31. 古新聞や記事のスクラップを長年集めては保管している。
    • 若いファンなら古本市などで古書や古地図などを買いあさる。
      • そうして購入した古い時代の本が本棚に無造作に突き刺さっている。
  32. 日常生活であえて死語を使おうとする。
    • 紅茶キノコ飲んでるナウでヤングな若者ってマジチョベリバだよね~みたいな?
    • NISAを始めたのに「マネービルを始めた」と言いたくなる。
  33. 日本語の旧字・旧仮名遣いなどの古い言葉遣いにたじろがない。
  34. 現代物ではないドラマや映画を見るとつい時代考証のおかしな点が目に付いてしまう。
    • 舞台となった時代に存在しないものが映っているとその作品の評価自体が下がる。
  35. 料理好きなら昔のレシピを再現してみたことがある。
  36. ドイツ(旧東独)のオスタルギーや旧ユーゴのユーゴノスタルギヤがよく分かる。
    • 共産趣味者というのもこの人たちからの派生だろうか。
  37. 母親が若いころの服でレトロ風ファッションを楽しむ。
  38. 企業名やチーム名の旧称に詳しい。
    • というより昔の名前でないとしっくりこない。
  39. 大体現在から20年くらい(日本以外に当てはまるかどうか不明)経つとレトロの対象としてこの人たちに目を付けられる。
  40. 旅行に行くとレトロテーマパークや郷土博物館に足を運ぶ。
    • 地方の雑貨店で昔の商品に手が伸びる。
  41. 若いファンと当時を知っている人ではやはり視点が違う。
    • テレビを懐古する際に若いファンなら番組の内容が浮かんでくるが実体験者はそもそも住んでいた地方で見られたかどうかから始まる。
  42. 廃墟ファンの大多数を占めていそうな気がする。

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