朝鮮中央放送

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  1. 放送時間のほとんどは音楽ばかり。だから、音楽好きにはもってこい。
    • 案外知られてないが、日本統治時代に盛んに歌われていた唱歌や軍歌がメロディーそのままで朝鮮語に変えられている歌がある。
    • 特に深夜は静かな音楽も多いので、作業時のBGMとしても比較的有効w
  2. 基本的にチャンネルは一つ。だから、チャンネル争いは起こらない。
    • しかし、平壌では「万景台テレビ」「教育文化テレビ」がある。
      • ただし、土日のみの放送。ゆえに平日では平壌でもチャンネル争いが起こらない。
      • 万景台テレビは職員が一般放映禁止の海外のテレビ番組を流出させ粛清されたため一時期放送が休止されていた。
  3. それでもテレビ番組自体はわかりやすい。
    • 番組自体はわかりやすいが、放送時刻がわかりやすくない。19時47分~なんてのがザラ。しかも一定しておらず日によってバラバラ。
      • CMで埋め合わせとかそういう手段がないのかなんなのか、どいつもこいつも始まる時刻が中途半端
      • TVは所謂「社会教育(教化)」と「指導」、そして「党中央(金さんファミリー)の神格化」の方途なので時計よりもプログラムの尺の方が指導的立場なのだ。
      • TVに比べてラジオは比較的時間が読みやすい。
        • 然しそれでも守られるのは1時間単位が最低。ニュース枠筆頭にどんな枠でもプログラムの都合で増えたり減ったり一定しない。
        • ラジオには「穴埋め」と言う概念が用いられる。毎正時から1番目2番目と順に番組を積んで行って次の正時手前でやめる。残りは投げ遣りな音楽で埋めて正時になったらコンティニュー。
          • ポーン!「ちょゎ報道のイムニダ!」
        • ただし、例え日本語放送(621kHzなどでやってるやつ)であっても、進行は現地時間基準(日本から30分遅れ)、つまり、毎時30分が基点となっている(2015年以降)。
  4. とどのつまり、スポンサーにやいのやいの言われる日本のメディアに、渇。
  5. ラジオは高出力。地元でもCBCラジオが混信してしまうことがある。
    • 京都でCBCが潰されたときは目を疑ったぜorz
    • ちなみにその1053kHzはもともと「救国の声放送(韓国アクセントを使ってソウルからの放送を偽装していた対南謀略放送)」で使われていた。同じ送信機で現在は国内向けの朝鮮中央放送が中継されている。
  6. でもテレビは基本ほかの国では見られない。
    • 北朝鮮は有線設備が整っているため。
      • それは違う。ジャミングじゃなかったっけ。それに方式が日本や韓国などのNTSCと違ってドイツなどのPALを使ってるし。(参考1参考2)
        • ちなみに有線で放送しているのはラジオで、テレビはVHF帯の無線送信しかない。テレビが有線だというのは、ラジオと勘違いしているものと思われる。
        • 中国とは方式が同じなので、中朝国境地帯では中国側のTV(朝鮮族が多いので朝鮮語番組もある)が当然映る。ただし、当局の規制が厳しいので、もし中国のTVを見ていることがバレると処罰される。
          • デジタルテレビの方式はDVB-T2らしい。中韓とは異なるがロシアとは同じ。
    • 朝鮮中央TVはタイの通信衛星で中継されているので、2mぐらいのパラボラとチューナーを用意すれば日本でも鮮明に映る。日本のマスコミは衛星でモニターしている。
      • 最近はニコニコ生放送でも同時配信されているらしい。
        • 下記事情により無許可でも問題ない…らしい。
        • ネット環境さえあれば、日本で最も手軽に視聴できるテレビ局でもある。
  7. ニュースをかむと収容所送り。
    • 放送事故も同様。
    • そんな厳しい状況の中で毎度テレビに出てくるあのオバサンは、プロなんだねえ。
      • 但し、そのアナウンサー曰く生放送ではないらしい。
      • 彼女はリ・チュニと言って、元国立演劇団のの女優だった。
        • 現在は世代交代のため出演回数が減っているが、重大報道の時だけは今でも彼女が担当している。
        • 実はご高齢だったりする。
    • 金日成と金正日を間違えて消えたアナウンサーがいたとかいないとか…。
      • 正日訃報一報目のアナは号悲の芝居をしなかった門で消されてる。報道畑よりも劇団員が重用されるのが解る気がする。(古人曰く「プラウダに真実はない」)
  8. ニュース時の背景はブルーバックそのまま。
    • 最近は平壌市の風景が使われてる。
      • あの背景は、実際の平壌の風景ではなくて「願望図」という説あり。
    • コレは金正日が他国のニュース番組のセットを見せて貰った際に背景がそうなっていたかららしい。ブルーバックのままで放送されるのは、それがCG合成用の設備なのだという事を知らなかった為。と言うか、誰からも教えて貰えなかったのか?
    • 不思議なことにネット配信版では背景がある。
      • このネット配信にはWindows Mediaという北朝鮮がもっとも嫌っている国の最先端技術を用いている。
    • 最近、ニュースに字幕と背景が付くようになった。
    • 天気予報も近代化。モニターには薄型受像機を使用。
  9. コメディはやらないけれどニュースがまるでコメディのよう。
    • 実際台湾のお笑い番組でパロディ化されていた。
  10. FM放送ではロシア音楽をやってる。
    • 平壌FM放送は韓国向けを兼ねていて韓国では妨害電波が掛けられているけど、ソウル郊外の高台ではローカル並みに強力に聴けることがある。音楽は北朝鮮のもの以外にクラシックが多い。
    • なお一般人民は基本的にFMが聞けるラジオを持っていないという。
  11. これこれこれを放送したらどうなるんだろう。
    • 考えるまでも無く人民が日帝の洗脳兵器「萌え」で洗脳された挙句北朝鮮崩壊。
      • てか、日本製作のアニメ(特にこんなの)とかを北朝鮮で垂れ流したらほぼ確実にこれとほぼ同等の影響をもたらすと思われる。
    • 幼児向けアニメであるこれこれこれこれも放送してみたくなる。
    • アラレちゃんなら過去に放送されたことがある。
      • 敵国であるはずのアメリカ製の「トムとジェリー」もヨーロッパ製ということにして放送したらしい。
  12. 「金日成」「金正日」「平壌」などは力強く発音することが義務付けられているらしい。
    • 前後に賛辞の形容詞をつけないといけないのです。「偉大な領導者金正日同志」のように
    • 単語の語尾に全て「!」が付いた感じ。キーム!ジョンッッイル!ヂャングネッ!!マンッッセーッ!!!
    • 北朝鮮の激しい口調は、朝鮮北部独特の方言も影響している。
    • 朝鮮語(韓国語ハングル?どう呼ぶかすら知りません)を全く知らない小生でも、日本のニュースで放送(引用)されるときは北朝鮮の放送か韓国の放送かが何となくわかります。北朝鮮のアナウンサーの口調は異常なまでに確固たる断定口調が多すぎると思います。
      • 朝鮮系の放送は空耳のネタにされる事がある。
      • ハングル(→偉大な文字)という言い方は大韓民国だけで通じる呼び名であって、北朝鮮では「チョソングル」と言う。
    • 「敵を糾弾するときも、するどさを欠いて上品ぶるのは技巧とはいえません。党の声を伝えるアナウンサーの話術は当然、放送の性格と使命にかなったもっとも戦闘的で革命的なものでなければなりません。(中略)敵を弾劾するときにはするどい語調で敵の心肝を寒からしめ、おじけづくようにすべきです。そして人民に喜ばしいニュースを伝えるときには、歓喜にあふれて感動的に話すべきであり、悲痛な知らせを伝えるときには、沈みがちでありながらも信念にみちた語調で話すべきです。」(『金正日選集』第1巻)
    • 金正日同志→キムジョォンイルドンジー!
    • 朝鮮中央テレビが強い口調、語尾上がりなだけであって万寿台テレビ(マンスデテレビ)は柔らかい口調だよ。
  13. 日本語放送で「リスナーの皆さん」と呼びかける。他の国の日本語放送は「日本の皆さん」なのに。
  14. 朝鮮放送でモールス信号流しまくり。
    • 乱数放送です。国歌演奏の後、延々と数字のアナウンスとなります。
      • 絶対解読してせせら笑ってたリスナーがいる
    • 目的は海外の工作員への指示。しかしネットの発達で最近はしないらしい。
      • ばれちゃったからじゃないの?
    • 乱数放送といえば遊撃隊行進曲。しかも、この曲はハイカラ節のパクリ・・・。
  15. タモリの持ちネタ。
    • 北朝鮮風デパートの迷子呼び出し放送、等。
      • 北朝鮮風はとバス東京観光ガイド放送も。
        • 北朝鮮風駅の構内放送も。
  16. 北朝鮮のラジオはダイヤルが固定されている(ダイヤルが空回りするようになっている)ので、基本的に朝鮮中央放送しか聴くことができない。
    • そんなわけでラジオは人気が無い。チャンネルが1つではテレビの方がまし。
    • 脱北者の中にはダイヤル固定をこっそり解除し、韓国の放送を聞いた人が少なくない。発覚すれば収容所行きだが。
      • 今は中国から短波付きを含む安いラジオが入ってきて露店で売られているので、それで聞いている人も多いらしい。
    • ラジオよりも有線放送が発達しているという。
  17. ラジオの時報音が「ド#」でちょっと独特(日本の局は「ラ」か「ド」がほとんど)
  18. 報道番組で労働新聞の紙面をそのまま映す番組があったような記憶がある。
  19. テレビのロゴマークのモチーフは平壌の主体思想塔。
    • ニュースの冒頭でよく出てくる千里馬像も平壌の万寿台にあるもの。
  20. 日本とは国交がなくWTOにも加盟していないため、著作権については宙ぶらりんの状態。
    • かつての「ブラックワイドショー」のように北朝鮮番組の垂れ流しが出来たのはそのため。
    • 映像を使用する際にテレビ朝日とTBSは放映権料を支払っているがフジテレビと日本テレビは放映権料を支払っていない。ある意味わかりやすい。

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