栄養士

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栄養士の噂

1. 栄養指導や患者の個別の状況を考慮した献立の作成を行うのが主な仕事である。
2. 主な就職先としては病院や福祉施設などが挙げられるが、食品会社に勤務する栄養士や寿司職人になる栄養士などもいる。
   • また、官公庁や保健所、学校などの公共機関に公務員として勤務する栄養士もおり、特に「行政栄養士」と呼ぶ。
3. 業務独占資格では無いが、資格を持っていない者が「栄養士」の名乗ることは法律で禁止されている。
4. 国家試験は無く、厚生労働省が指定した養成施設（修業年数2年以上）を卒業すれば自動的に栄養士の資格が手に入る。
   • 養成施設の大部分は短期大学か専門学校である。稀に4年制大学もある（女子栄養大学など）。
   • なお栄養士養成施設は夜間部や通信課程が設置されておらず、昼間部のみであるため、社会人が通学するのはほぼ不可能である。
     • 夜の仕事に転職するか、短大や専門学校に通えるだけの貯金を残しておかなければ絶望的…。
     • 夜間課程が存在しない理由としては「実験・実習が多いため」「病院や老人ホーム、児童養護施設など外部での実習があること」などがあげられる。
5. 資格保有者は女性が圧倒的に多く、男性は非常に少ない。
   • 養成施設に女子大学や女子短大が多いため。
6. そもそも試験が無く、養成施設を卒業すること以外に資格を得る方法が無いため、独学での取得は不可能である。
7. 栄養士の平均年収は300万円台であり、日本人の平均よりも低い。
   • 15年以上の経験がある人でやっと平均が400万円を超える、くらい。
   • ただしこれは女性が多く、アルバイト・パートや派遣社員として働く栄養士が多いことを考慮する必要がある。
   • ちなみに管理栄養士の平均年収は栄養士より50〜100万円程度高い。
8. 勤務先によっても収入は変わってくる。
   • 食品メーカーや給食センターは比較的高い。
     • 食品メーカーでは専門性の高い開発部門や研究部門に配属されるケースが多いため収入が高くなる傾向がある。
   • あと行政栄養士も初任給は安いが、昇給があるため20年ほど勤めれば平均年収は500万円（管理栄養士は600万円）程度になる。
9. 国家資格ではあるが、資格（免許）の認定を行うのは各都道府県知事である。
10. 栄養教諭の免許を取得するためには栄養士の資格が必要になる。
    • これに加えて（二種免許状の場合）短期大学士が必要になるため、専門学校の場合はダブルスクールが必要になる。
      • 一種免許状は学士（四大卒）が、専修免許状は修士と管理栄養士資格が必要になる。

管理栄養士国家試験

1. 栄養士の上位互換。こちらは国家試験がある。
2. 受験資格は「栄養士としての実務経験によって得る方法」と「管理栄養士養成施設を卒業して得る方法」がある。
   • 前者の場合、通学年数と実務経験の年数の合計が5年以上であればクリアとなる。（例えば2年制の短大を卒業した場合は3年以上の実務経験が必要）
   • 後者は4年制大学の栄養学科が殆どで、稀に4年制の専門学校（卒業時に高度専門士の称号が得られるところ）もある。
3. 「社会・環境と健康」「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」「食べ物と健康」「基礎栄養学」「応用栄養学」「栄養教育論」「臨床栄養学」「公衆栄養学」「給食経営管理論」の9科目と、これら9科目の範囲から横断的に出題される総合問題の「応用力試験」があり、合計10科目となる。
4. 解答方式はマークシートである。
5. 合格難易度は看護師より高く、薬剤師よりは低いと言われている。

関連項目

• 資格試験/食品系
• 資格試験/医療・福祉・衛生系

外部リンク

• 公益社団法人　日本栄養士会

名称独占資格
技術士 司書 保育士 調理師 栄養士 情報処理安全確保支援士 FP技能士 衛生管理者 キャリアコンサルタント