生活用語などの基礎知識/あ行

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アーバン
もともとは英語の形容詞で、「都会的な」「都市的な」という意味。(某百科事典出典)
しかし日本ではどう考えても近郊とか郊外という意味で使われており、意味が違うのではないかといわれる。
当のアメリカでは専ら黒人音楽をさしていたが、音楽の多様化や黒人の地位向上に伴い時代遅れの総称になりつつある模様。
アーティスティックスイミング(スポーツ)
旧称を「シンクロナイズドスイミング」と呼んでいた競技。
2017年7月の国際水連の会議において「『シンクロナイズド(同調した)スイミング』の呼び名がそぐわない」として決定され、当初変更時期は未定で「2020年の東京オリンピックでは使われる見通し」とされたが、2018年8月に開催されたインドネシアのアジア競技大会でいきなり使われ、観客の度肝を抜いた。
悪魔の証明(誤用注意)
証明することが不可能か非常に困難な事象を悪魔に例えたもの。
中世ヨーロッパ時代の、法学者らが土地や物品等の所有権が誰に帰属するのか過去に遡って証明することの困難さを比喩的に表現したとされている。
なお、「○○がないことを証明できないなら、○○は存在する」「△△であることを証明できないなら、△△だ」というのは詭弁であり悪魔の照明ではないので注意。
朝日新聞
自らがメディアでありながら、何かと話題に事欠かない新聞社。
つい最近も「運動部のみんな、熱中症『無理』『もうダメだ』の勇気を」(2018年7月14日)という記事[1]を発表、「炎天下の運動をやめよう」と呼びかけたが、それを見た多くの人たちから「じゃあ夏の高校野球を止めろよ」とツッコミがはいった。
朝日新聞はああだこうだと言い訳し、2018年の大会では「万全の体制でのぞむ」と先手を打ったが、そもそも気象庁が「不要な外出は避ける」「運動は厳禁」と言っている時点でアウトである。
事実2017年の甲子園では、開会式でプラカードガールが倒れるという事件が発生したが、なぜか朝日系列以外のテレビも新聞もこの事を報じず、後から「極度の緊張」とされたが、実際のビデオを見てみると倒れた後も足元がふらついており、熱中症であることは一目瞭然である。
また先の記事自体が、朝日デジタルの中の「バーチャル高校野球」の中で掲載されているのもミソ。
かつては世田谷区在住のとある一家の生活を描いた連載漫画『サザエさん』で広く知られていた。
日本における護憲運動・平和運動だけでなく中国の民主化運動も支援している。昨今では何かあるたびに中国共産党を批判する社説を記載するのが常である。
傘下に、テレビ朝日・朝日放送(ABC)などを持つ。
アジア大会(スポーツ)
正式な名称は「アジア競技大会」と言い、1951年にインドで開催されたのが最初。2018年現在は夏季オリンピックの開催の中間年(冬季オリンピックやサッカーのワールドカップの開催年と同じ)に行われる。
実施種目は、「ほぼ」夏季オリンピックに準じるが、セパタクローや武術太極拳など、アジアならではの競技もある。また誰がどう考えてもスポーツではない「囲碁」「中国将棋」「トランプ(カードゲーム)」の種目が存在する。
また、スポーツの種目でも、スタートする選手の人数が公式の発表より多かったり、トラックに猫が侵入してスタートが遅れたりとアジア色満載の大会である。
なお日本では1958年(昭和33年)に東京、1994年(平成6年)に広島で開催されている。次回日本での開催は2026年に愛知県と名古屋市の共催。なぜ別の場所にあるわけでもないのに「共催」になるのかは、名古屋市と愛知県のソリ(特に市長と知事の仲)が影響している。
具体的には当初、愛知県が単独立候補したのだが、県側と市側との意思疎通が十分でなく、業を煮やした名古屋市が単独立候補を試みて、最終的に「共催」に落ち着いたものである。
全国的には知られていないが、この二人はことごとく敵対し、最近で名古屋城天守閣の木造再現に際してエレベータの設置する/しないで意見が割れた。というかお互いにことごとく相手の反対の事を言いたがるのである。
政争は当人同士で勝手にやっていただければ良いのだが、こういった大会の主催にまで影響するのは世界に日本の恥を晒しているようなものである。いっそ撤回したらどうか?
オリンピックのように冬季大会もあるがどうも影が薄い。やはり参加国が少ないのが影響していると思われる。
テレビ中継は、東京放送(TBS)系列が独占している。
熱海駅(鉄道)
静岡県熱海市に存在する東海道本線と伊東線・東海道新幹線が乗り入れている鉄道駅。
NHKやテレビ神奈川など複数のマスメディアによると大船~藤沢間に新駅が設けられるまで東海道本線でもっとも新しい駅とされている。
アダルトビデオ(一般)
18歳未満(高校生を含む)は見てはいけないビデオ。
昔のアダルトビデオに出ている女優は、いかにもなタイプのお姉さんが多かったが、最近は出演の敷居が下がったのか、(見かけ上は)ごく普通の女性が出演している。
ただし昨今のアダルトビデオは、女優・製作者ともに「ハダカを見せればいいんだろ」的な姿勢が垣間見え、女優の演技力は壊滅的でどれをみてもおよそ同じに見える。
「昔のアダルトビデオは、現在よりも女優の顔や容姿、画質が悪かったが、非常に使えるものが多かった」とは私の友人の話。
「アダルトビデオは、コトをするしないよりも、本当に愛し合っているように見える事が重要」とは私の別の友人の話である。
日本製の作品は世界各国で人気を博し「クール・ジャパン」の一翼を密かに担っている。
最近は女性向けのアダルトビデオも存在している。内容はBLもあるが、男女間のものは男向けのAVよりある意味エロい。男女間の女性向けAVを観た女性いわく「世の中の男はこれを見て勉強して欲しい」とのこと。
確かに最近の男性向けAVは、何の脈絡もなくおっぱじめるうえ、あれを実際にパートナーにしようものなら訴えられてもおかしくない位現実離れしたものが多い。
例えば男性向けAVでは、ほぼ必ずと言っていいほどフェ◯チオが登場するが、これは当の女性の側からは「やりたくないプレイ」の堂々第一位である。事実男女間の女性向けAVには登場しない。
英語圏のアダルトサイトでは、「日本製アダルトビデオ」という意味でのジャンル名を "hentai" と呼称していることがある。

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遺憾の意(政治)
相手の国に対してとりあえず示しておけば、相手に対して一言もの申した(仕事をした)つもりになれるミラクルワード。
国際ルールに則らない隣国のふるまいに対して、国益を損ねることになりそうな時に発動する。
ただし言われた相手国は、別に何か不利益になる事もないので、そのまま無視を決め込んでもなんら支障はない。
なお本来の意味は「不本意」または「残念に思う」だが、その意味ゆえに英訳が "sorry" になる場合もある。「sorry=謝罪」の固定観念を持ってしまっている人が誤解し、いらぬ論争を起こすことがあるのは甚だ遺憾である。
池上彰(社会)
「我々がいかに世の中を理解してないか」「物事は多面的にとらえるべき」「日本の報道がいかに偏っているか」を、子供にもわかる易しい言葉で教えてくれるジャーナリスト。
日本人のみならず「日本のどこが素晴らしいか?」との質問に「日本には池上彰がいること」と回答した外国人タレントがいるほど。
真面目に解説するのみならず、テレビ東京における選挙報道番組では、見てるほうがハラハラするような質問を与党野党の区別なくズバズバ繰り出し「下手なバラエティ番組よりよっぽど面白い」と一部に絶大な人気を誇っている。
この番組は通称「池上無双」。池上さんの解説だけでなく、候補者を紹介するときに選挙とはまったく何の関係もないコメント(字幕)をつける事でも有名。
最近では、この選挙報道番組の取材を拒否する候補者まで出ている。
いい質問をすると「良い質問ですね~」、説明の語尾には「…というわけですね」を多用するのが特徴。
意識高い系(誤用注意)
「実は大した実力もないのに、背伸びして自分をスゴイ人のように見せようとしている事が見え見え」のイタイ人の事を指す。
「意識高い」と「意識高い『系』」はたった一文字の差で180°違った意味になるので要注意である。特徴としては次の通り。
  1. 使っている本人も良くわかってないような横文字を多用する。例「我々のマスト・タスクは、ヒューマンコミュニケーションのマキシマイズ。これをいかにコネクトしてシナジーをクリエイトするかだね」(意訳:「我々がしなければならな事は人間関係の最大化。これをいかに連携させて新しい価値を創造するかだね」)
  2. 会議や打ち合わせともなると大張り切りで発言するが、その実何の役にもたっておらず、却って議論の進行を邪魔しているだけ。しかも本人はそれに気づいていない。
  3. 「今の問題を明確にするため」と称し、やたらとワーキンググループだのを立ち上げるが、実はそれこそが最大の問題である事に気づかない。
  4. スケジュールはいつも埋まっている。スケジュールを聞くと何もなくても「え~と、その辺で空いてるのは…」などと言い出す。
  5. 自分の出身大学や学位、卒業席次にこだわり、時にはウソをついてまで虚勢をはる。
……読んでいるうちに某知事の顔が出てきた人は、多分気のせいである。
異世界(創作用語)
RPG「ドラゴンクエスト」を下敷きとした、中世ヨーロッパ風の世界のこと。大抵世界を支配する邪悪な魔王がおり、主人公のいる国家は王制を敷いており、冒険者は勇者と呼ばれ、ギルドと呼ばれる集会所があり、スライムは雑魚中の雑魚敵である。創作で「剣と魔法のファンタジー」とあった場合、ほぼこれと見て間違いない。
文化レベルはまちまちで、肉の焼き方を知らないレベルから地球文明を超過する文明を築いているところまで多数。しかし傾向として、地球の文明からはやや遅れているレベルである事が多い。
最近はしょっちゅう元日本人がやってくる。たまにおっさんだったり美少女だったりするが、大抵は15から18までの男子高校生である。それゆえかどうかは分からないが、共通言語が日本語だったり、漢字(繁体字でも簡体字でもなく日本で使われているもの)を魔法の発動に用いたりする世界もあることにはある。
また現在では「スキル」「ステータス」と言ったゲーム的要素が加わることもある。
人物の名前はだいたい英語圏・ドイツ語圏を中心としたヨーロッパ風のものである。特に理由はない。
ごくたまに極東出身の侍や忍者が作中に登場することがあるが、残念ながら(?)アラビア圏や中華圏のキャラクターが出てくることは全くない。
一国二制度(政治)
中華人民共和国において1949年の建国以降も異なる支配体制の下にあった地域を併合した際に用いられる独特の地方自治制度。対象となる地域は北京の中央政府とは別に独自の法律の下で内政や一部の外政が行える。オリンピックへの独自選手団の派遣が代表的な例の一つである。
もともとは台北の中華民国政府が支配している台湾省全域や福建省の一部離島を無理なく統合するための制度として鄧小平が提唱したものであるが、肝心の台湾ではなく香港・マカオにまず適用された。
対象地域ではしばらくの間は民主主義や言論の自由といった大陸には欠如している独自の価値観が守られるが、次第に共産党の介入により大陸と変わらない不自由が訪れる。なお経済制度への影響はそれほど大きくない。
本来の対象地域である台湾に適用された場合、現在のような自由な環境が長きにわたり維持されるとはとても想定できない。
なお中国語では「一国両制」と表記されるのが一般的。
一般車(交通)
特定の目的に供しない、その他の車両のこと。
乗用車においては公共交通機関で使用することを目的としない車両、すなわち自家用の乗用車を意味する。ターミナル駅前での一般車レーンはこれを意味する。
鉄道においては多くの私鉄では特定の列車や種別に供しない車両、つまり優等列車(特に特急列車)で運用することを目的としない車両を表す。その多くは通勤形車両そのものである。
名古屋鉄道では料金を徴収しない車両、つまり乗車券のみで乗車できる車両を意味する。他社で言えば自由席車両を意味するものであるが、名古屋鉄道がかつて運行していた特急「北アルプス」には有料の自由席車両が連結されていたため。大手私鉄において有料の自由席車両は珍しい。
自動車ゲームではプレイヤー以外の車のことを指す。アザーカーと呼ばれる。
一般形(鉄道)
国鉄・JRにおける鉄道車両の種類の1つで、特急形や急行形、果ては通勤形や近郊形に該当しない車両のことであり、前述の一般車と意味合いが近いが、実は明確な規定がされており、「客室に出入口を有し、横型(ロングシート)及び縦型腰掛(クロスシート)を備え、通勤輸送に適した性能を有する車両形式のもの」である。接客設備上は近郊形と同じように見えるが、輸送目的は近郊形とは異なり、都市近郊輸送と通勤輸送との違いである。
気動車では昭和30年代以降、特定の列車や種別で使用することを目的とした特急形や準急・急行形をはじめとして、普通列車向けには名目上、通勤形や近郊形と謳った車両も登場したが、実際の運用では他の一般形と混用されたりするなど、それらを総称して一般形の一種として括られしまい、実際の車種はあやふやで明確な車種を特定することができず、制式な呼び方ではなかったが、制式に呼ばれるようになったのは国鉄末期になってからのことであり、キハ38形に至ってはキハ35系と同一の接客設備でありながら一般形に分類されている。
客車については旧型客車と呼ばれる10系以前の客車は明確な用途分類がなく、20系以降の客車との対比で国鉄の現場で便宜的に呼んでいたが、旧型客車の大部分はデッキを有するクロスシートで製造されていたため通勤輸送に適した車両と呼ぶには語弊があり、正式な呼び方ではなかった。しかし、50系客車は通勤輸送を目的としたが、セミクロスシートを採用したため、通勤形でも近郊形でもない車両として一般形に分類されている。
電車では新性能電車では長らく通勤形と近郊形に二分したが、JR東日本ではE231系で初めて両者の区分を統合する形で使われている。尤もこれは首都圏を抱えるJR東日本特有の事情によって生まれたものである。E217系に至っては近郊形でありながら編成の過半数をロングシート車で占めていた。ただしこれには諸説あり、701系・E127系で使われ始めたとする説もあるが、両者は通勤形や近郊形に分類されたりするなど、車種の実態があやふやであった。E721系やE129系も近郊型そのものであるが、こちらも一般形の一種として分類されている。JR東日本以外の事例ではJR西日本125系が該当するが、こちらはローカル線用の標準タイプとして一般形に分類され、置き換え対象であった気動車と同じ用法で使われているものと推測され、輸送量の差が大きく表れている。
機関車では電気機関車では0番台機関車、ディーゼル機関車では寒地型との対比で使われることもある。
一般男性・一般女性(芸能)
芸能人が有名ではない、もしくは同業者でないものと結婚する際にマスコミ向けに紹介する相手。
一般~の定義は結婚する人間の権力に比例し例えば二宮和也が結婚する際にはお相手がつい最近まで実名で報道されていたキー局の番組に出演経験のある元アナウンサーだったにも関わらず一般女性で押し通した。
一方公職者にはこの法則は当てはまらず当時現役の衆議院議員だった小泉進次郎が結婚した際には普通に「フリーアナウンサーの滝川クリステル」と紹介されていた。もちろん権力では最上位の皇族はご成婚時には相手は男性・女性問わず普通に名前が公表される。
なお、芸能人の範疇である声優が一般~と結婚と報じられると「自分も声優と結婚できる」と思い込む場合が多くみられるが、結婚できる可能性は人が壁をすり抜けられる確率より低いといわれる。そもそもオタクは一般人ではない。
一票の格差(政治)
国政選挙が終わるたびに一部の弁護士が「この選挙は無効である」と訴訟を起こす根拠。
彼らの主張を簡単に説明すれば「選挙区ごとに人口が著しく異なるのは日本国憲法で定めた『法の下の平等』に反する」というものである。
しかし大多数の国民にとってはあまり重要でないと思われている。格差是正のために選挙区が変更されたり定数を減らされたりした地域の有権者からすれば「投票する候補者が変わって面倒だ」「我が県の定数を減らすな、地方の声が政府に届かなくなる」、選挙区を分割された自治体からしてみれば「掲示板や期日前投票所、開票所を2つに分けなければならず手間がかかる」と文句ばかり。
憲法を改正しない限りこの不毛な争いは永遠に続くことになる。

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上を下への(誤用注意)
言葉は「本来上にあるはずのものを下に(持っていき)、反対に下にあるはずのものを上に(持っていく)」に由来し「入り乱れて混乱するありさま」の意味。「上を下への大騒ぎ」などと遣う。
正しく知っている人は文化庁発表の「国語に関する世論調査」(平成27年度)で2割強しかいない。多くは「上の」や「上の」などと誤用する。語源から理解していないと誤用する可能性が高い。
打ち上げ花火(一般)
元々は亡くなった人の鎮魂のための儀式。京都の五山の送り火に似ているが、打ち上花火はもっと個人寄りの行事である。
花火大会そのものは、1733年に徳川吉宗がはじめたとされる。この前の年に大飢饉とコレラの流行で大量の死者が出たため、吉宗のアイデアで鎮魂と悪霊退散の意味で隅田川の川開きの際に行われた。
現在でも、250年以上続く熊野大花火大会(三重県・毎年8月16日開催)は鎮魂の色合いが強く、打ち上げるたびにその花火の由来(誰の霊を慰めるための花火か、など)がアナウンスされる。
花火大会が夏に行われることが多いのはその名残。最近はほとんどが本来の鎮魂の意味合いとは無関係に実施される他、クリスマスなど、夏以外に打ち上げるケースもある。
なお熊野大花火大会では、観客のほぼ真上で爆発するため、視覚的に迫力満点であるほか、一々地響きがする、花火の燃えカスが当たる、打ち上げ場所で火災が起こるなど、色んな意味でスリル満点である。
ただ熊野市自体が交通の便がいいとは言えず、花火の当日ともなると「渋滞90km」などはザラ。また熊野の旅館・ホテルは、そもそものキャパが少ない上、毎年常連客が抑えていたりするため、まず予約は不可。
打ち上げられる際には「玉屋」「鍵屋」という掛け声がつきものである。なお後者の掛け声は現存している鍵屋の許可を得ずとも自由に用いることができる。
右翼(政治)
本来の意味は、その国や地域において「現在の制度を維持しようという勢力」を表す。「保守」は同義。
従って軍国主義、国粋主義、資本主義などが「右翼」で、共産主義や社会主義が「左翼」という意味ではない。
例えば中国では、現在の中国共産党による独裁を続けようとする勢力が「右翼」、民主化を進めようとする勢力が「左翼」である。
元々は1789年頃のフランス革命期のフランスの国民議会において、現体制の維持派が議長席から見て右側に、革新派が左側に座っていたことに由来する。
浦島太郎(童話)
何を訴えたいのかよくわからない昔話。
大抵の昔話は「勧善懲悪」や「努力の大切さ」「立身出世」などを解くものであるが、浦島太郎では「浦島太郎が助けた亀に、恩返しにと竜宮城に連れて行かれた」位しか良いところがない。それどころかハッピーエンドですらない。
実はこの話の原型らしきものは日本書紀に既に登場しており、その後「丹後国風土記」(~8世紀中頃)の中に登場する「浦嶋子」伝説で完成したとされる。ただこの話は大人向けで今の浦島太郎のストーリーとはかなり異なる。
「浦嶋子伝説」そのものはネットに多く書かれているので各自で参照されたい。ここでは現在の浦島太郎との差を挙げる。
  1. 浦島太郎 - 本名は筒川嶋子といい、容姿端麗な男子で、通称「水江の浦の嶋子」と呼ばれていた(以下「嶋子」と呼ぶ)。
  2. 亀 - 亀は浜で助けたのでなく、嶋子が船で漁をしていた時に釣れた五色の亀。三日三晩釣って亀しか釣れなかった末に釣れたものだが、嶋子はそのまま寝てしまう。
  3. 乙姫 - 嶋子が目を覚ますと、見知らぬ美しい乙女が立っていた。五色の亀の化身であった(※浦嶋子伝説に「乙姫」という表現は出てこず、一貫して「乙女」と書かれている。名前は書かれていない)。
  4. 竜宮城へ - 嶋子が乙女に「どこから来たのか?」と聞くと、乙女は「天上の神仙の国から来ました。(中略)一緒に行きましょう。」と返答。嶋子はまた寝てしまう。目を覚ますと綺麗な宮殿がある島にたどり着き、子供たちがきて「この人が亀姫様の夫になる人だ」と騒ぎ立てたので、嶋子は乙女が五色の亀だったと知る。その夜、乙女の両親を含めて祝宴となり、嶋子は乙女と契りを結ぶ。
  5. 地上へ - 乙女と夫婦として楽しく過ごした嶋子だが、3年が過ぎて実家の事が気にかかるようになる。それを乙女に話したところ、乙女は悲しみながら玉手箱を用意して「この箱をあなたに差し上げましょう。でも私にまた会いたいと思うのなら決してふたを開けてはなりません。」と嶋子を送り出す。
  6. 帰還後 - 元の浜に戻ると様子が一変している。付近の住民に聞いたところ、嶋子が住んでいた時代から300年が過ぎていた。嶋子は茫然となり、そのまま10日ほど周辺をさまよう。
  7. 玉手箱 - 嶋子は乙女が懐かしくなり、玉手箱を撫でていたがついには開けてしまう。
ラスト - これには2つの説がある。一つは「煙が立ち上るとともに嶋子はしわだらけになり、乙女との再会もかなわず、悲嘆にくれて和歌を詠む」というもの。二つ目は「嶋子は仙人となって空を飛びまわっていった。」というもの。
他にもこの伝説を基にしたと思われる話が全国に多数存在する。現在に伝わる話の大枠は、明治時代末頃に固まったようである。なお現代版でも「鶴になってどこかへ飛び去って行った」というくだりは書かれていない事が多い。
さらに「鶴になって亀姫の所に戻り、末永く幸せに暮らした」という結末も存在するが、どう考えても瑞兆吉祥(鶴と亀)にこじつけた感は否めず、後付けのこじつけであろう。
なお先述の「丹後国風土記」そのものは遺っておらず、現在に伝わるものは他の文献に転載されて伝わったものである。
この手の話は5世紀ごろの中国にもあり、亀を乙女に、海を湖に変えればほぼ上記の「浦島子」伝説と同じ。よって中国の話がベースになっている可能性もある。
うろ覚え(誤用注意)
「あいまいな記憶」とか「確信が持てない記憶」のような意味。「うろ」の部分は漢字では空・虚・洞と書く。
意味こそ間違っていないものの、なぜか「う覚え」とうろ覚えしている人が多い。

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江戸しぐさ(歴史)
1980年代に創作され21世紀になって急に注目を集めた礼儀作法の体系。この作法を広めようとしているNPO法人は「江戸時代に誕生した」と主張しているが大量の矛盾点がありとても学問的な検証に耐えられるものではない。
例えば雨の日にすれ違う際に傘を相手がいない方向に傾ける「傘かしげ」は関係ない民家に大量の雨水を落とし喧嘩の原因になりうる。また江戸時代の和傘では傾けるよりすぼめる方が簡単である。
また中には公共交通機関で新しく座る人のために少し腰を上げ座席のスペースを捻出する「こぶし浮かせ」のように実際の江戸時代では使い道がないものもある。江戸時代の船にはロングシートのような座席はなく鉄道も馬車もまだ存在していない。
江戸しぐさは明治時代に消滅したとされているが、この点に関しても疑問点や設定の矛盾が多い。
初期の設定では「文明開化の影響により江戸っ子が江戸しぐさを使わなくなった」とされていたが、のちにとあるジャーナリストの介入により「戊辰戦争で薩長が江戸っ子を虐殺したため消滅した」というように改められた。もちろんそのような大量虐殺の証拠などどこにもない。
さらに、万一江戸で虐殺が実際に起きたとしても誰も地方に逃げ延びていないというのはとても不自然である。「江戸っ子が地方へ逃げ江戸しぐさを伝えた」という設定があってもおかしくない気がするがなぜか推進側もその設定は考えつかなかった模様。またそれ以前に江戸を訪問した地方出身者の日記に江戸しぐさが登場するということももちろんない。
以上のように問題だらけの代物であるが、江戸しぐさをマナー教育に使おうという学校や企業は珍しくない。近年でもAC(公共広告機構)のCMに使われたり某社の教科書に登場したりと蔓延は続いている。某人材派遣会社でマナー講座に取り入れられたという証言もある。
エンドカード(文化)
アニメなどで次回予告、提供、EDなどの後に表示されるものであり、同時に「次回もお楽しみ」などのテロップが同時に表示される。
内容は様々であり、毎週固定されたものや本編中の1シーンが表示されたり、視聴者や著名な漫画家のイラストが使用される事もある。
なお、近年の連続テレビ小説で見られるラスト5秒に表示されるアレもエンドカードと言えるが、そう表現する朝ドラファンは少ない。これがアニメオタクと一般人の差なのだろうか。

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オイルショック(社会)
中東の政情悪化により、原油の値段が高騰し、輸入各国に深刻な経済打撃を与えた事件。
第一次(1973年)と第二次(1979年)の2回起こった。
日用品の様々なものが値上がりしたほか、社会不安によって石油とは何の関係もないデマが広がった。
例えば第一次オイルショックの際にはトイレットペーパーの買い占めが発生したが、理由は大阪のスーパーマーケットがトイレットペーパーの店頭広告(POP)に「(激安の販売で)紙がなくなる!」と書いたものが、折からの社会不安によって「オイルショックで紙がなくなる」と勝手に読み替えられ、ネットもない当時、口コミで全国に拡大したもの(デマ)である。
オイルショックをきっかけにして「中東情勢で経済が振り回されるのはかなわん」と原子力発電所の建設が加速される事になったが、原発反対派は当然として、原発推進派がなぜこれを理由に挙げないのか不思議である。
先進国首脳会議(サミット・現:主要国首脳会議)が開催されるきっかけともなった。
オタク(一般)
本来は趣味を表す言葉ではなく、人格を表す言葉。この手の人たちの二人称が「おたく」であった事によって命名された。
筆者の記憶では、タレントの三宅裕司が自身のラジオ番組「ヤングパラダイス」(1983年5月~1990年3月)のコーナー「オタク族の実態」でオタクをいじった事で広まった。言葉自体はそれ以前にもあったが知られていなかった。
趣味の如何に関わらず、社会性を持っていて二人称に「おたく」を使わなければ「オタク」にはならない。…はずだが、最近では趣味だけでオタク扱いする輩が多いので困ったものである。
またマニアとオタクはなぜか区別されており、カーマニアやオーディオマニアとは言っても、それらは決してオタクにはならない。
逆に研究者などは、程度の差こそあれ、何かしら「オタク」の要素を持っていなければ務まらない。某ノーベル賞受賞者は、授賞の理由を「成功するまでやめなかったからだ」と第三者に言われ、授賞後にさんざんトラブルを起こした。
また、オタク同士が仲が良いかといえば全力でそうではなく、むしろ排他的である場合が多い。
例えば「俺は乗り鉄だから、撮り鉄とは一緒にしないで欲しい」とのたまう鉄道ファンがいれば、同じアニメでも「イカ娘を観て喜んでいるようではたかが知れている」と訳の分からない事を言うアニメファンもいる。
おとといきやがれ(難解?)
「二度と来るんじゃねえ!」の粋な表現。一昨日来ることは不可能なため。
また「とっとと行きやがれ」が転化したとする説もある。
いずれにしても勝った方が、「覚えてやがれ(次は負けないからな)」などと言って逃げる相手に対して使う表現であり、負けた方が使うと思いっきりカッコ悪くなるので注意。
大人(一般)
良く知られているようで、実はよくわからない概念。
「成人」は時代や地域によってバラバラではあるものの、一応はっきりした定義があるが、「大人」には明確な定義はない。
社会的には成功したと思われる、大企業や政治家、官僚などのお偉いさんでも「君は◯◯派か?」「私は△△大学卒だよ」と揉めたり威張ったりするため、到底大人とは言えない。
さらに赤ん坊の時のみならず、いつまでも女性の乳房を吸い続け、自分が産まれてきたところに入ろうとする男性は全員「子供」、女性は全員「大人」とでもすべきである。
オワコン(一般)
終わったコンテンツの略。つまり終焉、時代遅れのこと。
お笑い芸人(一般)
「手っ取り早く有名になって芸能界で金を稼ぐことができる」と(一部の人たちには)考えられている職業。
「M-1グランプリ」や「R-1グランプリ」などで優勝でもすれば、その後は芸を一切することなく、バラエティ番組のひな壇に上がったり、俳優をしたり、CMに出たりと稼げる。
テレビ局各社が「使い勝手が良い」という理由で安易に人気お笑い芸人を起用し続けた結果、現在のように状況になってしまった。
ごくまれに芸人として成功したあとでも芸を続ける場合がある。
ただし同じことを考える輩は多く、その大半が夢のまま消えてゆく。ただし一発屋芸人は知名度は稼げ、地方営業の需要はあるので成功者の部類に入る。
「新語・流行語大賞」を獲得した芸人が後にスターダムから転落するというジンクスは広く知られている。
音楽性の違い(芸能)
歌手グループが解散したりメンバーが脱退した時に使われる理由の1つ。ただし額面通りの理由であることは少ない。
実際には、メンバー間のケンカ、異性関係をめぐるもめごと、メンバーが何らかの不法行為を行ったなど、理由は幅広いが全てこの一言で片づけられる。
「我々が尊敬するバンドがケンカなんかするわけがない」というファンの夢を壊さないようにする魔法の言葉でもある。
生活用語などの基礎知識
あ~お/か~こ/さ~そ/た~の/は~ほ/ま~わ