製紙・印刷・製本

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全般[編集 | ソースを編集]

  1. メモ用紙やらくがき帳をお店で買う必要がない人たち。
    • 大掃除の日の帰り道は、社内公然の大荷物。
      • 断裁した後の余り集めて綴じれば、メモ帳の出来上がり。適当な断裁片がメモ用紙。
  2. 昔、機械の安全装置がまだ十分でなかった時代には、「指のない人はヤ○ザか断裁職人」といわれていた。
  3. 「裁断」と「断裁」は違うものなんだということを世間に訴えたいと思う人たち。
    • 裁断は細かく切り刻むこと。断裁は決められたサイズに切ること。
  4. 手書き原稿(原稿用紙に非ず)を一見しただけで文字数をぴたりと言い当てる人もいる。「あと1~2パラグラフあると、見開きでちょうど良いバランスになるんですけどねぇ」とか言ってのける。
  5. DTPは原稿等の関係で深夜まで残業があることも。が、残業代は基本出ない。ただでさえ年収は高くないのに…。
  6. 「特種東海製紙三島工場」と「大王製紙三島工場」が、同じ「三島」と呼ばれても全然近所じゃないことは、ちゃんと知っている。
  7. 見た目の美しい長方形の比率として「1:(1+√5)/2」という黄金比があるが、この手の業界の者は「1:√2」の白銀比のほうにこそ美しさ、そして実用性を見いだしている。

シール印刷[編集 | ソースを編集]

  1. 低賃金。印刷業の中でも最下層と蔑まれる業種。
  2. シール印刷の最大手は大阪シーリング印刷とされる。
    • 他に株式会社サトーとか。
  3. 印刷の中でもかなり簡単な部類に入るので、工賃などが安い。
    • 従って単価も安い。10万枚売っても5万円とか、そういう世界(1色印刷でそんなに大きくないシールなら)
    • 印刷機なども比較的安価なため、独立をするだけなら容易。
      • 但し、それは仕事が取れる(営業が出来る)、上客を持っているという前提だが。
    • 地方にもシール印刷をやる会社がワンサカある。
    • 利幅はそれなりに大きいとも言われる。

業界用語[編集 | ソースを編集]

  1. 新版
    • 新たに版を起こし、新規のシールを作る事。
      • 版代が稼ぎのモト。
  2. 再版
    • 以前に製造した版を用いて、再度同じシールを作る事。リピート品。
  3. 改版
    • 以前に製造した版の一部を変更し、内容を一部変更したシールを作る事。
      • モノによるが…客は「一部変更なんで再版」と言うけど、「どう見てもこりゃあ新版だ」な場合も。
  4. 版焼き
    • シール印刷に使用する版を作製する事。
    • 特殊な樹脂に黒いフィルムを乗せ、光を当てて作る。
    • かつてはシール印刷の良し悪しを決める重要な工程であり、熟練工がいるシール屋のシールは綺麗な印刷出来るとされた。
      • 今は技術が進歩しCTPがうんたらとか、素人に毛が生えた者でもある程度の版が作れるようになった。
  5. 原紙
    • 印刷をする紙(タック紙)のこと。シールなので、糊が付いている。
      • キャストコート
        • 最も良く使われる光沢のある原紙。安価で印刷の乗りが良い。
        • ミラーコートという呼び名もある。
      • アートコート
        • 比較的良く使われる光沢の無い原紙。表面が印刷が綺麗に乗るようにコートされている。やはり安価。
      • 上質
        • ごく一般的な普通紙に糊が付いたもの。色数の少ない、原材料表示等のシールに用いられる事が多い。
  6. エッチ液
    • オフセット印刷に欠かせない液体。水の表面張力のコントロールが主な目的である。
    • 新人のときには「変な名前だ。」と感じるものだが、慣れてくるともはや変に興奮することはない。