道路標識/種類別

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独立項目[編集 | ソースを編集]

案内標識[編集 | ソースを編集]

市町村[編集 | ソースを編集]

  1. 市町村の境界に設置されている標識。
  2. 多くは「市町村名+ローマ字+標章」だが、標章の代わりにその自治体のシンボルとなっているもの(建造物、自治体の名産品など)が描かれている場合もある。
    • 後者は高速道路に多い。
    • その自治体ゆかりのキャラクターが描かれていることもある。
    • 昔は文字だけバージョンが多かったが、最近は減少している。
  3. 市町村合併があると当然更新される。

都府県[編集 | ソースを編集]

  1. 都道府県の境界に設置される。
  2. 北海道は存在しない。陸続きの道路が無いからね(青函トンネルは鉄道専用)
    • 同じ理由で沖縄も無い。

入口の方向[編集 | ソースを編集]

  1. 高速道路や自専道の入口(インターチェンジ)の方向を示す緑色の標識。
    • 多くは左方向や左上だが、信号機付きの平面交差点だと右方向(右折で入る)もあり得る。
  2. ハーフICやクォーターIC、ダイヤモンド型ICでは「○○方面」も併記されている。
    • 「××方面へは行けません」も補足で書いてある。
  3. スマートICだと紫色の「ETC専用」も含まれている。これは出口の案内も同様。

方面及び距離[編集 | ソースを編集]

  1. その場所から目的地(都市名、インターチェンジ・ジャンクション等)までの距離を示す。
    • 通常は3段程度である。
  2. 一般道(青)では遠い方から順番に、逆に高速道路(緑)では近い方から順番に並べてある。
    • ただし首都高などの都市高速道路では並び順がバラバラの場合が多い。
  3. これのSA・PA版としてサービス・エリア、道の駅及び距離もある。
    • SA・PAは緑色で、道の駅は青色で表示する。

方面及び車線[編集 | ソースを編集]

  1. 「この車線にいると例示されている方面に行くよ」という案内である。
    • 高速道路のジャンクション(JCT)に多い。
  2. インターチェンジ(出口)やサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)の分岐点にも「本線」と表示されている場合がある。
    • おそらく渋滞対策。

方面及び方向[編集 | ソースを編集]

  1. 一般道、高速道路両方に見られる案内標識。
  2. 高速道路のJCTにもあるが、こちらの矢印は進行方向を示しているだけで車線との関係性は無い。
  3. マイナーな道路で無ければ手前に方面及び方向の予告もセットである。

出口の予告[編集 | ソースを編集]

  1. 高速道路や自専道(都市高速を除く)の出口の手前2km地点にある標識。
    • ただしトンネル内など構造上設置が難しい場合、JCTやSAに近接している場合は例外(例:出口の手前1.5km)もある。
  2. 基本的に表示名称はそのICの正式名称となる。
  3. JCTの手前2kmにも同様の標識があるが、あくまで表示されるのはJCTの名称だけ(方面は無し)。

方面及び出口の予告[編集 | ソースを編集]

  1. 高速道路の出口の手前1kmと500m地点にある案内標識。
    • こちらはIC名と近隣の自治体、接続する国道の番号が記載されている。
  2. 都市高速だと数百m手前にあることが多い。
    • こちらは出口の矢印の方向も示されている。(左側に限らず右側に出口がある場合も多いので)
  3. SA・PA版でサービス・エリア、道の駅の予告もある。

方面、車線及び出口の予告[編集 | ソースを編集]

  1. 高速道路の出口があることに加え、「その車線にいると出られるよ」と教えてくれる標識。
    • 流出する車両(交通量)が多いICに設置されやすい。出口車線も長めに作られている。

方面及び出口[編集 | ソースを編集]

  1. 高速道路の出口のファイナルアンサーである。ここで急に出ようと思って車線変更するのは非常に危険です。

サービス・エリア[編集 | ソースを編集]

  1. SAやPAの入口を示す。
  2. SAには「P」(駐車場を示す)、「ガソリンスタンド」、「ナイフとフォーク」(レストラン)、「i」(ハイウェイ情報ターミナル)が描かれていることが多い。
    • 一方、PAだと「P」と「コーヒーカップ」(軽食コーナー)が描かれていたり、もっと小規模で「P」のみ(≒トイレと自動販売機しか無い)の場合もある。
    • ただし最近ではガソリンスタンドやレストランがあるPAや、逆にガソリンスタンドやレストランが無いSAもあるので、名前だけで規模を判断するのは不可能。
  3. 全てのSA・PAではお酒を売っていないので注意。(飲酒運転防止のため)

サービス・エリア又は駐車場から本線への入口[編集 | ソースを編集]

  1. SAやPAから高速道路の本線に戻るための進行方向を示している。
    • 逆走事故を防止するために設置されている。
  2. 方面が書かれている場合と単に「本線」と書かれている場合がある。

料金徴収所[編集 | ソースを編集]

  1. 高速道路や有料道路の本線の途中にある料金所の手前に設置される予告標識。
    • ETCを搭載している車両がどのレーンを通れば良いかも教えてくれる。
      • ただしETCが使えない有料道路も多いよ。
  2. あくまで東京料金所(東名高速道路)や浦和料金所(東北自動車道)、八王子料金所(中央自動車道)などの本線料金所の予告なので、個別のICやJCTにはこの標識は設置されない。
    • あってもETCのレーンくらい。
  3. この標識がある場所ではちゃんと減速しましょう

非常駐車帯[編集 | ソースを編集]

  1. 路肩があまり広くない高速道路自動車専用道路でよく見かける。
    • 場所としてはトンネルや高架橋に多い。
    • 首都高などの都市高速道路に多い。
  2. 一般のバイパス道路でも見かけることがあるが、その場合も青色では無く緑色の場合が多い。

非常電話[編集 | ソースを編集]

  1. こちらも高速道路でよく見かける緑色の標識。
    • 高速道路だと1kmおき(都市高速は500mおき、トンネル内は200mおき)に左側の路肩に設置されていることが多い。
    • 一般道路でも宇都宮北道路や東京港臨海トンネル、大阪港咲洲トンネルなどで見かける。
      • 一般道路だと遮音壁があったりトンネル内など携帯電話やスマホの電波が通じにくい場所に多い。
  2. スマートフォンが普及した現代でもデザインは昔のダイヤル式黒電話の受話器のまま。
  3. 基本的に緊急時しか使うことができない。公衆電話との大きな違いである。

登坂車線[編集 | ソースを編集]

  1. 長い上り坂で左側に設置される、スピードを出せない車両のための車線。
    • 高速道路に多いが、一般道路でもたまに見かける。
  2. ここでは高速自動車国道の最低速度規制が撤廃される。そのため50km/h未満で走行しても問題ない。
    • …が、一般道路とほぼ同じ扱いになるので逆にスピードを出して爆走することはできない。
  3. 鹿児島では「ゆずり車線」と表現することもある。
    • 厳密には登坂車線とは違うものらしいが、登坂車線に該当する場所でもこう言うことがある。

警戒標識[編集 | ソースを編集]

信号機あり[編集 | ソースを編集]

  1. この先に信号機があることを強調する標識。
  2. 基本的にはカーブの手前など見通しの悪い場所にこの標識が設置される。
  3. 高速道路のインターチェンジやジャンクションでも稀にこの標識を見かける。
  4. これの代わりに予告信号機が設置されるパターンもある。
    • 特に熊本が特徴的で、左右交互に黄色点滅。

道路工事中[編集 | ソースを編集]

  1. 工事が終われば用済みになるため、基本的には一時的な設置に限られる。
    • ただし長期間に及ぶ工事の場合は常設に近い状態になることも。

横風注意[編集 | ソースを編集]

  1. 高速道路以外ではあまり見かけない標識。
    • 高速で走行するほど横風の影響を受けやすいため。
  2. 補助標識としても横風注意の文字が書かれていることも多い。

動物が飛び出すおそれあり[編集 | ソースを編集]

  1. 通称動物注意
    • 地方の高速道路や山道でよく見かける。
  2. デフォルトのデザインは鹿だが、ウサギタヌキなども存在する。
  3. 西表島にはイリオモテヤマネコの標識もある。

落石の恐れあり[編集 | ソースを編集]

  1. 通称落石注意
  2. 正直、いきなり上から石が降ってきたら、気付いたらもう遅い気がする…。
    • どちらかというと「落ちている石に注意」。

踏切あり[編集 | ソースを編集]

  1. デザインは汽車バージョンと電車バージョンがある。
    • 前者は観光地以外ではレア度が高い。
  2. 特に強調する場合は踏切注意の補助標識があったりする。
  3. 山形新幹線の沿線には新幹線車両バージョンもある。
    • でも同じミニ新幹線の秋田新幹線にはこのバージョンが無い。

二方向交通[編集 | ソースを編集]

  1. 一方通行から対面通行に切り替わる場所に設置される。
  2. 片側1車線の高速道路や自専道ではよく見かけるが、一般道路では激レアである。

交差点あり[編集 | ソースを編集]

  1. 基本的には信号機が無い大きな交差点に限られる。
  2. 十字やT字はよく見かけるが、Y字はレア度が高い。

合流交通あり[編集 | ソースを編集]

  1. 高速道路や信号機の少ないバイパス道路に多い標識。
  2. 多くは左側からの合流だが、首都高などでは右側からの合流もあり得る。

ロータリーあり[編集 | ソースを編集]

  1. 駅前には比較的多いが、それ以外の場所では激レアの標識。
  2. これとは異なる。

学校・幼稚園・保育所等あり[編集 | ソースを編集]

  1. 通学路に多い標識。

その他の危険[編集 | ソースを編集]

  1. ビックリマーク
  2. 多くは「歩行者横断多し」や「この先行き止まり」などの補助標識がある。
    • …が、全く補助標識が無いものも稀にある。
  3. 大昔の『鉄腕DASH』で、この標識を目撃した数を競う企画が行われたことがある。

指示標識[編集 | ソースを編集]

並進可[編集 | ソースを編集]

  1. 普通自転車が2台並んで走行できることを示す。
  2. 現在は激レア標識となっている。
    • そもそも本来並進は非常に危険な行為なので、むしろ標識は減少している。

軌道敷内通行可[編集 | ソースを編集]

  1. 路面電車の線路を自動車が走行できることを示す。
    • 逆に言えばこの標識が無ければ走行してはいけません。
  2. 東京以外では激レア

駐車可[編集 | ソースを編集]

  1. 路上駐車できることを示す標識。
  2. ほぼこれの真逆バージョンと言って良い。

停止線[編集 | ソースを編集]

  1. 停止線の位置が分かりにくい雪国に多い標識。
    • それ以外の地域ではレア度が高い。

安全地帯[編集 | ソースを編集]

  1. 歩行者の安全を確保するために道路上に設けられた、車両の乗り入れを禁止しているエリア。
  2. 路面電車が走っている都市以外ではほぼ見かけない標識。

横断歩道[編集 | ソースを編集]

  1. 通常は信号機が無い場所に限られる。
  2. 横断歩道・自転車横断帯というのもある。

自転車横断帯[編集 | ソースを編集]

  1. 横断歩道を併設しない自転車横断帯に設置される標識。
  2. 西日本には比較的多いが、東日本では激レア

規制予告[編集 | ソースを編集]

  1. 「車両通行止め(自転車を除く)この先100m」のように表示されている標識。
  2. カーブなど見通しの悪い場所に設置される。

補助標識[編集 | ソースを編集]

路肩弱し[編集 | ソースを編集]

  1. 地盤の弱い田畑や河川沿いの道路や、崖に沿った道路に設置される注意事項。

安全速度[編集 | ソースを編集]

  1. カーブや坂道などに設置される注意事項。
  2. これとは異なる。

追越し禁止[編集 | ソースを編集]

  1. 「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」にこの補助標識が追加されると意味が変わる。
    • この補助標識が無ければ「対向車線に出ない限りは追い越しが可能」だが、この補助標識があるとそもそも追い越し自体がNGになる。

規制理由[編集 | ソースを編集]

  1. その規制標識を設置することになった理由を示す。
  2. よく見かけるのは「騒音防止区間」「対向車多し」。
    • 前者は最高速度の規制の、後者は駐車禁止の理由になり得る。

始まり[編集 | ソースを編集]

  1. その標識が「ここから適用されるよ」という意味の補助標識。
  2. 右向きの矢印の場合と「ここから」と書かれている場合がある。

終わり[編集 | ソースを編集]

  1. その標識が適用される区間が終了することを示す。
  2. パターンとしては左向きの矢印の場合、「ここまで」と書かれている場合、青い斜め線(右上から左下)の場合がある。

高速自動車国道・自動車専用道路[編集 | ソースを編集]

  1. どちらも「自動車専用」の標識に併設される補助標識だが、意味が若干異なる。
    • 「デフォルトの最高速度」「最低速度の有無」「小型特殊自動車の通行可否」が異なる。
    • 逆に「歩行者、軽車両(自転車など)、原動機付自転車、小型自動二輪車(排気量125cc以下)、ミニカーが通れないこと」「20歳未満または自二輪免許3年未満の運転者のオートバイ二人乗りができないこと」「駐停車禁止」は共通している。
  2. 「(有料)」「(無料)」もあったりする。

20歳未満又は自二輪免許3年未満の運転者[編集 | ソースを編集]

  1. 「大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止」とセットで設置される補助標識。
  2. 自専道に該当しないバイパスで、自専道と同じ規制にするために設置される。
    • そのため「歩行者通行止め」や「車両通行止め」(自転車・軽車両、原付・小二輪などが対象)の標識がセットで設置されている。
  3. 横浜新道小田原厚木道路などの入口で見かける。

その他[編集 | ソースを編集]

左折可[編集 | ソースを編集]

  1. この標識がある場所では、信号機が赤でも常に左折することができる。
  2. 高速道路の入口(信号機付きの平面交差点)に多い気がする。
  3. 「一方通行」の色を反転させたような感じ。
  4. 右側通行時代の沖縄には「右折可」があった。

チェーン脱着場[編集 | ソースを編集]

  1. 山道など気象条件が急変する場所に設置される標識。
    • 峠を越えると降雪量が急激に増える場合など。
      • 日常的に冬タイヤを装着しているような地域(雪国)にはあまり設置されない。
  2. 場所によっては冬季以外は隠されていることも。
  3. 青色バージョン(一般道)と緑色バージョン(高速道路、自専道)がある。

通行規制区間[編集 | ソースを編集]

  1. 降水量(降雨量)が一定以上になると通行止めになることを示す。
    • 土砂災害を防止するために山道に設置されていることが多い。

津波浸水区間[編集 | ソースを編集]

  1. 「過去にここまで津波が到達したよ」という警告を発する標識。
    • 今後も大地震が来たらやはり浸水する危険性が非常に高いので、出来るだけ標高が高いところに逃げて警戒するしか無い。
    • 「ここから」「これより先」バージョンもある。
  2. 英語では「Tsunami Inundation Section」と書く。
  3. 今後同規模の地震が発生した際に浸水が予想される地域であることを示す津波浸水予想地域津波浸水想定区間もある。

関連項目[編集 | ソースを編集]

 交通
鉄道 路面電車 船舶 バス(バス事業) 航空 自動車 乗り物
日本の交通機関 運転免許証(種類別) THE 道 踏切
軽自動車 福祉仕様車 オートバイ 緊急車両 建設機械
標識種類別(規制標識) | 資格試験/交通系 | 本数間隔