難病

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全身[編集 | ソースを編集]

スティーブンス・ジョンソン症候群[編集 | ソースを編集]

  1. SJSとも呼ばれる重症薬疹の一つ。
    • 医薬品の副作用によって発疹ができる病気は他にもあるが、その中でもSJSが最も重篤である。
  2. 高熱と共に全身の皮膚に発疹ができ、さらに目や口の粘膜などに出血と激痛を伴う。
    • 全身の粘膜が冒されるため、呼吸器(肺炎)や消化器(下痢、血便)も例外では無い。
  3. 発症確率こそ非常に低い(200万人に1人)が一度発症すると致死率が高く、治療が遅れると治っても失明などの後遺症が残る。
  4. 市販の風邪薬や頭痛薬が原因で発症することもある。
    • 他にもマイコプラズマ感染症の合併症として起こることも。

劇症型溶血性連鎖球菌感染症[編集 | ソースを編集]

  1. 溶連菌が傷口から血液中に侵入して全身の筋肉を腐らせてしまう(壊死性筋膜炎)、とても怖い病気。
    • 壊死性筋膜炎を起こす細菌は他にもビブリオ・バルニフィカスやウェルシュ菌などがいるが、最も有名なのは溶連菌。
    • 人食いバクテリアと呼ばれることも。
  2. 進行が非常に高く、致死率は30%にも達する。
  3. 溶連菌自体は普段はそれほど凶暴な細菌では無いのだが、ごく稀に劇症型になることがある。そして劇症化する原因は未だに分かっていない。

後天性免疫不全症候群[編集 | ソースを編集]

  1. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が感染することで全身の免疫系が徐々に破壊され、末期になると常在菌でも重篤な合併症を起こすほど危険な状態になる。
    • エボラ出血熱や狂犬病などと異なり進行は非常に遅いが、放置すると確実に死に至る。
  2. 一応、薬で進行を遅らせることは可能らしい。
  3. 感染力は弱く、飛沫感染はしない。
    • しかしHIV感染者の血液や体液が傷口から入るとほぼ100%発症する。

脳神経系[編集 | ソースを編集]

ギラン・バレー症候群[編集 | ソースを編集]

  1. 末梢神経がやられて筋肉の麻痺が起こる病気。
  2. 致死率は低いが稀に呼吸器にも麻痺が起こって亡くなってしまうことも。
  3. ウイルスや細菌に感染した後合併症として稀に起こることがある。
    • カンピロバクターによる食中毒が特に有名。
    • インフルエンザワクチンを接種した後にも副反応として起こることがある。

消化器系[編集 | ソースを編集]

過敏性腸症候群[編集 | ソースを編集]

  1. 大腸に潰瘍や炎症は無いのに下痢や便秘を繰り返す慢性疾患。
  2. この病気が原因で亡くなることは無いが長期化するためQOL(生活の質)が大きく下がってしまう。
  3. 先進国に多い。
    • どちらかと言えばブルーカラーよりもストレスを抱えやすいホワイトカラーに多い。

潰瘍性大腸炎[編集 | ソースを編集]

  1. UCとも呼ばれる、大腸に潰瘍や炎症が起こる慢性疾患。
  2. 2週間以上続く下痢が特徴。
    • 1日の回数が10回を超えることも少なくない。
    • 過敏性腸症候群と異なり腸そのものに異常があるため夜中でも下痢が起こる。
  3. 酷くなると大腸から出血したり粘液が出てくるので粘血便や激しい腹痛がみられる。
    • 他にも高熱が出たり嘔吐する人もいる。
  4. 中毒性巨大結腸症はUCの最も怖い合併症。
    • 炎症が劇症化して腸が麻痺しガスが溜まって膨らんでしまう病気。すぐに手術(大腸全摘出)しなければ腸に穴があいて死亡することも。
  5. 基本的に治ることは無いが、活動期(炎症が起きている期間)と寛解期(症状が無い期間)を繰り返す。
    • しかし活動期が長引くと大腸癌を合併する危険性もある。
  6. 一応、大腸を全摘出すれば完治する。
  7. 有名人でもこの病気に罹っている人が少なくない。
    • 最も有名なのは安倍晋三元首相か。
  8. 症状が感染性の食中毒(腸管出血性大腸菌O157、細菌性赤痢、アメーバ赤痢など)に似ているので鑑別が必要。

クローン病[編集 | ソースを編集]

  1. UCと同じ炎症性腸疾患に分類されるが、こちらは小腸にもできるのでさらに厄介。
  2. 厳しい食事制限が要求されるので栄養失調になる危険性が高い。
  3. 致死率はそれほど高くは無いが、腹膜炎や敗血症などの合併症で亡くなる人もいる。
  4. この病気でも手術が必要になることがあるが、UCと異なり小規模な手術を繰り返すこととなる。
    • 小腸には栄養を吸収するという重要な機能があるため全摘出ができないから。

腸重積[編集 | ソースを編集]

  1. 小腸が大腸の中に潜り込んで腸閉塞を起こす病気。
  2. 2歳未満の乳幼児に多い。
    • ごく稀に年長児や成人にも起こりうる。
  3. 原因不明のことが多いが、ロタウイルスやアデノウイルス、ノロウイルスなどの感染や腫瘍などが原因となることも。
  4. これにかかった子供は激しい腹痛のために大泣きする。
    • 腹痛は持続性では無く、一旦収まるがまたすぐ激痛に襲われるという感じ。これを繰り返すのが特徴。
    • 嘔吐も見られる。
  5. 時間が経つと下血もみられる。
    • 粘液や血液が出てくるので、イチゴジャムのような粘血便と形容される。
  6. 発症から24時間以内に治療しなければ詰まった腸に血液が行かなくなるため腸が壊死してしまい、腹膜炎を起こして死亡することも多い怖い病気。
  7. 早期発見ができれば高圧浣腸するだけで治るが、発見が遅れた場合は壊死した部分を切除するしか治療法が無くなってしまう。

腸間膜動脈閉塞症[編集 | ソースを編集]

  1. 心筋梗塞や脳梗塞が腹部に起こったような非常に重篤な病気。
    • 小腸や大腸に血液を送る血管が血栓によって詰まってしまい、腸に酸素や栄養が供給されなくなる。
  2. 主な症状は非常に激しい腹痛、嘔吐、粘血便である。
  3. 発症してから6時間以内に治療しなければ腸が壊死し、腹膜炎やショックを併発し死に至る可能性が非常に高い。
    • 仮に命が助かっても手術で小腸の大部分を切除したために点滴でしか栄養を吸収できないという後遺症が残ってしまうことも…。
    • そのため激痛があれば救急車を呼んででも至急病院へ行こう。

膵炎[編集 | ソースを編集]

  1. 膵臓が膵液によって自分自身を溶かしてしまう病気。
  2. 非常に激しい腹痛が特徴。
    • 痛みが背中まで波及することも。
  3. 血の混じった腹水によっておへその周りが赤く染まってしまうことも。
  4. 通常は数日の絶食と点滴のみで回復するが、厚生労働省から特定疾患に指定されている重症急性膵炎になると致死率が30%に達することも。
    • 重症急性膵炎になると膵臓から出た酵素が全身の血管を傷付けるため出血傾向になる。
  5. アルコールや脂肪分の摂り過ぎが原因となることが多いが、おたふく風邪などのウイルスやマイコプラズマなどの感染症によって起こることも。

膵臓癌[編集 | ソースを編集]

  1. 「癌の王様」と呼ばれる病気。
    • 早期発見が難しい、他の臓器に転移しやすい、他の臓器と異なり有効な抗がん剤が殆ど無いことなどが理由。
    • そして膵臓には沢山の神経があるので激痛を伴う。
    • 5年生存率は10%未満。殆ど助からない。
  2. 糖尿病の合併症として発症することも。

劇症肝炎[編集 | ソースを編集]

  1. 肝臓の細胞が急激に壊れてしまう非常に危険な病気。
  2. これにかかると有害物質の解毒ができなくなるためアンモニアが脳に溜まって異常行動を起こしてしまう(肝性脳症)。
  3. 血液を固めるのに必要な凝固因子も作られなくなるため出血傾向にもなりやすい。
  4. 最も多い原因はウイルス性肝炎。このうちA型肝炎、B型肝炎、E型肝炎が劇症肝炎を起こし得る。
    • C型肝炎は劇症肝炎になることは稀だが、慢性化しやすく肝硬変や肝臓癌になりやすい。
    • AとEは食中毒として発症するが、BとCはヒトの血液や体液を媒介して感染する。

肝硬変[編集 | ソースを編集]

  1. 肝炎が慢性化することにより肝臓の組織が硬くなってしまう病気。
  2. 原因としてはC型肝炎やB型肝炎が多い。
    • たまに薬の副作用やアルコール、寄生虫が原因となることも。
  3. 初期はあまり症状が出ないが、進行すると黄疸や出血傾向、脳症、腎不全(尿毒症)などの症状が出る。
  4. そして硬くなってしまった肝臓はもう二度と元には戻らない。

泌尿器系[編集 | ソースを編集]

溶血性尿毒症症候群[編集 | ソースを編集]

  1. HUSとも呼ばれる、腎臓の障害や溶血性貧血を起こす病気。
  2. 多くはO157や赤痢菌に感染した後に発症する。
    • こいつらが産生したベロ毒素が血管を傷付けるために血栓ができ、血小板が浪費される。そして血栓が腎臓の血管を詰まらせたり、赤血球を破壊したりする。
    • 発熱や下痢(粘血便)が治った後に発症することが多い。
  3. 致死率はそれほど高くは無いが、血栓が脳に出来ると非常に危険。
  4. 免疫システムの異常によって起こる非典型HUSもある。こちらは食中毒が原因のHUSよりも致死率が遥かに高い。

代謝系[編集 | ソースを編集]

1型糖尿病[編集 | ソースを編集]

  1. 膵臓のベータ細胞が急激に壊れてインスリンが出なくなり高血糖状態になる病気。
  2. 運動不足や食べ過ぎによる2型糖尿病よりも進行が速く、昏睡を起こしやすい危険な病気。

血液系[編集 | ソースを編集]

溶血性貧血[編集 | ソースを編集]

  1. 何らかの原因で赤血球が早く破壊されるために貧血症状が出る病気。
  2. 黄疸や血尿もみられる。
  3. 殆どは免疫の異常が原因となって発症する。

再生不良性貧血[編集 | ソースを編集]

  1. 骨髄の機能が著しく低下することにより赤血球や白血球、血小板が作られなくなってしまう病気。
    • 症状は「血液のがん」とも呼ばれる白血病と似ているが、こちらは異常な白血球が増えるという点が異なる。
  2. 息切れや動悸などの貧血症状の他、免疫力が下がって感染症に罹りやすくなる、全身から出血しやすくなるなどの症状があらわれる危険な貧血。

鎌状赤血球症[編集 | ソースを編集]

  1. 赤血球が鎌状になっているために酸素運搬機能が著しく低下し重度の貧血になる遺伝性疾患。
  2. 患者はアフリカに多い。
    • これはマラリアの流行地域であるため。この病気に罹るとマラリア原虫に感染しなくなるというメリットも一応ある(トータルで見ればそれでもデメリットの方が大きいが…)。

IgA血管炎[編集 | ソースを編集]

  1. 免疫系の異常によって全身の血管に炎症が起こる病気。
  2. 昔はアレルギー性紫斑病と呼ばれていた。
  3. 子供に多い病気だが、大人がかかると重症化しやすい。
  4. 症状は主に皮膚と腹部にあらわれる。
    • 紫斑という内出血が起こりやすい。
    • 激しい腹痛や血便もみられ、腸重積を合併することも。

播種性血管内凝固症候群[編集 | ソースを編集]

  1. DICとも呼ばれる、血液系の病気としては最も重篤な疾患。
  2. 元々持っていた別の病気が急激に悪化することで血液凝固反応が非常に活発になる。
    • 全身に血栓ができることで臓器の機能が低下したり、血小板が浪費されることで出血傾向が起こる。
  3. 癌、白血病、感染症、大怪我(交通事故など)が主な原因。
  4. 一度DICを発症してしまうと致死率が非常に高いため、基礎疾患をしっかり治療しておくことが重要。

敗血症[編集 | ソースを編集]

  1. ペストや炭疽、黄色ブドウ球菌などの細菌性感染症が重篤化して菌が血液中に侵入する病気。
    • 通常の感染症は病原体が感染した一部の臓器のみに炎症が起こるが、敗血症では全身に炎症が起こるので非常に危険である。
  2. 菌血症とも言う。
  3. 高熱や心拍数上昇、血圧低下などの症状があらわれる。
    • すぐに治療しなければ多臓器不全を起こして死亡する。

白血病[編集 | ソースを編集]

  1. 血液の「がん」。
    • 「癌」と書かないのは血液が上皮細胞では無いから。
  2. 他の多くの癌と異なり生活習慣との関連は薄い。多くは原因不明である。
    • しかし放射線被曝や有機溶剤(シンナー)などが原因となるケースもある。
  3. ヒトTリンパ好性ウイルス(HTLV)による成人T細胞白血病(ATL)は九州沖縄に多い病気。

出血熱[編集 | ソースを編集]

  1. 発熱や出血傾向を主症状とする、致死率の高いウイルス感染症の総称。
    • 特に消化管出血(吐血、血便)と皮下出血(紫斑)が多くみられる。
  2. 原因となるウイルスは多種多様。
    • フィロウイルス科のエボラウイルスやマールブルグウイルス、ブニヤウイルス科のクリミア・コンゴ出血熱(CCHF)ウイルスやハンタウイルス、フラビウイルス科のデングウイルスや黄熱ウイルス、アレナウイルス科(ラッサウイルスなど)がいる。
  3. 感染経路も多種多様。
    • フィロウイルスはサルコウモリなどの野生動物が、CCHFはマダニが、ハンタウイルスやアレナウイルスはネズミが、デング熱や黄熱はが媒介する。
    • フィロウイルス、CCHF、アレナウイルスは血液や体液を介してヒトからヒトに伝染することも。(ただし空気感染はしない)
  4. 海外の病気だと思われがちだが、日本でも出血熱が発生することがある。
    • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はブニヤウイルス科のSFTSウイルスが引き起こす。マダニが媒介する。
    • 2014年には(それまで輸入感染症だと思われていた)デング熱も国内で流行した。
    • 昭和時代戦後に大阪市で流行した梅田奇病はハンタウイルスによる腎症候性出血熱。
  5. 最も有名なエボラ出血熱は致死率が50%を超えることもあるとても怖い伝染病。
    • 出血症状は実は殆ど見られないので近年ではエボラウイルス病とも呼ばれている。なお激しい下痢や嘔吐による脱水症状で亡くなる人が多い。
    • しかしあまりにも致死率が高すぎるので軽症患者が出歩いて感染を広げるということは無く、新型インフルエンザのような世界的大流行は起こらない。今のところほぼアフリカでしか流行していない。
  6. 多くの出血熱には有効なワクチンや治療薬が無い。
    • ただしアレナウイルスによる出血熱(ラッサ熱、南米出血熱)にはリバビリンが効く。
    • 黄熱にはワクチンがある。
医療
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