零式艦上戦闘機

提供:chakuwiki

戦闘機 > 旧日本軍の戦闘機 > 零式艦上戦闘機

零戦の噂[編集 | ソースを編集]

靖国神社に展示されている零戦五二型
  1. 日中戦争で活躍。
  2. 真珠湾攻撃で活躍
  3. 太平洋戦争の緒戦に於いて大活躍。
  4. マリアナ沖海戦では、意味なし
    • マリアナのターキーシュート、七面鳥扱いされてしまった。
  5. 最後は、特攻機に・・・。
  6. 通常より、重い爆弾(250kgだっけ)を機銃なしに突撃するなんて。
  7. でも、レイテ沖海戦や硫黄島の戦いで結構活躍した。
    • いきなり、護衛空母や駆逐艦を沈めてるし…。
  8. しかし、アメリカに特攻機の対策が考えられ、特攻は無意味に。
    • 特攻隊が襲い掛かると米軍側はそっちへ集中せざるを得ないため、沖縄への艦砲射撃等が中断された。決して無意味ではなかったのですよ。ただ大和の出撃はもうちょっと何とかならんかったのかとは思うけど。
    • 人道的なことは措いといて、敵へのダメージと味方の損害を鑑みると、旧日本軍の作戦の中ではマシな部類だったりする。
    • 未来に日本に戦争を仕掛ける事を考える国は、特攻の例から日本人はいざとなったら命を捨てて向かってくる民族だと考慮せざるをえず、特攻は決して無駄死にではない。
    • 家族の為、日本の為に命を散らしたパイロットを見ていると涙がでてくる。
      • どうにもならない国家の失政を、家族のため、郷土のためと自分に言い聞かせて、無能な統帥部の無責任を、自らの命で償った結果です。
  9. 最後の空戦は、B-32にダメージを与えた。
    • 坂井三郎さんの機体が(多分)単機で2機のB-32を攻撃、米搭乗員1名戦死、2名戦傷をおった。
  10. アメリカ軍から最も恐れられた戦闘機。アメリカは、零戦のことを「ゼロ」や「ゼロファイター」と読んでいた。
    • 「Zeke」や「Hamp」と言うコードネームもある。
      • 「Hamp」は零戦32型。主翼の端が四角かったため別機種と認識されたため。
      • 米軍の太平洋戦線の前線兵士には「Zero」(ゼロ)で通ったらしい。「Zeke」を使う方が少なかったとか。
  11. 零戦は、旋回能力、飛行距離、重火力、スピードに優れ、アメリカの戦闘機とドッグ・ファイトをすると大抵、零戦が勝っていた。しかし、防御力が低いため、アメリカ軍の12,7ミリ機銃を食らえば、一撃や二撃で打ち落とされる。また、高高度での迎撃が駄目なため、B29の本土空襲を食い止められなかった。
    • 実際、デビュー時の日本機の機銃は7,7ミリ機銃や7,98ミリ機銃等が主流、世界の軍機でさえ12,7ミリ機銃だったのに、零戦の機銃は20ミリ機銃なので大戦初期の連合軍機に大きなダメージを与えた。
      • そうして、第二次世界大戦の機銃は20ミリ機銃又は12,7ミリ機銃が主流になってくる。
        • でも日本海軍の20ミリ機銃は、まっすぐ飛んでいってくれない。 坂井三郎さんも「一番撃墜に使ったのは7・7ミリ弾」って言っているし。
          • 後期型はまっすぐ飛ぶよ。(紫電改などに搭載されてるやつ)
            • B-29はその初期は、厚木の雷電に襲い掛かられてバタバタッと落とされることがあった。
          • 20ミリ機銃は初速が遅かった&携行弾数が少なかったからベテランじゃないと「一撃必殺」にならなかったらしい。アメリカは「口径が小さくても初速が速ければ当てやすいし威力もひけをとらない。さらに弾もいっぱい持てるじゃん」というわけで12.7ミリを使い続けた。
            • と、こう伝説的に語られるブローニングM2 .050calだが、実は故障率が半端なく、九九式よりよっぽど故障したらしい。1丁でも多く積もうとしたのは、それをカバーする意味もあったとか。ちなみに銃本体の重さも、M2 .050calと九九式二号でほとんど変わらなかったりする。
            • つか、零戦は将来の機銃は20ミリが主力になることを見越して設計され、そして20ミリに対する防弾を施すと襲撃機並みの運動性能になってしまうので機動力で避弾する事を前提に防弾を放棄した。今のジェット戦闘機と同じ思想。悲劇はアメリカが12.7ミリを使ってしまった事。
  12. 大戦初期は最新技術の塊だったはずなのに、千島列島のどっかの島に壊れていたとはいえほぼ完全な状態で放棄してしまった。そしてその機体はアメリカに鹵獲され、技術を盗まれることに。日本の情報管理の甘さはこのころから。
    • もっとも技術のコピーは日本でも盛んにやってた事ではある。
    • バレたのは飛行特性など。部品自体は大した事ないと判定されている。
      • そもそも日本軍では不時着した零戦は破壊するべしという命令は出ている。悪いのは不時着した零戦のそばにいて、気づいていながら攻撃しなかった僚機のパイロットである。(まあ、パイロットが生存しているかもしれないと攻撃を渋るだけの理由はあったのだが)
  13. 紺碧の艦隊とか言う小説では、零戦の木製バージョン、木零戦が登場する。
    • 超超ジェラルミンじゃなくて木の零戦の方がレーダーに感知されにくいし、資源も国内でまかなえるので木製のほうが効率はいい。
      • まあその代わり、日本のエンジンは馬力があまり出ないためスピードは落ちるし、零戦の得意分野である運動能力も落ちる。
      • 木製戦闘機なんて重い&強度が無いんで使い物にならない。
        • モスキートという例があるので、できない訳ではないかと(ただモスキートは余りに高性能すぎたかもしれない)
      • 所詮、架空戦記。当時の日本ができる訳なし。
        • というか紺碧の艦隊はなんでも日本にだけ有利に働く世界。
  14. 実を言うと、零戦はF6Fより運動性能が良いらしい
    • と言うか、パイロットにホドホドの技量があれば、ヘルキャットを落とすことは可能。
      • 末期になるとベテランパイロットはバタバタと死んでしまい、ペーペーの新米しかいなかった。
        • との末期における連合軍側の評価を分けたのが防弾だった……。
          • 実を言うと…というか零戦・隼より運動性の良い米軍機なんていないんじゃないのか?F6Fは高速度域では確かに零戦より旋回性能はよかったらしいが、高速域だけだし。
            • 艦上戦闘機や攻撃機の戦闘が想定される低空域で零戦が異常に強い。米機で勝てそうなのはP47くらい。
              • ってオイオイ、低空域でのP-47は連合軍一番カモな戦闘機っていうことは知らないのかよ?しっかりしろよ!
            • FM-2ならなんとなく納得いけるが、P-47? はははっ、面白い冗談だ
  15. 現在一機だけ現役で飛べる機体がある。ただしその機体はかつての敵国アメリカの個人が所有。
    • アメリカは古い飛行機のレストアが盛んだし、そういう機体の飛行にも寛容だし・・・。日本に置いとくよりは幸せ。
    • 零戦の現存可動機は一機だけじゃないぞ。
  16. なぜかオークランドの博物館に展示してある。
    • さらに展示してある部屋には当時の日本軍の物と思われるハチマキなんかも展示してある。なんでだ。
  17. 零戦の弱点は一撃離脱戦法。この戦法を使われると格闘戦では圧倒してた敵機も零戦とほぼ互角に戦うことができた。
    • でも一撃離脱って実際やってみると当たらなかったりする。零戦と互角だったのは機動力を数で補ったから。いくら機動力が良くても2機3機同時に相手に出来ない。
      • んなアホな。有名な零戦パイロットの岩本徹三中尉はズーム&ダイブの一撃離脱戦法。
        • 岩本さんは隙を作る方法を知ってたし敵機の距離判別してたし。おまけに一撃離脱に徹したはずのスピットファイア(5型)も零戦相手にフルボッコにされた。(2機しか零戦がやられてないのに、26機も未帰還にされた。)
          • 岩本さんはあくまで「先手必勝」ってことで先制攻撃を行ったのが結果的に一撃離脱に似ていたっていうほうが近い。岩本さん自身も格闘戦に大いに自身を持っていた。
    • 一撃離脱とは言うがこれ「サッチアンドウェーブ」の誤訳だからな?日本語に訳せば波状攻撃、1機を囮にして1機で攻撃する戦術。そりゃ勝てるわけだ。
      • これを可能にしているのは優秀な無線機の有無であり、零戦の弱点はむしろここではなかろうか。
      • ごめん、さすがに訂正。一撃離脱とサッチウィーブ(Thach Weave)は違うものです。一撃離脱は高速を生かして敵機の上位から襲撃し一連射を浴びせて離脱する戦法。↑が言っている「1機を囮に・・・」というのはサッチウィーブのことだと思われるが2機のコンビネーションで敵機を翻弄する戦法。どちらも米軍が零戦対策として取った戦法ではありますが全くの別物です。
        • Thach(サッチ)というのはこの戦術を確立させた中心人物であるパイロットの名前、Weave(ウィーブ)は「機織り」の意味で機織りを連想させる動きだったから。ちなみに日本人がよく誤解するが、WaveではなくWeave。
  18. ザ・コックピットではとても活躍してた。
    • F6Fの弱さにビックリ!
      • それでも日本の戦争漫画にしては米軍機が強いほう。
        • でも20mmがあたったらF6Fでもあれぐらいのもろさになるのかも。
  19. 軽量化しすぎで機体剛性が足りなかった。急降下からの引き起こしが弱点だった。そのためアメリカが「上から襲い掛かれ」攻撃に切り替えてからは劣勢に・・・・
    • 実は、二二型の途中からこの欠点は克服されている。だが、それを生かせるパイロットが既にいなかった。
      • 二二型の急降下制限はむしろ退化した方が…急降下制限の欠点を克服したのは五二型だよ。それにしても戦争後半の大体の米軍機に劣る。
  20. 飛行機に疎い人に「緑色か灰色に日の丸の描いてある、空冷単発プロペラ機」の絵や写真を見せると、ほぼこの飛行機の名前を言う。
    • もう少し詳しければ隼、さらに知っている人は疾風、戦記小説読み漁っているなら烈風と答えるかも。
  21. 200機以上撃墜した凄いパイロットが乗っていたことがある。
    • ラバウルの悪魔ですねわかります。
      • 坂井三郎さんですか?
        • 杉田さんです。坂井さんは日本の撃墜王ランキングでは八位くらいです。
          • つか坂井三郎の64機撃墜は「大空のサムライ」で撃墜機数を決めるため、宮本武蔵の決戦回数にあやかって決めた数。元々海軍では編隊戦闘が基本なんで個人の撃墜機数を厳密にカウントしません(部隊ごとのカウントになる)。例外は単機行動する夜戦。
  22. 零戦のパイロットといえば坂井三郎と答える人は多数いると思う。「第二次大戦 傑作機100」ちゅう本では二一型の解説では、半分が坂井機のこと。図も坂井機「V-128」の塗装だし。
    • 坂井さんはインタビューで飛行機(多分零戦)と車(愛車はスカイラインだった気が)のどちらがいいかと聞かれた時、車のほうがいいといったとか。というか、「V-128」「V-103」とかどんだけの別の零戦にのってんだ。
  23. 飛行時間や航続距離は飛躍的に伸びた。もちろん長距離に対応するレーダー航法なんて満足できるほどの物はなく(まず装置を載せる余裕が無い)、天測と勘と運によって目的地まで飛んだ。これによる操縦者への負担は無視できないレベルだったが、大和魂によって解決が図られ(帝国兵士の誇りに恥じぬ気合と根性で対応という無茶振り)、問題は全くといっていいほど起こらなかった(現地のクレームは圧殺)。が、末期が近づくと訓練もおざなりで大和魂がなんたるかも分からない新兵が増え始めたため(精神論だけで農民に正規兵と同じ能力を求めるのは難しかった)、機体の性能を最大限に活かせない事例も比例して増えた。長い記事
    • そもそも当時の単発単座感情戦闘機に航法装置なんてないから
  24. 最初の量産型は陸上機だった。登場当初の相手はアメリカ製カーチス・ホーク3戦闘機、ボーイングP-26戦闘機、マーチンB-10爆撃機、イタリア製フィアットCR.32戦闘機、フランス製ドボアチーヌD.510戦闘機、イギリス製グロスター・グラディエーター戦闘機、ソ連製ポリカルポフI-15戦闘機、I-16戦闘機、ツポレフSB高速爆撃機、ドイツ製ハインケルHe66急降下爆撃機。ほぼ航空機製造主要国の軍用機が勢揃いし、それらを圧倒した。これが「登場時の零戦は世界最強の戦闘機だった」たる由来。
    • ただしそれら零戦が一方的に喰った機種は皆、零戦よりも二世代ほど古い旧式機

零戦の敵[編集 | ソースを編集]

  • F4F
  • F6F
  • F4U
  • P-51
  • B-29
  • アメリカ軍
  • ハリケーン
  • スピットファイア
  • ブレニム
  • イギリス軍
  • VT信管付の対空弾

ある意味敵[編集 | ソースを編集]

  • 一式戦闘機『隼』
  • 帝国海軍上層部
    • 上空での判断力が重要な戦闘機は世界的に将校が乗るものであり、下士官を乗せていたのは旧日本軍くらいであった。
      • 大戦中にベテランパイロットを失ってゆく原因の一つ。
      • 撃墜王坂井三郎氏は著書の中で「自分は上官が理解のある人で作戦中の自発的な判断を尊重してくれたから助かった」という旨を述べている。
        • それは直属上官の笹井さんのことでしょ?ここで言う上層部って、軍令部とか航艦司令部とか、いわゆる「お偉方」のこと。
  • 工業力。もっと強力なエンジンをバカスカ作れたら防弾も無茶な軽量化も(ry

零戦の呼び方について[編集 | ソースを編集]

  1. 人によって違うが零戦はゼロ戦かレイ戦と言う。
    • 正式名称はれいしきかんじょうせんとうきなので普通だったらレイ戦と言うし、海軍でもほとんどの人がレイ戦と言っていた。
      • 確かにその時代は英語語禁止だったからねえ。
        • 敵性語とか煽ってたのはマスコミ。言葉も知らずに戦争なんてできないことくらいはさすがの軍部や政府でもわかってた。
        • 海軍は普通に英語使ってたし、当時のパイロットも普通にゼロ戦とよんでたそうだ。
          • 連合艦隊の事を「GF」と略してたしね。
            • 「MI」「AL」「MO」とかもある。てか、全部作戦じゃないか。
              • 逆。その略号自体が地名を表すんだから○○方面作戦の意味で、MI作戦とか。
          • 海軍で英語を使わないなんて不可能。チャージとかウォームホイールとかいちいち日本語に言い換えてたら作業にならない。
            • その点陸軍は徹底してる。自動車のアクセルを加速践板、ステアリングを走向転把。カレーライスは辛み入り汁かけ飯、
        • 英語は当時自主的な禁止→マスコミ「政府g(ry」ってこと。ぶっちゃけどっちも言ってたってのが正しい。
    • でも、ゼロ戦の方が言いやすいのは確かに
    • 元航空参謀の奥宮氏によると本当の略名はレイシキ戦らしい。
  2. 零戦ファンはほとんどの人がレイ戦という。
    • どっちでもあってるのにレイセンが正しい、と言うの多さは異常
  3. あえて量産期と区別したい場合を除いて、わざわざ十二試艦戦と呼ぶ奴は行き過ぎ。
    • エンジンが「瑞星」であることを覚えときゃあいいのに。

関連項目[編集 | ソースを編集]