馬事典
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- 原則、五十音順です。
馬と生物[編集 | ソースを編集]
ニンジン[編集 | ソースを編集]
- 馬が好きな食べ物。
猫[編集 | ソースを編集]
- 牧場によくいる小さくて可愛い奴。
- 牧場には飼料があるのでネズミが出る。そこでネコの出番。
- こういう理由なので馬だけじゃなく牛飼ってるとこにもいる。
- 牧場には飼料があるのでネズミが出る。そこでネコの出番。
- ゴドルフィンアラビアン以来、サラブレッドに愛猫家は多い。
- 気性難な馬に猫セラピーが試みられることもある。
- セントサイモンやヘイローには効かない。
- 気性難な馬に猫セラピーが試みられることもある。
リンゴ[編集 | ソースを編集]
- 馬が好きな食べ物。
- アメリカあたりだとこっちのイメージらしい。
- マイリトルポニーでアップル農園のポニーが出てくるのもこういう理由。
馬とヒト[編集 | ソースを編集]
- 身の回りにたくさんいる二本足の動物。
- 世話してくれるヒトもいれば、こき使ってくるヒトもいる。
- ケイバジョウってところに行くと物凄い数いてビビる。
鞍上[編集 | ソースを編集]
- 騎手のこと。
騎手[編集 | ソースを編集]
- 馬の上の人。
- 鞭でペシペシ打ってくる。
- だから、たいがいの馬は騎手のことは嫌い。
- たまに騎手好きな馬もいる。
- ごく一部の強い馬からすると「こいつ乗せた後はめっちゃ褒められるな」みたいな認識なのかもしれない。
- たまに騎手好きな馬もいる。
- 馬からすると大して痛くはないらしい。
- だから、たいがいの馬は騎手のことは嫌い。
- レース中にうっかり背中から落とすと失格になる。
- 後続の馬に踏まれかねないガチで生死の危機。うっかりでは済まない。
- 鞍上やジョッキーという別名もある。
- 本番では派手な服を着て出てくる。
- 勝負服という。遠くから見ても分かりやすいようになっている。
装蹄師[編集 | ソースを編集]
- 蹄と蹄鉄のスペシャリスト。
- 装蹄師資格は指導級、1級、2級がある。
- 日本装蹄師会装蹄教育センターがある。
- 装蹄の良し悪しで健康状態や競争成績が全然変わってくる、競馬において重要な仕事。
- 馬ごとに違った対応が求められ高度な技術が必要。
調教師[編集 | ソースを編集]
- 競走馬を調教(トレーニング)する人。
- というのが本来の意味だが、今日は厩舎の経営者の側面が強い。
- 厩舎とは現役競走馬を擁しそこから利益を得る会社みたいなもの。
- というのが本来の意味だが、今日は厩舎の経営者の側面が強い。
- はるか昔、紀元前15世紀からあった職業。
馬主[編集 | ソースを編集]
- 馬の所有者。
- 馬をどうするかの最終決定権はこの人が握っている。
- 馬が獲ってきた賞金は大半が馬主の懐に入る。
- というと、何か儲かりそうだが、たいていの馬主は赤字。
- そもそも七割の馬が一勝もできないわけだからな。
- というと、何か儲かりそうだが、たいていの馬主は赤字。
- 資産や収入が十分ないと成れない。
- 一口馬主は正確には馬主ではない。
- 法的には金融商品の一種になるらしい。
- 中央競馬では勝負服は馬主ごとに設定される。
- 地方競馬だと勝負服は騎手単位。
- 馬も「なんか偉い人」くらいの認識はしてるっぽい気もする。
- たぶん、周りの人の対応から判断してる。
疫学[編集 | ソースを編集]
馬インフルエンザ[編集 | ソースを編集]
- 馬のインフルエンザ。
- 人間には感染しない。
- 犬にはうつる。
- 鳥インフルエンザほどやばくないので、感染したら殺処分なんてことにはならない。
- 1972年に関東で流行した。
- このときの反省から競走馬はみんなワクチン打ってる。
屈腱炎[編集 | ソースを編集]
- 通称「競走馬のガン」。
- 発症すると完治は困難。
- 引退する原因としても多い。
- その一方で、屈腱炎を乗り越えて好成績を残す馬も少なくない。
- 腫れあがった脚部の外観から「エビ」と称されることも。
予後不良[編集 | ソースを編集]
- 致命的なレベルの骨折を負った場合に起きる宿命。
- 馬(特にサラブレッド)は4本足で約500kgの体重を支えないとならないので、1本でも骨折すると他の足に負荷がかかり、結果として衰弱死してしまう。
- 人間の場合は開放骨折や複雑骨折でも義足で生き延びることはできるが、馬の場合は多くが耐えられない。
- 実際予後不良級の大怪我から長期間に及ぶ手術の末一命をとりとめた馬もいるにはいるが、患部を蹴ったり暴れたりして苦しみながら死ぬ馬もいるので…。
- 著名馬が予後不良になるたびに、一定数動物
愛誤愛護者が湧いてくる。- 書籍を読めとは言わないが、せめてWikipediaの記事くらいは目を通してもらいたいところ。
- 原則的にはその場で安楽死(薬殺)となる。
- 戦後少し後(1960年頃)まではそのまま食肉として出荷されるケースも多かったが、宝塚記念馬ハマノパレードの一件で薬殺処分に統一された。
ギャンブル[編集 | ソースを編集]
オッズ[編集 | ソースを編集]
- 勝った場合の払戻金が賭け金の何倍になるかの数字。
- 日本国外だとまた別表記。
単勝[編集 | ソースを編集]
- どの馬が勝つか予測する馬券
- タン塩に似てる。
馬券[編集 | ソースを編集]
- 日本中央競馬会や一部の地方公共団体にお金を献上するともらえる券。
- たまにキャッシュバックがある。
複勝[編集 | ソースを編集]
- 3着までに入る馬を予測する馬券
ワイド[編集 | ソースを編集]
- 3着までに入る2頭の組合せを予測する馬券
- 1999年に導入された。
- 告知ポスターではワイドと書かれた紙をナイスネイチャが咥えていた。
競走[編集 | ソースを編集]
軍事[編集 | ソースを編集]
騎射[編集 | ソースを編集]
- 馬上で弓を射ること。
- 最初にやったのはスキタイ人らしい。
- 後方射撃を特にパルティアンショットという。
- 名前の通りパルティア人が得意とした。
- 退却しながらの攻撃であることから、転じてパルティアンショットには捨て台詞という意味もある。
- 名前の通りパルティア人が得意とした。
- 日本では馬の輸入と同時に騎射技術も入ってきた。
- これが儀式化・競技化したのが流鏑馬。
胡服騎射[編集 | ソースを編集]
- 中国の北方民族が行う馬に直接騎乗し弓を射る戦闘スタイルとそれに適した服装のこと。
- 趙の武霊王が導入した。
- 北方異民族の様式を導入するにあたってなかなかの苦労があったようで。
- それ以前の伝統的な中国での戦闘スタイルは戦車によるもの。
- これにより趙の軍事力は飛躍的に向上した。
- が、当の武霊王は国内反乱で餓死という悲惨な最期を迎える。
- 北方異民族の様式を導入するにあたってなかなかの苦労があったようで。
騎兵[編集 | ソースを編集]
- 馬に乗って戦う兵種。
- ラクダ騎兵とかもある。
戦車(チャリオット)[編集 | ソースを編集]
- 砲と装甲がついてる自動車とは別物。
- 騎兵が主流になる前は、馬に戦車を引かせて戦った。
- 古代オリエントで最初に戦車を引いていたのはロバ。
- 紀元前2千年紀に馬が導入された結果、馬へと移行した。
- 古代オリエントで最初に戦車を引いていたのはロバ。
- 春秋戦国時代の主力兵器。
- 大国を指す千乗之国、万乗之国といった表現がある。
ランス[編集 | ソースを編集]
- 騎兵用の槍。
- 普通の槍(スピア)とは違い、切ることは基本できず突きがメインになる。
- 人馬一体で突撃してランスをぶつけてくるのがランスチャージ。
- こんなもん当たったら即死だろう。
- 助走がいるので、たぶん野戦の初っ端と試合・決闘でしかできない。
- 最初に使用したのはビサンツ帝国らしい。
毛色[編集 | ソースを編集]
栗毛[編集 | ソースを編集]
栃栗毛[編集 | ソースを編集]
- 栗毛よりちょっと暗い色。
鹿毛[編集 | ソースを編集]
- 普通の馬。
- 足先が黒い。
黒鹿毛[編集 | ソースを編集]
- 言うほど黒くはない。
青鹿毛[編集 | ソースを編集]
- 黒鹿毛とどう違うのか分からない。
- 黒鹿毛より黒いけど、どこが境界なのか。
- 腹や鼻先に茶色いとこがあるので青毛とは見分けがつく。
青毛[編集 | ソースを編集]
- 真っ黒。
- 青くはない。
- 青鹿毛と区別しにくい。
芦毛[編集 | ソースを編集]
- 生まれたときは灰色や黒。
- だんだん白くなってくる。
- 人類はだいたい芦毛。本当はメカニズム違うんだけど。
- 芦毛の馬は加齢で見た目が変わっていって面白い。
- 引退後真っ白になってて「誰だお前?」ってなる競走馬もいる。
- デビュー時は黒くて芦毛とは思えない子もいる。
- ビワハヤヒデは頭だけ白くなった時期があって、顔のでかさに拍車がかかってしまう羽目になった。
- 白馬はだいたい芦毛。
- 白毛は希少なので。
- 目立つので軍用馬としては嫌われていた。
- 「芦毛の馬は走らない」
- 軍用馬育成が目的だった戦前は芦毛が冷遇されたのが由来。
- その後も絶対数が少ないことから、この迷信はなかなか打破されなかった。
- 日本での芦毛の活躍は1970年のメジロアサマあたりでようやく始まったという感じ。
- 芦毛はモテる。
- たぶん馬目線でも目立って見えるから。
- 偉大なるオルコックアラビアンがサラブレッドにおける芦毛遺伝子の祖。
- 神馬(神社の馬)や誘導馬など、再就職に有利。
白毛[編集 | ソースを編集]
- 真っ白。
- アルビノとは違う。
- 突然変異で出現する。
- ミスセンス突然変異が多い。
- そこから子孫へもある程度遺伝する。
- 日本ではシラユキヒメの系統が広がりつつある。
駁毛[編集 | ソースを編集]
血統[編集 | ソースを編集]
施設[編集 | ソースを編集]
競馬場[編集 | ソースを編集]
トレーニングセンター[編集 | ソースを編集]
美浦トレーニングセンター[編集 | ソースを編集]
- 中央競馬の東日本地区における調教拠点。
- 水がまずい。
- 霞ヶ浦の水だからな。
- 読み方は「みほ」。「みうら」ではない。
- なお、ミホノブルボンがいたのは栗東トレセン。
栗東トレーニングセンター[編集 | ソースを編集]
- JRAのトレーニングセンター(調教施設)。
- 1969年と美浦トレーニングセンターより9年早く開場した。
- 実はトレーニングセンターとしては東京都競馬が管理する小林牧場の方が更に古い。
馬術施設[編集 | ソースを編集]
馬事公苑[編集 | ソースを編集]
- JRAが運営する公園。
- 1940年東京オリンピックのために造られた。
- 1940年は中止になったが1964年東京五輪と2021年の東京五輪では馬術競技の会場になった。
- 世田谷にある。
- 街中にあるなと思ってたけど1940年造成なら当時はまだ農地だったんだろうなあ。
三木ホースランドパーク[編集 | ソースを編集]
- 関西における馬術の一大拠点。
- JRAと三木市が1994年に合同で設置した。
- 管理運営は三木山人と馬とのふれあいの森協会。
- 道の駅みき併設。
- 国際厩舎がある。
- 海外馬の入国時や海外遠征馬の帰国時に三木ホースランドパークで検疫してたりする。
- ブエナビスタとかディープボンドとか来てた。
- 海外馬の入国時や海外遠征馬の帰国時に三木ホースランドパークで検疫してたりする。
- 苑内に高木古墳群やら三木合戦のときの城跡やらある。
性別[編集 | ソースを編集]
騸馬[編集 | ソースを編集]
- 去勢された馬のこと。
- 出走できないレースが多い。
- 香港・シンガポールやオーストラリア・ニュージーランドなど日本を除く西太平洋諸国では競走馬となった大半の牡馬が去勢される。
- 「騙」馬は誤りだが、結構騙されて書く人の多いこと多いこと。
- スマホでもパソコンでも「騙馬」が出てきてしまうもの、正直修正する気にもならない(コラ)。
- 常用漢字じゃないので「セン馬」と書かれることも多い。
牝馬[編集 | ソースを編集]
- メスの馬。
- 牡馬より暑さに強く、夏は牝馬の方が有利と言われている。
牡馬[編集 | ソースを編集]
- オスの馬。
- 暴れん坊で種牡馬になる見込みがないと玉がとられて騸馬になる。
- 乳首がない。
組織[編集 | ソースを編集]
クールモアスタッド[編集 | ソースを編集]
ゴドルフィン[編集 | ソースを編集]
- ドバイ王家が出資した競走馬管理団体。
- 由来は三大始祖のゴドルフィンアラビアン。
- 生産者としてはダーレーグループを名乗る。
- こっちの由来は当然ダーレーアラビアン。
- 日本にもダーレー・ジャパンがある。
- 日本でも指折りの競走馬生産者。
- ダーレー・ジャパン設立はステイゴールド大活躍の結果という噂がある。
社台グループ[編集 | ソースを編集]
- 日本最大の馬産集団
- 世界的にも見ても競走馬生産団体としてはかなり巨大な部類。
- 日本競馬がらみの陰謀論ではだいたい悪玉あつかいされる。
- 由来は白老町社台地区に牧場を作ったことから。
- 今もここに社台牧場がある。
- 社台牧場は社台グループではない。
- 社台牧場から分離独立して巨大化したのが社台グループ。ややこしい。
- 社台牧場は社台グループではない。
- 社台はアイヌ語のsa-tay-petが語源で「前の林の川」という意味。
- 今もここに社台牧場がある。
地域[編集 | ソースを編集]
ウクライナ[編集 | ソースを編集]
- 馬が家畜化された土地。
馬具[編集 | ソースを編集]
鐙[編集 | ソースを編集]
- ユーラシアで軍事革命を起こした。
- 騎乗するとき、足を乗っける。
- これで騎乗時の安定性が格段に向上する。
鞍[編集 | ソースを編集]
- 馬の背中に付けて人間が乗りやすくする馬具。
蹄鉄[編集 | ソースを編集]
- 馬の靴みたいなもの。
- 英語だとまんまHorseshoe。
- 馬以外にロバや牛やラクダも付けることがある。
- 家畜化の過程で蹄がやわになって必要になった。
- モンゴルだと環境が野生状態に近いのと品種上の理由で蹄鉄はいらない。
- これを考えると発明したのは騎馬民族ではなさそう。
- モンゴルだと環境が野生状態に近いのと品種上の理由で蹄鉄はいらない。
- 普及以前は靴を履かせていた。
- ローマ帝国では革靴。
- 日本だと江戸時代までわらじみたいなものを履かせた。
- U字型。
- 真ん中が開いてるのは、この蹄踵部分の変形に第二の心臓的な役割があるから。
- 鉄っていうけど競走馬はだいたいアルミ合金の蹄鉄を使ってる
- 蹄と蹄鉄を専門で扱う装蹄師という職業がある。
- 装蹄の良し悪しで健康状態や競争成績が全然変わってくる。
ハミ[編集 | ソースを編集]
- 馬具の中で最大の発明。
- 馬の口に入れる馬具。
- 手綱を引くとハミが動き、口への刺激という形で馬に人間の指示を伝えることができる。
- 馬の口の中には、歯槽間縁という歯がない部分がある。
- これがハミを通すための空間になっている。奇跡みたいな話。
走り[編集 | ソースを編集]
歩方[編集 | ソースを編集]
- 馬の歩き方、走り方のこと。
常歩[編集 | ソースを編集]
- 歩いてる状態。
- アンブル
- 人間の早歩きかジョギングくらいのペース。
- 遅いが1日に一番長距離移動できるのはこの歩き方。
- 50~60km。
- ペース上げるとすぐバテちゃう。
速歩[編集 | ソースを編集]
- 馬の平常運転。
- 常歩の倍くらいのペース。
- トロット
- この名の通りトロットレースはこの歩方で行われる。
駈歩[編集 | ソースを編集]
- 如何にも走ってる感じ。
- 平均的な青少年の100m走くらいのペース。
- 一般的な自転車の速度くらいでもある。
- キャンター
- フランス語やドイツ語だとギャロップで、襲歩と区別しない。
襲歩[編集 | ソースを編集]
- 全力疾走。
- 自動車並みの速度。
- ギャロップ
- 馬にとっても相当きついので4~5kmが限界。
- 平地競争が長くても4km程度までなのはこのため。
脚質[編集 | ソースを編集]
- レース時の位置取り・ペース配分のこと。
- 短距離は逃げ先行が勝ちやすい。
- 距離が短いため、後ろから追い上げきれない。
- ダートも逃げ先行が有利。
逃げ[編集 | ソースを編集]
- 最初からガーっと行く。
- 最初から最後まで先頭なら一着なのよ。
- 負けても見せ場があり印象に残る。
先行[編集 | ソースを編集]
- 前めの位置取りからスーと追い越す。
- 王道パターン。
差し[編集 | ソースを編集]
- 一群の中からビュンと進み出る。
- 揉まれながら道をつくるタフな馬。
追い込み[編集 | ソースを編集]
- 悠々と走り最後グオーっと来る。
- 劇的で人気になりやすい。
自在[編集 | ソースを編集]
- どれでもいけるぜ。
馬肉[編集 | ソースを編集]
馬名[編集 | ソースを編集]
- 馬につける名前。
- 競走馬名は色々ルールがある。
- 世界的にはアルファベット18文字以内。
- 香港では漢字4文字以内。
- 日本ではカタカナ2文字以上9文字以内。
- アルファベット18文字以内も適用される。
- 戦前には「ヤ」という一文字馬名もあった。
- 重要な馬名は永久欠番化して新規使用不可になる。
- 紛らわしい馬名もダメ。
- 世界的にはアルファベット18文字以内。
- 結構変わる。
- 現役競走馬は基本変更できない。
- 所有者変更が一番変わりやすいポイント。
- 競走馬から乗馬になったときとか。
- 馬主が公式名付ける前の幼名ってのもある。
冠名[編集 | ソースを編集]
- 馬主が所有馬の命名で共通して使う名前。
- いわば名字や屋号みたいなもの。
- 別に何の強制力もないので普段冠名を使う馬主がたまに冠名抜きにしたり、違う馬主が冠名を勝手に使っちゃうこともある。
- だいたい、これがあるのは日本か香港。
- 他の国の馬主でも稀にある。
- 冠名とはいうものの語頭だけじゃなく語尾につくこともある。
- ミドルネームみたいになってるのは見たことない。
アドマイヤ[編集 | ソースを編集]
- 近藤夫妻が使っている冠名。
- 2022年急にふわふわしてきた。
- アドマイヤベガ(ウマ娘)とアドマイヤジャパン(引退馬)のせい。
クリ[編集 | ソースを編集]
- 最古級冠名
- 馬主は「ミスター・ケイバ」こと栗林友二。
- 日本における最初期のオーナーブリーダー。
- 日本馬主協会連合会の初代会長。
- 息子の栗林英雄もこの冠名を何頭かに付けている。
- クリフジ、クリノハナ、クリヒデなど数多の名馬がいる。
サクラ[編集 | ソースを編集]
- よく考えたら競走馬名に使って大丈夫なのかこれ。
- 馬肉文化を否定するわけじゃないが。
- 馬主が(株)さくらコマース。
- 2005年までは焼き肉屋もやってたんだよなあ。
シンボリ[編集 | ソースを編集]
- オーナーブリーダー、シンボリ牧場の冠名。
- 本社所在地は成田市。
- 牝馬はスイート冠になることも多い。
- 海外遠征に非常に熱心だった。
- アルファベット表記はsymboli。
- もともとは「新堀」。
- 代表所有馬はシンボリルドルフ。
- 稼ぎ頭はシンボリクリスエス。
ディープ[編集 | ソースを編集]
- 深見一族が使用。
- ところが一番有名なディープインパクトは全く別の馬主の馬。
- 別にどっちがどっちをパクったとかではない。
- 強いて言えば、最初に冠っぽく使った馬主は松井トメ&松井弥作。
- ディープは大きく深見系ディープとディープインパクト系ディープに分けられる。
- ディープスカイは深見系ディープ。
- 別にどっちがどっちをパクったとかではない。
ブライティア[編集 | ソースを編集]
- 冠名だけで6文字。
- 自由が効くのがあと3文字しかない。
メイショウ[編集 | ソースを編集]
- 松本好雄が使用。
- 中小牧場の救世主。
- 日本馬主協会連合会会長だった。
- 「明石の松本」略して明松(メイショウ)
- 漢語表記だと「名将」になる。
- 「人がいて、馬がいて、そして又、人がいる」
- 大勢力。累計で1000頭以上いる。
- 語感は短いが文字数は5。
- 残り4文字でこの膨大な頭数分の名前を考えるのはかなり大変そう。
メジロ[編集 | ソースを編集]
- 日本競馬史に名を刻んだメジロ牧場の冠名。
- 由来は馬主が住んでいた東京の目白。
- 勝負服の柄は白・緑
- 目白の白とメジロ(鳥)の緑から来てるんだろうか。
- 系列のメジロ商事もある。
- メジロデュレン・メジロマックイーン兄弟はこっちの持ち馬。
- 2011年のメジロ牧場解散に伴い消滅。
- 2015年引退したメジロサンノウがJRA最後のメジロとなっている。
ヤマニン[編集 | ソースを編集]
- 1960年以降続く伝統ある冠名。
- 初代はただのヤマニン。
- 馬主は土井一族。
品種[編集 | ソースを編集]
アハルテケ[編集 | ソースを編集]
- 「黄金の馬」
- 毛色がキラキラして美しい。
- トルクメニスタン原産。
- トルクメニスタンの国章のど真ん中にいる。
- 一説には、呂布の愛馬「赤兎馬」はアハルテケだったのでは?と言われている。
汗血馬[編集 | ソースを編集]
- 中国古典に出てくる謎の馬品種。
- 血のような汗を流して一日千里走る。
- 当時の千里は約500km。
- 現代中国で汗血馬と呼ばれているのはアハルテケ。
- アフリカには時速40㎞で疾走し“赤い汗”を流す草食獣がいる。その名も河馬。
クォーターホース[編集 | ソースを編集]
- 最速の奇蹄類。
サラブレッド[編集 | ソースを編集]
- 競走用品種。
- 名前の意味は「完璧な品種」
- 直訳すると「管理された血統」。
シャイヤー[編集 | ソースを編集]
- 最大の馬。
- 平均で肩高1.8mにもなり、体重1t超えがよくいる。
- 最大の個体になると体重1.5tにもなる。
- トラクターなどの普及により、需要がなくなり絶滅の危機に陥る。
- ある程度回復したが、今もそんなに多くない。
- ばんえい競馬にはいない。
- 導入されたことはあるらしいが、競走に向いていなかったのか定着はしなかった。
日本在来馬[編集 | ソースを編集]
- 日本に古来からいる品種の馬。
- 道産子を除くとどの品種も200頭以下しかいない。
ポニー[編集 | ソースを編集]
- 肩高147cm以下の馬の総称。
- なので、正確に言えば品種とは別の概念。
文化[編集 | ソースを編集]
名馬・珍馬[編集 | ソースを編集]
- この節は年代順です。
- 日本馬
- 海外馬
ブケパロス[編集 | ソースを編集]
- アレクサンドロス大王の愛馬
- ポンペイ遺跡の有名なモザイク画でアレクサンドロス大王が騎乗しているのもブケパロス。
- 人喰いだの一本角だの無茶苦茶言われる。
- 角があったら、それはもう馬じゃない。
- まあ人間に噛みつく馬なら現代でもたくさんいるけども。
赤兎馬[編集 | ソースを編集]
- 一日千里の名馬。
- 速いだけでなく飛越もできる。
- 呂布の乗騎。
- 「人中有呂布 馬中有赤兔」
- 董卓が呂布を懐柔するために与え、呂布が倒され曹操の手に渡り、曹操が今度は関羽を懐柔するために贈った。
- 関羽はこの馬を贈られたとき「これで兄(劉備)のもとにすぐ駆けつけられる」と喜んだ。
- 天然でやってるのやら、曹操を煽ってるのやら、どちらにせよいい性格してる。
- 関羽の死後、消沈して食事しなくなり亡くなったという。
- 呂布が討たれたときは元気だったくせに、赤兎お前という奴は。
- そもそも年齢を考えるともう寿命だったろうと思う。
- 関羽はこの馬を贈られたとき「これで兄(劉備)のもとにすぐ駆けつけられる」と喜んだ。
- 董卓生存時から関羽死亡時までというこの馬の生涯はほぼ『三国志演義』そのもの。
- 30年に及ぶため馬の活躍期間としては長すぎる。
- このことから赤兎馬は品種名やよくある馬の愛称だった説がある。
- 正史には呂布の馬としてのみ登場するため、董卓や関羽の話はたぶん『三国志演義』が盛ってるだけ。
- 30年に及ぶため馬の活躍期間としては長すぎる。
絶影[編集 | ソースを編集]
- 三国志の曹操の愛馬。
- 名前の由来は「影を留めないほど速い」と言う意味から。
- 「青紅剣・倚天剣」と並んで、曹操のネーミングセンスの良さがうかがえる。
的盧[編集 | ソースを編集]
- 三国志の劉備の馬。
- 額に白い模様がある馬で、乗った主人に祟りをもたらす相を持つ馬として知られる。
- 劉備の馬であるが、入蜀の際に落鳳坡を進む軍師龐統に的盧を譲った結果、劉備の代わりに龐統が矢ぶすまにされて絶命することになった。
甲斐の黒駒[編集 | ソースを編集]
- 神馬は山梨から来た。
- 聖徳太子を三日間の空の旅に連れて行った。
- 聖徳太子が亡くなると後を追った。
- 東方Projectファンには驪駒早鬼の元ネタとして御馴染み。
クハイラ・アル=アジューズ[編集 | ソースを編集]
- アラブ種の祖。
- サラブレッドもアラブ種が基礎の一つになってるので、クハイラ・アル=アジューズの血が入っている。
- ムハンマドのお気に入り。
- 砂漠の長旅のあと水を飲むときに呼びかけて渇きに我慢して集まった5頭の牝馬の一頭。
- この5頭を「アル・カムサ」といい、アラブ種の根幹牝馬となった。
- 伝説上の存在であり、本当に実在したかは定かではない。
木の下[編集 | ソースを編集]
- 平家物語に登場する源仲綱の愛馬。
- 「このした」と読む。
- 名馬として知られ、平清盛のバカ息子・宗盛が仲綱に何度も押し迫って自分のモノにしようと企む。
- 流石に平家の嫡流が何度も「クレクレ」言ってくるので、後の報復を考えた仲綱は渋々木の下を宗盛に譲り渡すことにした。
- 強引に名馬を奪った挙句、仲綱が何度も断ったことに対して逆恨みをした宗盛は、命名を「木の下」から「仲綱」に変えることにした。
- 「木の下」の尻に「仲綱」と焼き印をする徹底ぶり。
- 仲綱と命名することで「おい、仲綱に鞍を付けろ!」とか「仲綱を引き連れてこい」とか言って、間接的に仲綱を辱めた。
- 平家物語では、この一件が後に、打倒平家政権に向かう以仁王の乱につながったと結んでいる。
生食[編集 | ソースを編集]
- 源頼朝が所有した名馬。
- 佐々木高綱に与えられ、宇治川の戦いでは先陣を切っている。
- 現代人から見ると珍名馬。
- 読み方は「いけづき」。
- 池月とも書かれる。こっちならまともな感じがする。
- 出典が「平家物語」だから、不気味な感じにしたかったのかもしれない。
- 読み方は「いけづき」。
- 黒栗毛で体高145cm。
- ぎりぎりポニー扱いになるサイズ。
- 晩年は、今の新横浜駅や日産スタジアムの近所で暮らしていた。
- 死後、駒形明神として祀られ、現代も馬頭観音堂として残る。
- なぜか九州方面にもお墓がある。
ウラヌス[編集 | ソースを編集]
- ロサンゼルス五輪の金メダリスト。
- ベルリン五輪にも出ている。
- バロン西こと西竹一の相棒。
- 引退後は馬事公苑で暮らす。
- 馬事公苑の開苑は1940年でウラヌス号が住んでた頃は出来立てホヤホヤ。
- 西竹一が硫黄島で戦死した6日後に亡くなっている。
- 26歳だからウラヌス自身はほぼ天寿みたいなもの。
- 西竹一は亡くなる時もウラヌスのたてがみを持っていた。
ナリタブラリアン[編集 | ソースを編集]
- 史上最強のポニー。
- さんまのナンでもダービーで活躍。サラブレッドや乗用馬などを相手に善戦。
- しかし調教しすぎて気性難になり騙馬にされてしまった。
- 世間に「調教って凄い」と知らしめた。
- 名前の元ネタはシャドウロールで知られたあの三冠馬。
- この馬もシャドウロールをしていた。
- 実のところナリタブラリアンの方が年上。
関連項目[編集 | ソースを編集]
- Chakuwiki馬・鹿愛好会(バカサークル)
- ざんねんな競馬事典
- 偽競走馬の特徴
- もし競馬が○○だったら