馬事典/傷病

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  • 馬の病気や外傷、それにまつわる事柄。

馬インフルエンザ[編集 | ソースを編集]

  1. 馬のインフルエンザ。
    • 人間には感染しない。
    • 犬にはうつる。
  2. 鳥インフルエンザほどやばくないので、感染したら殺処分なんてことにはならない。
  3. 1972年に関東で流行した。
    • このときの反省から競走馬はみんなワクチン打ってる。

馬伝染性貧血[編集 | ソースを編集]

  1. 致死性の恐ろしい病気。
    • 名前だけ見るとただの貧血みたいだがとても危険。
      • 貧血のほかに高熱にもなる。
    • 回復して健康体に戻る場合もある。
      • こういう馬も感染源になるため余計に厄介。
  2. ウイルスでうつる。
    • レンチウイルス属の一種。レンチウイルス属には他にHIVなども含まれる。
    • 治療法もなければワクチンもない。
      • だから見つかったら即殺処分するほかない。
    • アブ、サシバエなどがウイルスの運び屋。
  3. 昔は年に数万頭単位で感染し処分されていたが、1993年に日本では根絶された。
    • ところが2011年に御崎馬に感染し殺処分になった。これだから怖い。
    • 日本には1880年代に欧米から伝わったらしい。
      • 江戸時代中期のそれらしい記録もあるが確かではない。

屈腱炎[編集 | ソースを編集]

  1. 通称「競走馬のガン」。
    • 発症すると完治は困難。
    • 引退する原因としても多い。
      • その一方で、屈腱炎を乗り越えて好成績を残す馬も少なくない。
  2. 腫れあがった脚部の外観から「エビ」と称されることも。

疝痛[編集 | ソースを編集]

  1. 単純に言うと馬の腹痛。
    • 人間の腹痛と同じく、ちょっとした体調不良から致死性のものまでいろいろある。
  2. だいたい消化器がダメージが受けている。
    • 馬の胃腸は割と欠陥が多い。野生種が絶滅したのもたぶんこのせい。

蹄葉炎[編集 | ソースを編集]

  1. 蹄内部の炎症。
  2. 馬は重いので治りにくい。
    • 進行すると立てなくなって死ぬ。
  3. 消化器不良、脚を傷めて別の脚に負担がかかる、などが原因。

喉鳴り[編集 | ソースを編集]

  1. 正式には喘鳴症(ぜんめいしょう)という。
  2. 気道が狭まって呼吸が十分できなくなる。
    • 酸素不足で走れなくなる。
  3. 治療は外科手術になる。
    • 喉鳴りで死ぬことはまずないが、手術で合併症になって死ぬことはある。

跛行[編集 | ソースを編集]

  1. 歩き方が変になってる状態。
    • 競走馬でよく聞くが、人間にもある。
  2. 症状によって重さをかけると痛む支柱跛行、脚を上げたとき痛む懸垂跛行、両方が混ざった混合跛行がある。

フレグモーネ[編集 | ソースを編集]

  1. 化膿症。
    • ちょっとした傷や毛根から細菌が入る。
  2. 治すには抗生物質を投与して静かにしてないといけない。
  3. 腫れるなんてレベルじゃなくパンパンになって怖い。

予後不良[編集 | ソースを編集]

  1. 致命的なレベルの骨折を負った場合に起きる宿命。
    • 馬(特にサラブレッド)は4本足で約500kgの体重を支えないとならないので、1本でも骨折すると他の足に負荷がかかり、結果として衰弱死してしまう。
    • 人間の場合は開放骨折や複雑骨折でも義足で生き延びることはできるが、馬の場合は多くが耐えられない。
      • 実際予後不良級の大怪我から長期間に及ぶ手術の末一命をとりとめた馬もいるにはいるが、患部を蹴ったり暴れたりして苦しみながら死ぬ馬もいるので…。
  2. 著名馬が予後不良になるたびに、一定数動物愛誤愛護者が湧いてくる。
    • 書籍を読めとは言わないが、せめてWikipediaの記事くらいは目を通してもらいたいところ。
  3. 原則的にはその場で安楽死(薬殺)となる。
    • 戦後少し後(1960年頃)まではそのまま食肉として出荷されるケースも多かったが、宝塚記念馬ハマノパレードの一件で薬殺処分に統一された。