Chakuwiki的業界地図/食品
即席めん[編集 | ソースを編集]
- 「不動の王者」日清食品とその他大勢といった具合。
- チャルメラや一平ちゃんの明星食品は、日清食品ホールディングス傘下。すなわち、日清の弟分にあたる。
- 日清・マルちゃん(東洋水産)・サッポロ一番(サンヨー食品)・明星・エースコックが5大メーカーとされている。
- 全国的で言えば日清がまんべんなく強いのに対し、その他各社には人気や知名度に地域差があるのもこの業界では大きな特徴。
- マルちゃんの東洋水産やサッポロ一番のサンヨー食品は東日本を得意とするのに対し、エースコックなどは西日本を得意とする。
- 東洋水産は、北海道で強さを発揮。北海道限定商品の『焼きそば弁当』は、道民のソウルフードとして確固たる地位を築き、王者・日清や本州ではカップ焼きそばの代名詞であるペヤングの侵攻も寄せ付けない。
- 更に、東洋水産は東北地方並びに信越地方で『焼きそばバゴォーン』という商品も売り出しており、東洋水産のいわゆる北日本での強さを象徴している。
- 東洋水産は、北海道で強さを発揮。北海道限定商品の『焼きそば弁当』は、道民のソウルフードとして確固たる地位を築き、王者・日清や本州ではカップ焼きそばの代名詞であるペヤングの侵攻も寄せ付けない。
- また、それぞれの地方で人気を博す即席めんもあって、東海のスガキヤや九州のマルタイ・サンポー食品などがその代表格。
- 『金ちゃんラーメン』の徳島製粉は、西日本の広い範囲(近畿・中四国)で人気を集めている。
- イトメンは兵庫県にあるメーカーだが、なぜか地元近畿ではなく北陸で人気がある。
- ニュータッチのヤマダイは、地元の茨城県を中心に関東ローカルと思いきや、地味に全国展開しているものの、関東以外では無名の存在である。
- ペヤング(まるか食品)もだが、かつては関東ローカルだったため。
- ペヤングで有名なまるか食品は東北以南の本州地方では人気なのに対し、北海道ではまるで知名度がない。それは、北海道がマルちゃんの焼きそば弁当の「牙城」であるため。
- とは言えかつては関西をはじめ西日本ではほとんど扱っていなかった。
- ハウス食品は九州限定でデファクトスタンダードじゃないかってくらい強い。
- というか、うまかっちゃんがハウスの製品ということに気づきにくい。
- かつては『シャンメン』『王風麺』『うまいっしょ』など、ハウスは多くの袋麺を販売していた。
- 本社所在地の大阪では、関西限定商品に『好きやねん』というのもあった。
- というか、うまかっちゃんがハウスの製品ということに気づきにくい。
- マルちゃんの東洋水産やサッポロ一番のサンヨー食品は東日本を得意とするのに対し、エースコックなどは西日本を得意とする。
- 北関東に本社を置く大黒食品工業や麺のスナオシは100円ショップなどで売られる廉価版を中心に展開している。
- ペヤングのまるか食品も、ニュータッチのヤマダイも、北関東なので、意外と北関東は隠れたラーメン処である。
- それどころか大手の1つであるサンヨー食品も発祥は群馬県で、工場もある。
- ペヤングのまるか食品も、ニュータッチのヤマダイも、北関東なので、意外と北関東は隠れたラーメン処である。
- 日本で初めての即席ラーメンは、日清の「チキンラーメン」……ではなく、三重県にある松田食品という会社が作った。
- その松田食品、現在は『おやつカンパニー』という会社になっている。そう、あの『ベビースターラーメン』の会社である。
- その一方で、即席ラーメン事業から撤退した企業の中には、あっと驚く意外な会社もある。
- 例えば、カネボウ化粧品の食品部門にあたるベルフーズ(現・クラシエ)は、『ホームラン軒』というカップ麺を出していた。
- 今はテーブルマーク(かつてのカトキチ)に譲渡されブランドそのものは存続(但し製造は寿がきや食品へ委託)。
- ハムやソーセージのイメージが強い丸大食品も、1990年代まで即席ラーメンも製造していたことがある。
- 日本水産(現・ニッスイ)も、「日水ラーメン」という袋めんを製造販売していたことがある。
- 例えば、カネボウ化粧品の食品部門にあたるベルフーズ(現・クラシエ)は、『ホームラン軒』というカップ麺を出していた。
- あまり市場に出回ることはないが、意外な会社も限定的に参入しているケースもある。
- カレーで有名なエスビー食品は「ホンコンやきそば」という商品を地域限定で発売している。
- 乳酸菌飲料でお馴染みのヤクルトは、クロレラ入りのラーメンを販売していたことがある。
- 一般では、ヤクルト契約者限定で市場に出回ることはないが、スワローズの選手はタダで食べることができるらしい。
- いまはクロレラに代わって青汁の粉末が入っている。
- 一般では、ヤクルト契約者限定で市場に出回ることはないが、スワローズの選手はタダで食べることができるらしい。
- お茶漬けの永谷園は、ラーメンの本場・旭川の製麺所を買収して、通信販売限定で袋麺を売っている。
- ちなみに、この袋めんに使われている麺は「煮込みラーメン」という商品に使われている。
- チキンラーメン発売を前後して様々なメーカーが群雄割拠するも倒産や撤退なので日清一強に落ち着く。
菓子[編集 | ソースを編集]
- スナック菓子では、王者・カルビー(ポテトチップス・かっぱえびせんなど)を、湖池屋(カラムーチョ・スコーンなど)・山芳製菓(わさビーフなど)らが追う。
- かつては、エスビー食品が『5/8チップス』や『鈴木くん・佐藤くん』などで一世を風靡するも、本業のスパイス事業に専念する為に撤退した。
- 一方、エスビーの宿敵・ハウス食品は、現在も「オー・ザック」や「とんがりコーン」を出している。
- また、ヤマザキビスケット(旧・ヤマザキナビスコ)は、長年『チップスター』で参戦している。
- 明治のカールは、今は西日本でしか販売していない…。
- チョコレートはロッテ・明治・森永製菓が中心。
- 『ルマンド』や『アルフォート』のブルボンや『LOOK』の不二家もお忘れなく。
- アイスクリームは、ロッテ・森永製菓・森永乳業・明治・雪印メグミルクなどが争う。
- 兄弟会社であるはずの森永製菓(「チョコモナカジャンボ」「ICEBOX」など)・森永乳業(「パルム」「MOW」「ピノ」など)がともにアイス業界に参加しているので、長年同じ森永同志で食い合っているのが現状。
- 他に、ガリガリ君の赤城乳業やアイスまんじゅうの丸永製菓など中堅クラスも頑張っている。
- 都道府県別に分析すると、おかきや餅など米菓では新潟県が強い(亀田製菓・栗山米菓など)。
- 他に愛知県も地場の製菓会社が多い。
- 北海道は、乳製品や小豆など材料には困らないので、地場のお菓子メーカーの激戦区でもある。
冷凍食品[編集 | ソースを編集]
- 各社によって、得意分野が異なることが大きい特徴。
- 冷凍餃子を得意とする味の素。
- チャーハンとから揚げを得意とするニチレイ。
- あんかけ焼きそばなどを得意とするマルハニチロ。
- 旧カトキチ時代より冷凍うどんを得意とするテーブルマーク。
- 冷凍スパゲティでは、『オーマイ』のニップン(旧・日本製粉)と『ママー』の日清製粉の鍔迫り合いがここでも繰り広げられている。
- 具入りスープ付き冷凍麺に特化し『なべやき屋』の異名を持つキンレイ。
- 即席麺最大手の日清食品もこの業界に参入している。
- しかし、流石の日清ですら、冷食業界では先発各社の後塵を拝する。
飲料[編集 | ソースを編集]
ビール[編集 | ソースを編集]
- キリン・アサヒ・サントリー・サッポロの4社で分け合う。
- 沖縄のオリオンビールはアサヒ系。
- その昔、アサヒとサッポロは同じ会社だったことがある。
- 世界的にはアンハイザー・ブッシュ・インベブの一強。
- 業界3位のアサヒの2倍が2位のハイネケン、ハイネケンの更に2倍あるのがアンハイザー・ブッシュ・インベブ。
- ちなみに、日本勢ではキリンが6位、サッポロが10位。
- 酒税などの絡みで政治に振り回されている業界。ゆえにビールはほぼ5社だけだし第3のビールがつくられたりする。
- また近年では、ビールテイスト飲料(いわゆる『ノンアルコールビール』)の分野でも、4社のつばぜり合いが繰り広げられている。
ソフトドリンク[編集 | ソースを編集]
- ビール系3社の系列であるキリンビバレッジ・アサヒ飲料・サントリーフーズとコカ・コーラが主。
- サッポロ飲料はポッカと合併した。
- 他に、「おーいお茶」の伊藤園や乳酸菌飲料とスワローズでお馴染みのヤクルト、コーヒーで知られるUCC上島珈琲…などが中堅クラスで頑張る。
- 「オロナミンC」や「ポカリスエット」の大塚製薬、コーヒーが有名なダイドードリンコも有力。
- 関西では、サンガリアが大手と互角な戦いを見せる。
- 少子化や薄味志向でこの先が厳しいと思われている。しかしキリン・サントリー合併破談などしがらみから抜け出したとは言いにくい。
- 飲料事業から撤退した会社も多く、中には驚くような会社も。
- シーチキンでお馴染みのはごろもフーズは、本物のみかんの粒が入ったみかんジュース『こつぶ』で一世風靡。
- JT(日本たばこ産業)は、缶コーヒーの『Roots』や『桃の天然水』など飲料事業に一時期参入したが、サントリーに売却して撤退。
- 『桃の天然水』は、サントリー天然水シリーズに吸収され、様々なフレーバー系天然水を展開するきっかけとなる。
- 後に、コカ・コーラが『い・ろ・は・す』でパクった。
- 『桃の天然水』は、サントリー天然水シリーズに吸収され、様々なフレーバー系天然水を展開するきっかけとなる。
- 宝酒造もかつては「すりおろしりんご」や「カルシウムパーラー」など清涼飲料水も扱っていたが、2006年を境に撤退した。大手酒類メーカーが清涼飲料水業界から撤退するのはこれが初めてのケースと言われている。
- 大洋漁業(現:マルハニチロ)もかつて飲料事業に参入していた。事実、80年代頃に横浜大洋ホエールズ(当時)のロゴが入った缶ジュースや缶コーヒーを販売していたことがある。
日本酒[編集 | ソースを編集]
- 日本各地にご当地の酒蔵が存在している。
- 大手の所在地はほとんど灘か伏見。
- 白鶴、大関、日本盛は灘。月桂冠、宝は伏見。
- 山口の旭酒造が21世紀に急伸してここに割って入る。
- 旭酒造は獺祭の製造元。
- この急成長には、山口選出の安倍晋三元首相が大きく関わっているそうな。
- 旭酒造は獺祭の製造元。
- 灘と伏見で日本酒生産量の半分近くになる。
- 関西に限るとなおさらこの二か所に極度集中している。
製パン[編集 | ソースを編集]
- ヤマザキなど有名どころは広範囲で展開しているが、基本的にローカルな会社が有力。
- パンが日持ちしない(生鮮食品と同じ扱い)のと発酵が安定しないので大量生産には向かず、物流が整う前にその味が定着したためである。
- パスコが最近まで九州で売っていなかったり、ポケモンパンが北海道で売っていないのはそのため。
- ポケモンパンが北海道・沖縄で売られていないのは九州・東北のように製造会社である第一屋製パンのライセンス生産会社が存在しないからでもある。
- それゆえ街のパン屋さんとメーカーが共存しているという特徴がある。
- こちらも小麦の価格に統制がはいってる関係で政治に振り回され気味。
- とりあえず、山崎製パン・フジパン・敷島製パン(Pasco)が、日本の三大製パンメーカーとされている。
食肉加工[編集 | ソースを編集]
- ハムやソーセージなどを生業とし、日本ハム・丸大食品・伊藤ハム+米久・プリマハムが大手とされている。
- 日本ハムは元々徳島県の発祥だが、1973年に当時の日拓ホームからプロ野球チームを買収し誕生した『日本ハムファイターズ』でその名を全国区に。今では、そのファイターズの関係もあり、北海道での事業も増えつつある。
- 丸大食品は70年代~80年代ごろにかけて『わんぱくでもいい たくましく育ってほしい』や『大きくなれよ~』のCMなどで一世風靡。丸大の名を全国に轟かせた。
- プリマハムは元々北陸の発祥。伊藤忠商事の系列で、2000年代には不祥事で廃業した雪印食品を伊藤忠が救済したことで合流、事業が拡大した。
- 伊藤ハムは地元関西を中心に確固たる地位を築き上げる。2010年代に入ると同じ三菱商事系列のキリンビール傘下にいた静岡の同業メーカーである米久と合流した。
調味料[編集 | ソースを編集]
- 総合的な分野では、味の素・エスビー食品・ハウス食品…辺りが大手と言われている。
- 醤油の分野では、キッコーマンが最大手と言われている。
- キッコーマン・ヤマサ・ヒゲタ・正田・マルキンの5社が醤油5大メーカーとされる。
- ただ地域性もあり、九州ではフンドーキン、関西ではヒガシマルというように独自の文化もある。
- 実は亀甲(キッコー)はめでたい印としてキッコーマン以外でもキッコー○○という醬油メーカーがいくつか存在する。
- ただ、そのすべてがキッコーマンと関係性があるとは限らない。
- キッコーマン・ヤマサ・ヒゲタ・正田・マルキンの5社が醤油5大メーカーとされる。
- 味噌の分野に至っては、醤油以上に独自の地域性があり、各地区でトップシェアのメーカーが異なる。
- とりあえず関東をはじめとする東日本では、ハナマルキやマルコメ辺りが愛されている。
- マヨネーズの分野では、キユーピーと味の素の2社でほぼ独占状態にある。
- ただかつては、日本水産(現・ニッスイ)や、大洋漁業(現・マルハニチロ)など上記2社以外にもマヨネーズを出していた会社もあった。
- トマトケチャップの分野では、長年に渡りカゴメがトップ。その後にキッコーマン系のデルモンテと、ナガノトマトが続く。
- ソースの分野においては、東日本では長らくブルドックソースの一強状態であるのに対し、中部では地元・名古屋のコーミとカゴメが一二を争い、西日本では広島のオタフクが広く支持される一方で大阪のイカリが地元・関西中心に人気を集める…と言った具合に各地区を代表する企業が異なる。
- 食酢の分野では、長年ミツカンの独走状態。
- 焼き肉等のタレの分野では、東のエバラ(『黄金の味』など)・西の日本食研(『晩餐館』など)と言った具合。
- しかしながら、ご当地では有名なローカルタレも存在する。例えば北海道では、ベル食品の『成吉思汗のたれ』が有名。
食用油[編集 | ソースを編集]
- 一般家庭向けではJ-オイルミルズと日清オイリオが2大勢力。
- 企業向けだとこの2社に加えて不二製油が入ってくる。
- J-オイルミルズは、2003年4月に味の素傘下の味の素製油、ホーネンコーポレーション(旧・豊年製油)、吉原製油の3社が統合して誕生。
- それ以外にも、ごま油専門メーカーとして、かどや製油がごま油に限れば業界シェアトップで存在感を見せる。
乳製品[編集 | ソースを編集]
- 森永乳業、雪印メグミルク、明治の3強状態。
- 乳酸菌飲料を開発しているヤクルトがここに入ってくる場合もある。
- よつ葉乳業(北海道)、オハヨー乳業(岡山)など特定の地域で有力なメーカーも多い。
- 「乳」なので上記「菓子」にもあるようにアイスクリームやチョコレート、プリンなどを作っていることも多い。
- ここも政府の政策や乳牛の病気などに左右されがち。
- 牛乳はナマモノだけに、世間を揺るがす事件の舞台になることも。
- 記憶に新しいのは、雪印乳業(当時)の食中毒事件。
製粉[編集 | ソースを編集]
- ニップン(旧日本製粉)、日清製粉、昭和産業の3強。
- 日清製粉は上皇后美智子様の実家が創業家であることでも有名。
- 「製粉」だからと言って小麦粉ばかりを作っているわけではなく、ホットケーキミックスや唐揚げ粉のように特定の食品に特化した粉やうどんやパスタなどの小麦が原料の麺類も作っていることが多い。
- 例えば、スパゲティで言えば『オーマイ』のニップンと『ママー』の日清製粉の鍔迫り合いが長年繰り広げられている。