Fランク大学

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具体的な大学名を挙げて「この大学はFランクである」とするのはおやめ下さい。

Fランク大学の噂[編集 | ソースを編集]

  1. 不合格者が少なすぎて偏差値を算出できない大学を意味するらしい。
    • 河合塾の合否判定できない分類である「BF大学」が語源だといわれている。
      • 現在こそ「BF」と表記されているが、かつては河合塾の偏差値一覧には、偏差値(例:52.5)の代わりに「F」と表記されていた。
      • ちなみに河合塾以外は、(無理やりでも)すべての大学に対して偏差値を算出している。
  2. 偏差値が低い(おおむね37未満)大学がそういわれる場合があるが人によっては「MARCHはFラン、3ヶ月で合格出来る」とみなす人もいる。
    • ちなみに偏差値が低いことを基準にした場合だと、一般的には大東亜帝国あたりからFランと呼ばれてしまうことが多い。
      • たしかに民主党政権時代までの大東亜帝国ならFラン一歩手前と言われても仕方のないレベルだったかもしれない…。しかし、第二次安倍晋三政権時代以降の大東亜帝国は(東京一極集中と私大の定員厳格化の影響で)昔よりかなり難易度が上がっている。もはや大東亜帝国はFランでは全く無い。
        • 実際定員厳格化以降は東京の場合は従来BFがついていた大学であってもBFの学部がなくなるという事態になっている。
          • 大都市圏ではガチのF大は激減している。問題なのはむしろ地方のF大。
    • MARCHはFランは無茶苦茶だと思うが、後半の3ヶ月で合格できるはあながち間違いでもない。
      • 勿論これは高校の教科書の内容がほぼ完璧に理解できているという条件付きであって、そうで無い人間がこれをそのまま間に受けると痛い目に遭います…。(ちなみにネットでは早慶は半年、日東駒専は1ヶ月と言われています…)
    • 日東駒専(関西なら産近甲龍)レベル以上の大学をFラン呼ばわりしている人はただの学歴コンプの僻みなので無視してOK。
      • 学歴コンプでなくてもそういう感覚の人はいくらでもいる。逆にそういう人を学歴コンプとみなす人の多くは、あまり学歴が高くないことが多く、学歴コンプの可能性が高い。
        • とはいえ、厳密にいえば入試で不合格者が出る以上Fランではない以上、その感覚は語義に照らして間違いではある。もっともそんなところに行く価値があるかどうかはまた別の問題。
          • 高卒や専門学校よりは良いんじゃね?勿論、カリスマ美容師になりたいとかカリスマ調理師になりたいなどの明確な目標があるなら専門学校に行くのも悪くはないと思うけど。
            • その話、存在意義のところでもあったと思うけど。要約すれば、そこよりはマシかどうかという低レベルな争いで勝った負けたということ自体がナンセンスであって、どっちも価値がないとしかいいようがない。
      • そもそも偏差値50程度の平凡な高校なら日東駒専や産近甲龍に合格できれば「かなり優秀」。このレベルでも真剣に受験勉強をしなければ入るのは難しい。悲しいけどこれが現実です…。
        • いやいやその程度だと高校偏差値40台くらいまで落ちると思う。だいたい偏差値50程度の高校でっていうけど、そのクラスでその大学なら推薦入試ガンガン使うだろうし、そもそも高校入試以前の段階でがんばれよというのが、現実社会の目である。
  3. 国公立大学ではあまりなく私立大学がこう呼ばれることが多い。
    • これに関しては定員割れだった私立大学が公立化したら人気が出て偏差値が上がったケースもあるのである意味クローズアップされないのかもしれない。
      • 特に公設民営方式で設立された大学(国や地方公共団体が作った私立の学校法人が運営する形式の大学)にこのようなパターンが多い。
    • 特に国立大学ならどんなに下の方でもより上の扱いになると語っているものもいる。
      • 現実には日東駒専や産近甲龍よりレベルの低い地方国公立大学も今どき珍しくないのにね…。
      • それもそれでイミフな話だよなあ。もしかするとそういう国立大だったら駅弁というネーミングで叩けるから許されるのか???(あほくさ)
    • 国立大は試験の仕様で偏差値が出るので「BF大学」が存在しないということも関係あるとか。
    • Fランを社会的に存在意義のない大学として定義するなら、国公立大学は社会的に存在意義があるのでFランは存在しないという意見もあるらしいが私立大の公立化が続出するとね…。
      • ただし公設民営型だとこの限りではなさそう。
    • 人によっては北大・九大・筑波大以下の国公立大学も実質Fランと言う人もいる。大学というものの存在意義を考えると、あながち間違いでもないかもしれない。
      • しかしそれでも高卒や専門学校よりはマシという事実…。
  4. 勘違いしないでほしいのは大学を卒業すれば例え法律上は東京大学卒業と同格であるという事。なおこれらの大学生は中退率が高い。
    • だから「無能こそ(Fランでも良いから)大学に行きなさい」と言われる。あくまで学歴だけ見るならFラン大卒でも高卒や専門学校卒よりは明らかに格上。もっとも、学歴とその人が持つスキルは全くの別物だが…。
      • 例えばその人の進みたい道が完全実力主義かつ学歴不問の世界(大相撲、芸能、政治など)だったら、下手にF欄に行って可能性を潰してしまうよりは、高卒で早めに社会に出て厳しい経験を積んだ方が有利ではあるかもしれないけど、ごく普通のサラリーマン生活を送る上であれば、F大卒であっても高卒よりはマシな人生を送れる可能性が高い。結局はその人次第なのだが、現代の日本では高卒や専卒はハンディキャップがあるのは事実ではある…。
      • 受験資格に大卒が必須な教師など、「Fランであっても大卒であることが必要な職業」は少なからず存在する。ただし、そこに入れるかは全く別問題。
    • Fランの中退率が高いのは「やる気のない学生が多いから」。講義のレベル自体は国公立大学や有名私立大学より低い。
      • ただしFランでも医療系は国家試験の合格率を上げるために、上位大学並みにハイレベルな講義を行っているところも多い。もちろん卒業難易度も非常に高く、入学してからストレートで卒業できる者が半分もいないところすらある。
      • とあるFランク大学とされる大学のカリキュラムが流出した際は、英語はアルファベットから、数学は小数計算や四捨五入など通常小学校から中学校で教える内容だったことで話題になった。
        • 流石にそれは超例外的なレアケースでは?そこまで酷い大学は文部科学省から改善命令が下るでしょ…。
        • ちなみにその大学は雑誌でリアルバカ田大学などと書かれていた。
    • どんなに優秀な高卒でも求人票に大卒以上と書かれていればスタートラインに立てないので。
      • 実際に採用されるかどうかは別として、Fラン大卒でも「大卒以上」を応募条件としている企業の採用試験を受けることはできるが、高卒や専卒、短大卒ではそもそも採用試験を受けること自体が許されない。
        • とはいえ学歴不問の企業の場合は、優秀な高卒(ごく一部)であれば並のF大卒よりは採用してもらえる可能性は高いかもしれないが…。
        • なお、「大卒以上」を応募条件として課しているのは大企業が殆どであるという認識が強いが、実際には一部の中小企業でも高卒や専卒の人間を一切採用しないなんてところもあるよ…。
      • よく、「大学行くくらいなら資格を取ったほうがいい」という人がいるが、そういうことを言う人の中には、学歴というのは資格であることをわかっていないことが多い。
        • そもそも大卒の代わりになり得る資格ってそんなに多くないと思う…。難関士業や業務独占資格、2級レベル以上の公的検定試験ならまだしも、公的検定の3級やマイナーな民間検定はちょっとねぇ…。
        • 少なくとも、現代の日本では国公立大学や難関私大(日東駒専産近甲龍レベル以上)に合格できる学力がある人間は90%以上が大学に進学する。昔の奨学金制度が充実していなかった時代ならいざ知らず…。
        • 問題なのは、スキルに結びつかない講義を受けることに時間を浪費することなので、授業を受けつつ資格をとればその点はカバーできる。
        • 実際、技術的な資格や語学検定勉強は積み重ねが重要なので、スキルに結びやすい講義を受けた学生の方が合格しやすい。
        • 正しくは「(Fランク)大学行くくらいなら資格を取ったほうがいい」のではなく、「そんな大学では学歴は得られてもスキルは得られないので資格も併せて取ったほうがいい」または「学歴不問ならばその時間を資格の勉強に回したほうがいい」のである。
      • 一応、高卒や専卒の人でも飛び抜けた実績を持っていて、なおかつ強力なコネがあれば、(新卒就職は無理だが)大卒相当の職場に転職することも不可能では無い(まさに裏口)が、それこそ天文学的な確率になってしまう。基本的にはFラン大卒でも高卒よりはチャンスがあると言って良い。
    • どんなFラン大でも卒業すれば大卒の資格は手に入るので、(実際の頭の良し悪しは別として)学歴としては東大中退の人より上。(大学中退≒高卒)
      • まあ、東大中退するような人間は、別の分野(起業等)に才能を発揮して、そっちの道に進んだパターンがほとんどだから、多くの場合、社会的評価はFラン卒よりも東大中退のほうが上だけどね。
    • 取っても公的なメリットが一切存在しないマイナーな民間資格TOEIC日商簿記検定など一部を除く)と異なり、F欄でも卒業できれば一応大卒資格は手に入る。
  5. ここで一言。「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」(○○大学はFランについて)。
    • まあFランにしろ難関大というくくりにしろ定義がないからいい加減なものではある。で、よくあるのが自分の大学は難関大であると主張するために、わざと自分のところかそれより1ランク下まで難関大と主張する言葉遊び。
  6. 本来は定員割れを意味するだけなのだが、格付けと差別が趣味の2ちゃんねらーによってSランク~Eランクまで作られおもちゃとなっている。
    • 先に言っておくと、彼らがやっている格付けはほとんど主観的なもので、無差別に見下すためにやっているだけのためそういう書き込みを見ても気を落とさないようにしてほしい。
    • この件以外にも彼らが定義する「普通」は異常に高いものだったりする。もしかして彼らも満たしていないのでは…?
      • そもそも偏差値50程度またはそれ未満の高校だと、Fラン大にすら行けずに専門学校に行くか、高卒で就職する者も少なくないはず。
    • Fランという呼称はボーダーフリー(Border Free)の頭文字に由来するものであり、ABCDEのアルファベットの順列とは全く無関係である。
  7. 医学部医学科はFランが存在しない。一般入試なら最底辺の医科大学でも早慶の理工学部と同じくらいの偏差値はあるからね。
    • 実は1990年ぐらいまではFランとまではいかないまでも偏差値50にも満たなかった医学部医学科はあったのだが、就職氷河期で手に職をつけようとする学生が増加したことや、少子高齢化の影響で医学部医学科は難化した。
    • 一方歯学部は偏差値が低いところもある。
      • 看護系も。
      • 今は偏差値的には最底辺私立医>私立歯学部トップ校だからね。ちなみに私立歯学部トップ校はMARCHの理工系と同じくらいの偏差値らしい。
      • バブルが崩壊する前までは下手な医学科よりも偏差値の高い私立歯学部も少なくなかった。
        • 私立歯学部が衰退したのは、歯科医師の過剰供給が原因。
    • 大昔の私立医は慶應医学部だけが別格で、それ以外は今よりずっと偏差値が低かった。2番手の慈恵ですらMARCHの理工系と同じくらいだったし…。
    • 私立薬学部は「最底辺の医学科並みにレベルの高いところ」から「Fラン相当の大学」までピンキリである。勿論、下位の薬科大学ほど卒業するのは難しい…。
      • 酷い場合はストレートで(一度も留年せずに)卒業できる学生が入学時の半分もいない薬学部も存在する…。
      • そして、薬剤師の試験の合格率は大学の偏差値に(ほぼ)比例する。
    • よく偏差値が低めの医科大学を「医学界のFラン」と揶揄するネットの落書き書き込みもあるが、真に受けてはいけない。実際にはそのような医学科でも一般入試なら早慶の理工学部と同じくらいには入るのは難しいからね。裏口入学は知らん。
    • ちなみに医師免許さえ取れるなら出身大学はほぼ関係無いと言って良い。底辺医大卒のお医者さんでも優秀な人は沢山いるし、逆に東大医学部出身者にもどうしようも無い藪医者もいる…。
      • まあ東大や京大医学部クラスになると「医学研究者としてなら適正はあるが医者としては不適格」というケースがあるからね。
      • ただしこれは臨床の話であって、研究に関してはやはり国公立の医学科や上位の私立医(慶應、慈恵など)の出身者が強い。
  8. 日東駒専や産近甲龍、大東亜帝国あたりの有名大学でも地方のキャンパスを拠点としている学部学科だと(入学試験の偏差値的には)Fラン相当の場合もある。
    • あとは学力以外の能力が必要となる分野系統(体育、美術、音楽など)だと、その分野ではトップクラスの単科大学や学部学科でも偏差値上ではFラン相当のこともある。
  9. 近年、Fラン大が乱立されたことが、専門学校や短期大学が衰退した最大の要因とも言われている。
    • 実際、専門学校や短期大学から昇格した4年制のFラン大も多い。
      • 今のところ1990年以降で専門学校や短期大学から単独で昇格して成功した(≒それなりの偏差値がある)のは学習院ブランドがある学習院女子大学(旧:学習院女子短期大学)ぐらいか?
        • 特に短期大学の場合、系列に4年制大学がある場合はその4年制大学への吸収合併という形で消滅することも多い。
          • 実際青山学院女子短期大学や明治大学短期大学あたりは系列の4年制大学(青山学院大学、明治大学)に吸収され消滅した。
    • 逆じゃない?専門や短大が不人気になったから4年制大学になったわけで。
      • 専門や短大の需要を大胆に食っていったというのが事実。
  10. 少なくとも大半の高卒、専卒、短大卒はFランも馬鹿にできないのは事実。
    • 非大卒でも何かしらの特殊なスキルや資格があれば話は別だが、現実問題、非大卒でこの条件に当てはまる人間は多くは無い。
      • 「親の支援で大学まで遊んでいたくせに」という僻みで溜飲を下げている、というのが実情。
        • 「親のおかげ」。たしかにこの気持ちは分からんでも無いが、少なくともF欄卒の人間でも大半の高卒の人たちよりは勉強習慣がある(≒努力することを知っている)のは事実。肉体労働はともかくサービス業であれば「それでも高卒よりは採用したい」と思うのは当然だと思う。
    • とはいえ、並みの大卒だと、一部の特殊な才能のある高卒(専卒を含む)には勝てないのも事実ではある。
      • 例えば非大卒でも田中角栄クラスの天才であれば、F大卒はおろか東大卒から見ても尊敬できる存在だとは思う。(ちなみに田中角栄は高卒ですらなく、中卒)
        • 田中角栄御大を中卒扱いはものすごく可哀想。角栄さんは中学校の手前の高等小学校卒であって中卒ではないし、「小卒でも努力と才覚で首相になれた」というのが誇りだったから。なまじっか中卒呼ばわりしてしまわれたら本人は嫌がっただろう。(戦前と戦後で学制が違うという事情は汲むが……)
    • よく「F大に行ったら人生終了」なんてネットの落書き書き込みが多いが、実際にはF大を卒業した人間でも人生終了してない者が殆どである。
      • もし本当に「F大に行ったら人生終了」なら、最終学歴が高卒の人間や専門学校に行った人間はどうなるのやら…。
  11. 地方のFランク大学の場合、本来は都会の有名な私立大学に行けるぐらい優秀であるにもかかわらず、地元の国公立大学に落ちたり家庭の事情があったりしてあえてFランク大学に通っている学生がいる。
    • そのような場合、大学側は奨学金などで優遇していることも多い。
    • それらの学生が就職でよいところに就職したり、難関資格を取ったりすることで偏差値に比べて実績がよく見える大学もある。
    • 特殊なケースだと、日商簿記検定1級に合格した商業高校生を推薦でバンバン入学させて、公認会計士試験の合格者数の実績を稼いでいる大学も存在する。
      • 情報処理系の学部学科なんかだと、基本情報技術者試験に合格した工業高校生や商業高校生を推薦でバンバン入学させて、よりハイレベルな応用情報技術者試験や高度情報処理技術者試験の合格者数の実績を稼いでいるところもある。
    • また体育会が強い大学だと、それらに所属する学生が実業団のある大手企業に就職することで稼いでいる場合がある。
  12. 一応、入学試験自体は存在するため、舐めていると落ちる可能性はある。少なくとも大半の専門学校よりは入りにくいと思う。
    • ただし大手の専門学校や特殊な国家資格(看護師、自動車整備士美容師調理師など)が取れる専門学校の場合は、下手なFラン大よりも入試難易度が高い場合もある。
  13. たまーにある勘違い。世の中には難関大かFランク大しか存在しないとかいう考え。
    • これのせいで、自分の大学を意地でも難関大の一角であると主張する人が、たまに現れる。多いのはマーカン辺り。
      • そういう意味ではある意味ネット民がFランがあるならSランとかA~Eランだってあるやろという考えのもと、色んな大学を細かく当てはめてくれているのは、いい意味で現実を見せてくれていると思う。これを見ると難関大とFランの間にも数多くの大学があることを実感できる。
  14. 日本でもFラン大は急増しているが、海外の先進国(アメリカ、ヨーロッパ、韓国など)だとFラン大はもっと多い。
    • (主に学費の面で)日本より大学に通いやすい(完全無料の国すらある)上に、海外の先進国は日本以上の学歴至上主義(例えるなら、海外の先進国では高卒は日本の中卒とほぼ同じ扱い)なので、海外の先進国の大学進学率は日本より高い。
      • しかし北欧の某国のように、大学の半分以上が(日本での定義で言えば)Fラン大なんて国もある。
      • そのような国だとより高学歴を求める学生は大学院に進学することが多い。
    • ただアメリカの場合はある州で大学認定だけど別の州では大学扱いされない学校がザラ(大学は州が認定するため)。
  15. 時々、「何のスキルも身に付かないF大に行くくらいなら、専門学校に行く方がマシ」という意見を主張する者もいる。
    • ただしこれはあくまで特別な国家資格(自動車整備士、美容師、調理師など)が取れる専門学校に限る。あとF大は卒業できれば一応は大卒扱いになるが、専卒は学歴としてはほぼ高卒扱いである(F大卒はおろか短大卒より格下)。
    • 正しくは、「高卒で就職する方がマシ」という意味かもしれない。若いし、早く就職した分だけ多く稼げるから。
      • とはいえ、多くの企業では例えF大卒であっても初任給は高卒(専卒を含む)より高く設定されているのが普通ではある。だから必ずしも「F大に行くくらいなら高卒で就職する方がマシ」とは限らない…。
      • たしかに商業工業農業水産などの学科や総合学科であれば高校で職業のスキルを身に付けられるのでその話も分からんでもないが、普通科だとどうしても「高卒はあり得ない」という雰囲気になりがちなので、F欄だろうが専門学校だろうが行かなければ異端児扱いされがち…。
        • とはいえ、まだ幼い中学生のうちに「やりたいことを今のうちに決めておきなさい」と言うのも気の毒な話ではある。普通科や総合学科以外の高校は万が一カリキュラムなどが合わなかった場合のリスクが大きい…。
  16. 学生を集めるために広報活動に必死。
    • とくに電車の車内広告ではその電車の沿線にあるFランク大学の広告が目立つ。
      • 大学によっては偏差値が低いことを認識していると思われるキャッチコピーを使っていることがあり、「自虐広告」と呼ばれることもある。
      • 「どうして、大学名に『引け目』を感じないといけないんだろう」「『どこ大?』と聞かれて『あー…言っても知らないと思います』って、もう苦笑いしたくない」「『偏差値=いい大学』じゃないだろって、実はずっと思ってる」などいろいろあるが、この広告を貶す落書きがなされ、インターネットに拡散してさらに貶されてしまうことも。
    • 沿線まっすぐに大量の広告が置いてあることも。
      • 実際にそこに通っている学生を広告に起用していることもある。
    • お金に余裕がある場合は地元向けにCMを作っていることもある。
  17. 実は教員自体の質はそれほど悪くないことがある。
    • 別の有名な大学(主に国公立)で定年を迎えた教授がFランク大に再就職していることもある。
      • 有名大学で准教授あたりだった人がFランク大で教授に昇格することもある。
    • だから「自分が尊敬している教授がF大にいるから」という理由で敢えてF大に行く者も稀にいる。
    • そもそもF大と言えども、教授は旧帝大などの国立の院卒が殆どだし…。
    • ようは文●省公認の天下り先…おっと誰か来たようだ。
    • 教育のプロである分、中学や高校の教師よりも教えるのは上手いのかもしれない。学生の意欲は別だが。
    • むしろ有名大学の大学院の講師の学位の方が「金で買った」疑惑が出ることも。(一時期大学院が急増して人手不足になったので大量に採用されたから)
  18. 上にも書いたが、明らかに国公立大学や有名私立大学に比べて大学のクオリティが低い…。学園祭もサークル活動もショボい…。
    • そもそも学生数が少ないですし…。
  19. 附属高校がある場合、高校の方がレベルが高いこともある。(主に特進クラスがある場合)
    • 下手すると「○○高校付属大学」と揶揄されることもある。
      • 実際に勉強とは違うが、付属高校が甲子園などスポーツで知名度があったある大学はそのように揶揄されたのを当時2chで目撃したことがある。
    • 高校が建てられたのが先で、大学が後から作られた場合もそのようになりやすい。
      • 本体の大学が大したレベルでなくても、附属高校は東大や国公立医学部医学科の合格者を毎年バンバン出している進学校である、なんてケースもある。
    • 本体の大学が有名で、あとから建てられた同じ系列の大学がFランクであることもある。
    • 附属中学校がある場合、中学校はもっとレベルが高いことが多い。
    • ただ高校によっては就職が多かったりするので。
    • 進学ガイド的な本には「○○大学での内部進学制度がありますが、昨年は0人でした。」という記述もあったりする。
  20. 1990年代前半の私大バブル期は学生数が多すぎて浪人してもF大しか入れなかった、という人も多かった。
    • 言うまでもなくF大の偏差値がものすごく上がっており、今よりずっと入りにくかった。
    • その頃は○○州立大学××校といったアメリカの大学の日本校ができていたが、当然卒業しても大卒扱いされなかった。
  21. Fランク大学に限ったことではないが、カタカナや「国際」や「創造」など今風の単語を使って結局何がしたいのか分からない学部名や学科名をつける。
    • こうした学部名や学科名は例えその大学が有名大学であっても「Fラン学部」と呼ばれることがある。
    • もっとも、ここここのような例外もあるが…。
    • 信州方面の某大学はFランに該当するのか悩ましい。(そもそも模試で志望先に書いてBF判定が出るのかどうか)
  22. 学生の名前がキラキラしている人が多い
    • 逆に東大だと、林修が言うには少なくとも名前が読めない学生はいないとか。
      • もっとも、東大の卒業生でも例えばこの人物のように変わった名前を付けられた者もいなくはないが。
  23. なんだかんだ言って、みんな大好きな存在。
    • 愛され具合を偏差値にすれば、間違いなく学歴コンプの人たちの嫉妬の対象でしか無い難関大学なんかよりも遥かに上。
      • ただし、それは、高卒や専門学校卒の人は「大卒と言ってもあんなところではねえ」と、大卒の人は「あんな大学を出たやつだっているんだし、自分はまだまだマシ」とかいう自尊心の維持に役立つからでしか無く、Fランの人からしたら決して誇れる理由ではないわな。
  24. 高卒や専卒が多い職場にF大卒が入社すると、馬鹿にされることもある。
    • 「大卒なのにうちに来たの?」とか「大卒といってもF欄じゃねえ…」みたいな嫌味を言われることもある。
      • もっとも、国公立大学や難関私大の出身者が入社してきたら、高卒や専卒は流石に平伏すしか無いんだけど…。(ただし高卒や専卒でも並外れたスキルを持っている人の場合はこの限りでは無い)
      • そもそもそのような企業だと逆学歴フィルターで高学歴の学生を落としている場合がある。
        • 有名大卒の学歴を持つ者に内定を与えても蹴られてしまう可能性が非常に高いからである。だったら最初から内定を出さないほうが(企業にとっては)お得という考え方もある。
          • あとは、「有名大出身なのに自分たちのような会社の選考に来るということは何か問題のある(例:留年が多い、障害などでコミュニケーションにかなり難がある)学生なのでは?」という危惧があるケースや、高学歴の学生を扱いづらいと企業が考えているケースもある。
  25. IT系に限って言えば、間違いなくF大と言えども専門学校よりはレベルは高い。(byIT系専門学校卒業生、ちなみに基本情報の資格持ち)
    • 情報系の学科なら例えF大であっても行列計算や数列、ベクトル、微分方程式・積分方程式、電気回路の計算などが必修である場合が多い。また、C言語のプログラミングも必修である。
    • 一方、専門学校は比較的簡単(といっても全くの専門外の人間から見たらそこそこ難しいけど…)な国家資格である基本情報技術者試験にすら合格できない者が多く、それどころか、実質的に中卒レベルの学力しかないような人間でも容易に卒業させてしまうというのが実態である。
      • そもそもIT系の専門学校は大学受験に挑戦する勇気が無く、かといって高卒で就職する度胸も無いような連中が多いイメージ。勿論、マトモな人間も何人かはいる(これはF大も同じ)けど、少数派である。
        • 専門学校でも他の学科は元から専門学校で学ぶつもりで看護師、自動車整備士、美容師、調理師などを目指して入学してくる者も多いのだが…。
      • 自称理系学科のくせに、私立文系の大学生(それも、大東亜帝国レベル)よりも数学が出来ない奴がザラにいる…。
      • ある専門学校の話だが、プログラマーの養成機関を謳っておきながら、実際にはプログラミングの実習や授業は殆ど無く、ずっと基本情報技術者試験の対策ばかりしていた。
        • だがその割に合格実績は悪い…。何故ならマトモな授業は午前免除の講座くらいであり、それ以降はほぼ(午後の過去問のプリントを配るだけなどの)自習時間である(これは実話です)。F大の教授に比べても専門の講師の質は悪いし、マジで金の無駄。
          • 専門生・専卒で基本情報に合格している人間は、殆どが元々の基礎学力がそこそこ高かった人たち(大学受験に失敗した人や大学を中退して専門に入り直した人など)だと思う。
        • 午後のプログラミングの問題も難易度は高いが実務で役に立つC言語やJavaなどではなく、難易度の低い表計算で解かせるケースが多い。
        • そもそも基本情報自体はマトモな大学の情報系学科の卒業生ならほぼみんな取れて当たり前の資格である。だからそこまで価値の高い資格ではない。とはいえ、高卒の人間や、大学生・大卒でも私立文系の場合は取るのに結構苦労する人も多いみたいだけど…。
    • とはいえ、F大だと富士通や日立、NTTデータと言ったトップSIerやアクセンチュアやアビームコンサルティングといったITコンサルティングがメインのコンサルティング会社、DeNAや楽天のような有名自社サービス企業にエンジニアとして就職するのはやはり困難。
      • 実はそれらの会社の子会社にはたまにF大の学生が入ってくることもある。
        • 専卒でも大手の子会社に入社する人はいますが?
    • 簿記の専門学校にも同じことが言える(F大の経済学部、経営学部、商学部のほうがまだレベルが高い…)。というか上にも書いたけど、業務独占資格(看護師、自動車整備士、美容師など)が取れる専門学校以外なら、まだF大のほうがマシ。
      • 経理の専門学校に行ったのに、日商簿記2級にすら合格できない者も少なくないと聞いた…。
  26. 最近では大学受験では失敗してしまったが、本当は優秀な可能性のある学生を見つけるために出身高校に着目している企業があるようだが、そういった学生は大体日東駒専クラスの大学には入っていたり、日東駒専クラスよりランクが下でもその地域では名門と呼ばれる私大に入っていたりする。
    • 果たしてそのどちらにも当てはまらない出身高校が優秀なFランク大学の学生はそういった企業に見いだされるのか心配である。
      • と言うか、地方出身の場合以外でそのようなケースに当てはまる学生はいるのかも気になるが・・・。
  27. 学生の、年齢と学力やスキルのギャップが大きいゆえに、スーパー小学生と比較され、対極扱いされているかも。
    • 大学生の方に失礼だからか、さすがに、Fランク大学生vsスーパー小学生との対決などは企画しづらい。
      • いや、あれは、多分、スーパー小学生の側に失礼だからやってないんやで。
    • ただし、大学生の通学先がFランクとは言い難いものの、小学生と同じクイズに解答するという番組あったなあ。
  28. 他のマトモな大学に比べて、奨学金が返せなくなって困る卒業生が多い気がする…。
    • ブラック企業に就職する者が多く、それ故に早期で離職するケースが多いのが理由と言われている。
    • 「奨学金無償化」を掲げる急進左派の票田になっているのが現状か。
  29. 受験に必要な科目数が少ない。
    • 一般的な有名私立大学なら3科目がメインでたまに特殊な試験方式で2科目で受験できる場合がある程度だが、Fラン大学だと個別日程でも2科目は当たり前でひどい場合は1科目(しかも英語ではない科目)で受験できることもある。
      • しかし科目数を減らすことで偏差値が上がってFラン指定を免れるケースもある。
  30. 島野清志氏の著書「危ない大学・消える大学」という本では、あらゆる私立大学が格付けされており、最上位がSAグループで、以下、評価が高い順にA1(一流)、A2(一流)、B(準一流)、C(中堅上位)、D(中堅)、E(大衆私大)…という風になっている。
    • 最高ランクのSAグループには早稲田、慶應、上智、国際基督教の4校が指定されており、私学四天王と呼ばれている。他のランクの目安としてはA1がGMARCH関関同立と東京理科、A2が成蹊大学や芝浦工業など、Bが日東駒専や産近甲龍など(ただし京都産業はC)、Cは神奈川大学など、D〜Eは大東亜帝国などが該当すると言われている。
      • ちなみに国公立大学に関しては旧帝大などはSAグループで、最低ランクの駅弁でもA2には入るとしている。
    • 島野氏は受験生には最低でもEグループ以上には行ってもらいたいとした上で、その下にFグループ(知名度の低い大学)、さらに下にはGグループ(定員割れ大学)、そして最低評価のNグループ(今すぐ潰れてもおかしくない大学)という評価もある。
      • このF、G、Nの大学を総称してFランと呼ぶことも。
    • ただし島野氏は2019年に「危ない大学・消える大学」シリーズを終刊させ、以降は電子書籍として「全日本★大学レーティング」というブランド力や学校法人としての総合力などを重点に置いた格付け本に移行している。
      • そのため、「危ない大学・消える大学」と「全日本★大学レーティング」でランクが全く違う大学も存在する。
    • ぶっちゃけ、その島野某の本のランク付け、A2辺りより下は目くそ鼻くそな感じがする。
      • 流石に日東駒専や産近甲龍をFランと混同するのは、曲がりなりにも受験勉強を頑張って日東駒専や産近甲龍に入学した者が気の毒だと思う…。
        • その理論はよくわからん。細かくランク分けしたとしてもそのランクの範囲内で上下の差があるところ、それぞれの上位側の者の気持ちを汲んでいないのに、別のくくりができたときにニッコマやサンキン辺りだけ気の毒に思うのはイミフ。
          • 加えて言えば、そもそも受験勉強という部分にフォーカスするならば、それは頑張ったかどうかじゃなくて入試でどこの大学に入ったかが全てだと思うの。(極端な話、実際に居るとは思わないがノー勉で東大に入った人と、ガリ勉で日大に入った人、どっちがより高く評価される世界かという話。)
  31. いわゆるディプロマミルとは区別されている。
  32. たまに手っ取り早く知名度を上げようとスポーツに力を入れ出すFラン大学がある。
    • 多いのは野球や陸上の駅伝系。
      • 駅伝も箱根が全国に門戸を開くようになれば、関東圏外の有力校が優勝とまで行かないまでも善戦すると思われるので、どうなることやら。
    • これがうまくいった場合はそれらの部活に所属して活躍した学生は大学内のみならず就職などでも優遇されるが、それ以外の学生は冷遇される。
  33. 「Fランク大学」かどうか判定されるのは通学制の大学だけで、通信制は特に何か言われることはない。
    • 定員オーバーによる入学者選抜やその逆の定員割れが問題となるのは、施設(特に実験・実習設備)のキャパシティを超える分を辞退させるかどうかということであり、そうすることになるのは施設が厳密に決まっている通学制の大学しかない。
    • 通信制は多くの科目で在宅学習となるため大学の施設が必要なく、足りないなら貸し会議室などを利用することができる(事実地方開催の科目はそうしている)。従って通信制大学はほぼ無限に学生を受け入れることができるため(いつも定員割れしているように見えるが)、大学のキャパシティだとか定員(割れ/オーバー)という概念が存在しない。
    • ちなみに通信制の大学は基本的に誰でも入れるが、その代わりに卒業難易度をかなり高く設定している場合が多い。したがって、一般的な通学制のF大と違って、勉強習慣が確立されていなければ簡単に留年します…。
  34. 一定レベル以上の大学の受験に失敗したり、高卒での就職活動が上手くいかなかった人の救済措置としては存在価値はそこそこあると思う。
    • どういうことかと言うと、「F大が無かったら逃げ道が無くなってニートや犯罪者になっていた」かもしれない人の駆け込み寺としてF大の需要がある。F大はある意味、日本最大級の福祉施設なのかもしれない…。
      • 仮に百歩譲ってその論理が正しいとしてもニートや犯罪者になるのをたかだか4年遅らせているだけ。そもそも、東大や早慶卒でもニートや犯罪者になるやつもいるし、高卒でもきちんと働いて生計を立てている人はいくらでもいる事を考えたら、論理性がなさすぎる。
        • なお高卒の犯罪率は大卒の5倍以上、中卒に至っては犯罪率は大卒の30倍以上と言われています…。
          • そりゃ大卒には東大や京大、ハーバード大卒の銭に苦労しない超エリートだって含まれているんだから高卒より犯罪率が低くて当然。それとFランの存在価値との間になんの相関性も存在しない。
    • 大学受験に失敗したら予備校へ行けばいいし、そもそもFランしか行けないレベルの勉強しかしていなかったやつが悪い。そんなもんのための救済措置として存在意義があると言われても……
  35. 「F欄卒でも腐っても大卒だから生涯賃金は高卒より上!」という意見もあるが、残念ながらF欄卒の場合は必ずしも当てはまらない場合がある。
    • 例えば高卒でも工業高校や商業高校で優秀な成績を収めて大企業に就職するか公務員になった場合、生涯賃金でもF欄大から中小企業に行った人より高くなる場合もある。
      • 「高卒+フリーター」と「Fラン卒+フリーター」でも、授業料などを考えれば高卒に分が上がる気がしなくもない。
  36. Fラン大卒でも大卒資格が手に入るから、高卒よりも就職活動はしやすいという意見があるが、そういう制限をかけている企業は、一定レベルを下回る大学の方が応募してこられても学歴フィルターで弾くので、どっちもどっち。
    • とはいえ、学歴フィルターの無い企業であっても主に給与や昇進の面に関して言えば、F欄卒であっても高卒や専卒の人たちよりは優遇されるケースが多いのも事実ではあるから、一概に「F欄に行く価値など全く無い」と決めつけるのは正しくは無い。
    • Fラン大卒だから弾かれるのではなく、そいつが無能だから弾かれるだけ。Fラン大卒でも本人が東大や早慶の連中と互角に戦えるくらいの実力があれば、正々堂々と戦うことができる。
      • もっとも、優秀なFラン大卒の人間ってほんの一握りしかいないんだけど…。
  37. 地方のF大の場合、地元では名門扱いされている大学と、地元民でも敬遠して行かないような大学の2つのタイプがある。
    • 前者は歴史があって昔はレベルが高かったけど偏差値がガタ落ちしてしまった大学に、後者は新興の大学に多い。
    • 前者タイプであれば地元の有名企業にも卒業生(OB、OG)は多いだろうから、話はしやすいかもね。ある意味、下手な大都市圏の私大より良いかも。
  38. ぶっちゃけこれに分類される大学が急増したのは少子化のせい。
    • 少子化により大学を受験する高校生や浪人生などの数は年々減少しているが、大学の数は逆にどんどん増えている。
      • しかし上にもあるように大都市圏の私大では入学定員の厳格化を行なっているため、徐々に数を減らしつつある。
  39. 有名大学と違って卒業生からの寄付はほとんど期待できないため、設備はショボいしボロいことが多い…。
    • 設備だけ見るなら大手の専門学校(大原、立志舎など)の方がマシかもしれないくらい…。
      • 酷いところだと校舎が高校の校舎よりしょぼいことすらある。
      • それこそ廃校(小中高)の校舎を転用したところも。
    • 早慶〜大東亜帝国レベルまでは(入学試験のレベルや卒業生の平均的な評価は別として)大学自体のクオリティだけ見るならあまり差が無いが、大東亜帝国レベル未満になると一気にクオリティが下がると言われている…。
  40. 底辺高校をネタとしたアニメや漫画は多いけど、底辺大学をネタにしたサブカル作品はあまり見ない気がする…。
    • 筆者が知っている限り、「天才バカボン」くらい…。
      • その天才バカボンシリーズに出てくるバカ田大学は日本の私大の雄、早稲田がモデルっていうね。
      • ちなみに劇中にはテイノウ義塾大学(モデルは慶應)、黒百合女子大学(モデルは白百合女子)、バーカード大学(モデルはハーバード)なども登場する。
  41. 借力大学をFランクだと誤解している人も多いだろうが、残念ながら借大はFランクではありません。
    • そんな誤解をしている人はまずいない。借力大学を知っているような人間なら、最初から区別がついているので。
  42. 一般的にこのカテゴリーに属する大学では、卒業生の離職率が高いと言われている。
    • 就職して3年以内に離職する割合は大卒で3割、高卒で5割、中卒で7割と言われている(七五三現象)が、大卒の中でも国公立や有名私立の場合はもっと低くなるため、F大卒の場合、離職率は高卒並みに高くなる。
  43. こんな大学でも卒業してしまえば、高卒が原則受験できないような資格試験(税理士、社会保険労務士、社会福祉士、保育士、アクチュアリーなど)の受験資格を得ることができる。
    • しかしながら、これらの試験はいずれも高度な専門的知識が必要なものばかりであるため、並のF欄卒の人間じゃ合格はほぼ不可能。
      • F欄卒で難関資格試験に合格する人は、特待生か地元出身者である場合が多い。
  44. F欄でも文系と医療系や理工系とではだいぶ違う気がする…。
    • F欄の文系は本当にレベルが低いと思うけど、医療系や理工系に関しては(あくまで高校と比較した場合)言うほどレベルは低くは無いし、卒業するのはそこそこ難しいので、舐めてあまり勉強しないでいるとマジで留年する。
      • とはいえ、F欄の理工系では卒業しても現場職や営業職に就く者が多く、一流企業の研究部門や開発部門に行くのは非常に困難。
        • そもそもそういった企業の研究職や開発職は大学院を出ていないと一流大学卒でも相手にしてもらえないこともある。
        • しかし現場職や営業職であっても、一応は大卒なので、工業高校や高等専門学校、職業能力開発大学校(ポリテクカレッジ)などの出身者よりも待遇(給与面など)は優遇されるケースが多い。
      • また、医療系でもF欄だと卒業生のほぼ全員が現場職であり、国公立大学や有名私大と違って研究職に行く者はきわめて稀。
        • そもそもF欄の医療系だと国家資格が取れそうに無いために留年中退に追い込まれる(卒業できない)人間が少なくない…。
  45. どんなFラン大にも優秀な人間は何人かは存在する。
    • とはいえ、それは工業高校や商業高校、専門学校、短大などにも同じことが言えるので、とりわけ自慢できることでは無い…。
    • Fラン大の卒業生でも司法試験公認会計士試験、ITストラテジスト試験英検1級などの最難関級の資格試験に合格する者もごく稀にいる。なおこれらの資格はちゃんと勉強しなければ東大生でも合格するのが難しいレベルである。
  46. このレベルの大学でも卒業論文が必須であることが多いため、必要最低限の文章作成能力が無ければ卒業するのはほぼ不可能である…。
    • F欄と言えども教授は国立の院卒のエリートが多くプライドが高いため、あまりにもいい加減な卒論は突っぱねられてしまう…。
    • また、F欄にも定期試験は存在するため、友達がいない上にサークル活動やアルバイトなどをしていなくて縦の(先輩との)繋がりも無い人間はF欄すら卒業できない可能性が高い…。
      • F欄であっても定期試験のボーダーラインは6割と高く、しかも担当教員(教授など)によっては補修やレポート、再試験などの救済措置が一切無いために、自己管理能力が著しく低い人はそのまま単位を落としてしまう可能性も十分ある。
        • 高校まではボーダーラインが3割と低かった上に、万が一赤点を取ってしまったとしても救済措置もあったので、何だかんだで底無しのアホでも卒業させてくれたのだが、大学(F欄を含む)はそうもいかない。
    • 逆に言えばFラン大であっても卒業時には高い文章作成能力やコミュニケーション能力が身につく者が多いため、高校時代コミュ障だった人にとってはF欄への進学も、自分を変える絶好のチャンスである!とも言える。
      • 事実、大卒の人間はたとえそこがF欄であってもコミュ障はほとんどおらず、むしろ最終学歴が高卒や専卒の人たちの方がコミュ障が多い気がする…。
  47. 論文どころか随筆の体すらなさない卒論を書いても、殆どの大学では卒業させてくれる。卒論通過率の悪いゼミ・教員は学内での評価が下がり、教員たちにとっても悪影響しかないため。
    • 大学によっては卒論を教授が書いてくれるところもあるとか。
    • 仮にそんなズルいことをしている大学があったらとっくに国から厳重注意を受けているか、最悪潰されていると思いますが…?
      • もしその思い込みが事実になっていたとしたら、日本の私立大学の約半分は既に無くなっているだろうね。
      • Fラン自体が文部科学利権の権化になっていて、その許認可一つで大臣が辞任させられるレベルにまでなっているのに、そんなもんに厳重注意するとかあるいは潰そうとする役人がいたら見てみたいものだ。
    • 言い方を変えると、論理性とか語彙力、あるいは文書作成能力といったものがなくても、Fラン大なら卒業できる。まあ卒業する前にそもそも入学する意味があるのかどうか甚だ疑問ではあるが。
  48. 万が一F欄に入学してしまった人に言っておくが、せめて卒業はしてほしい。一応卒業すれば大卒の資格は手に入るからね。
    • 例えば、芸能界を目指すとか起業するなどの大きな夢がある、自分が本当に学びたい分野の専門学校に入り直す、再受験して有名大学に行くなどの理由があれば必ずしも悪い選択肢では無いが、そうでないなら「F欄すら卒業できなかった」と非常に大きなマイナスイメージに繋がってしまう可能性が高い…(勿論、高卒以下)。
  49. 「F欄でも行かないよりはマシ」派と「F欄に行くくらいなら高卒の方がマシ」派との間でしばしば意見が対立する。
  50. Fラン大かどうかは不明だが、学内で調査したら分数の計算すらわからない学生がサンプル全体の87%を占めたという仰天の調査結果を叩き出した大学もあるとかないとか。
    • 小学校5年生で習う内容さえも分からなくても大学生にはなることができる不思議。
  51. 学歴としては評価に値しないためか、学生に人間性を身に付けさせるためにボランティア活動に力を入れているところが多い。
    • ボランティア活動を頑張れば履歴書にも堂々と書ける!
    • まあその人の人間性と学歴は必ずしも相関しませんから…。
  52. このカテゴリーに属する大学が急増したのは小泉純一郎政権以降の少子化が進んでからのことである。それ以前はF欄大など殆ど存在しなかった。
    • 特にバブル時代はどこの大学も高倍率だった上に大学の数自体が少なかったから、「大学という名の付くところに行けるだけでもエリート」と言われていた。
      • その代わり、高卒や専卒の人たちの就職状況は今よりずっと良かった。JRや大手私鉄、銀行、郵便局などにも高卒や専卒の職員が多かった(主に一般職や駅員など)。
        • 今では高卒や専卒だと一般職でもこの辺の企業は厳しく、F欄大卒にパイを奪われているのだとか。
          • 逆に言えば大卒と言えどもF欄だと、昔なら高卒がやっていたような仕事に就く者が多く、総合職や幹部候補は厳しいとも言える。
      • 当時は今より大学進学率自体低かった部分も大きいが。なんだかんだ言って、両親高卒で知っている大学は東大と地元の大学、みたいな親も多かったと思われる。
  53. 東大で下位成績よりFランで上位の成績の方が低いと思われがちだが、後者の方がGPA(大学時代の成績)が高く出るので大学院や海外留学だと優位に動くといわれている。
  54. 大学進学率の低い地方(東北など)だと、F欄卒でも高学歴と見做されることがある。
    • 地方銀行だと地元のF欄卒の銀行員が沢山いる。(ちなみに多くの銀行は高卒や専卒を採用していない)
  55. 短期大学や専門学校が併設されている場合、それらの方が本体よりレベルが高いケースが少なくない。
    • 特に短大や専門が看護師や栄養士、幼稚園教諭二種の養成施設に指定されている場合、この傾向が顕著である。
      • 美容師、調理師などもそう。
  56. 上にF欄の中退率が高いとあるが、逆にいえばF欄でも卒業できれば「偉い」という考え方もある。
  57. F欄でも卒業できれば問題ないが、F欄を中退してしまうと一般的な高卒よりも評価が悪くなってしまう…。
    • 中退した時点で最終学歴は高卒になってしまうし、それでも国公立大学や有名私大であれば入学試験を突破した学力は認めてもらえるだろうが、F欄の場合はそれすら期待できない…。
      • もっと言えば高卒よりも歳だけ食っているという意味でF欄中退は大きなマイナス評価に繋がってしまう…。
  58. 単に偏差値が低いだけなら必ずしも酷い大学とは言えない(もしかしたら面倒見が良い大学かもしれないよ)が、本当に酷い大学だと経営難のために外国人留学生に頼っている場合もある。

Fラン大学の存在意義[編集 | ソースを編集]

Fランク大学/存在意義

学生の噂[編集 | ソースを編集]

Fラン大生

関連項目[編集 | ソースを編集]

外部リンク[編集 | ソースを編集]